やっぱりしぶとく生きていたラクレス
番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。
チキューの王、ラクレス・ハスティー。地獄の底からよみがえったぞ―。今回は、サブタイトル通り、ギラたちが一時的にいなくなっていたチキューを、ダグデドと組んであっという間に支配してしまった謎の人物：シュゴ仮面の登場回。その正体はやはりラクレスであり、今回はそれと同時にキョウリュウジャー系統のパワーアップアイテムの玩具販促回も兼ねていました。
相変わらず先導されやすいシュゴッダム国民には、もう慣れすぎて何も言うことはありませんが、さすがにちょっとワンパターンすぎるなと言う印象。本当、細かな敵等は変わっていますが、『キングオージャー』って基本的に「ギラたちが誤解されてピンチに陥り、それを敵を倒すことを通じて汚名返上していく」ってパターンを繰り返しているだけなんですよね。もうちょっと、こう…ほかに何かないのか？
なお、前回（第33話）の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
キョウリュウジャーたちの地球を救い、とうとうチキューへ帰ってきたギラたち。ダグデドの妨害を強行突破してシュゴッダムに降り立ちますが、そこで彼らが目の当たりにしたのは、変わり果てたシュゴッダム国民の姿でした。一転して追われる身となってしまったギラたちは、コガネ等の話から、自分たちがいない間に何が起こったのかを知りますが…。今回は、序盤からハデなシーンが連続。チキューに帰り着いたかと思いきや、ダグデドが放ったシュゴッドの大群に襲撃され、それを強行突破してシュゴッダムになんとか帰ってきたと思いきや、堕落しきった国民たちに投石される等、ギラたちからすれば散々な仕打ちばかりでした。宇宙でのシュゴッドによる襲撃は、CG合成頑張っているなぁと思った一方、ギラたちがシュゴッダム国民から投石されるさまは、もうこの国民どうしようもねぇなという感じ。そしてここでゴローゲが出てくるのが、やっぱり制作側はゴローゲの扱いで悪ノリしすぎだよなぁと感じます。フニャフニャしゃべってたから、「ダグデドに操られているのかな？」と思ったけど、公式HP曰く、太りすぎて声が低くなっただけらしい。もう救いようがないですね。こうしたシュゴッダム国民らからの攻撃を潜り抜けたギラたちは、コガネと再会し、自分たちがいない間に何が起こっていたかを知ることに。ギラたちが数日間だと思っていた、キョウリュウジャーの地球での滞在期間は、ウラシマ効果のせいでチキュー換算で約半年になっており、その間に、ダグデドと手を組んだシュゴ仮面なる人物が現れ、何でもかんでも民に与えることで一気に人心を掌握していっていました。
ダグデドの提示した欲にかられたのは、人間だけでなくバグナラクも同じ。突如出現したキンバエジームが、下剋上を狙ってギラたちを襲います。これに対しギラたちは、変身してキングガブリカリバーを使って排除するとともに、巨大化した後はキングキョウリュウジンに合体して撃破することに成功。戦いを終えたギラたちは、カグラギの進言により、コーカサスカブト城へ向かうことにします。中盤では、ギラたちが変身して戦うシーンを作り出すために、本当に突然キンバエジームが登場。ギラたちは変身後、等身大戦ではヤンマの開発したキングガブリカリバー、巨大ロボ戦ではギラについてきていたガブティラを中心に合体したキングキョウリュウジンの力で、それぞれ撃破されることになりました。キョウリュウジャー系統の強化アイテムが今週発売だったこともあり、一気に販促を盛り込んできた形ですが、それを加味しても本当に怒涛の勢いでの新要素大量投入だったなぁ。そういえば、シュゴッダム国民に対しては「民に手を出せない！」と言ってたのに、バグナラクに対しては「お仕置きだ」としてすぐに攻撃しちゃうのはいいのか？確かに過去には戦ってたけど、今は同じチキューに住む仲間じゃあ…？
コーカサスカブト城に突入したギラたちが目の当たりにしたのは、スズメにこき使われるドゥーガの姿。そのスズメも、以前とは性格が変わっており、シュゴ仮面にゾッコンで民衆を見下すようになっていました。やがてそのシュゴ仮面本人が現れ、仮面をとったその下から現れた顔は…！終盤では、シュゴ仮面がその姿を現し、割とそこまで時間を置かずにラクレスとしての正体を披露。そして、宇蠱五道化の一部によりチキューの各王国が支配されていることが明かされます。シュゴ仮面の正体は、やはりラクレス。彼が再びストーリーに介入してくるのはいいのですが、「シュゴ仮面」というネーミングセンスや、顔の上半分しか隠していないのにダース・ベイダーのごとくフゴフゴ息をしたり、なぜか仮面をかぶっている間は声にエフェクトがかかっていたりと（これはそう簡単に正体がバレないようにするためだろうけど）、いろいろツッコミどころ満載な再登場でした。しっかし、ここからギラたちはどうやって逆転するんだろう。そういや、宇蠱五道化側でも、ミノンガンだけ全く出番がないよなぁ…。
ダグデドの手に落ちたチキュー。しかし、ギラたちにダグデドに屈するという選択は全くなかった。陥落した各王国を解放するため、まずンコソパに向かったヤンマは、そこでシオカラらと再会し…。
次回より、宇蠱五道化により支配された各王国の解放編がスタート。各国解放に1～2話ずつ割くことを考えると、これでストーリーを11月末まで持たせるつもりなのでしょう。そして、次の段階に入ると同時にクリスマス商戦に突入…って感じかな。
さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
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