お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

初潜入!中野ブロードウェイ

f:id:bongore_asterisk:20190624115350j:image

今回は、東京都中野区にある中野ブロードウェイに関する記事です。

 

「そういえば、行ったことないので行ってみよう」と思い立ち、この前の日曜日(6月23日)に初訪問。中野区あたり自体行ったことがなかったので、これが中野区初訪問という形になりました。

 

本来の目的は閉店が告知されていた老舗玩具店「おもちゃのポニー」を覗くことでしたが、「6月末日閉店」という告知があったのにも関わらず、6月23日時点でもうシャッターが閉まってたので結局見れませんでした。残念だったけど、まあ仕方ないかぁ。

 

 

 

中野ブロードウェイの歴史については、様々なところで語られているので割愛。築50年以上経過している形になりますが、中の設備自体は割と更新されたり丁寧に掃除されたりしていたので、パッと見はそこまで古さを感じさせず、建物自体が大事に使われているのだなという印象を受けました。でも、やっぱり天井の低さやエレベーターの型の古さ、そしてところどころに見られる装飾等が、この建物が1960年代前後に建てられたのだなということを感じさせてくれます。

 

そんな中野ブロードウェイの構造は、地下1階から3階までが店舗棟(4階は医療機関)で、5階より上がマンション。店舗棟部分にはまんだらけのようなオタク向けショップを中心に、食料品店や時計店など、様々なお店がびっしりと入居しています。1階の入口すぐそばの超激狭スペースでもまんだらけの分店が営業していたのには、さすがにビビったぞ…(これも有名っちゃあ有名ですけど)。

 

そして、ここが秋葉原日本橋にある他のサブカルスポットと一線を画す点は、この建物自体が一種の街を形成しているという点。1つのビルに大小さまざまなオタク向けショップが入っているというのはいろんなところにありますが、中野ブロードウェイのような「ワンフロアにいくつもの店舗がごちゃ混ぜに密集」しており、かつ「これほどまでに様々な人々が集まってる」という場所は、あんまり見たことがないですね。日本でもここだけくらいじゃないでしょうか。いろんな人がこの中野ブロードウェイという建物に惹かれる理由、なんとなくわかった気がしました。

 

 

 

日本におけるサブカル関連のスポットとして、確固たる地位を築いている中野ブロードウェイ。この中には「墓場の画廊」なども入居しているので、今後も何度か訪れることがありそうです。

 

大事に使われている当建物ですが、それでもやっぱり古さは感じちゃいますね。耐震性の問題もあるから、耐震補強かいっそ建て替えちゃった方がいいんじゃないか…なんて思っちゃったけど、そう単純に行くような話じゃないんだろうなぁ。

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第14話 ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20190623163648j:image

婚活より彼女探ししてる感のあるリュウソウゴールド

 

 

 

番組は変わって、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』です。

 

カズマとカナロ…。似ている名前だから、よしとしよう!今回は、以前から告知されていた通りのリュウソウゴールド/カナロの初登場回。騎士竜の活躍を省略した分リュウソウゴールド単独の活躍に比重が置かれ、戦闘シーンが見ものでしたね。一方で、そのドラマはなかなか暗い内容に。テーマとして取り上げるのはいいけど、それで結局…どう料理したかったんだろう?

 

なお、同日放送の『仮面ライダージオウ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

ワイズルーとのコンビもだいぶ慣れてきたクレオン。しかし、それをぶち壊すかのように新幹部:ガチレウスが現れ、ワイズルーとの方針の真逆っぷりにクレオンは戸惑いを隠しきれなくなります。同じ頃、ういは動画のネタを探すべく公園に外出。そこで見つけたのは、女性に声をかけさらには現れたマイナソーを軽々と撃破するカナロの姿でした。今回カナロとともに初登場、ガチレウス。新幹部であるためワイズルーが何らかの形で今回退場しちゃうのかと思いましたが、まだまだ生き残りそうです。そんな彼の作戦スタイルは、部下を徹底的に使って数で攻める感じ。今までの幹部とは真逆のスタンスのガチレウスに、徐々にクレオンはついていけなくなります。タンクジョウもワイズルーもクセがあるヤツだったけど、ここまでクレオンを責めたりこき使ったりしなかったからなぁ。クレオンは精神に異常をきたしはじめていましたが、これは後々への伏線か、それとも今回限りのブラックジョークか…?このような状態になっても、なんとかマイナソーを生み出したクレオン。しかしそれは、新たなるリュウソウジャー:リュウソウゴールド/カナロの手によってすぐに撃破されてしまうのでした。初登場シーンからいきなり女性を口説いており、その一方で現れたマイナソーを一撃で倒してしまうなど、十分なインパクトを残してくれたカナロ。婚活ってより彼女探ししてるようにしか見えなかったけど、まあその辺りは…。

 

マイナソーがあっさり敗れてしまったのを見て、ガチレウスはクレオンに次のマイナソーを生み出すよう指示。クレオンはなんとかまた別の1体を生み出し、今度はコウたちがこれに挑戦。メラメラソウルすら通用しない相手に、彼らは苦戦を強いられます。一方、一度コウたちと会うも行動を別にしていたカナロは、独自ルートで今回の事件の真実にたどり着いていました。マイナソーが敗れたのを見るや、クレオンに次のマイナソーを生み出すよう指示するガチレウス。さらに彼は、同時に500体のマイナソーを生み出す構想を持っており、その準備を同時並行でするよう指示を出します。クレオンを完全にこき使ってる感のあるガチレウス。今回でクレオン完全にぶっ倒れちゃったし、もうどうすんだよ…。そんなクレオンが生み出したマイナソーは、なかなかの強敵。リュウソウレッドメラメラソウルの攻撃もはね除け、超音波攻撃で苦しめます。「水に火は相性が悪い!」という理由で苦戦するリュウソウジャー。言わんとしてることはよく分かるけど、欲をいえば苦戦の理由にもっと深みが欲しかったかもなぁ。そしてこれと同じ頃、独自に今回の事件の真実を知ったのがカナロ。彼は口説いた女性の彼氏:カズマの様子を不審に思い、家に突入。病状が悪化する彼の様子を見て、彼こそがマイナソーのベースになったのだと確信するのでした。「この男は水商売をしているのか?」と、ド直球で訊いてくるカナロ。もしかすると「ホスト」というワードが何らかの理由で使えなかったためこうなったのかもしれませんが、もっとこう…別の表現はなかったのか?

