お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-2(第5~7話)

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今回は、勇者王ガオガイガー』の感想記事第2回目です。

 

今回ご紹介の3話では、早くも2号ロボとなる氷竜・炎竜、そしてその合体形態である超竜神が登場。サブのロボが第5話頃に登場するのは『ジェイデッカー』などもそうでしたが、ガオガイガー』は第1~4話が1つのお話という形でまとまっていたこともあって、「えっ、もう出てくるの!?」という印象を受けました。どんどんお話が展開していくなぁ、この作品。

 

 

 

 

Number.05「青と赤」

1997年3月1日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-06プリティーホイラー/トラック運転手と自身のトラック
これが勝利の鍵だ!:AI BOX

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「お互いの失敗は、お互いで助け合えばいい。それが仲間ってもんだ。」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ギャレオンの技術をベースに、自分たちの力で勇者ロボを生み出したGGG。だが、完成した氷竜・炎竜は、目標であったシステムチェンジを達成することができなかった。その頃、小学校の遠足に来ていた護たちは、そこでプリマーダの生み出したゾンダーロボと遭遇する。ディバイディングドライバーの射出も間に合わず、ガオガイガーへの合体もままならないガイガー。そんな時、出動した氷竜・炎竜が奇跡を起こす!さあ今こそ、“システムチェンジ”だ!


システムチェンジ!氷竜!!炎竜!!今回は、『ガオガイガー』における2号ロボ:氷竜・炎竜の初登場回。氷竜・炎竜が出動せざるを得ない状況をきちんと設定し、さらにガオガイガーの活躍もしっかり確保。おまけに護のちょっとした成長回にもなっており、よくこれだけ内容を詰め込んだなぁという感じでした。


ギャレオンの持つGストーン動力炉を模したGSライドを造り、新たなる勇者ロボを生み出そうとするGGG。彼らは氷竜・炎竜の開発に成功しますが、最終目標であるロボット形態への変形を達成できずにいました。同じ頃、護は小学校の遠足で、友人たちとバスの車内に。その裏側では、機界四天王の1人:プリマーダが密かに活動を開始していました。今回になって、氷竜・炎竜の開発に伴い新しい用語が一気に登場。要するに、GSライドと言うのは人工的に作られたGストーンのGパワーの抽出・動力炉。氷竜・炎竜はこれを組み込まれたことでメカ形態からロボ形態へと変形できるはずでしたが、Gパワーのエネルギー充填率が基準に達さず、その変形ができない状態でいるのでした。氷竜・炎竜は成長するAIが組み込まれており、自分の意思を持つ存在。こうしたロボットが登場すると、「勇者シリーズ」って感じがしますね。GGGが彼らの開発に苦心している一方で、護は小学校の遠足に。慢性的な渋滞に巻き込まれる中、都市の一角ではプリマーダにより新たなゾンダーロボが誕生しようとしていました。第1話の描写や、今回の命やスワンに発言によると、この異常ともいえる渋滞は『ガオガイガー』の世界の東京では珍しくない光景らしい。現実世界の日本よりも技術が進歩しているはずなのになぁ…。


一瞬、ゾンダーの気配を感じ取った護。しかし彼は、友人たちとのゲームに夢中になっており気のせいだと受け流してしまいます。そして、護たちの目の前にゾンダーロボEI-06が出現。街を蹂躙して車を踏みつぶしどんどん巨大化していくゾンダーロボは、護たちのバスにも接近。そこに駆け付けたのは、イークイップモードの凱でした。ゾンダーの気配を察知するも、スルーしてしまう護。護の能力は、彼自身が他の何かに夢中になっていると100%の力は発揮できないようです。ここら辺は、やっぱり彼が子供だからってのもあるんでしょうね。そうして彼がゾンダーの気配の報告を遅らせてしまったため、ゾンダーロボEI-06は都市部を侵攻。高速道路などを破壊して車を次々に押しつぶし、それを吸収しながらさらに巨大化していきます。70年代の交通戦争以上の激しい渋滞が頻発している東京は、まさにゾンダーロボにとっては格好の標的。なかなか敵も上手いこと考えましたね。護が自分の行動を悔やむ中、現れたのが凱。彼はギャレオンを呼び、ガイガーへと合体します。


