お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ラグビー日本代表 初の8強入り全記録 ―2019年10月、日本列島に桜咲く!』

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今回は、10月20日から講談社より発売されているムック『ラグビー日本代表 初の8強入り全記録 ―2019年10月、日本列島に桜咲く!』のご紹介です。

 

2015年大会に続き、日本列島にラグビー旋風を巻き起こしてくれた、ラグビー日本代表。決勝トーナメント第1戦で南アフリカに敗れたのは残念でしたが、初の決勝トーナメント進出&1次リーグ全戦全勝という戦績は、間違いなく日本ラグビー史に残る快挙になりました。

 

幼い頃から、父がラグビー好きだったこともあってちょくちょくラグビーの試合を見せられていた私。そんなこともあって私もプチラグビーファンなわけですが、いやぁ、今回のワールドカップは本当に魂が震えましたね。VSアイルランド戦で日本が勝ったという第一報を聞いた時は、ガチで都内某所の路上で1人感動に震えていました(用事があってこの日は外出してたため)

 

 

 

本の内容は、カラーグラビアが中心。日本代表の各メンバーの写真はもちろん、各試合における日本代表の活躍の画像も、これでもかというほど掲載されています。その一方で、試合における戦術分析などの固い話題は少なめ。熱狂的なファン向けというよりも、今回の大会を機にラグビーに興味を持った人向けに作られた本になっています。

 

もともとこの本の企画は以前からあったのだろうとは思われますが、発売当時1週間前に終わったばかりのVSスコットランド戦の画像を記事付きで掲載しているのは驚異的。編集部の維持と情熱とこだわりを強く感じましたね(ほめてます)。

 

そして何より、編集担当が『週刊現代』と週刊誌の部門が担当しているからか、各章におけるキャッチコピーがこれまたグッとくるものに。「もう奇跡とは言わせない(VSスコットランド戦)」「初のホームで日本快勝(VSロシア戦)」「世界ランク2位の強豪を撃破 これがジャパンだ(VSアイルランド戦)」「来た、来た、ついに3連勝(VSサモア戦)」―。もう字面を見ただけで心が躍っちゃいますね。

 

 

 

上述した通り、日本ラグビー史に輝かしい戦績を残した、2019年ラグビーワールドカップ日本代表。今から20数年前、オールブラックスニュージーランド)相手に145対17という「ワールドカップ史上最大点差での敗北」を喫したこのチームは、今や世界のトップクラスのチームとも十分渡り合えるレベルにまで成長しました。

 

でも、日本ラグビーにはまだまだ成長してもらいたいところ。VSスコットランド戦では後半若干押され気味だったのでもう少し攻めにも転じて欲しかったし、VS南アフリカ戦では、負けるにしてもせめて1トライ1ゴールは決めて欲しかったなぁ。“後半でいかに粘るか”ということも、今後大事な要素になってくるといえるでしょう。

 

ラグビー日本代表の活躍は終わってしまいましたが、数か月後の来年2月からは世界最高峰・スーパーラグビーの開催が待っています。

 

現時点では最後の参加となる実質的な日本代表チーム:サンウルブズが、どのような活躍をしてくれるのか楽しみですね。来年こそは10位台中盤にランクインしてほしいところだけど…どうなる?

 

 

 

 

 

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進化した削り銀紙

コンビニやスーパーで気軽に購入できるiTunesカード。今やiTunesだけでなくスマホのアプリゲームの課金にも使われるこの商品ですが、私はiTunesストアでの楽曲購入に使用しています。

 

使い方は皆さんご存知の通り。店頭購入の際にカードが有効化され、カードの裏面に貼られた銀紙をひっぺがし、そこに記載されたシリアルコードを入力すれば金額が登録されるというものです。

 

ひと昔前は本当にコインか何かで削らないとシリアルコードが出てこない仕様でした(波々模様の銀紙でしたね)が、ここ数年のものは端っこをつまんで一気に剥がせるように進化していました。ですが…。

 

 

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※画像は、銀紙を貼り直し加工したもの(コードは使用済み)

 

最近になって、その銀紙がまた進化していました。

 

1カ月前くらいに購入した時にこうした仕様になっていたので「なんだこれ」かと思っていましたが、どうやら9月上旬頃から発行されているものより、順次こうした銀紙になっているとのこと。剥がしやすさと復元困難化のためのデザイン変更されたようです。

 

調べてもなかなか出てきませんでしたが、↓ようやくそれに触れている記事を見つけました

www.itmedia.co.jp

 

剥がすとひも状になるようになった新しい銀紙。構造としては面白いですが、以前に比べると剥がしにくくなったんだよなぁ。それに、キレいに剥がれなくなったから、シリアルコードも削れそうになっちゃったし…。

 

 

 

銀紙の仕様は変わったばかりなので、まだまだこの新しいタイプのカードの流通は少ない模様。しかし、あと数カ月もすれば一気に切り替わることでしょう。

 

 

 

 

 

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セブンイレブンで一杯やろう!

10月18日、金曜日。出張先から家に直帰することになっていた私。

 

「たまには一人酒でもしたいなぁ…」と思って飲み屋を何軒か覗いてみましたが、花の金曜日だからかどこも大混雑でした。

 

その時、ふと以前ネットで見かけたコンビニおつまみの話題を思い出した私は、思い立ちました。

 

「そうだ。コンビニでおつまみ買って、家で一杯やればいいじゃないか―!」

 


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というわけで、今回はコンビニおつまみ、中でもセブンイレブンで発売されているおつまみ3種+αのご紹介です。

 

上の画像のチョイスは、ネットで話題になっていたとかそういうのではなくて、完全に私の独断と偏見で選んだもの。セブンイレブンで購入したのは、たまたま家の帰り道にセブンイレブンがあったからでした。

 

 

 

 

安曇野産茎わさび使用たこわさび(税込216円)

おつまみの定番の1つともいえるたこわさび。実は、これこそ私が一番好きなお酒のおつまみだったりします。

 

セブンイレブンたこわさびは、函館工場で加工されたタコと商品名通り安曇野産茎わさびを使用したもの。同社の既製品に比べて30%減塩されており(あんまり自分には関係ないけど)、一度で食べきれなくても大丈夫なように袋にチャックがついているのが嬉しいです。

 