 

現状の戦力では勝てないかもしれないと思いつつも、マイナソーとの再戦に挑むコウたち。先ほどに続き苦戦を強いられますが、そこへカナロが現れてリュウソウゴールドに変身りモサチェンジャーを駆使してマイナソーを撃破します。コウは彼に再度仲間にならないかと誘いますが、彼は固辞するのでした。終盤の戦闘シーンは、リュウソウゴールド単体のアクション、そして最後の最後で水と爆発を組み合わせた撃破演出が見所。水系の騎士竜を相棒とするリュウソウゴールドらしい戦い方になっていたと感じましたね。マイナソーは撃破されリュウソウゴールドのキャラとしての魅力もある程度描かれたように感じる今回ですが、気になるのが今後のクレオンの動き。ドルイドン族を裏切ったりするのかなぁ。少なくとも、次回ではこの面について深く描かれなさそうだけど…。

 

 

 

頑なに仲間になろうとしないカナロ。その理由は何か。彼の大切な妹に、ガチレウスたちの魔の手が迫る!

 

次回、カナロの騎士竜:モサレックスがデビュー。妹を守るため、カナロはコウたちを手にかけてしまうのか!?

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com

『仮面ライダージオウ』EP40 ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20190623164815j:image

仏壇マンショングランドジオウ

 

 

 

祝え!…いや、もはや言葉は不要。この瞬間を味わうがいい!!『電王』編後編となる今回の『仮面ライダージオウ』は、いよいよ本当のグランドジオウデビュー回。グランドジオウの圧倒的すぎる力が披露されたと同時に、電王側もクライマックスフォームで応戦。戦闘シーン重視の展開になっていましたね。

 

「『電王』のキャラが客演すると、もうその作品が『電王』色になる」というのは以前指摘した通りですが、今回のお話はノリ的にもう『ジオウ』よりかは『電王』という感じでした。でも、ここまで好き放題やってくれちゃうと…逆にいい感じな気がしますね。

 

 

 

前回、モモタロスから電王ライドウォッチを入手したソウゴ。ところが侑斗が茶々を入れてきたせいで、モモタロスは前言撤回してしまい、誕生しかけていたグランドジオウライドウォッチは消失してしまいます。その後、侑斗の手でタクヤが2017年5月11日に飛んだことを知ったゲイツは、彼の言いつけを無視してウォズとモモタロスとともにその時間へ急行。アナザー電王とモールイマジンを発見した彼らは、それぞれゲイツリバイブとウォズギンガファイナリーに変身して戦います。タクヤが飛んだ2017年5月11日。それは彼の姉でありのユキヒロの恋人であるサユリの命日でした。モールイマジンが現れる描写は、デカデカと「2017年5月11日」の字幕が出た後に、ユキヒロから砂がこぼれ落ちてモールイマジンが現れる構成になっており、完全に『電王』を意識したシーンになっていましたね。そんなモールイマジンは、到着後すぐに行動を開始。アナザー電王も現れ事態はややこしくなっていきますが、これに立ち向かうのがゲイツモモタロスが憑依したウォズでした。モモタロスは民間人からビビられたことで、再びゲイツに憑依しようとしますが、ブロックされて代わりにウォズに憑依。そのまま病院内に突入し、本を投げ捨てながらギンガファイナリーへと変身し、攻撃を叩き込んでいきます。病院の廊下でモールイマジンを発見し、決め台詞を言いながら本を投げ捨てて走りながら変身するさまは、まさにモモタロスって感じ。「ウォズにとってあの本は大事だから捨てちゃダメだろ」って思ったけど、モモタロスっていっつもソードフォームの必殺技の時に大事なライダーパス投げてたから、彼のクセかなんかなんだろうなぁ…。

 

ゲイツリバイブはアナザー電王と激戦を繰り広げますが、そこへデンライナーを強奪したモールイマジンが介入してきたことで、取り逃がしてしまうことに。その後遅れて到着したソウゴは、過去(2017年5月11日)のタクヤにユキヒロの真意を語ります。彼から未来(2019年現在)の自分を止めてほしいと頼まれたソウゴは、ついに譲り受けた電王ライドウォッチを片手にアナザー電王の前に対峙。再びグランドジオウライドウォッチが出現し、ソウゴは仮面ライダーグランドジオウへと変身を遂げます!サユリの病状が悪化していたのを知って、わざわざ彼女を連れだしたユキヒロ。その理由は、彼は彼女自身が余命いくばくもないことを知らされていたため、彼女の思い出の場所に連れて行ってやろうとしていたためでした。あえてそのことをタクヤに打ち明けなかったのは、わざと彼に“恨む相手”を作るため。ユキヒロ、なかなかいいヤツじゃないか…。ここまで後編で彼をいい感じのキャラに描くのなら、前編でももうちょっと活躍の場があってもよかったかもしれませんね。そのユキヒロの真意を伝え、2017年のタクヤの説得に成功したソウゴ。彼はその姿を見たデネブ経由で侑斗から部分的に認められ、モモタロスより電王ライドウォッチを再び手渡されることになるのでした。デネブからソウゴの様子を聞かされた時は「安易に信用するな!」と言っていたのに、その数分後、彼に再び出会った際は(完全に認めていないとはいえ)「電王ライドウォッチを渡してやれ」と促す侑斗。この後のソウゴのタクヤ説得シーンを見ていたからとはいえ、急に方針転換しすぎじゃな~い?