ガイガーとなり、ゾンダーロボEI-06に挑む凱。ですが、ゾンダーロボに拘束されたためなかなかガオガイガーに合体できず、またディバイディングドライバーも調整中だったため、思うように戦えません。ガイガーのピンチに事態を重く見た大河長官は、いまだにシステムチェンジができない氷竜・炎竜の出動を許可。現場でレスキュー活動に励む2体でしたが、凱が本当のピンチを迎え、護が力を発動したとき、奇跡が起こります。ガオガイガーに合体しなければ、ゾンダーロボを倒せないことをすでに知っていたプリマーダ。ゾンダーロボもガイガーを意図的に拘束し、ガオガイガーへの合体を阻止します。第2話以降、割と積極的に合体阻止を行ってくるゾンダー。ロボットアニメの中でも、序盤からこんなにも頻繁に合体阻止してくる敵なんて珍しいんじゃないかな?運悪くディバイディングドライバーも調整中で、八方ふさがり状態のガイガー。彼を救うために出動したのが、氷竜・炎竜でした。氷竜・炎竜はクレーン車と消防車がベースとなっており、レスキュー活動ともおこなえるように設計されているメカ。そのため、ロボットに変形できなくても護たちの乗っていたバスを救うなどしています。ガイガーがさらなるピンチを迎える中、望んでもロボ形態に変形できない氷竜・炎竜。この状況を見た護が叫んだ時、彼の身体からエネルギーが放出。それにより氷竜・炎竜はシステムチェンジ可能なエネルギーの充填を完了し、初めての変形を完了します。ビークル形態からロボ形態へ変形する氷竜・炎竜。そう、これがシステムチェンジだ!


システムチェンジに成功した氷竜・炎竜は、自分たちの能力を存分に生かして、ゾンダーロボEI-06の食い止めに成功。その間に脱出したガイガーは、ガオガイガーに合体して一気にヘル・アンド・ヘブンでゾンダーロボに勝利します。爆発寸前になったゾンダーロボは、氷竜・炎竜の活躍により海に追い出されて爆発。こうして、氷竜・炎竜のデビュー戦は彼らの勝利に終わるのでした。氷竜・炎竜は、細身ながら意外にパワーのあるロボ。2人がかりですが、ガイガーが苦戦していたゾンダーロボを押し返しているので、パワー面ではガイガーを上回っているのでしょう。氷竜・炎竜に助けられたガイガーは、すぐさまガオガイガーに合体してヘル・アンド・ヘブンでゾンダーロボの核の抜き出すことに成功。残ったゾンダーロボの身体は氷竜・炎竜の活躍で安全に処理され、ゾンダーロボの核も護によって浄解されました。新しい仲間を加え、パワーアップしたGGG。意外に氷竜も炎竜も、言葉遣いが丁寧なキャラなんですね。

 

 

 

Number.06「その名は超竜神

1997年3月8日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-07/元タンカー船長と座礁
これが勝利の鍵だ!:イレイザーヘッド

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「僕たちには、私たちには、そんな命令を聞けるプログラムはありません!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!GGG特別隊員に任命され、GGG本部で敵やGGGの概要を知らされた護。その一方で、氷竜・炎竜は自分たちの合体プログラム:シンメトリカルドッキングを成功できないでいた。そんな時、新たなゾンダーロボが出現。ガソリンを吸収して巨大化するゾンダーロボに、凱たちは攻撃ができない。やがてディバイディングドライバーで戦闘フィールドを確保するが、それは敵の狙いでもあった。ガオガイガーのピンチを救おうとするとき、氷竜・炎竜が覚醒する!「シンメトリカルドッキング!超竜神!!」


前回、デビューを飾った氷竜・炎竜。今回は彼らの合体形態:超竜神の初登場回になりました。竜神の活躍にももちろん注目ですが、護がGGGに本格的に協力するようになり、またGGG側もゾンダーのことについてだいぶ理解を深めてきたため、ストーリーがサクサク進行。テンポよく楽しめる形になっていました。