さて、そんなこの商品のお味は、さすが商品名でわさびをプッシュしているだけあって、ワサビの風味を強く感じるものに。タコのコリコリ感もしっかりしており、お酒と組み合わせてもしっかりと味と歯ごたえが生きています。

 

ただ、少しプラスチック臭さがあるのと、塩辛さが足りないのが残念なところ。まあ、保存の関係上&減塩仕様のため仕方ないところではあるけど、ここを改善してくれればさらに化ける商品だと思います。

 

 

②からっキュウ(税込216円)

乱切りのキュウリに、たれやニンニクそして唐辛子を和えたもの。商品名はお店等によって様々ですが、この手のおつまみも定番モノですよね。

 

その名前から、ピリ辛さを売りにしていることが窺えますが…、私的には少しパンチが足りない印象。キュウリの方はちゃんとみずみずしさをキープしているのですから、たれなどの味付けはもう少し濃い方がガツンと風味が引き立つような気がしました。

 

同じキュウリのこういう系の商品なら、イオン系列で販売されているお惣菜の方が出来がいいかなぁ。あっちはニンニクは入っていないけど、その代わりゴマを使っているので、辛さも食べ応え(カロリー面で)もありますからね。

 

 

③砂肝の黒胡椒焼き(税込300円)

今回購入した中で、一番驚いたのがこの商品。スーパーなどの店内にお惣菜の調理場があるお店でもないのに、こうした商品がラインナップされているなんでビックリしましたよ。コンビニおつまみって進化してるんだなぁ。

 

紹介した上2つのおつまみに比べると多少値が張りますが、その分味もクオリティもワンランク上といった感じ。スーパーのお惣菜コーナーで陳列されているものとほぼ同じ、というかそれよりもおいしいです!

 

砂肝のコリっとしつつもシャリっとした独特の柔らかさがちゃんと味わえ、まぶされたコショウのすがすがしい辛さがたまらない。そして、付属のレモン果汁をかけると爽やかさが増し、どんどん箸が進みます。

 

どうやらこの商品、他のサイトでもなかなかの好評価を得ているようですが、その理由がわかったような気がしましたね。

 

個人的には“当たり”と言えるこの商品ですが、どうやら販売地域がかなり限定されている様子。首都圏・北陸・東海地方の一部でしか購入できないようです。なるほど、道理で今まで見たことなかったわけだ。関西では見かけたことなかったもんなぁ、これ。

 

 

サントリー マグナムドライ(500ml)

www.youtube.com

サントリーから発売されているビール。最近リニューアルされて、『帰ってきたウルトラマン』オマージュのCMが話題を呼びましたね。

 

私はビールではアサヒを好んで飲むのですが、今回は上述のCMを思い出したのでこちらを購入。飲む気マンマンだったのでトール缶(500ml)の方を買いました。

 

サントリーのビールはどうしてもプレミアムモルツの印象が強く、個人的にそのプレミアムモルツは全体的に味が「ボヤっとした感じ」なのであんまり好きじゃないのですが、このマグナムドライはまた違った印象のビールに。味はアサヒスーパードライよりも若干甘めな感じがしますが、「ウルトラ級の本辛口」と「後キレの良さ」をアピールしているだけあって、ぐびぐび飲みやすい仕様になっています。飲んだ後の口にべたつくように残るあの感じが軽減されているのもいいですね。

 

アルコール度数も6%と、他の一般的な缶ビールに比べると若干アルコール度高め。そのためちょっと飲みごたえがありますが、その分普通のビールよりも炭酸のシュワシュワ感を強く感じるので、これで飲みやすさを演出しているのでしょう。なるほど、アサヒとかサッポロ・キリンばっかり飲んでないで、サントリーのビールももっと勉強する必要がありそうだな…。

 

 

 

さて、当ブログでは初となるお酒・おつまみ系の記事、いかがだったでしょうか。

 

お酒の飲みすぎはよくないですが、自分の身体をちゃんと知ったうえで、ほどよく飲むのは、やっぱり楽しいものです。

 

お酒が飲めるって…、いいよね!(なんだこのシメは)

 

 

 

 

 

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第31話 ちょっとした感想

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スーパーチェンジだ、ヨクリュウオー!

 

 

 

番組は変わって、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』です。

 

鳥か?飛行機か?いや、プテラードンだ!今回は前回の次回予告でも明らかだった通り、新たな騎士竜:プテラ―ドンと、その変形形態であるヨクリュウオーのデビュー回。その覚醒と活躍に重きが置かれていたため、やはりナダ/ガイソーグとの決着は次回以降に持ち越しとなりました。

 

ピーちゃんからプテラードンに変形すると声が変わるのは、『ビーロボカブタック』と同じ。これ、中の人ネタでもあるんですね。そんなコミカルな描写も見られましたが、ヨクリュウオーそしてリュウソウレッドヒエヒエソウルの活躍は“ガチ”。どちらもかなりカッコよく描かれており、観る者をくぎ付けにしてくれていました。

 

なお、同日放送の『仮面ライダーゼロワン』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回ガイソーグの攻撃で重傷を負ったコウ。メルトたちはカガヤキソウルの力で治療しようとしますが、ガイソーグの攻撃は特殊だったため、残念ながらすぐに治すことはできませんでした。そんな時、街中に奇妙な浮遊物が出現。その正体はフェアリーマイナソーであり、コウたちはそれを倒そうとあれこれ作戦を立てますが…。大抵の傷は治療できるカガヤキソウルですが、ガイソーグの攻撃だけは別で、その力をもってしても治せないとのこと。ということは…、自然治癒しかないってことか?コウはそれでもなお何とか身体を保ちますが、その時入って来たのがマイナソー出現の報せ。現場に向かってみると人々はなぜかたら楽しそうにしており、やがてはコウとカナロを除くリュウソウジャーのメンバーまでもがそれに影響されてしまうことに。その理由は、マイナソーの放つ音楽にありました。今回登場のフェアリーマイナソーは、音楽で人の感情を操るという能力持ち。『ウルトラマンティガ』のギジェラを真っ先に連想しちゃいましたね。音楽が武器であるため、それを聞いてしまった者はその毒牙にかかってしまいますが、コウはその傷の痛みのおかげで、カナロは海のリュウソウ族特有の3層構造の鼓膜のおかげで難を逃れます。フェアリーマイナソーの攻撃を回避できた理由、カナロの方はわかるけど、コウの方はそれでいいのか!?

