お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第18話 ちょっとした感想

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掴み取った新しい未来!仮面ライダーファイヤーガッチャード

 

 

 

なぜなら俺は、ドデカい夢に突き進む、未来の大物錬金術師だからだ!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、宝太郎が初めてガッチャーイグナイターを手にし、ファイヤーガッチャードへと強化変身するお話。それと同時に、ガッチャードデイブレイクにより10年前の過去に飛ばされたことで、その過去に何があったのか、そして昨年末の放送回で宝太郎の脳裏に幼い頃の自分とホッパー1の姿があった理由が全て語られました。

 

ドラマ自体は割とストレートでアツいものに。しかしながら、宝太郎に積極的に行動させたり、登場人物の言葉や行動で100%の回答を出さずに「そうであろうことを察させる」という構成にすることで、宝太郎がただ単純にガッチャーイグナイターを入手したり、説明パートが多くなりすぎたりということを防ぐようにしていたのがGoodでした。そして、ファイヤーガッチャードの活躍と、ガッチャードデイブレイクとの別れ―、本放送時は観ててマジでシビレたなぁ〜!

 

なお、前回(第17話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

錬金アカデミーという居場所も失い、失意の宝太郎。しかしそうした中でも、グリオンそしてムーンマルガムの暗躍は止まらず、蓮華や錆丸がその手に落ち、宝太郎自身の目の前でりんねも襲われることに。彼はガッチャードに変身したものの、結局はガッチャードデイブレイクにまたも助けられることになり、ムーンマルガムに勝つためには、ガッチャードデイブレイクの持つガッチャーイグナイターが必要であると教わりますが…。序盤では、蓮華や錆丸、そしてりんねたちが襲われるさまが描写。ここで一度戦闘シーンを挟むことで、ガッチャードデイブレイクの活躍シーンを確保していました。この戦闘シーンでは、武器を交換しあってスムーズに戦う2人の息ぴったりさに目が行きがちですが、個人的にそれ以上に見逃せないなと感じたのが、戦闘後の宝太郎とガッチャードデイブレイクのやり取り。ムーンマルガムを撃破するためには、ガッチャーイグナイターが必要であり、ガッチャードデイブレイクはそれを宝太郎に渡そうとしますが、宝太郎自身はあえてそれを拒否し、自分の力で生み出すことを選択します。「助けられてばかりじゃ、未来のガッチャはつかめない!」と言って、ガッチャードデイブレイクの言葉を拒否する宝太郎。彼の純粋さを感じると同時に、ヒーローらしい行動でGoodでしたね。平成ライダーだと、どうしても「誰かから強化アイテムをもらってすぐそれで変身」という流れになることも少なくないですが、それを制作側が自らぶっ壊していっているその気概にも、好感が持てました。

 

自ら未来を掴む選択をし、10年前の過去へ飛ばされた宝太郎。ひょんなことから、さっそく「過去の自分と接触してはいけない」という約束を破ってしまいますが、自分の目で、グリオンの悪事と風雅の真実を目の当たりにします。そして、全てを知った宝太郎は、幼い頃の自分からゴーグルを託され、直後時間切れで現代はと戻るのでした。ケミー:タイムロードの力で宝太郎が飛ばされたのは、10年前の過去。そこで彼は、やはり自分がホッパー1たちと幼い頃関わっていたこと、またグリオンと風雅のやり取りを目の当たりにしたことで、風雅は無実であったことを知ります。中盤の過去のシーンは、宝太郎やグリオンの過去をしっかりと描きつつ、「なぜ宝太郎がこれらのやり取りのことを覚えていなかったのか」というところにまで言及しているのがGood。幼い宝太郎が、風雅を守るため果敢にグリオンの前に飛び出すのにはグッと来たし、風雅が錬金術の掟に従い、幼い宝太郎の記憶を消していたさまが挿入されたときは、「なるほどそうか!」と膝を打ちました。そして何より、ガッチャーイグナイターの鍵となるのが、ホッパー1たちによって錬成されたゴーグルってのがいいんだよな〜。ガッチャードの意匠にそれが組み込まれていることから、「錬金術により記憶は消されても、その片鱗はキチンと残っていた」ということを暗示してくれているんですよね。これにはもう本当にジーンと来たなぁ!

 

自分の宝物であったゴーグルをもとに、ガッチャードデイブレイクの言葉のもと、自力でガッチャーイグナイターを錬成した宝太郎。自分の夢を、そして力を確立した宝太郎は、ファイヤーガッチャードに変身して真っ向からムーンマルガムに挑み、その圧倒的なパワーとスピードで高速撃破し、りんねたちを救出します。その後、ガッチャードデイブレイクはタイムロードの力が切れたことで宝太郎の前から消滅。その代わり、彼のもとには蓮華たちが戻ってきて、キッチンいちのせを拠点として、引き続きケミー回収を続けることを誓うのでした。終盤では、ガッチャーイグナイターの錬成に成功した宝太郎が、ファイヤーガッチャードへと変身。超スピードとパワーを駆使してムーンマルガムに反撃の機会をほとんど与えず、高速で撃破していました。「高速で敵を撃破する」というと、『W』のアクセルトライアルを思い出しますが(そういやこれもカラーリングがメタリックブルーだ)、ファイヤーガッチャードは攻撃に炎のエフェクトが追加されており、よりドハデな仕上がりに。高速移動のシーンは速すぎてよく見えなかったけど(わざとこういう演出にしているのでしょう)、これはこれで面白かったですね。こうしてムーンマルガムを撃破し、りんねたちも救出した宝太郎。そんな彼に、ガッチャードデイブレイクは、必ず未来をガッチャするよう言い残して消滅していきます。ガッチャードデイブレイクの正体は、やはりあり得た未来の1つから来た宝太郎。ですが、それをわざと明言させずに、独白でチラッとにおわせたり、宝太郎に暗に気づかせてそのまま去っていったりとする演出にしていたのがGoodでしたね。独白シーンのセリフが、今回の中盤で、幼い頃の自分を見て口走っていた宝太郎のセリフと同じなのも秀逸です。今回は、本当に完成度の高い、とても面白い一編でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

りんねもまた、父風雅が裏切り者ではないことを知った。その事実に安堵する一方で、風雅の覚悟に動揺する中、執拗に彼女を狙うアトロポスが、新たなマルガムを使って襲いかかる。りんね再変身!今こそ再び、その言葉で自分を変えろ!!

 

次回はいよいよ、冬映画にて登場していた仮面ライダーマジェードが、TVシリーズでも初登場する一編に。てっきり、仮面ライダーヴァルバラドの登場を優先し、マジェードの再登場は春頃までお預けかなと思っていたので、こんなに早くの再登場は嬉しい限りです。これは次回も見逃せないぞ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第44話 ちょっとした感想」に続きます。

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