 

グランドジオウとなってソウゴは、歴代ライダーの力を次々に召喚してアナザー電王に応戦。必殺技級の技のラッシュを浴びたアナザー電王はかなり劣勢になり、最終的にオールトゥエンティタイムブレークで完全撃破されます。残るモールイマジンは、グランドジオウが召喚した電王をベースにモモタロスたちが憑依・変身した電王クライマックスフォームと、ゼロノスアルタイルフォームらによって撃破されるのでした。後半の展開はひたすら戦闘&戦闘。まずはグランドジオウ側の圧倒的なパワーが描かれることになりました。グランドジオウは歴代ライダーの武器を召喚できることはもちろん、必殺技を繰り出す際はそのライダーごと召喚することが可能。おまけに必殺技の連続発射やポーズ(時間停止)状態にすることも可能であり、アナザー電王はオーバーキルじゃないかと思っちゃうくらいの技という技を食らって倒されます。グランドジオウ変身時や必殺技「」発動時は、歴代ライダーの変身音がBGMとして流れる形になっており、この演出はかなり嬉しかったですね。それにしても、歴代ライダーの必殺技のチョイスが、ところどころ変わってた気がするなぁ。よくブラストペガサス(ゴウラムからの発射仕様)やガタキリバキックを使おうと思ったな…。このようなグランドジオウの活躍の次に描かれたのが、電王側のライダーたちの活躍。モモタロスたちはライドウォッチを渡したことで変身能力を失っていましたが、グランドジオウが召喚した電王に憑依する形でムリヤリクライマックスフォームに変身。さらにゼロノスも負けじとアルタイルフォームへと変身し、2人そろってモールイマジンたちを全滅させるのでした。クライマックスフォームの騒がしくてドタバタした戦い方は健在。ああ、『電王』を彷彿させる描写だなぁ。

 

 

 

突然、オーマジオウと再び対峙することになったグランドジオウ。この戦いの行方は?そして、パワーアップして再び現れたアナザージオウは、いったいどんな罠を仕掛けてきたというのか!?

 

次回、アナザージオウがアナザージオウⅡとなって再登場!ゲイツたちがアナザージオウⅡ側についていることや、次回予告時のオーマジオウのセリフから、何者かによって歴史が改変された可能性が高いですね。さあ、その犯人はいったい…誰だ!?

 

 

 

…というワケで、記事は「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第14話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第75話 ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20190622093324j:plain

覚醒!ブラックシンカリオンオーガライジングモード!!

 

 

 

f:id:bongore_asterisk:20190622093340j:plain

俺たちは、“シンカリオン”じゃなきゃダメだったんだ!『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』の物語も、いよいよ大詰め。最終回直前となる今回のお話では、引き続きブラックシンカリオンオーガライジングモードとの激闘、そしてそれに対する突破口の発見までが描かれ、ハヤトたち人類側にも勝利への希望が見えてくる形になりました。

 

サブタイトル的に、ブラックシンカリオンオーガライジングモードとの決着がつくのかと思いきや、決着自体は次週の最終回に持ち越し。でも、なんだか最終決戦はAパートで終わりそうな気がするなぁ。他にもいくつか謎とかが残ってるけど、それらの要素は今冬公開の映画で回収するのかな?

 

 

 

前回、名古屋支部にブラックシンカリオンオーガライジングモードを転送することを思いついたハヤトたち。不可能かと思われたこの作戦ですが、奇跡的に成功します。リュウジとタツミの加勢を受けて反撃を試みるハヤトたちでしたが、ブラックシンカリオンオーガライジングモードの力はそれらを上回っていました。不可能かと思われた作戦の実現、その際にヒビキが観測したある値の変化。これらの謎は、今回の終盤で明かされることになりました。思わせぶりにこのシーンが挿入されていたので「何かあるな」とは感じていましたが、ストーリー上重要なカギになるとはなぁ。その後、名古屋支部への転送を成功させたハヤトたちは、すぐ体勢を立て直して反撃開始。リュウジのドクターイエロータツミのN700Aのぞみも駆けつけて戦力アップしますが、それでもブラックシンカリオンオーガライジングモードにはかなわないのでした。誰がどう見ても、今までの敵よりも強いブラックシンカリオンオーガライジングモード。それもそのはず、この機体は今までのシンカリオンのデータをベースに製作されているうえに、E5はやぶさMkⅡの戦闘データをも解析していたからでした。こんな芸当ができるのも、すべて倉敷イズモが超進化研究所から得たデータをキリンに横流ししていたため。イズモ、なんだかやり口が結構ズルくな~い?しかも、今回の序盤のセリフで悪役っぽいことも言っちゃってたし、全国新幹線計画よりもいつの間にかキリンとの協力が最優先事項になってるんじゃぁ…?

 

自身の圧倒的な力をもって、ハヤトに再度自分に協力するよう迫るキリン。しかしハヤトは、キリン自身の強さを認める一方で、それでも彼への協力を拒みます。再び交渉がけ釣れるしたことで、攻撃を開始するキリン。そこへ、ようやくアキタ・ツラヌキ・シノブら大宮組が到着するのでした。自分の強さを武器に、再び協力の話をハヤトに持ち掛けるキリン。これに対しハヤトは、キリンの強さを認めつつも、「俺たちはシンカリオンじゃなければダメなんだ」として彼の誘いを断ります。キリンの理論であると「シンカリオン出る必要がな」く、それに対し自分たちは「シンカリオンじゃなきゃダメ」だと語るハヤト。シンカリオンは新幹線が変形するロボだからこそ全国各地の仲間と出会うことができ、それゆえ彼らだけでなくキトラルザスたちともつながることができた―。こういった今までの経験から、彼はシンカリオンというものにこだわり、キリンの提案は受け入れがたいとしていました。それほど長くないシーンではありましたが、このシーンこそ今回で最も重要なものだったと言えるでしょう。なぜハヤトたちがシンカリオンにこだわるのか、キリンとハヤトたちの決定的な違いは何か(もちろん、シンカリオンに対する考え方の違い以外にも要素はありますが)、そしてシンカリオンだからこそできることは何か。これに対する、ある種の回答になっていましたからね。このようなハヤトの反応に対し、キリンは再び攻撃を開始。ピンチに陥るハヤトたちでしたが、そこにアキタたちが駆け付けます。

 