GGGポケベルを使用し、宇宙開発公団の建物内からGGG本部へと入る護。そういったことができるのは、彼がGGGの特別隊員に任命されたからでした。オペレーションルームで大河長官や命から説明を受ける護は、やがて氷竜・炎竜とも再会します。しかし、彼らはどこか強調していないようで…?Aパート前半部分は、GGGの各メンバーたちが護に説明するという形式で、『ガオガイガー』における敵や用語の説明描写が存在。ゾンダー、ゾンダリアン、ゾンダーメタル、そして浄解などの用語が、視聴者にもわかりやすく説明されています。同時並行で、GGG本部の機能についても紹介。オペレーションルームの一部がそのまま上下することで移動するだなんて、壮大で夢のあるシステムだなぁ。説明を受けた護は、オペレーションルームごと下降して氷竜・炎竜のいるブースに到着。彼らは変形自体は容易に行えるようになっていましたが、もう1つの機能:シンメトリカルドッキングについては成功できずにいました。氷竜・炎竜の変形にはGSライドのパワーが必要だったのに対し、シンメトリカルドッキングにはAIシンパレート=お互いのAIの協調性が必要。一定数値以上を合体完了まで維持できないため、合体できずにいたのでした。同じAIを搭載しているにもかかわらず、性格も考え方も異なる氷竜・炎竜。『ジェイデッカー』のビルドチームでもこういった現象が見られましたね。


氷竜・炎竜がいがみ合う中、自分の能力を改めて知り、ゾンダーから人々を救うことに意気込む護。そんな彼を凱たちが見守る一方で、ペンチノンが暗躍。彼は元タンカー船の船長にゾンダーメタルを植え付け、座礁船と融合させてゾンダーロボを誕生させます。ゾンダーロボはガソリンを吸って巨大化し、じょじょに市街地へ侵攻を始めてしまいます。自分の持つ能力=浄解がゾンダーから人々を救う手段であることを改めて認識し、ゾンダーロボを生み出す前に人々を浄解することはできないかと提案する護。これに対し、凱は第4話におけるゾンダーに護が襲われたことを挙げ、彼を制止します。このシーンは実は重要なシーン。「ゾンダーロボの核=ゾンダーメタルを植え付けられた人間をすぐ浄解すれば、ゾンダーロボの出現を食い止められる」という手段が取れないことを明示し、これにより、ガオガイガーと護両方の必要性を生み出しています。浄解能力を持っているとはいえ、護はまだ子供。当然単体ではゾンダーに太刀打ちするのは難しいので、ゾンダーロボから核を抜き出す→護がそれを浄解するという手段を取らざるを得ないのでしょう。まあ、実際のところ(大人の事情的に)はガオガイガーの出番を作るためだろうけど!護がそういったことを考えている頃、ペンチノンが生み出したゾンダーロボは、太平洋から鹿島臨海工業地域に上陸。ガソリンを吸収しながら巨大化し、侵攻を開始します。今回の戦闘の舞台は鹿島。ちゃんと鹿島サッカースタジアムっぽい建造物があるのが細かいです。


凱はガイガーにフュージョンし、ステルスガオーを使って出撃。さらに、それに続いて氷竜・炎竜が出撃します。歩く火薬庫状態になったゾンダーロボを倒すため、氷竜・炎竜は先に消火作業に従事。その間にガイガーはガオガイガーへとファイナルフュージョンし、ブロウクンマグナムでゾンダーロボを海へと追い出し、ディバイディングドライバーで戦闘フィールドを作り上げますが…。ゾンダーロボはガソリンを大量に吸収しているため、そのまま倒せば半径20kmが焼失するという歩く火薬庫のような存在に。これを何とか倒すため、そして引火を防ぐため、氷竜・炎竜が自分たちの能力を駆使して工業地帯の消火活動にあたります。さっきはいがみ合ってシンパレートが低下していた2体でしたが、この作業を通して再びシンパレートが向上。獅子王博士は単純だと若干あきれ気味でしたが、これこそ自律したロボットなりの“人間らしさ”と言えるのではないでしょうか。氷竜・炎竜の活躍により、ガオガイガーへとファイナルフュージョンした凱は、ブロウクンマグナムとディバイディングドライバーを使って、海でのゾンダーロボ撃破を試みます。しかし、これこそが敵の狙いの1つでもありました。ゾンダーロボから核を抜き取れば、残された身体は大爆発。ディバイディングドライバーの戦闘フィールドによって街は守られますが、その中にいる凱、そしてガオガイガーは爆発に巻き込まれて消滅してしまう危険性があったのです―!