 

空飛ぶフェアリーマイナソーを撃破するには、空飛ぶ騎士竜の力が必要だ―。そう考えたコウたちは、ピーちゃんを覚醒させるためにあれこれ策を練ります。しかし、ピーちゃんは一向に覚醒しないうえに、ガイソーグの襲撃を受けてしまうハメに…。過去の騎士竜の復活パターンから、神殿が破壊されたり、騎士竜自身が命の危険を感じた時に覚醒するのだと確信したコウたち。そのため彼らは、ピーちゃんに対しあれこれ危ないことをさせていきます。ディメボルケーノの火焔であぶってみたり、パキガルーのパンチに当ててみたり、ビルの屋上から落っことしてみようとしたりなど、「本当にお前ら正義のヒーローか!?」と思ってしまう行動を連発するコウたち。まあ、これがリュウソウジャーらしいといえばそうなんだけどさぁ…。そうこうしているうちに、コウの前にはガイソーグが出現。襲い掛かってくる彼に対し、コウは上着を脱ぎ捨てて立ち向かっていきます。

 

ピーちゃんを覚醒させようとしている最中、ワイズルーたちと遭遇したオト。彼女はビルから転落してしまいますが、その時ついにピーちゃんが覚醒。プテラードンとなり音を救います。さらに誕生したヒエヒエソウルの力で、リュウソウレッドは形勢逆転。ガイソーグのことをリュウソウブルーたちに任せ、自身はプテラードンをヨクリュウオーに変形させてフェアリーマイナソーの撃破に成功するのでした。ここで登場、プテラードン!自分で『スーパーマン』を意識したセリフである「鳥か?飛行機か?いや、プテラードンだ!」を言っちゃってたのには、ちょっとクスッとさせられました。その後のヨクリュウオー、そしてリュウソウレッドヒエヒエソウルの活躍は、どちらもメチャクチャカッコいいものに。今まで『リュウソウジャー』の中で様々な戦闘描写が登場しましたが、今回は群を抜いてカッコよさが際立っているような気がしました。メタリックブルーに輝くヒエヒエソウルのデザインもよく映えるし、ヨクリュウオーの活躍もダイナミックでGood。今回は戦闘面では大満足の一編でしたね。

 

 

 

ガイソーグに取り込まれてしまったナダ。しかし彼の心は、完全に闇に堕ちたわけではなかった。マイナソーの妨害が入る中、コウたちはナダを救うことができるのか?

 

次回はいよいよナダ/ガイソーグと決着か。話の展開的にナダは生還しそうな気がするけど…、どうなんだろう。

 

 

 

 

 

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『仮面ライダーゼロワン』第8話 ちょっとした感想

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デビューにふさわしい、バルカン撃破の戦果

 

 

 

アークは判断した。この星のあらゆる生物種の中で、人類こそが最も絶滅すべき種であると!今回の『仮面ライダーゼロワン』は、5人目の仮面ライダー仮面ライダー滅がデビュー回。滅亡迅雷.netの行動理由が判明した他、終盤では諌が滅の攻撃を受け生死不明になるという、怒涛の展開となりました。

 

滅亡迅雷.netの行動の起点となったと思われる、“アーク”の判断。イメージCGからそれは少なくとも機械であることが窺えますが、その正体が気になりますね。自我を持ってしまったコンピュータか、何者かに操られているのか、あるいは…?

 

 

 

定期健康診断のために、病院を訪れた或人たち。幸いにもその結果は良好でしたが、偶然そこに諌が居合わせたことで、ちょっと空気が悪くなってしまいます。同じ頃、唯阿は新型巨大ヒューマギア:ギーガーの最終調整の現場へ。しかしそこは滅亡迅雷.netの襲撃を受け戦場と化し、1人戦った唯阿も深く傷ついてしまうのでした。これからヒューマギアによる健康診断を受けるというのに、敵意むき出しで不快感をあらわにする諌。相手がロボットで感情がないからって、さすがにやりすぎだろう…。ってか、意外に「気持ち」とかそういうの考える方なのね。病院で或人と諌がこのようなやり取りをしている頃、唯阿は技術部顧問としてZAIAが開発中のギーガーの工場へ。しかしそこへ滅亡迅雷.netが現れ、一気に工場を制圧。唯阿は1人バルキリーに変身して戦いますが、仮面ライダー迅と暗殺ヒューマギア2人相手では分が悪く、アタッシュウエポンを強奪された上にギーガーへの接近を許してしまい、自身もケガを負ってしまいます。意外とあっさり滅亡迅雷.netに特定されてしまった、ギーガーの工場。そういや或人たちが健康診断受けていた病院も、すぐ特定されてハッキングされかけてたよなぁ。滅亡迅雷.netの調査能力が優れている…というべきなのか?

 

或人たちのいた病院で、手当てを受けた唯阿。その時の看護師型ヒューマギア:ましろちゃんの発言から、或人は彼女に自我が芽生えたのではないかと考えます。しかし、検査してみても異常なところはナシ。自我を持ちつつあるヒューマギアを、生かすか殺すか―。そのことで或人と諌たちが対立していた時、滅亡迅雷.netによってハッキングされたギーガーによる病院襲撃事件が発生します。諌の様子から「何かがおかしい」と感じ、それをもとに自ら考え、「頭の検査をした方がいい」という“意思表示”をしたましろちゃん。医療型ヒューマギアという、あまり意思表示=自我の芽生えを表現しにくいであろう設定に対し、このようにして「自我が芽生えたのではないか」と思わせる描写はGoodでした。でも、欲を言えば「ましろちゃんは他のヒューマギアに比べて患者さんに優しくしすぎる」とか、何かしらの自我が芽生えそうになっているってシーンも欲しかったですね。今回のこの描写、シーンとしてはいいんだけど、なんだか自我の芽生え方が今までに比べて唐突な感じがするからさ…。そんな彼女の変化に危機感を抱いたのが或人。かつてのコービーのことを思い出した彼は、飛電インテリジェンスのラボで解析を進めますが、特に異常な点は見受けられないのでした。ヒューマギアが自我を持つということは、何かの機械の損傷や誤作動だったり、プログラミングのミス等が原因ではないらしい。ということは、ヒューマギアが自我に目覚める原因って…なんだ?