アキタたちが駆け付けたことで、戦力アップを果たしたハヤト側。キリンもブラックシンカリオンオーガライジングモードを覚醒させて挑んできますが、その後もハヤトの仲間たちが続々と駆け付けてきます。各々力を振り絞って戦い、ブラックシンカリオンオーガライジングモードに少しずつですがダメージを与えていきます。ブラックシンカリオンオーガライジングモードは、マスクを取り外したことで真の力を発揮。これは8月発売予定の「DXS103ブラックシンカリオンオーガ」にも搭載されているギミックなので、玩具でもきちんと再現できるんですよね~。このような形でパワーアップを果たすブラックシンカリオンオーガライジングモードですが、ハヤトたち超進化研究所側も負けちゃあいない!アキタたちの後もレイ&ミク→ギン・ジョウ・タカトラの順番で運転士が続々と駆け付け、自分たちの力をフルに発揮して戦いに挑みます。後半の戦闘シーンで最も注目すべき点がここ。この戦闘シーンは滞空しているブラックシンカリオンオーガライジングモードに対しハヤトたちが挑む構図になっているのですが、次々にシンカリオンたちが攻撃を繰り出していくさまに圧倒されます。しかも、複数機まとめてではなく、わざと1機1機順番に攻撃させることで、各々の出番を作り出しているのがGoodでしたね~。

 

ブラックシンカリオンオーガライジングモードに勝つ術はないのか―。少しずつ絶望感も漂い始める大宮支部でしたが、そこにヒビキから有益な情報がもたらされます。それにすべてをかけることにした出水指令長は、全シンカリオンに対し、タイミングを合わせた一斉攻撃を指示。ハヤトたちはその準備に入ります。ヒビキの見つけた、勝利への突破口。それはナノマシンを利用した攻撃作戦でした。桜島の地下世界にブラックシンカリオンオーガライジングモードとともに転落して以降、エネルギー値が上昇していたブラックシンカリオン。それがナノマシンにあることを突き止めた彼女は、それを利用した攻撃作戦を思いついていました。かつて、漆黒の新幹線よりはなたれ、物体を巨大怪物体化してしまう恐ろしい代物であったナノマシン。これを最終決戦での超進化研究所側の勝利の鍵にするとは、なかなかうまいこと考えたなぁと感じましたね。まあよくよく考えてみると、理論とかつながりが結構ガバガバな気がしないでもないけど…。そんなヒビキの提案を受け入れた出水指令長は、ハヤトたちにタイミングを合わせた一斉攻撃を指示。一か八かの賭けに、ハヤトたちは全力で挑戦します。攻撃を繰り出し、それが命中したところで今回はおしまい。さあ、攻撃の結果は―。

 

 

 

キリンとの勝負の行方はどうなったのか。キトラルザスとの戦いを経て、ハヤトたちが見つけ出したものとは何か。そして、彼らの“進化”の行く末は―?

 

f:id:bongore_asterisk:20190622113545j:plain

次回、1年半続いた『シンカリオン』の物語も、ついに最終回。どんな展開になるか全くわからないけど、期待して観るっきゃないよな!そして、今冬公開予定の映画の詳細も気になっちゃうぞぉ!

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com

『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-2(第5~7話)

f:id:bongore_asterisk:20190620231113j:plain

今回は、勇者王ガオガイガー』の感想記事第2回目です。

 

今回ご紹介の3話では、早くも2号ロボとなる氷竜・炎竜、そしてその合体形態である超竜神が登場。サブのロボが第5話頃に登場するのは『ジェイデッカー』などもそうでしたが、ガオガイガー』は第1~4話が1つのお話という形でまとまっていたこともあって、「えっ、もう出てくるの!?」という印象を受けました。どんどんお話が展開していくなぁ、この作品。

 

 

 

 

Number.05「青と赤」

1997年3月1日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-06プリティーホイラー/トラック運転手と自身のトラック
これが勝利の鍵だ!:AI BOX

f:id:bongore_asterisk:20190620231324j:plain

「お互いの失敗は、お互いで助け合えばいい。それが仲間ってもんだ。」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ギャレオンの技術をベースに、自分たちの力で勇者ロボを生み出したGGG。だが、完成した氷竜・炎竜は、目標であったシステムチェンジを達成することができなかった。その頃、小学校の遠足に来ていた護たちは、そこでプリマーダの生み出したゾンダーロボと遭遇する。ディバイディングドライバーの射出も間に合わず、ガオガイガーへの合体もままならないガイガー。そんな時、出動した氷竜・炎竜が奇跡を起こす!さあ今こそ、“システムチェンジ”だ!


システムチェンジ!氷竜!!炎竜!!今回は、『ガオガイガー』における2号ロボ:氷竜・炎竜の初登場回。氷竜・炎竜が出動せざるを得ない状況をきちんと設定し、さらにガオガイガーの活躍もしっかり確保。おまけに護のちょっとした成長回にもなっており、よくこれだけ内容を詰め込んだなぁという感じでした。


ギャレオンの持つGストーン動力炉を模したGSライドを造り、新たなる勇者ロボを生み出そうとするGGG。彼らは氷竜・炎竜の開発に成功しますが、最終目標であるロボット形態への変形を達成できずにいました。同じ頃、護は小学校の遠足で、友人たちとバスの車内に。その裏側では、機界四天王の1人:プリマーダが密かに活動を開始していました。今回になって、氷竜・炎竜の開発に伴い新しい用語が一気に登場。要するに、GSライドと言うのは人工的に作られたGストーンのGパワーの抽出・動力炉。氷竜・炎竜はこれを組み込まれたことでメカ形態からロボ形態へと変形できるはずでしたが、Gパワーのエネルギー充填率が基準に達さず、その変形ができない状態でいるのでした。氷竜・炎竜は成長するAIが組み込まれており、自分の意思を持つ存在。こうしたロボットが登場すると、「勇者シリーズ」って感じがしますね。GGGが彼らの開発に苦心している一方で、護は小学校の遠足に。慢性的な渋滞に巻き込まれる中、都市の一角ではプリマーダにより新たなゾンダーロボが誕生しようとしていました。第1話の描写や、今回の命やスワンに発言によると、この異常ともいえる渋滞は『ガオガイガー』の世界の東京では珍しくない光景らしい。現実世界の日本よりも技術が進歩しているはずなのになぁ…。


