お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第45話 ちょっとした感想

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協力により真価を発揮する王の証の力!

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

ムダだ!必ず希望が勝つ!今回は、リタとカグラギのメイン回であると同時に、宇蠱五道化の1人であるミノンガンの撃破回。それと同時に、今まで2人を取り巻く人々として登場していた、モルフォーニャとスズメのキャラの掘り下げが行われる形となりました。

 

モルフォーニャたちの掘り下げは時期的に遅すぎる感しかありませんが、王たちが突然跡継ぎ候補を検討しなければならなくなった理由、そしてまたも幼児退行するギラたちについては、ちゃんとストーリー上の流れが違和感なく作られており、「なるほど、このトピックがあれば確かにキャラたちはこういう考え方/行動をするよね」という筋道が明確化されていのはGood。ここ最近のお話の中では、多少マシな完成度にはなっていたかな。

 

なお、前回(第44話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

前回の事件を経て、全て覚醒した王の証の力。これにより勢いづくギラたちは、満場一致でこちら側からダグデドに一大攻勢をかけることを決定します。しかし、死ぬかもしれない戦いに、王たち自らが挑むためには、万が一の場合の跡継ぎ候補が必要。中でも頭を悩ませていたのが、リタとカグラギで…。今回はまず、前回発現した王の証の力の試行が披露。火や冷凍、電撃と、それぞれ威力はかなりのものでしたが、それ単体だけでは使い勝手の悪い能力でした。今回の終盤でリタとカグラギがその結論にいち早く達しますが、王の証の力は、複数を組み合わせることでお互いの弱点を補い、かつ能力を高めるもの。思えば、本来1つだった力を6分割しているので、ある意味当たり前と言えばそうなのですが、これにより改めて王たちが団結しなければならない事情を作り出しており、まあまあ良いかなと思いました。そうした王の証の力は、間違いなくダグデドを倒し得る力であるため、こちらから攻撃を仕掛けようと提案したのがギラ。ですが、ラクレスはそれに待ったをかけ、王としての後継者問題に言及します。ここで、よりそれにつき気にするようになるのが、リタとカグラギ。前者はモルフォーニャに重責を背負わせたくないから、後者についてはそもそもスズメ以外に親族がいないからが、それぞれ理由でした。どちらの理由も、ある程度納得できるものでGood。お話の組み立て方としては、合理的だったと言えるでしょう。

 

ヒルビルが倒された恨みで、妥当ギラたちを誓ったミノンガンは、自ら攻撃を仕掛け、その能力でビームを食らった人々の精神を10年前に退行。ギラ・ヤンマ・ヒメノのほか、スズメやモルフォーニャまでその毒牙にかかってしまいます。今とはすっかり性格の違うモルフォーニャたちを見て、リタとカグラギは、これに乗じて彼女らを自由にさせようと画策しますが―。中盤では、まずミノンガンとの戦闘を描き、その後彼の光線の影響で10年前の精神状態に戻ってしまったモルフォーニャとスズメにかかるドラマへと移行。「また幼児退行ネタをやるのか」と前回時点では思っていましたが、相手が同じミノンガンであること、また今度は身体的ではなく精神的な面から攻撃を仕掛けていることから、ちゃんと過去の設定や置きた事象を踏まえての作劇になっていることに気づかされ、これには「なるほど!」と思わされました。また、この中盤のドラマでは、モルフォーニャとスズメに関する掘り下げも挿入されており、前者は獄中で生まれた罪人の娘、後者はかつてラクレスに並々ならぬ恨みを抱いていました。両者ともに、意外に掘り下げがいのある重い背景を持っていて、ちょっとビックリ。これを紹介するのがもう少し早ければ、ストーリー上でもっと面白い展開が出来たんだろうけどなぁ…。

 

長くやり取りをしているうちに、モルフォーニャもスズメも、リタとカグラギのことを理解しきれていないことを察したリタとカグラギは、それぞれお互いの一面を語り、その結果やはり戻るべきところに戻るべきだと確信。ミノンガンを倒してもとに戻し、彼女らの選択に委ねるため、2人はミノンガンに挑みます。そして、ミノンガンは王の証の力の合わせ技であっという間に撃破され、ギラたちも元通りに。こうしてリタとカグラギは、モルフォーニャとスズメに、改めて自分でこれからどうしたいのかの選択を委ねることにするのでした。後半のドラマこそ、リタとモルフォーニャ、カグラギとスズメの繋がりや互いの思いを感じ取れる、今回のクライマックスというべき描写。かつ、それを相手に気づかせるのが互い違いになっている(リタ→スズメ、カグラギ→モルフォーニャ)のは、非常に面白いなと感じました。でもさ、君らそんなにお互いのこと理解しきっているほど、深い関係性築いてきてたか?話の流れとしてはわかるんだけど、けっこう仲間割れを繰り返してきたこの作品でこれをやるのはなぁ…。そして、こうしてモルフォーニャたちを説き伏せたリタたちは、変身してミノンガンと対峙。王の証の力を組み合わせることで、2人だけで勝利をおさめます。流れ的にそうなるだろうなとわかっていた、ミノンガンの最期。仕方ない一面もあるとはいえ、彼、宇蠱五道化の中で一番見せ場が少ない状態で退場しちゃったなぁ。、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次にギラたちに迫る宇蠱五道化は、静謐のグローディ。死を求める彼に、王の証の力を覚醒させたヒメノとジェラミーが、怒りを爆発させて戦いを挑む!

 

次回は、ヒメノと最近出番のなかったジェラミーがメインで、グローディの退場回になりそう。こうなると、残りはカメジムだけになりますが、彼はギラとヤンマのコンビが倒すことになるのでしょう。それが次々回にあるとして…、あと1ヶ月、ダグデド撃破以外何やる気なんだろう。

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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