 

現場に駆け付けた或人たちは、それぞれ変身。ゼロワンは暗殺ヒューマギアを相手に苦戦するも、イズが立てた作戦をもとに多段フォームチェンジを駆使して勝利します。一方のバルカン&バルキリーは、仮面ライダー迅、そして新たに現れた仮面ライダー滅の前に大苦戦。頭に血が上ったバルカンはそのままむやみやたらに攻撃しますが…。ゼロワンVS暗殺ヒューマギア(ドードーマギア)の戦闘パートでは、バイティングシャーク→ブリージングベアー→フレイミングタイガーと、今まで登場しゼロワンが現在持っているプログライズキーが総登場。多段フォームチェンジをして一気に反撃に出る姿はカッコよかったですね~。ゼロワンが快勝した一方で、厳しい戦いを強いられてしまったのがバルカン&バルキリー仮面ライダー迅に加えて滅が変身した仮面ライダー滅も登場し、さらにバルカンが無茶苦茶な攻撃を仕掛けたことで、逆に彼自身が窮地に立たされることになってしまいます。滅は圧倒的な強さを誇り、バルカンパンチングコングの必殺技も耐え抜いてしまうほど。バルカンは返り討ちに遭い、爆炎の中に飲み込まれてしまいます。滅の攻撃を受けて吹っ飛ばされるバルカンの姿は、もはや芸術の域。あんなきれいなぶっ飛び方、今まで見たことない気がするぞ!

 

 

 

重傷を負い、病院に担ぎ込まれた諌。果たして彼は戦線復帰できることができるのか?そして、暴走するギーガー相手に、ゼロワンたちはどう戦うのか!?

 

次回は実質的に今回の後編に当たるお話。諌は毛嫌いしていたはずのヒューマギアに命を救われることになりそうだけど、これで彼の考え方が変わったりするのかなぁ。

 

…というワケで、記事は「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第31話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『ウルトラマンタイガ』第16話 ちょっとした感想

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ニュージェネの敵役は一度発狂しないといけない法則

 

 

 

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本当の力には、誰かを助けたいという思いがこもっているはずだ!タイガのTVシリーズでの最強フォーム:トライストリウムの登場回となった今回。ヒロユキの活躍が中心に描かれており、タイガ復活までの過程は非常にアツい展開の連続でしたね。

 

今までタイガがやられ気味だっただけに、後半からのトライストリウムとしての復活&反撃の喜びはひとしお。初めてトレギアをまともに追い込んで勝利することができましたね。結局トレギアは倒されてなかったというオチだったけど、心の面で大ダメージ受けてそうだなぁ…。

 

なお、前回(第15話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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トレギアの闇に取り込まれてしまったタイガを、いかにヒロユキが救い出すのか?ということが一番のポイントとなった今回のお話。前半部はヒロユキの復活パート、中盤はタイガの復活パート、そして後半はトライストリウム大活躍という感じで分かれており、盛り上がりどころが連続する構成になっていましたね。

 

前回、タイガを失い地上に倒れたヒロユキ。意識不明のままE.G.I.Sに担ぎ込まれた彼でしたが、トレギアに取り込まれるタイガのヴィジョンを見ていたせいで異常をきたしてしまいます。何とか彼を落ち着かせたホマレたちは、ピリカの提案である作戦に出ますが…。今回は前回からの続きの後編に当たるお話ですが、冒頭のシーンではシーンによってヒロユキがタイガスパークをつけている時とつけていない時が混在しており、さらに近くにいたはずのカンタたちも一切登場していないため、つなぎ方が少しおかしくなってしまっています。ここら辺の編集はちょっと残念かなぁ。後者については子役の確保等の事情があったんだろうなとは思うけど、前者の方は編集の時にしっかりやってればこんな事態は防げたはずなのに…。その後、E.G.I.Sに担ぎ込まれたヒロユキ。ホマレたちが心配そうに見守る中一度目覚めますが、錯乱状態で暴れだしてしまったため、ピリカの手で強制的に気絶させられてしまいます。ホマレたちが使うトンファーで、ヒロユキを気絶させるピリカ。やむを得ないのはよくわかるけど、荒療治すぎるぞ!

 

ピリカのシステムで自分たちの脳波を送り込み、ヒロユキの意識と接触することに成功したホマレたち。これによりヒロユキは正気を取り戻し、タイタスやフーマとの絆も復活したことでトライスクワッドレットを入手します。やがて、タイガが市街地で沈黙しているのを目撃した彼は、ホマレたちの後押しもあり現場に急行。トレギアにより召喚されたヘルベロスやナイトファングが出現しますが、フーマやタイタスに変身してこれを突破せんとします。自分たちの脳波をヒロユキの意識下に送り込み、彼に勝機を取り戻させることができたホマレたち。このシーンではタイタスやフーマも一緒に登場しているため「正体バレたんじゃないのか?」と心配になっちゃいました。ホマレたちは脳波を送り込んでいるだけで、ヒロユキの見ているヴィジョンが見えているわけではないので、正体がバレることはなかったんですね~。このようなホマレたちの尽力で復活したヒロユキは、タイガを救うべく再び現場へ。トレギアがヘルベロスとナイトファングを召喚しますが、これに果敢に立ち向かっていきます。詳細は後述しますが、ヘルベロスとナイトファング2体相手に、フーマとタイタスはそれぞれ単独で応戦。十分な戦いっぷりを見せてくれました。一度戦ったことがある相手とはいえ、互角に渡り合えるとは!彼らも強くなった…ってことだよね。

 

ヘルベロスとナイトファングの攻撃、そしてタイガの攻撃をかわしたフーマは、上空で変身解除。ヒロユキはそのままタイガのカラータイマーに飛び込みます。彼がタイガの意識に強く語りかけたことで、タイガも正気を取り戻すことに成功。さらに、トライスクワッドレットの力でタイガトライブレードが生み出されます。この力を使って、タイガはトライストリウムへと強化変身。ヘルベロスとナイトファングをあっという間に倒し、現れたトレギアにも大ダメージを与えて勝利をつかみ取るのでした。カラータイマーから飛び込んだヒロユキは、そのままタイガに一発パンチを食らわせるという行動に。このシーンはいい意味で衝撃的でしたね。今までの「ウルトラシリーズ」で、こういう感じのシーンってなかったような気がします。これにプラスしてヒロユキがタイガに語り掛けたことで、タイガは完全復活。さらにトライストリウムの新たなる力を得て、トレギアの企みを叩き潰すことに成功するのでした。ついに登場、トライストリウム!ヒロユキを加え、4人で「われら、トライスクワッド!」と言っていたのはGoodでしたね。確かに、ヒロユキが加入したら3人じゃなくなる=“トライ”じゃなくなるんだけど…。まあ、これはこれでいいじゃない!

