お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第15話 ちょっとした感想

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全く予想していなかった仮面ライダー1号オマージュ

 

 

 

皆の思いでガッチャードは強くなれる!俺はその力で、皆を守る!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、スーパーガッチャード クロスエックスレックスのデビュー回後編。エックスレックスとの出会い等は既に前回で描ききっているので、ひたすら冥黒の三姉妹たちとの戦闘描写を中心にドラマが展開されることになりました。

 

ドラマとしてはド直球な王道展開であり、皆の声援を受けてヒーローがさらにパワーアップするという鉄板もの。ですが、どの登場人物にもしっかりと役割や出番が与えられており、そのうえでトリでクロスエックスレックスがさらにパワーアップしてドレッドを破るさまが描かれていたので、最高にアツかったですね。いや本当に、演出だけで言ったら最終回レベルだったよこれ。

 

なお、前回(第14話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、スーパーガッチャード クロスエックスレックスへと変身したガッチャード。ドレッド/クロトーも持てる力をありったけだして応戦してきますが、クロスエックスレックスはそれを上回る力で攻めたてます。しかし一方で、残るアトロポスやラケシスの魔の手は着実にりんねたちに迫っており、彼女たちは最大の危機を迎えていました。序盤では、クロスエックスレックスのこれでもかというほどの強さが描写。クロトーはかなりドレッドの力を使いこなして襲いかかってきますが、クロスエックスレックスは真正面から食らってもほぼびくともせず、的確に反撃してダイナミックなアクションを見せてくれていました。ここのアクションでは、もちろんCG合成も付加されているのですが、現時点での最強フォームだからといって、CG合成を載せすぎずに素のアクションを大事にしながら演出しているのがGood。クロスエックスレックスの良さを引き出してくれていたように感じられました。でも、お話の都合上クロスエックスレックスのピンチを一度は描かないといけないというのはわかるのですが、唐突にドレッドがブーストかけてくるのは、無くてもよかったかな。りんねたちを救うためにガッチャードが自らスキを見せてしまうので、それだけでも十分だったように思えました。

 

アトロポスに、そしてラケシスの変身したクローバーマルガム バンブーラフレシアミクスタスに追い詰められていたりんねたち。ガッチャードもスキを見せたことでドレッドに追い詰められてしまい、ピンチに陥ります。しかし、りんねアトロポス弱点を突いて窮地を脱出。間辺親娘も駆けつけたヴァルバラドにより救われます。ガッチャードが、最終的には一時的に劣勢になるも有利に戦いを進めていた一方で、大ピンチを迎えていたのはりんねたち。りんねアトロポスから精神的な攻撃を受け、間辺親娘は物理的にラケシスに殺されそうになっていました。クロスエックスレックスのデビュー戦に重きが置かれると、どうしてもりんねたちのドラマへの比重が軽くなってしまいそうに思えますが、そこは残る2人の冥黒の三姉妹のうち、因縁の相手をぶつけることで、しっかりと存在感とドラマ上での役割を確保。数話前から出てきていた、りんねアトロポスの因縁において、りんねの一種の反撃をキチンと描写していたのは秀逸でした。一方の間辺親娘も、全力でラケシスに反撃していたのは好印象。間辺が爽を救うために土下座したとき、「このままマルガムになっちゃうのかな…」と不安を覚えましたが、そこはあえて回避していたのはいい塩梅でした。

 

りんねたちが危機を脱したことで、懸案事項がなくなったガッチャードは、再びクロスエックスレックスへと変身。さらに仲間たちの声援を受けて、さらにパワーアップしていきます。負けじとドレッドもレプリケミーカードを大量消費して応戦しようとしますが、UFO-Xの力の合せ技の前にクロトーは分離されてしまい、ドレッドは再び撃破。こうして事件は解決し、宝太郎たちと間辺親娘は、それぞれ思い思いのひと足早いクリスマスを楽しむのでした。終盤では、ガッチャードが再びクロスエックスレックスに変身し、さらなるパワーアップと怒涛の攻撃でドレッドを打ち破るさまが描写。「皆の思いで強くなる」というのは、王道中の王道展開なのですが、それを大マジメに堂々とやってのけているのが、グッと来ましたね。でもまさか、仮面ライダー1号オマージュまでぶち込んでくるとは思わなかったよ!こうして戦いは終わり、ラストは宝太郎たちと間辺親娘それぞれのシーンへ。ここではどうしても宝太郎たちに目が行きがちですが、個人的には間辺親娘のやり取りに注目したいと思えました。2人は錬金術師の掟により記憶を消されているはずですが、手元には爽の撮った写真だけは残されていたんですよね。いくら“記憶”を消されようとも、そのときあった事実を写し撮った“記録”は残る―。どこまで意図して挿入された演出なのかはわかりませんが、非常に上手いなと感じさせられる、唸らされたシーンでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スパナが、ラケシスとの激戦で傷ついたヴァルバラッシャーを修理に出していた頃、街では上空に巨大なヘビが浮かび上がり、石化光線を吐いて襲いかかっていた、ヘビが宝太郎に語りかけてくる言葉は、一体何を意味しているのか!?

 

次回より『ガッチャード』は、追加のレギュラーキャストを迎えて新章に突入!ドラマ面もより複雑で見応えのあるものになっていくのでしょうが、そうした中でも、今あるいい意味での「王道の子供向けヒーローらしさ」は維持し続けてほしいですね。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第41話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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