一瞬、ゾンダーの気配を感じ取った護。しかし彼は、友人たちとのゲームに夢中になっており気のせいだと受け流してしまいます。そして、護たちの目の前にゾンダーロボEI-06が出現。街を蹂躙して車を踏みつぶしどんどん巨大化していくゾンダーロボは、護たちのバスにも接近。そこに駆け付けたのは、イークイップモードの凱でした。ゾンダーの気配を察知するも、スルーしてしまう護。護の能力は、彼自身が他の何かに夢中になっていると100%の力は発揮できないようです。ここら辺は、やっぱり彼が子供だからってのもあるんでしょうね。そうして彼がゾンダーの気配の報告を遅らせてしまったため、ゾンダーロボEI-06は都市部を侵攻。高速道路などを破壊して車を次々に押しつぶし、それを吸収しながらさらに巨大化していきます。70年代の交通戦争以上の激しい渋滞が頻発している東京は、まさにゾンダーロボにとっては格好の標的。なかなか敵も上手いこと考えましたね。護が自分の行動を悔やむ中、現れたのが凱。彼はギャレオンを呼び、ガイガーへと合体します。


ガイガーとなり、ゾンダーロボEI-06に挑む凱。ですが、ゾンダーロボに拘束されたためなかなかガオガイガーに合体できず、またディバイディングドライバーも調整中だったため、思うように戦えません。ガイガーのピンチに事態を重く見た大河長官は、いまだにシステムチェンジができない氷竜・炎竜の出動を許可。現場でレスキュー活動に励む2体でしたが、凱が本当のピンチを迎え、護が力を発動したとき、奇跡が起こります。ガオガイガーに合体しなければ、ゾンダーロボを倒せないことをすでに知っていたプリマーダ。ゾンダーロボもガイガーを意図的に拘束し、ガオガイガーへの合体を阻止します。第2話以降、割と積極的に合体阻止を行ってくるゾンダー。ロボットアニメの中でも、序盤からこんなにも頻繁に合体阻止してくる敵なんて珍しいんじゃないかな?運悪くディバイディングドライバーも調整中で、八方ふさがり状態のガイガー。彼を救うために出動したのが、氷竜・炎竜でした。氷竜・炎竜はクレーン車と消防車がベースとなっており、レスキュー活動ともおこなえるように設計されているメカ。そのため、ロボットに変形できなくても護たちの乗っていたバスを救うなどしています。ガイガーがさらなるピンチを迎える中、望んでもロボ形態に変形できない氷竜・炎竜。この状況を見た護が叫んだ時、彼の身体からエネルギーが放出。それにより氷竜・炎竜はシステムチェンジ可能なエネルギーの充填を完了し、初めての変形を完了します。ビークル形態からロボ形態へ変形する氷竜・炎竜。そう、これがシステムチェンジだ!


システムチェンジに成功した氷竜・炎竜は、自分たちの能力を存分に生かして、ゾンダーロボEI-06の食い止めに成功。その間に脱出したガイガーは、ガオガイガーに合体して一気にヘル・アンド・ヘブンでゾンダーロボに勝利します。爆発寸前になったゾンダーロボは、氷竜・炎竜の活躍により海に追い出されて爆発。こうして、氷竜・炎竜のデビュー戦は彼らの勝利に終わるのでした。氷竜・炎竜は、細身ながら意外にパワーのあるロボ。2人がかりですが、ガイガーが苦戦していたゾンダーロボを押し返しているので、パワー面ではガイガーを上回っているのでしょう。氷竜・炎竜に助けられたガイガーは、すぐさまガオガイガーに合体してヘル・アンド・ヘブンでゾンダーロボの核の抜き出すことに成功。残ったゾンダーロボの身体は氷竜・炎竜の活躍で安全に処理され、ゾンダーロボの核も護によって浄解されました。新しい仲間を加え、パワーアップしたGGG。意外に氷竜も炎竜も、言葉遣いが丁寧なキャラなんですね。

 

 

 

Number.06「その名は超竜神

1997年3月8日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-07/元タンカー船長と座礁
これが勝利の鍵だ!:イレイザーヘッド

f:id:bongore_asterisk:20190620231551j:plain

「僕たちには、私たちには、そんな命令を聞けるプログラムはありません!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!GGG特別隊員に任命され、GGG本部で敵やGGGの概要を知らされた護。その一方で、氷竜・炎竜は自分たちの合体プログラム:シンメトリカルドッキングを成功できないでいた。そんな時、新たなゾンダーロボが出現。ガソリンを吸収して巨大化するゾンダーロボに、凱たちは攻撃ができない。やがてディバイディングドライバーで戦闘フィールドを確保するが、それは敵の狙いでもあった。ガオガイガーのピンチを救おうとするとき、氷竜・炎竜が覚醒する!「シンメトリカルドッキング!超竜神!!」


前回、デビューを飾った氷竜・炎竜。今回は彼らの合体形態:超竜神の初登場回になりました。竜神の活躍にももちろん注目ですが、護がGGGに本格的に協力するようになり、またGGG側もゾンダーのことについてだいぶ理解を深めてきたため、ストーリーがサクサク進行。テンポよく楽しめる形になっていました。


GGGポケベルを使用し、宇宙開発公団の建物内からGGG本部へと入る護。そういったことができるのは、彼がGGGの特別隊員に任命されたからでした。オペレーションルームで大河長官や命から説明を受ける護は、やがて氷竜・炎竜とも再会します。しかし、彼らはどこか強調していないようで…?Aパート前半部分は、GGGの各メンバーたちが護に説明するという形式で、『ガオガイガー』における敵や用語の説明描写が存在。ゾンダー、ゾンダリアン、ゾンダーメタル、そして浄解などの用語が、視聴者にもわかりやすく説明されています。同時並行で、GGG本部の機能についても紹介。オペレーションルームの一部がそのまま上下することで移動するだなんて、壮大で夢のあるシステムだなぁ。説明を受けた護は、オペレーションルームごと下降して氷竜・炎竜のいるブースに到着。彼らは変形自体は容易に行えるようになっていましたが、もう1つの機能:シンメトリカルドッキングについては成功できずにいました。氷竜・炎竜の変形にはGSライドのパワーが必要だったのに対し、シンメトリカルドッキングにはAIシンパレート=お互いのAIの協調性が必要。一定数値以上を合体完了まで維持できないため、合体できずにいたのでした。同じAIを搭載しているにもかかわらず、性格も考え方も異なる氷竜・炎竜。『ジェイデッカー』のビルドチームでもこういった現象が見られましたね。