 

 

 

◎特撮面

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トライストリウム登場回ということで、トライストリウム自身の攻撃エフェクトはCGマシマシ、怪獣もトレギア含めて3体登場という豪華っぷりを見せた特撮パート。意外にもミニチュア破壊シーンは少なめでしたが、様々な趣向が凝らされていて面白かったですね。

 

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トレギアの手により、一度は闇に堕ちたタイガ。そのまま高層ビルに座り込むよう活動を停止してしまいますが、ヒロユキ復活後、操られるかのように動き始めます。昨年の『ルーブ』のVSキングジョー戦でもあった、「ウルトラマンが座り込むようにビルを破壊してしまう」という特撮描写。あれを初めて見た時は強い衝撃と興奮を覚えましたが、それが再び観れるとは!でも、アングルの都合でダイナミックな壊れっぷりが映し切れてなかったのがちょっと残念でしたね。とはいえこの特撮描写、個人的には好きだから今後も何回かやってほしいなぁ。

 

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トレギアの手により、ヘルベロスとナイトファングが復活。タイガの力が使えない中、ヒロユキはフーマ→タイタスの順に変身し、応戦します。このシーンでは、フーマとタイタスがそれぞれ2大怪獣相手に単独で戦う姿が描かれることに。フーマのパートでは爆破シーンも多々あり、早回しでフーマのスピード感も同時に表現するという面白いカットがありました。タイタスは安定の筋肉攻撃で、全くひるまずに応戦。その後タイガに首を絞められたあとも、光弾を片手ではじき返していたのにはさすがだと感じました。

 

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タイガが正気を取り戻したことで、再び全員がそろったトライスクワッド。トライスクワッドレットの力でタイガトライブレード召喚→トライストリウムへの強化変身を果たしたタイガは、あっという間にヘルベロスとナイトファングを撃破し、新必殺技:トライストリウムバーストで初めてトレギアに勝利するのでした。出たぞ、トライストリウム!初登場補正がかかっていることもあり、これでもかというほどの圧倒的な強さを見せてくれましたね。終盤の、OPをBGMにトライストリウムバーストでトレギアを倒すシーンは圧巻。アツさ100倍のGoodなシーンでした。

 

 

 

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カナの昔なじみの宇宙人を護衛することになったカナたち。彼がヴィラン・ギルドから狙われる理由とは何か?そして、敗れてもなおヒロユキの近くで暗躍する霧崎は、一体何を考えているのか?

 

次回から、『タイガ』の物語は第2部へと突入。カナの主役回2回目となり、彼女の制服姿も見れるようです。ところで、相手にしているあのロボット戦闘員って…チブロイドか?

 

そんな第17話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-19(『FINAL』第7~8話[終])

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今回は、勇者王ガオガイガー』の感想記事第19回目。いよいよ『FINAL』の完結編のご紹介です。

 

ジェネシックガオガイガーの登場で、勝機が見えてきたGGG。しかし、そう簡単に逆転勝利をさせてくれるソール11遊星主ではありませんでした。ギリギリまで追い込まれ、そして勝利を手にしても完全ハッピーエンドにはならなかった『FINAL』の物語。大人向けに作られているのでダークな展開になるのは別にいいのですが、ちょっとそれがくどすぎる感じもしましたね。

 

 

 

 

FINAL.07「超勇者黙示録」

2002年9月21日発売
登場した敵他:パルス・アベル、パルパレーパ、ピサ・ソール、ピルナス、ピア・デケム、ペイ・ラ・カイン、ピーヴァータ、プラヌス、ペチュルオン、ペルクリオ(すべてソール11遊星主)
これが勝利の鍵だ!:ルネ・カーディフ獅子王

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「勝利を、この手につかむまで…、俺の勇気は死なない!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ジェネシックガオガイガーの力により、ソール11遊星主と互角に渡り合う凱。しかし、敵も手をこまねいているだけではなく、各々がフュージョンして襲い掛かってきた。最強勇者ロボ軍団も復活してその場に駆け付けるが、ソール11遊星主の作戦により戦力は分断。しかも、未だにジェイアークは沈黙したままだった。ジェイアークの中で倒れる、ソルダートJとルネに起こった奇跡とは何か?全勇者たちの、総力を結集した戦いが始まった―!


ジェネシックガオガイガーも前回登場し、じょじょに最終決戦の様相を呈してきた『FINAL』。今回は、最強勇者ロボ軍団とGGGが戦線に復帰。そしてキングジェイダーも再び立ち上がり、ソール11遊星主との激戦が繰り広げられることになりました。ここまで来ても、まだまだ新たな能力でGGGの前に立ちはだかるソール11遊星主、あまりにも能力と強さがチートすぎるよなぁ…。


その圧倒的な力で、ソール11遊星主たちの攻撃をものともせずに突進してくるジェネシックガオガイガー。これに対しパルス・アベルは、配下の1人であるピサ・ソールにフュージョンを指示し、遊星主たちの再生能力を確保。パーツキューブを何度も再生させて攻撃を仕掛けますが、それでもジェネシックガオガイガーは倒れません。そして、ついにソール11遊星主のほとんどは、パーツキューブ等にフュージョンしてロボット形態に変化。ジェネシックガオガイガーを取り囲みます。三重連太陽系に残っていた太陽と思しき恒星は、実はピサ・ソールのフュージョン用のマシン。ピサ・ソールはこれと融合することで仲間やその兵器を再生できる能力があり、他の遊星主たちの戦いをアシストします。しかし、これよりも勝っていたのが、ジェネシックガオガイガーの破壊の早さと勢い。ピサ・ソールに再生されるたびにジェネシックガオガイガーはそれをすべて粉砕し、最終的にはピサ・ソールの再生能力が追い付かなくなるまで追い込みます。まさに、破壊神という名がふさわしいジェネシックガオガイガー。ガジェットツール:ボルティングドライバーやウィルナイフなどを使ってハデに戦っているため、ジェネシックガオガイガーの強さを楽しむことができます。これだけ強けりゃ、ソール11遊星主も倒せるだろう…と思っていたら、残りのほとんどの遊星主たちが一斉にパーツキューブとフュージョン。ロボット形態となって立ちはだかります。ええ、こいつらまだ本気を出してなかったのか…。


