今回は、先月末(5月30日)に発売された「『新幹線変形ロボシンカリオン』Blu-ray BOX vol.3」のご紹介です。
『シンカリオン』のBOX第3弾が、ついに発売。今回収録されているのは第34~51話であり、ブックレットは“演出”がメインテーマとなっていました。
本商品の発売を持って、『シンカリオン』のBlu-ray BOXの発売はひと段落した形に。最終巻であるvol.4はいつ発売になるのかなぁ。放送終了後3カ月程度後だろうから、秋口あたりかな?
ちなみに、「vol.1」や「vol.2」のレビューは↓こちらです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
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まずはBlu-ray BOX本体から。今回収録されているのは上述の通り第34~51話であり、シンカリオントリニティー(第34・35話)・ドクターイエロー(第38話)・E5×ドクターイエロー(第47話)・E3つばさアイアンウイング(第49話)と、新たなシンカリオンの機体や合体が登場しまくるお話が収録されています。
画質はBlu-rayなのでもちろん良好。お話も盛り上がるものばかりでよいのですが、第49話と第50話が本放送版ではなくネット等配信版のみの収録になっており、フタバ×アカギの再現による「クリスマス・エクスプレス」CMの音源がインスト版の差し替えになっています。Blu-ray BOX発売時に「本放送版完全収録!」と謳っていなかったとはいえ、「エヴァ回」が本放送版を収録していただけに、残念です。権利関係がクリアできなかったんやろなぁ…。
続いて、ブックレット。今回クローズアップされているのは“演出”であり、監督(現在は総監督)の池添隆博さんを中心としたインタビューが掲載されています。
演出の話で興味深かったのは、原画段階でも何回もシーン1つ1つの描画の構成が加筆・修正されるなど細部までこだわられている点や、演出についても試行錯誤や製作状況に応じて微調整が繰り返されていたという点。また、シンカリオンの巨大感を出すために、2nd EDにビル街で活躍するシンカリオンたちのシーンが意図的に挿入されていたという話も、面白いと感じました。
E7かがやきのシャリンドリルパワードドリルモードの発想も、もとは演出側から出てきたものってのは面白かったなぁ。キャラをちゃんと大事にしてくれている姿勢がうかがえます。
そして、このブックレットでは放送延長の裏側についての記述も散見される形に。当初12月頃終了・全52話の予定で進んでいた『シンカリオン』でしたが、早い段階で期間未定ながら放送延長が決定。その後具体的な日程として3月末までというのが一度提示され、その後さらに期間が延びて現在に至るようです。ブックレットの記述から察するに、放送延長の第一報が制作陣にあったのは、カイレンが登場した当たりのようですね。
vol.1やvol.2に負けないボリュームを持つ、この「『新幹線変形ロボシンカリオン』Blu-ray BOX vol.3」。ブックレットの内容も興味深く、下山さんの脚本やそのキャラに対する姿勢も、印象に残りました。
いよいよ『シンカリオン』もラストスパート。6月29日の最終回を迎えた後、この作品がどう展開していくのか?引き続き注目ですね。
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