氷竜・炎竜がいがみ合う中、自分の能力を改めて知り、ゾンダーから人々を救うことに意気込む護。そんな彼を凱たちが見守る一方で、ペンチノンが暗躍。彼は元タンカー船の船長にゾンダーメタルを植え付け、座礁船と融合させてゾンダーロボを誕生させます。ゾンダーロボはガソリンを吸って巨大化し、じょじょに市街地へ侵攻を始めてしまいます。自分の持つ能力=浄解がゾンダーから人々を救う手段であることを改めて認識し、ゾンダーロボを生み出す前に人々を浄解することはできないかと提案する護。これに対し、凱は第4話におけるゾンダーに護が襲われたことを挙げ、彼を制止します。このシーンは実は重要なシーン。「ゾンダーロボの核=ゾンダーメタルを植え付けられた人間をすぐ浄解すれば、ゾンダーロボの出現を食い止められる」という手段が取れないことを明示し、これにより、ガオガイガーと護両方の必要性を生み出しています。浄解能力を持っているとはいえ、護はまだ子供。当然単体ではゾンダーに太刀打ちするのは難しいので、ゾンダーロボから核を抜き出す→護がそれを浄解するという手段を取らざるを得ないのでしょう。まあ、実際のところ(大人の事情的に)はガオガイガーの出番を作るためだろうけど!護がそういったことを考えている頃、ペンチノンが生み出したゾンダーロボは、太平洋から鹿島臨海工業地域に上陸。ガソリンを吸収しながら巨大化し、侵攻を開始します。今回の戦闘の舞台は鹿島。ちゃんと鹿島サッカースタジアムっぽい建造物があるのが細かいです。


凱はガイガーにフュージョンし、ステルスガオーを使って出撃。さらに、それに続いて氷竜・炎竜が出撃します。歩く火薬庫状態になったゾンダーロボを倒すため、氷竜・炎竜は先に消火作業に従事。その間にガイガーはガオガイガーへとファイナルフュージョンし、ブロウクンマグナムでゾンダーロボを海へと追い出し、ディバイディングドライバーで戦闘フィールドを作り上げますが…。ゾンダーロボはガソリンを大量に吸収しているため、そのまま倒せば半径20kmが焼失するという歩く火薬庫のような存在に。これを何とか倒すため、そして引火を防ぐため、氷竜・炎竜が自分たちの能力を駆使して工業地帯の消火活動にあたります。さっきはいがみ合ってシンパレートが低下していた2体でしたが、この作業を通して再びシンパレートが向上。獅子王博士は単純だと若干あきれ気味でしたが、これこそ自律したロボットなりの“人間らしさ”と言えるのではないでしょうか。氷竜・炎竜の活躍により、ガオガイガーへとファイナルフュージョンした凱は、ブロウクンマグナムとディバイディングドライバーを使って、海でのゾンダーロボ撃破を試みます。しかし、これこそが敵の狙いの1つでもありました。ゾンダーロボから核を抜き取れば、残された身体は大爆発。ディバイディングドライバーの戦闘フィールドによって街は守られますが、その中にいる凱、そしてガオガイガーは爆発に巻き込まれて消滅してしまう危険性があったのです―!


死を覚悟してヘル・アンド・ヘブンを繰り出すガオガイガー。氷竜・炎竜は凱から待機命令を受けますが、それを無視して戦闘フィールドに突入。その時、彼らのシンパレートは100%を記録し、シンメトリカルドッキングに成功。超竜神となります。超竜神は、専用武器:イレイザーヘッドを使用してガオガイガーを守ることに成功。ゾンダーロボの核も浄解され、事件は解決するのでした。凱の命令を無視し、戦闘フィールドに飛び込む氷竜・炎竜、ここで彼らが、「そんな命令を聞けるプログラムはありません!」と叫ぶのがアツい!いやぁ、まさかロボットのセリフにまでアツさを感じることになろうとは思いもしなかったよ!シンメトリカルドッキングに成功した超竜神は、イレイザーヘッドを放ってゾンダーロボの爆発を相殺。ガオガイガーを守ることに成功します。イレイザーヘッドは、現時点は超竜神の専用装備。彼らはガオガイガーほどの力はありませんが、こうした戦闘面で重要な役割を持つことになりました。超竜神の戦略上立ち位置(戦闘特化ではなく、どちらかと言えば支援機型)の設定も、上手いなぁと感じますね。

 

 

 

Number.07「黒の300を追え!」

1997年3月15日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-08/代議士御手盛金之輔と300系新幹線
これが勝利の鍵だ!:ガンドーベル

f:id:bongore_asterisk:20190620231825j:plain

「大丈夫なの?あの2人!」「大丈夫さ。“勇者”だからな。」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!夜な夜な爆走する、黒い300系新幹線。GGGは既にゾンダーである可能性が高いとにらんでいたが、それがまき散らす強大な電磁波によって、うかつに近づけずにいた。凱すらも機能停止寸前に追い込むその電磁波に対抗するため、GGGは、ミラーコーティングにより電磁波を防げる氷竜・炎竜にすべてを賭けた。タイムリミットは約3分。果たして、氷竜・炎竜は黒い300系新幹線を止められるのか?走れライナーガオー、ファイナルフュージョンせよガオガイガーガオガイガーと超竜神の連携が勝利を呼ぶ!


今までは各話で新展開や新要素などが登場してきましたが、今回のお話は『ガオガイガー』では初めての通常回と言えるお話に。ゾンダーである黒い300系新幹線を止めるべく、GGGのメンバーたちが奮闘します。それにしても、凱を300系新幹線と戦わせるなんて…。もしかして、狙ってやったのか?


