お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第29話 ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20240331212606j:image

見た!妖怪騒ぎの正体

 

 

 

そうか。それが蓮華先輩の…ガッチャか。今回の『仮面ライダーガッチャード』は、九ツ村を舞台にした妖怪回の後編。前回と同じくコメディ調でお話が進むも、最後はちょっぴり優しさが感じられる、いい意味で本筋のストーリーから外れた箸休め回になっていました。

 

妖怪騒動の真の引き金となっていたのは、やはり前回より要所要所においてクローズアップされていたお稲荷さま。以前のTV本編でのマジェード初登場回でもそうでしたが、井上亜樹子脚本の場合、お話の核となる要素をちゃんと最初からにおわせする傾向があるように感じられます。これは本当に丁寧でGoodだと感じますが、現状どれもわかりやすかった(少なくとも、「なんかこれ今後のお話に絡むんだろうな」と予想しやすかった)ので、これがさらに自然な形で挿入されるようになると、より見ごたえのある作品になることでしょう。

 

なお、前回(第28話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

逆立ちで地中に埋められた村長!磔にされたり、石の上で硬直したりする地上げ屋!2体のマルガムを倒して事件は解決したかに思われたが、実際はそうではありませんでした。加治木の勝手な推理により、スターシャイン星野そして加治木自身までもが村民たちに疑いの目を向けられてしまう中、宝太郎たちは独自の調査に乗り出します。そして、とうとう加治木たちまでもが犠牲に…!序盤では、前回の次回予告でもピックアップされていた金田一耕助パロディが連発。それだけでも笑えるのですが、お話の流れ的に、加治木がさんざん引っ掻き回した挙句、最終的には自爆しているのがこれまた笑えます。まあ「名探偵にあこがれている」という気持ちは、百歩譲って理解できるとして、なんでついさっきまで師匠と慕っていた星野をいきなり犯人だって名指しするのよ!しかも、村民たちがそれを信じたら、必然的に彼についていた自分自身だってとばっちりがくるってわかるだろうに…。あと、村長が死んでるのではなく気を失っているだけというのは、放送コードの関係もあるのでしょうが、逆立ちで地中に埋められててよく生きてたよな…。そんな星野と加治木は、村民たちにより倉庫に閉じ込められてしまいますが、彼ら自身も被害者になってしまうことで、自分たちが犯人ではないと証明する結果に。あの組み体操みたいな固まりっぷりの態勢維持するの、大変そうだったなぁ。

 

何者かの気配を感じ取り、その正体がアトロポスであると突き止めたりんね。しかし、アトロポス自身も今回の事件については良く知らなそうであること、またキュウビマルガムが出現し襲い掛かってきたことから、宝太郎たちは今回の事件の犯人がそのキュウビマルガムであると確信します。しかし、キュウビマルガムはどこか様子が違い、一度取り逃がしてしまうハメに。その後、蓮華の機転でお稲荷さまに向かった宝太郎は、再びそのキュウビマルガムと対峙します。前回に続きアトロポスが登場しますが、今回は一瞬のみ。登場しなくても十分成立するお話の構成でしたが、次回につなげる意図もあっての登場シーン挿入だったのでしょう。そんなシーンを挟んで登場したのが、今回の敵であるキュウビマルガム。その名の通り、九尾の狐らしく、妖怪的な動きや能力を使って、完全にガッチャードを翻弄します。九尾の狐なんて言われると、前作の『ギーツ』を否が応でも連想しますが、キュウビマルガムのスーツは別にギーツキラーの改造ではなさそうな感じ。ということは、モチーフかぶりは偶然…ってことなのか!?そしてこのあと、キュウビマルガムからお稲荷様を連想した蓮華の先導で、宝太郎とりんねもそこへ向かうことに。階段を上るシーンの会話がやたらフワフワしてたけど、あれ脚本に元から書かれてたセリフじゃなくて、アドリブでやったセリフだろうなぁ。

 

きキュウビマルガムに対し、プラチナガッチャードで挑む宝太郎ですが、決め手がなく苦戦。そんな中、蓮華たちがキュウビマルガムの作った空間の中に閉じ込められてしまいます。しかし、ここは蓮華の強い意思と、彼女が星野から奪還したケミーたちの力で自力で脱出。すると、キュウビマルガムは様子ががらりと変わり、そのままプラチナガッチャードに倒されます。背後にあった岩をも砕いた先から出てきたものは…!終盤では、プラチナガッチャードによる戦闘と、蓮華の奮闘が描写。前者がCG合成を積極的に使用してダイナミックに見せていたのに対し、後者は蓮華の表情や声でその頑張りを表現していました。かつて祖母に守られていた蓮華が、今度は守る番になるという構図はGoodでしたが、これでキュウビマルガム(=お稲荷様)が満足するというのは、ちょっとつながりにくいかなぁという印象。その後登場する、「お稲荷様は温泉を掘り当てさせるために事件を起こしていたのだ」という帰結も、お稲荷様自身の思いはわからないでもないですが、完全に村長がとばっちりじゃんって感じでしたよね(地上げ屋の2人と違って、村に対してマイナスのことをしていた感じが見受けられない)。そしてラスト、ミナトとも合流した宝太郎たちは帰京。その直前、蓮華は祖母といくつかやり取りして別れを告げます。ラストシーンでは、明言はされていないものの、ミナトがやってきたということや、蓮華の様子から、「村民たちはミナトによりケミーにかかる記憶を消されたのだろう」と視聴者に推測させる形になっているのはGood。そしてそのうえで、祖母に蓮華をほめさせることで、「…もしかして!?」と思わせる描写を入れていることも、これまた秀逸でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新学期、それは始まりと出会いの季節。宝太郎のクラスに転入生がやってきて沸き立つ中、宝太郎自身は、演劇部からの頼みを受けて、ロミオとジュリエットの舞台を手伝うことになる。そうした中で、りんねを執拗に付け狙うアトロポスがまた現れて…?

 

次回は、再び富良洲高校を舞台にしたお話になりそう。ここでも再びりんねアトロポスの因縁を描くということは、アトロポスの退場も近いということでしょうか。仮面ライダーレジェンドの本編登場も発表されたし、どう介入してくるのかも気になるなぁ。

 

…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ5 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/