お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第14話 ちょっとした感想

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心からの呼びかけに、ケミーは必ず応えてくれる!

 

 

 

俺も一緒だよ!君のことをもっともっと知って、仲間になりたい!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、スーパーガッチャードのもう1つのフォームであるクロスエックスレックスの初登場回。京都編のとき等と同じく、戦闘については次回にお預けとしたぶん、クロスエックスレックスのベースとなるケミー:エックスレックスとの交流がしっかりと描かれていました。

 

登場の数話前から、その存在等がにおわされてきたUFO-Xと比べると、エックスレックスは今回でその存在自体が初めて言及されるため、若干の唐突感は否めない印象。しかし、そのぶん今回の大半で、宝太郎たちのエックスレックスとの接触と交流をしっかり描くことで、その唐突感を軽減してくれていました。「ケミーを仲間と心から思う宝太郎の心に、ケミー自身が応えてくれる」―。決して珍しいドラマ展開とは言えませんが、やっぱりこれはアツいですよ。

 

なお、前回(第13話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

クリスマスイブ直前のパーティーの準備中の、宝太郎のもとにやってきたりんね。珠美のはからいで、宝太郎と出かけるこのになった彼女は、その道中でアトロポスに過去言われたことを宝太郎に告白します。その直後、湖のほうから奇妙な咆哮が聞こえ、2人は現地に急行。現場についたとき、その生物の姿はなく、代わりに爽という少女と出会うのでした。今回は、張り手形式で宝太郎がエックスレックスに食われてしまったシーンを最初に持ってきたのち、それまでにどういったことがあったのかを振り返る形でお話がスタート。次回予告でもほのめかされていた、りんねの悩みとは、アトロポスに「狙うなら錬金術師だけにしてくれ」と言ったせいで、錆丸がドレッドにされてしまったのではないかというとのでした。ここで、アトロポスがここ最近「これから起きることは、全部君のせいだよ」とりんねを煽っていた理由をようやく理解。アトロポスとしては、りんねの言葉に従って仲間たち苦しめていたように見せていた(実際は少し違うのだけれど)つもりだったんですね。ここでは、アトロポスの言葉の意味を理解出来たと同時に、そんなりんねを励ます宝太郎のさまが実に彼らしくてGoodでした。そんな2人に続いて降り掛かってきたのが、謎の咆哮と爽との出会い。爽はこの湖にいるという恐竜を本気で探しており、同時に父親である間辺のことを話します。間辺は恐竜が本当に好きな、恐竜専門のフリーライターらしい。相当な変わり者ですが、そんな彼を最も近くで見守る役割の爽が、そんな間辺を嫌うのではなく、むしろ理解を示して誇りを持っているのが、これまたいい塩梅でした。ここで嫌わせてもいいんだけど、あんまりドラマ面でゴタゴタを増やしすぎると、このあとの宝太郎とエックスレックスの交流が描きにくいもんね。

 

スパナが密命を受けて冥黒の三姉妹を襲撃していた頃、ミナトたちの調査で、鳴き声の正体はレベルナンバー10のケミー:エックスレックスであることが判明。直後、そのエックスレックスが現れ、ガッチャードに変身した宝太郎を食べてしまいます。生死不明となった宝太郎でしたが、エックスレックスの体内で間辺と接触。同じ頃、りんねも爽と逃避行を続けながら、間辺に最近あったあることを知るのでした。スパナは今回、りんねたちとは完全に別行動。何者かの密命を受けて、冥黒の三姉妹のアジトを襲撃しドレッドライバーとレプリケミーカードの強奪を狙いますが、ラケシスが変身したドレッドに返り討ちに遭ってしまいます。スパナに命令していた女性もそうですが、スパナの監視対象にりんねも含まれていたのも気になるところ。裏切り者(と思われている風雅)の娘だからというのが主な理由なんだろうけど、それだけじゃあない気がするんだよなぁ。これと同じ頃、宝太郎たちはエックスレックスと接触。宝太郎はガッチャードに変身するもあっという間に食べられてしまい、りんねはやむを得ず、爽とともにその場を脱出。その中で、間辺に最近起きた出来事を語ります。間辺は本当に恐竜好きで、雑誌連載を持っていましたが、出版社の意向に従わなかった結果、連載打ち切りの憂き目に。恐竜が好きだという心が揺らがんとしていたときに、エックスレックスに捕食されてしまっていました。間辺の立場がツラいのはよくわかりますが、ここは出版社の意向がムチャクチャ過ぎなのが笑えるところでもありました。なんだよ、「ネッシーは宇宙人の作り出した兵器だった!」って。そんな記事、今どき子供向け雑誌でもウケないでしょ…。

 

間辺の話をキッカケに、エックスレックスの特性を推測した宝太郎は、自らの頭の中を覗かせ、自身の仲間になりたいという思いが本物であることを晒し、間辺とともに脱出することに成功。ちょうどその頃、りんねたちは冥黒の三姉妹の襲撃を受けピンチに陥っていました。なおもドレッドの力を使って襲いかかる彼女らに対し、スーパーガッチャード クロスユーフォーエックス/宝太郎は、エックスレックスの力を使うことを決意して―!エックスレックスが人間を捕食していた理由は、別に食事のためではなく、それを通じて気になった人間の記憶や本心を知りたいとい興味のため。それに気づいたら宝太郎は、自らの脳内も覗いてくれと進言し、ケミーを仲間だと考えていることを証明して、エックスレックスを仲間にします。ここのシーンは本当に秀逸で、このような行動を取らせることで描写を大幅に圧縮しつつ、宝太郎らしさを存分に出しているのがGood。そしてまた、「宝太郎が小さい頃ホッパー1と接触していた」という今後の展開のにおわせもしっかり挿入しているのが素晴らしいです。こうしてエックスレックスと心を通わせた宝太郎は、スーパーガッチャード クロスユーフォーエックスとなって間辺とともに脱出。りんねたちのもとに駆けつけると、ちょうどクロトーの変身したドレッドに襲われる寸前であったことから、クロスエックスレックスの力を使うことを決意し再変身を遂げます。今回は、クロスエックスレックスに変身したところで終了。さあ、次回でどんな活躍を見せてくれるのかな!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーパーガッチャード クロスエックスレックスの力は強大だが、ドレッドはそう簡単に倒せる相手ではなかった。しかもそのスキに、アトロポスとラケシスの魔の手が、りんねと間辺父娘に迫る!宝太郎は事件を解決し、無事パーティーを楽しむことができるのか!?

 

次回は、クロスエックスレックスのデビュー回後編。その奮闘だけでなく、アトロポスに試されるりんねの姿も描かれそうです。宝太郎だけでなくりんねもまた、自らの前に立ちはだかった障壁を乗り越えるお話になるのでしょうね。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第40話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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