深夜、新幹線の線路を爆走していく、黒い300系新幹線。その情報をキャッチしたGGGは、それがゾンダーである可能性が高いと認定。調査に乗り出しますが、黒い300系新幹線が発する強烈な電磁波の影響で、その調査は難航していました。そんな中、数日後の深夜に護はゾンダーの気配を察知、凱と共に出動しますが、凱のサイボーグの装甲をもってしても、電磁波を防ぐのは難しいことが判明してしまいます。序盤から登場するこの黒い300系新幹線こそ、今回のお話の中心となるもの。ただ突っ走るだけならライナーガオーでの捕獲が可能ですが、強烈な電磁波により周囲の電子機器は完全にマヒ。これによりGGGのメカすら黒い300系新幹線に近づけないでいました。かつて『マイトガイン』で主人公格機:ガインとして登場した300系新幹線が、今回は敵役として登場。『ガオガイガー』放送時は500系新幹線がデビューしており、また700系新幹線のデビューも控えていたため、300系新幹線はちょっと古い機体になってしまっていました。別に敵役として新幹線が登場するのは構いませんが、それと戦うことになるのが、檜山修之さん演じる凱っていうのが何とも言えないなぁ。そんな凱は護の連絡で彼とともに出現予測地点に出動。専用バイクガンドーベルでなんとか黒い300系新幹線の通過に伴う衝撃波を回避しますが、電磁波の影響をもろに受けてしまったため倒れてしまいます。護がいなければ死んでいたかもしれない凱。凱もけっこうピンチシーンが多いですよね。


凱が倒れた翌日の深夜、連休中にもかかわらず再び現れる黒い300系新幹線。護もその出現を察知し深夜に密かに出かけますが、夜な夜な不審な行動をとる護の物音を聞いて、彼の両親である天海夫妻は一抹の不安を覚えます。一方、今度こそ黒い300系新幹線を逃すまいとするGGGは、ある作戦を立て、氷竜・炎竜にすべてを賭けるのでした。真夜中に物音を立てる護に対し、ひどく心配する愛。その理由は、いつかギャレオンが護を連れ戻しにやってくるのではないかという恐怖からでした。8年前、ギャレオンの口から出てきた護を引き取った天海夫妻。そのことについて、彼女の中には、「ギャレオンから護を一時的に預けてもらった」という認識があったんでしょうね。父:勇が護の部屋に行って護の姿を確認しほっとする彼らでしたが、それは護がライオンのぬいぐるみを使って作ったダミー人形。一瞬だけ流れるシーンですが、どこか悲しさが漂います。一方、黒い300系新幹線の捕獲を狙うGGGは、氷竜・炎竜が出動する際などに使われるミラーコーティングを電磁波防御に応用することを決定。ミラーコーティングの威力が持続するわずか数分間に、すべてを賭けることになります。


出動した氷竜・炎竜は、黒い300系新幹線と並走しながらパワークレーンとパワーラダーをブチ込み、電磁波の発生の食い止めに成功。さらに自動操縦のライナーガオーも出動し、黒い300系新幹線を完全に停止させます。事態は終息したかに見えましたが、黒い300系新幹線は再び電磁波を発しながらゾンダーロボへと変化。凱がガオガイガーとなって立ち向かう中、氷竜・炎竜は周辺のレスキュー活動に当たります。電磁波の発生を何としても食い止めるため、作戦実行に移る氷竜・炎竜。その現場指揮は、激がとっていました。あまりにも短いミラーコーティングの持続時間に不安がる護に対し、「勇者だから大丈夫」として作戦の成功を確信していた激。これがまたアツい!やっぱり『ガオガイガー』はアツい作品なんですね!見事電磁波の食い止めに成功した氷竜・炎竜でしたが、黒い300系新幹線はゾンダーロボへと変形して市街地に被害を及ぼすように。これにはガオガイガーが立ち向かいます。黒い300系新幹線の通過、そしてゾンダーロボの攻撃により街に被害が出る描写がありますが、この中には被害に巻き込まれそうになる華ちゃんの姿も。彼女が前半のシーンで「連休中は山形に行く」と言っていたので、今回の戦闘の舞台が山形であるということがわかる描写になっています。


火災を鎮火した氷竜・炎竜は、超竜神へとシンメトリカルドッキング。ガオガイガーのサポートに当たります。ガオガイガーのディバイディングドライバー、そして超竜神イレイザーヘッドの併用でチャンスを作り出し、最後はヘル・アンド・ヘブンでゾンダーの核の抜き取りに成功。護によって核も浄化され、朝焼けとともに街に平和が戻るのでした。今回の戦闘シーンは短いですが、その戦闘手法がとても興味深いものに。通常地面に対して撃ち込むディバイディングドライバーを、今回は直接ゾンダーロボに発射。それにより身体に一時的に穴が空いたゾンダーロボに、超竜神イレイザーヘッドの一部を発射して電磁波を無効化。その後ガオガイガーのヘル・アンド・ヘブンと同時に超竜神が残りのイレイザーヘッドを発射し、被害を最小限に食い止めつつゾンダーロボを撃破しました。ディバイディングドライバー、そしてイレイザーヘッドにはこんな使い方もあるのかと非常に驚かされた今回の戦闘。武器の使い分けも上手いなぁ。

 

 

 

今回はここまで。次回は第8話から第10話をご紹介予定です。来週もこのブログで、ファイナルフュージョン承認!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1997年放送の勇者王ガオガイガー』使用曲「青と赤・超竜神です。

 

劇中では氷竜・炎竜の登場シーン、そして彼らのシンメトリカルドッキングシーンで使用されていたBGM。ガオガイガーファイナルフュージョン時のようなアツさはありませんが、軽快さが魅力の音楽になっています。

 

シンメトリカルドッキングなんてカッコいい言い方していますが、実際の彼らの合体は、かつての『エクスカイザー』のレイカーブラザーズと同じ“左右合体”。当時発売の玩具でも、この“左右合体”の名称が使われていました。シリーズ最終作に最初の作品と同じ合体機構のロボを出してくるなんて…、絶対狙ってるよね?

 

 

 

www.nicovideo.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com

シンカリオンBlu-ray BOX vol.3サミット

f:id:bongore_asterisk:20190619233854j:image

今回は、先月末(5月30日)に発売された「『新幹線変形ロボシンカリオンBlu-ray BOX vol.3」のご紹介です。

 

シンカリオン』のBOX第3弾が、ついに発売。今回収録されているのは第34~51話であり、ブックレットは“演出”がメインテーマとなっていました。

 

本商品の発売を持って、『シンカリオン』のBlu-ray BOXの発売はひと段落した形に。最終巻であるvol.4はいつ発売になるのかなぁ。放送終了後3カ月程度後だろうから、秋口あたりかな?