死を覚悟してヘル・アンド・ヘブンを繰り出すガオガイガー。氷竜・炎竜は凱から待機命令を受けますが、それを無視して戦闘フィールドに突入。その時、彼らのシンパレートは100%を記録し、シンメトリカルドッキングに成功。超竜神となります。超竜神は、専用武器:イレイザーヘッドを使用してガオガイガーを守ることに成功。ゾンダーロボの核も浄解され、事件は解決するのでした。凱の命令を無視し、戦闘フィールドに飛び込む氷竜・炎竜、ここで彼らが、「そんな命令を聞けるプログラムはありません!」と叫ぶのがアツい!いやぁ、まさかロボットのセリフにまでアツさを感じることになろうとは思いもしなかったよ!シンメトリカルドッキングに成功した超竜神は、イレイザーヘッドを放ってゾンダーロボの爆発を相殺。ガオガイガーを守ることに成功します。イレイザーヘッドは、現時点は超竜神の専用装備。彼らはガオガイガーほどの力はありませんが、こうした戦闘面で重要な役割を持つことになりました。超竜神の戦略上立ち位置(戦闘特化ではなく、どちらかと言えば支援機型)の設定も、上手いなぁと感じますね。

 

 

 

Number.07「黒の300を追え!」

1997年3月15日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-08/代議士御手盛金之輔と300系新幹線
これが勝利の鍵だ!:ガンドーベル

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「大丈夫なの?あの2人!」「大丈夫さ。“勇者”だからな。」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!夜な夜な爆走する、黒い300系新幹線。GGGは既にゾンダーである可能性が高いとにらんでいたが、それがまき散らす強大な電磁波によって、うかつに近づけずにいた。凱すらも機能停止寸前に追い込むその電磁波に対抗するため、GGGは、ミラーコーティングにより電磁波を防げる氷竜・炎竜にすべてを賭けた。タイムリミットは約3分。果たして、氷竜・炎竜は黒い300系新幹線を止められるのか?走れライナーガオー、ファイナルフュージョンせよガオガイガーガオガイガーと超竜神の連携が勝利を呼ぶ!


今までは各話で新展開や新要素などが登場してきましたが、今回のお話は『ガオガイガー』では初めての通常回と言えるお話に。ゾンダーである黒い300系新幹線を止めるべく、GGGのメンバーたちが奮闘します。それにしても、凱を300系新幹線と戦わせるなんて…。もしかして、狙ってやったのか?


深夜、新幹線の線路を爆走していく、黒い300系新幹線。その情報をキャッチしたGGGは、それがゾンダーである可能性が高いと認定。調査に乗り出しますが、黒い300系新幹線が発する強烈な電磁波の影響で、その調査は難航していました。そんな中、数日後の深夜に護はゾンダーの気配を察知、凱と共に出動しますが、凱のサイボーグの装甲をもってしても、電磁波を防ぐのは難しいことが判明してしまいます。序盤から登場するこの黒い300系新幹線こそ、今回のお話の中心となるもの。ただ突っ走るだけならライナーガオーでの捕獲が可能ですが、強烈な電磁波により周囲の電子機器は完全にマヒ。これによりGGGのメカすら黒い300系新幹線に近づけないでいました。かつて『マイトガイン』で主人公格機:ガインとして登場した300系新幹線が、今回は敵役として登場。『ガオガイガー』放送時は500系新幹線がデビューしており、また700系新幹線のデビューも控えていたため、300系新幹線はちょっと古い機体になってしまっていました。別に敵役として新幹線が登場するのは構いませんが、それと戦うことになるのが、檜山修之さん演じる凱っていうのが何とも言えないなぁ。そんな凱は護の連絡で彼とともに出現予測地点に出動。専用バイクガンドーベルでなんとか黒い300系新幹線の通過に伴う衝撃波を回避しますが、電磁波の影響をもろに受けてしまったため倒れてしまいます。護がいなければ死んでいたかもしれない凱。凱もけっこうピンチシーンが多いですよね。