ソール11遊星主に囲まれ、さすがに少々劣勢気味になるジェネシックガオガイガー。そこに、完全復活を遂げたGGGと最強勇者ロボ軍団が駆け付けます。全力でソール11遊星主に挑み、戦い続ける最強勇者ロボ軍団。しかし、各々が相手とともにレプリ地球にそのまま落下してしまったため、結果的に戦力を分断されてしまうことになってしまいます。パピヨンによってパレッス粒子が解析されたことにより、GGGのメンバーたちは正気を取り戻して復活。最強勇者ロボ軍団も彼らの手により復活を果たし、戦線に復帰します。ジェネシックガオガイガーのもとに駆け付け、改めて戦うことを決意する大河長官がカッコいい。「戦うことだけが勇気ではない。だが、戦わざることも、勇気とは言えない!」―。これはかなり心にグッとくる、深い言葉だったなぁ。その後描かれるのが、最強勇者ロボ軍団の怒涛の活躍。皆必死に戦っていましたが、一番興味深い戦い方をしていたのがボルフォッグでした。通常は太陽光などをエネルギー源として放つリフレクタービームを、今回はピサ・ソールの発する光エネルギーを逆利用して発射。これによりパワーアップしたリフレクタービームで、パーツキューブなどがどんどん粉砕されていきます。ここまで快進撃を続ける最強勇者ロボ軍団ですが、途中からは戦力を分断される形に。敵も、そう簡単には勝たせてくれないようですね。


最強勇者ロボ軍団が戦闘を繰り広げる一方で、未だにジェイアークを乗っ取られ拘束されていた、ソルダートJとルネ。Jジュエルの力も依然として復活せず、ピルナスの放つ火炎により焼き尽くされそうになる2人でしたが、その時ルネのGストーンがソルダートJのJジュエルと共鳴。これにより彼のJジュエルは力を取り戻し、さらにジェイアークも機能が復活します。新たな力を感じた2人は、ともにジェイダーにフュージョン。さらにキングジェイダーへとメガフュージョンを遂げるのでした。凱たちに勝利への希望が見え始めていたのに対し、前回からほぼずっとやられっぱなしだったソルダートJとルネ。しかし、彼らの持つJジュエルとGストーンが、奇跡の逆転を呼び起こします。「♪眩い誓いGとJ 平和の願い照らすため」と、まさにOPテーマの歌詞通りとなったこのシーン。少々ルネたちに都合がよすぎる展開にも感じますが、それを振り切ってしまうくらいのアツさで彼らは復活を遂げます。そして、ここでさらにそのアツさに拍車をかけているのが、ソルダートJのセリフ。火炎に包まれながらもGストーンとJジュエルの共鳴に気づいた彼は、「不死鳥は…炎の中からよみがえるのだ!」と言ってみせます。いや~、彼らしいキザなセリフ。たまらないですね。


レプリ地球に落下した最強勇者ロボ軍団は、それぞれソール11遊星主と対戦。氷竜をはじめとする竜シリーズのロボたちは、それぞれ超竜神・撃龍神天竜神にシンメトリカルドッキングして立ち向かいます。ジェネシックガオガイガーもパルパレーパと激しい戦闘を繰り広げることになり、さらにキングジェイダーもピア・デケム・ピークと戦うことに。いよいよ彼らの一大決戦が始まります。このシーンで、天竜神が初登場。本格的な戦闘は次回になりましたが、挿入歌「最強勇者ロボ軍団」をBGMに超竜神や撃龍神とともにシンメトリカルドッキングしてくれるので、ほとんど戦っていないのにもかかわらず、観る者をアツくしてくれます。彼らの戦闘シーンがなかったのに対し、激しい戦闘を繰り広げたのがジェネシックガオガイガー。パルパレーパと真っ向からぶつかり、ヘル・アンド・ヘブン・アンリミテッドで、パワーアップしたパルパレーパとほぼ互角の勝負を繰り広げます。ジェネシックガオガイガーも使うことができた、ヘル・アンド・ヘブン。ここで凱が完全な呪文を唱えることに成功しているのも、見逃せないポイントですね。一方、キングジェイダーもピア・デケム・ピークと対峙しますが、中に戒道がいるためにうかつに攻撃できず、またレプリガオファイガーとの戦いでジェイクォースを失っていたため、ピンチに陥ります。パルス・アベル曰く、ピア・デケム・ピークが食らうダメージは、100%戒道に伝わるように調整したらしい。ええ、いくら何でもズルすぎないか?

 

 

 

FINAL of FINAL「神話(マイソロジー)」

2003年3月21日発売
登場した敵他:パルス・アベル、パルパレーパ、ピサ・ソール、ピルナス、ピア・デケム、ペイ・ラ・カイン、ピーヴァータ、プラヌス、ペチュルオン、ペルクリオ(すべてソール11遊星主)
これが勝利の鍵だ!:勝利の鍵

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「我々は、君の勇者王神話が不滅であることを、強く信じている!」


STORY:時は来た。君たちに、最後の最新情報を公開しよう!勇気と勝利を信じ、戦い続ける最強勇者ロボ軍団。しかし、ソール11遊星主の再生能力は絶大で、ラウドGストーンを叩いてもなお復活を続けてしまう。とうとう力尽きて倒れてしまう勇者たち。人類に、もう希望と勝利は残されていないのか?だがその時、Gストーンが奇跡を起こし、GGGの最終兵器についに発動承認が下った!天罰降臨・ゴルディオンクラッシャー!!我らが勇者王の神話は、今ここに、勝利を手にして完結する!