 

ちなみに、「vol.1」や「vol.2」のレビューは↓こちらです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

bongore-asterisk.hatenablog.jp


 

 

まずはBlu-ray BOX本体から。今回収録されているのは上述の通り第34~51話であり、シンカリオントリニティー(第34・35話)・ドクターイエロー(第38話)・E5×ドクターイエロー(第47話)・E3つばさアイアンウイング(第49話)と、新たなシンカリオンの機体や合体が登場しまくるお話が収録されています。

 

画質はBlu-rayなのでもちろん良好。お話も盛り上がるものばかりでよいのですが、第49話と第50話が本放送版ではなくネット等配信版のみの収録になっており、フタバ×アカギの再現による「クリスマス・エクスプレス」CMの音源がインスト版の差し替えになっています。Blu-ray BOX発売時に「本放送版完全収録!」と謳っていなかったとはいえ、「エヴァ回」が本放送版を収録していただけに、残念です。権利関係がクリアできなかったんやろなぁ…。

 

 

続いて、ブックレット。今回クローズアップされているのは“演出”であり、監督(現在は総監督)の池添隆博さんを中心としたインタビューが掲載されています。

 

演出の話で興味深かったのは、原画段階でも何回もシーン1つ1つの描画の構成が加筆・修正されるなど細部までこだわられている点や、演出についても試行錯誤や製作状況に応じて微調整が繰り返されていたという点。また、シンカリオンの巨大感を出すために、2nd EDにビル街で活躍するシンカリオンたちのシーンが意図的に挿入されていたという話も、面白いと感じました。

 

E7かがやきのシャリンドリルパワードドリルモードの発想も、もとは演出側から出てきたものってのは面白かったなぁ。キャラをちゃんと大事にしてくれている姿勢がうかがえます。

 

そして、このブックレットでは放送延長の裏側についての記述も散見される形に。当初12月頃終了・全52話の予定で進んでいた『シンカリオン』でしたが、早い段階で期間未定ながら放送延長が決定。その後具体的な日程として3月末までというのが一度提示され、その後さらに期間が延びて現在に至るようです。ブックレットの記述から察するに、放送延長の第一報が制作陣にあったのは、カイレンが登場した当たりのようですね。

 

 

 

vol.1やvol.2に負けないボリュームを持つ、この「『新幹線変形ロボシンカリオンBlu-ray BOX vol.3」。ブックレットの内容も興味深く、下山さんの脚本やそのキャラに対する姿勢も、印象に残りました。

 

いよいよ『シンカリオン』もラストスパート。6月29日の最終回を迎えた後、この作品がどう展開していくのか?引き続き注目ですね。

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com

驚いたアジアンブロック玩具の実力

f:id:bongore_asterisk:20190618233446j:image

今回は、先日の東京おもちゃショー2019で私が最も衝撃を受けた、「キアックジャパン」ブースに関する記事です。

 

東京おもちゃショーの記事は↓コチラ

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

特撮界隈や一部のアニメ界隈を出入りしているので、玩具メーカーのことについてはある程度知っているつもりでしたが…、キアックジャパンの存在は本当にこの東京おもちゃショー2019に参戦するまで知りませんでした。いやぁ、これは新しい発見だったなぁ。

 

 

 


f:id:bongore_asterisk:20190618233511j:image

f:id:bongore_asterisk:20190618233522j:image

f:id:bongore_asterisk:20190618233533j:image

キアックジャパンは、名前からもわかる通り「キアック」という会社の日本支社のようなもの。「キアック」自体はタイの会社であり、おもに「BIKKU」というブロックブランドを展開しているようです。

 

海外メーカーの玩具だと、少なからずその国の文化等が感じられる仕様になっていますが、上の商品画像の通り、キアックの「BIKKU」はどれも違和感がほとんどない感じのデザインに。それもそのはず、キアックの玩具コンセプト自体がもともと日本のアニメ文化に強い影響を受けているからなんですね~。しかも、玩具デザインに日本人デザイナーを起用するほどの徹底っぷり。驚かされます。

 

そんなキアックが展開している「BIKKU」は、「レゴ」の商品展開と若干似ていますが、オリジナルの世界観に基づいて生み出されたロボットやメカニックなど、タカラトミーの独自ブランド(トミカハイパーレスキューシリーズなど)のような商品展開の仕方が特徴的。各玩具のデザインも非常に魅力的なものに仕上がっており、男の子心をくすぐること間違いなしです。

 

おまけに、価格帯も非常にリーズナブル。上で少し触れたレゴは価格設定がかなり高めですが、「BIKKU」の場合1つの商品が大体1400円くらい。これでギミックや可動域をバリバリ搭載したロボットやメカニックのブロック玩具が買えます。デザインも日本人ドストライクで、価格もお手頃。こんなの、ウケないはずがないじゃないか!

 

正直、東京おもちゃショー2019で商品群を見た瞬間に「惚れた」、キアックの「BIKKU」たち。なんでこんなに興味深いものを今まで知らなかったのかと思いましたが、キアックが日本で商品展開を始めたのが2017年中頃とまだ2年も経っていない状況で、まだまだこれからという段階だからなんですね。しっかり商品展開をアピールすれば、日本の玩具市場でもやっていけると思いますね。

 

それに、メカニカル系のブロック玩具を展開しているのなら、テレビ東京系あたりとタッグを組んで、アニメを放送してメディアミックス展開をするのも面白いと思いますね。とにかく、このキアックにはぜひ頑張っていただきたいものです。

 

 


f:id:bongore_asterisk:20190618233545j:image

個人的に、うまく商品展開すれば日本の玩具業界を席巻するのではないかというくらいの衝撃を受けた、キアック(キアックジャパン)の「BIKKU」。東京おもちゃショーで一部商品が発売されていましたが、その限定価格も衝撃的だったため、思わず衝動買いしてしまいました。

 

次回以降(おそらく6月24日の週以降)では、ここで購入した玩具について取り上げることにしましょう!

 

 

※参考:キアックジャパン公式HP

www.keak.co.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com