凱が倒れた翌日の深夜、連休中にもかかわらず再び現れる黒い300系新幹線。護もその出現を察知し深夜に密かに出かけますが、夜な夜な不審な行動をとる護の物音を聞いて、彼の両親である天海夫妻は一抹の不安を覚えます。一方、今度こそ黒い300系新幹線を逃すまいとするGGGは、ある作戦を立て、氷竜・炎竜にすべてを賭けるのでした。真夜中に物音を立てる護に対し、ひどく心配する愛。その理由は、いつかギャレオンが護を連れ戻しにやってくるのではないかという恐怖からでした。8年前、ギャレオンの口から出てきた護を引き取った天海夫妻。そのことについて、彼女の中には、「ギャレオンから護を一時的に預けてもらった」という認識があったんでしょうね。父:勇が護の部屋に行って護の姿を確認しほっとする彼らでしたが、それは護がライオンのぬいぐるみを使って作ったダミー人形。一瞬だけ流れるシーンですが、どこか悲しさが漂います。一方、黒い300系新幹線の捕獲を狙うGGGは、氷竜・炎竜が出動する際などに使われるミラーコーティングを電磁波防御に応用することを決定。ミラーコーティングの威力が持続するわずか数分間に、すべてを賭けることになります。


出動した氷竜・炎竜は、黒い300系新幹線と並走しながらパワークレーンとパワーラダーをブチ込み、電磁波の発生の食い止めに成功。さらに自動操縦のライナーガオーも出動し、黒い300系新幹線を完全に停止させます。事態は終息したかに見えましたが、黒い300系新幹線は再び電磁波を発しながらゾンダーロボへと変化。凱がガオガイガーとなって立ち向かう中、氷竜・炎竜は周辺のレスキュー活動に当たります。電磁波の発生を何としても食い止めるため、作戦実行に移る氷竜・炎竜。その現場指揮は、激がとっていました。あまりにも短いミラーコーティングの持続時間に不安がる護に対し、「勇者だから大丈夫」として作戦の成功を確信していた激。これがまたアツい!やっぱり『ガオガイガー』はアツい作品なんですね!見事電磁波の食い止めに成功した氷竜・炎竜でしたが、黒い300系新幹線はゾンダーロボへと変形して市街地に被害を及ぼすように。これにはガオガイガーが立ち向かいます。黒い300系新幹線の通過、そしてゾンダーロボの攻撃により街に被害が出る描写がありますが、この中には被害に巻き込まれそうになる華ちゃんの姿も。彼女が前半のシーンで「連休中は山形に行く」と言っていたので、今回の戦闘の舞台が山形であるということがわかる描写になっています。


火災を鎮火した氷竜・炎竜は、超竜神へとシンメトリカルドッキング。ガオガイガーのサポートに当たります。ガオガイガーのディバイディングドライバー、そして超竜神イレイザーヘッドの併用でチャンスを作り出し、最後はヘル・アンド・ヘブンでゾンダーの核の抜き取りに成功。護によって核も浄化され、朝焼けとともに街に平和が戻るのでした。今回の戦闘シーンは短いですが、その戦闘手法がとても興味深いものに。通常地面に対して撃ち込むディバイディングドライバーを、今回は直接ゾンダーロボに発射。それにより身体に一時的に穴が空いたゾンダーロボに、超竜神イレイザーヘッドの一部を発射して電磁波を無効化。その後ガオガイガーのヘル・アンド・ヘブンと同時に超竜神が残りのイレイザーヘッドを発射し、被害を最小限に食い止めつつゾンダーロボを撃破しました。ディバイディングドライバー、そしてイレイザーヘッドにはこんな使い方もあるのかと非常に驚かされた今回の戦闘。武器の使い分けも上手いなぁ。

 

 

 

今回はここまで。次回は第8話から第10話をご紹介予定です。来週もこのブログで、ファイナルフュージョン承認!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1997年放送の勇者王ガオガイガー』使用曲「青と赤・超竜神です。

 

劇中では氷竜・炎竜の登場シーン、そして彼らのシンメトリカルドッキングシーンで使用されていたBGM。ガオガイガーファイナルフュージョン時のようなアツさはありませんが、軽快さが魅力の音楽になっています。

 

シンメトリカルドッキングなんてカッコいい言い方していますが、実際の彼らの合体は、かつての『エクスカイザー』のレイカーブラザーズと同じ“左右合体”。当時発売の玩具でも、この“左右合体”の名称が使われていました。シリーズ最終作に最初の作品と同じ合体機構のロボを出してくるなんて…、絶対狙ってるよね?

 

 

 

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