EDを含め本編が約52分と、通常の2倍のボリュームとなった『FINAL』の最終回。まさにソール11遊星主との激戦に続く激戦が描かれ、(GGG側が勝つことがわかっているとはいえ)最後の最後までどちらがわからない、ハラハラした展開が続きます。後半最後の10分の、畳みかけるようなアツい展開は必見。その一方で、ソール11遊星主がチートすぎてちょっとウンザリさせられちゃったなぁ。


レプリ地球の各所で、ソール11遊星主との激戦を繰り広げる勇者たち。苦戦の末、まずはジェネシックガオガイガーがパルパレーパを撃破。これでパルパレーパを下したかに見えましたが…。本編に入る前のアバンタイトルで描かれたのは、戒道などからはまだ語られていなかった、護視点からの今まであった出来事。以前からソール11遊星主の存在を感知していた護は、彼らの目的をくみ取りつつ共存の道を模索。しかし、全てを犠牲にしても三重連太陽系にを復活させようとする彼らに対し、護はそれを止めるべくやむを得ずパスキューマシンを強奪。それにより護のレプリジンとレプリギャレオンが誕生し、彼らの手により護は三重連太陽系を脱出。そのあとは以前語られた通り、護は木星付近で戒道と再会、護レプリジン体はパルパレーパに洗脳され、凱たちの前に立ちはだかるのでした。ソール11遊星主は割と前から活動を開始していた様子。先述した護の提案の通り、共存の道を選んでいれば平和的な解決も望めたのかもしれませんが、彼らに組み込まれた「三重連太陽系の復活」という絶対的使命が、今回の戦闘を生んでしまったのでしょうね。そんなアバンタイトルの後、OPを挟んで展開されるのが、ジェネシックガオガイガーの戦闘。ジェネシックおーらーの力はすさまじく、パルパレーパの技を押し戻して粉砕。勝利します。これで勝った…のか!?


ジェネシックガオガイガーの反撃を機に、レプリ地球各地で戦っていた最強勇者ロボ軍団も本格的に反撃を開始。キングジェイダーは捨て身の攻撃を仕掛けてピア・デケム・ピークに突撃し、超竜神、撃龍神、ビッグボルフォッグ、天竜神、マイク・サウンダース13世は、それぞれソール11遊星主との戦いに勝利します。この戦闘シーンでは、勇者たちがそれぞれ自分たちの能力を存分に生かしながら戦っているのが印象的。超竜神は得意のダブルガンでピーヴァータを攻撃し、撃龍神は双頭龍でペチュルオンのメカを粉砕。ビッグボルフォッグは大回転魔弾・4000マグナム・ムラサメソードでポルタンを圧倒、天竜神は光と闇の舞でプラヌスを撃墜。マイク・サウンダース13世は、ディスクFの力でガオファイガーを出現させ、そのゴルディオンハンマーでペルクリオを光にしてしまいます。ここまででも勇者たちの快進撃が続いていることがわかりますが、その中でも特にカッコよく、そしてムチャだと感じたのが、キングジェイダーの攻撃。すでにジェイクォースを失っていたキングジェイダーは、展開できるジェイフェニックスを応用して自らをジェイクォースにして突撃します。自爆攻撃ともいえるムチャクチャな戦法。パルス・アベルからバカにされますが、ソルダートJとルネは勝利を信じてこの攻撃にすべてを賭けます。前回に引き続き、「不死鳥は、炎の中からよみがえる!」というセリフも登場。やっぱりこのセリフカッコいいなぁ~!

 

ソルダートJ「貴様らのような、不完全なプログラムには理解できまい!不死鳥は、炎の中からよみがえる!!」


優勢かに見えた、我ら勇者たちの戦い。しかし敵もそうやすやすと勝たせてくれるわけではなく、ピサ・ソールの持つ再生能力などを利用し、勇者たちに襲い掛かってきます。予想外の攻撃を受け、最強勇者ロボ軍団はすべて大破。ジェネシックガオガイガーもパルパレーパに押され気味になり、ケミカルボトル攻撃を受けます。砕け散った勇気ある心。GGGに、勝機はあるのか!?ピサ・ソールがいる限り、どれだけ粉々に破壊されたとしてもソール11遊星主は復活が可能。これによりパルパレーパは復活し、ジェネシックガオガイガー、そして凱に攻撃を仕掛けてきます。復活直後にケミカル攻撃を放ったパルパレーパは、ナノマシンを流し込んで凱に状態異常を起こさせることでジェネシックガオガイガーの弱体化に成功。ジェネシックガオガイガーは機能停止寸前に追い込まれます。あまりにも強すぎるパルパレーパ。ジェネシックオーラの前ではラウドGストーンの力も弱まるはずですが、復活後それをものともせずにケミカル攻撃を繰り出し、ジェネシックガオガイガーを苦しめます。前回の終盤でドーピングシリンダーの力でパワーアップしてたから、こういうこともできるようになったのかなぁ。そして、このジェネシックガオガイガーの劣勢を機に、戦局は再びソール11遊星主側が有利に。勇者たちが戦っていたソール11遊星主はまだ倒されておらず、一気に反撃を仕掛けてきたうえに、キングジェイダー以外のすべてが大破してしまいます。ビッグボルフォッグは操られたガンマシンの前に倒れ、超竜神天竜神は切断されてそれぞれ真っ二つに。撃龍神は電磁竜巻に巻き込まれてバラバラになり、マイク・サウンダース13世は音波攻撃に負けてテムズ川に落下。キングジェイダーはピア・デケム・ピークの攻撃を食らうも、ESミサイルを利用して難を逃れます。やっぱり、あまりにもソール11遊星主が敵としてチートすぎる。勇者たちの敗北シーンは、OVAだからか少々グロさもテレビ本編に比べて増しており視聴者を絶望のどん底に叩き落してくれます。

 

