お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第19話 ちょっとした感想

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映画の勇姿が蘇る!仮面ライダーマジェード再誕!!

 

 

 

私のルールは、私が決める。変身!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、冬映画において初登場していたマジェードが、TV本編に堂々の初登場を果たす一編。りんね主人公の一編としてもよくまとまっており、前回に引き続き、完成度の高い単発回になっていました。

 

仮面ライダー作品には初登板(小説の『ディケイド』は書いてるけど)となる井上亜樹子さんによる脚本は、食事シーンがかなり多かったものの、それを除けばかなり順当な、しかし中盤でダレない作劇だったため好感触。どちらかといえば祖父寄りのお話の作り方なのかなとも感じました。この調子で、今後東映特撮の一翼を担っていくのかなぁ。

 

なお、前回(第18話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

錬金アカデミーが使えなくなったことで、キッチンいちのせを拠点とすることにした宝太郎たち。彼らは錬金アカデミーに殴り込みをかけてでも奪還する方針でしたが、りんねだけが異を唱えます。翌朝、彼女は登校中ミナトと接触し、彼から錬金アカデミーに戻るよう言われますが…。序盤では、ルールに則り行動するりんねの姿が描写。もとからその傾向のあるりんねですが、ちょっと何回もそのことをアピールしすぎたせいで、「今回は彼女がこの傾向を乗り越える話になるんだろうな」というのが容易に読めてしまいましたね。もう少しボカして水面下で動かしても良かったかなと思ったけど、まあ子供向けドラマとしては、これくらいわかりやすいほうがいいのでしょう。そんなりんねですが、翌朝の登校時にミナトと対峙し、早くもルール遵守の方針が試されることに。ここは最終的に、ガッチャード/宝太郎が現れたことで危機は回避されますが、この時点でりんねは、自分で納得出来る答えを出すことが出来ませんでした。ガッチャーイグナイターを見た瞬間、「今それを相手にするのはやめておこう」と言って、すぐに撤退していくミナト。今後のドラマ展開の都合とはいえ、ミナトのキャラクター性を熟知したうえで挿入された、実に自然で合理的な描写でした。

 

グリオンが生み出し、アトロポスの操るケルベロスマルガムが市街地に出現。宝太郎はガッチャードに変身して挑みますが、敵は3体に分裂する力を持っていることから、ファイヤーガッチャードで倒し損ない、またりんねアトロポスの脅威に晒されたことで、苦しい戦いを強いられます。やがて舞台は地下駐車場へと移りますが、ケルベロスマルガムの攻撃の流れ弾がアトロポスの右腕に当たって、彼女は負傷。ケルベロスマルガムは彼女の手を離れてしまい、襲いかかろうとします。今回の敵は、ケルベロスマルガム。グリオンが生み出したものですが、特殊な笛がなければ操れない厄介者であり、お肉大好きな典型的パワー系怪人でした。でも、宝太郎が作ったシュー肉まんには苦言を呈して、りんねも暗に同意していたのにはちょっと笑ったなぁ。ベタなギャグ描写と言えばそうなのですが、これを自然に違和感なく挿入出来ているのは、やっぱり秀逸ですよ。そんなケルベロスマルガムは、ガッチャードが相手にするも、途中3体に分裂したことで1VS3の構図に。さらに、そのスキを突いてアトロポスりんねを手に掛けようとし、ガッチャードはなかなか厳しい戦いをするハメに陥ります。今回、ガッチャーイグナイターは使いすぎるとオーバーヒートするという弱点が披露。こうすることで、クロスエックスレックス等の活躍シーンを確保したほか、「ケルベロスマルガムをなぜすぐに打ち破れないのか」ということの合理的な説明となっており、設定とシーンの使い方がとても上手いなと感じさせられました。

 

アトロポスの危機に、敵にも関わらずケルベロスマルガムに立ちはだかったりんねケルベロスマルガムの攻撃を跳ね除け、自分の意志を確立したとき、ハイアルケミストリングが呼応し、彼女は仮面ライダーマジェードへと変身。ガッチャードも再度ファイヤーガッチャードに変身し、ともに残る2体のケルベロスマルガムを打ち破るのでした。負傷したアトロポスを助けたのは、まさかのりんね。彼女はアトロポスにある種のシンパシーを感じており、それが、何者の批判に対しても屈しない、「私のルールは私が決める」という意思表示へと繋がっていきます。ストーリー展開自体は王道的なものですが、以前のお話を踏まえながらしっかりと過程を経て描写しているため、アツさは十分。さすがにケルベロスマルガムの攻撃を、右腕だけで防ぐのはムチャじゃないかと思いましたが、そんなことを超越するくらいのものが、このシーンにはありましたね。こうしたりんねの意思に、ハイアルケミストリングが呼応して、彼女はマジェードへと変身。ガッチャードも再びファイヤーガッチャード アッパレブシドーに再変身し、それぞれ残るケルベロスマルガムを打ち破るのでした。マジェードの流麗なアクションは、TV本編でも健在!冬映画に比べれば(ロケ地の都合もあって)伸びやかさに欠けていましたが、それでもケルベロスマルガムを寄せ付けない強さ、そしてフィニッシュ時のゆったりとした宙返りは、やはり目を瞠るものがありました。マジェード本当にカッコいいよ。いつかS.H.フィギュアーツ出ないかなぁ!?また、ここで忘れてはならないのが、ファイヤーガッチャードの活躍。今回ファイヤーガッチャードとしては初めてフォームチェンジし、敵を撃破していました。ファイヤーガッチャード状態でもフォームチェンジ出来るんですね。今後、アントレスラーやニードルホークを使う機会も出てくるのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宝太郎たちのもとに現れ、スパナの過去を語る鏡花。同じ頃、当のスパナは、長らく会っていなかった両親と再会していた。しかしそれは、信じたくない真実が明かされることの幕開けに過ぎなかった…。

 

次回は、スパナが主役となり彼のキャラとしての掘り下げが行われるお話になりそう。おそらくこれで、彼に物語上の試練を与えて、次々回あたりで満を持して仮面ライダーヴァルバラド登場となるのでしょう。主要メンバー3人がOP通りに仮面ライダーになるまで、あともう少しですかね。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第45話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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