凱「身体が…、勇気が…、砕け散る!?」


敗北し、倒れる勇者たち。もはやこれまでかと思われたその時、勇気を信じる心と地球の人々のGGGを思う気持ちがGストーンに届き、護がペイ・ラ・カインの撃破に成功。さらに、GGGからの通信でソール11遊星主の弱点を知った勇者たちは、残された力を振り絞って全力でソール11遊星主たちと激突。各々のラウドGストーンを破壊し、彼らを沈黙させるのでした。勇者たちが戦う影で、ペイ・ラ・カインと戦い続けていた護。両者の力はほぼ互角でしたが、Gストーンの起こした奇跡により勝利をつかみ取ります。護自身の勇気、そして遠く離れた地球での勇者たちを信じる声が、Gストーンにさらなる力を付与。こんなことができた理由は、Gストーン自体が勇気を源とする無限情報サーキットだからでした。凱がこの説明をするシーンでは、かつてのゾンダーメタルと比べながらそれを説明するのが興味深いですね。ゾンダーメタルが人間のストレスを源とするのに対し、Gストーンは人間の勇気を源とするもの―。なるほど、面白い解釈です。さらにGGGでは気絶していた命の記憶の解析が進んでおり、これにより、全勇者たちにソール11遊星主の弱点がラウドGストーンであることが共有されることに。それをたたくことにした勇者たちは、各々の技でラウドGストーンを破壊するのでした。ラウドGストーンの破壊の仕方は様々。ボルフォッグのように的確にそれだけを突くパターンもあれば、マイクはタワーブリッジを利用した音波攻撃で粉砕。竜シリーズとキングジェイダーは、ヘル・アンド・ヘブンのように、相手から直接ラウドGストーンをもぎ取ります。そして、ジェネシックガオガイガーはパルパレーパと激戦の末、機能停止に追い込むことに成功。最後の手段として彼は凱を直接倒そうとしますが、凱はそんなパルパレーパを返り討ちにし、己の拳でラウドGストーンを粉砕しました。パルパレーパがしつこすぎるのも悪い意味で印象に残りますが、やはりここで注目したいのが凱の活躍。「絶対勝利の力だ!」と豪語して堂々とパルパレーパを倒す姿は、少々グロいですがカッコいいことこの上ないです!

 

凱「これが、Gストーンを持つべき、勇気ある者の…絶対勝利の力だ!」


今度こそソール11遊星主を倒したと思った勇者たち。しかし、まだピサ・ソールが生き残っていたため、ソール11遊星主はその数を増やして復活を遂げます。しかし、勇者たちそしてGGGは、そのことをすでに予測済み。ピサ・ソールのエネルギーが切れたところを狙って最終兵器:ゴルディオンクラッシャーの発動を承認し、ジェネシックガオガイガーはそれを使って全てを光に変え、今度こそ勝利をものにするのでした。ピサ・ソールの力で、異常なほど数を増やしたうえで復活するソール11遊星主。「いくらなんでももうしつこいわ!」と思った矢先、GGGの大反撃が始まります。ピサ・ソールが仲間たちを復活させた直後、しばらくの間エネルギー切れになるのは、GGGも解析済み。その瞬間を突くため、勇者たちがラウドGストーンをたたいている間に最終兵器:ゴルディオンクラッシャーの準備を整えており、ソール11遊星主が復活したタイミングを狙って発動します。ゴルディオンクラッシャーは、三重連太陽系にやってきたGGGの宇宙船:ツクヨミヒルメ・タケハヤが合体した形態。国連事務総長であるロゼより渡された、大河長官とスワンの持つ“勝利の鍵”により発動し、ソール11遊星主をすべて光に変えてしまいます。ゴルディオンクラッシャーの演出はドハデで、発動時は「勝利」という文字が鍵の周辺に出現。一振りで復活したソール11遊星主をすべて光に変え、キングジェイダーの力を借りてピサ・ソールの中心部へ突入。二振りめを食らわせてピサ・ソールを撃破し、これによりパルス・アベルも消滅。ソール11遊星主は全滅し、GGGは勝利をつかみ取ったのでした。この一連の流れは、何もかもがアツい!「ゴルディオンクラッシャーであっさり勝てるのなら、もっと早く承認すればよかったんじゃない?」と思ったりもしちゃいましたが、そんなことはどうでもいい!となるくらいアツい展開の連続でしたね。

 

大河長官「ゴルディオンクラッシャー、発動承認!!これが勝利の鍵だ!!!」


戦いは終わり、地球に平和が戻ってきた。レプリジンだったパピヨンも消滅し、三重連太陽系は消滅しつつありましたが、GGGには全員無事帰るための手段がない。それでも、なんとか木星のザ・パワーとジェイアークのESミサイル2本を捻出し、太陽系への脱出路を確保したGGGは、それに護と戒道を乗せ、自分たちの戦いを伝え未来を創っていく任務を課して太陽系へと送り出したのでした。GGG全員が地球に帰還できないというまさかの展開。「本来であれば全員無事帰還させる予定だったが、時間の都合上こうなった」という裏話もあるようですが、ソール11遊星主との戦いがしつこすぎる部分もあったので、あのあたりをもう少し圧縮していれば、そういったことを描く時間も確保できたと思うんだけどなぁ。

 

凱「勇気ある誓いとともに、進め!」


地球に無事帰還し、親しい人たちに無事な姿を見せた護と戒道。GGGの功績をたたえたモニュメントを前に、彼らは皆、揃って星空を見上げます。彼らは信じている。GGGのメンバーたちが帰ってくることを。だって “勇者”なのだから。

 

ナレーション「我々は信じている。勇者が帰ってくることを。勇気ある誓いとともに。勇気ある、誓いとともに―!」

 


勇者王ガオガイガー』。これは、勝利をあきらめず勇気を信じ続けた、「勇気ある者」たちの物語である。

 

 

 

まだまだ紹介しきれていない外伝や小説版などがありますが、こうして、映像作品としての『勇者王ガオガイガー』は完結しました。


勇気ある者たちの、勇気ある戦いの歴史。次回はまとめとして、『ガオガイガー』を今一度振り返ってみることにしましょう。

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、2005年放送の勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』OPテーマ「勇者王誕生!-集大成神話(ギャザリングマイソロジー)ヴァージョン-」です。

 

『FINAL』の完結後、それをテレビ用に編集しテレビ東京系で1クール放送された『FINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』。そのOPとして使用されたのが、この「集大成神話(ギャザリングマイソロジー)ヴァージョン」です。コーラス部分がGGG少女歌激部隊からスリージーズ2005(『ガオガイガー』出演声優陣)によるものに代わっており、アツさが倍増しています。

 

歌いだし初っぱなからデカい声での「ガガガ」コーラスから始まり、終始ハイテンションで歌い上げられるこの曲。『ガオガイガー』の中でもトップクラスにアツい曲であることは間違いないでしょう。まあ、これを超える「勇者王誕生!-完璧絶叫ヴァージョン-」があるんだけどね…。

 

 

 

 

www.nicovideo.jp

 

 

 

 

 

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