キーボードの上で寝るのはご法度！
俺たちはまだ、ブレーザーのこと何も知らない。知らないから知ろうとする。知ろうとするから…相手のことを考える。今回の『ウルトラマンブレーザー』は、「ニュージェネレーションヒーローズ」作品ではお馴染みと言える、折返し地点での総集編回。事実、新規怪獣やブレーザーの活躍の新撮カットはありませんでしたが、ドラマは総集編であることをほとんど感じさせず、かつストーリーを大きく進めるという、『ブレーザー』の物語において外すことの出来ない一編になっていました。
今回出てきた重要な情報は、今後のドラマ展開に大きく影響を及ぼしそう。そこそこハードな感じになりそうな予感がするけど、メインキャラであるゲントたちSKaRDは、ねじ曲がらずに最後までこの関係性と性格でいてほしいなぁ。
なお、前回（第12話）の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
今回のお話は、総集編回特有の「キャラたちのあからさまな回想」を極力避けるような構成になっているのが大きな特徴。前半はエミ×アンリ×ヤスノブ、後半はゲント×テルアキのやり取りのみでお話が進みますが、会話の流れの中で過去作映像を自然に流すという形になっており、総集編なんだけれども総集編テイストをほとんど感じない仕上がりでした。
前半のエミたちのやり取りは、和気藹々としながらも少しダークな雰囲気が内包されていたのが特徴的。また、「バザンガとゲバルガの宇宙から地球への到達軌道が同じ」、「1999年飛来の謎の隕石V99の存在（レヴィーラ回で曽根崎の持っていた資料にチラッと記載されていたもの）」と、次々に物語に関わりそうな要素がが提示され、そのドラマに釘付けにされました。特に、ここでV99が関わってくるとは予想外だったなぁ。レヴィーラ回でその記述が出てきたのは覚えてたけど、あれはあの回だけの要素（以降のお話には関わらない）と思ってたもん…。
後半のゲントとテルアキのやり取りは、よりハードな雰囲気でドラマが展開。ですが、エミたちのやり取りのときほど要素は交錯しておらず、比較的シンプルな話題（ブレーザーは味方か否か、ブレーザーの名前の由来）でドラマが進み、最後にはゲントの回想という形で、今までのブレーザーの活躍シーンが挿入されました。テルアキは今回表情が固かったけど、いつものマジメさが出たのか、それともゲントの言動や判断に疑義を抱いているのか、どちらとも取れるのが気になるんだよなぁ。まあこの辺りは、次回以降でおいおいわかってくるのでしょう。
そして、今回は冒頭から述べている通り総集編回であるため、より長くドラマパートに時間を割けており、今まで明かされていなかった各キャラたちの特徴や過去も公開。特にエミの情報お披露目が多い印象を受けました。学者の父を持つ彼女は、あまり苦労せず天性でMITに飛び級入学して卒業したものの、かと言ってやりたいこともなく、地球防衛隊をハッキングしていたところ捕まり、結果その能力を買われて防衛隊入りしたらしい。エミがハッカーだったということに驚いたと同時に、これだけ彼女の内面が明かされたのだから、今後のドラマでそれに関わるお話も出てきてほしいなぁと思いました。
夜な夜な超高速で上空を飛行し、突風で被害を拡大させる、怪獣デルタンダルが出現した。それを倒すため、ブレーザーは、そしてアースガロンは、大空へと飛び立つ！一方で、1人いち早く「V99」に引っかかりを覚えていたエミは、どのような真実にたどり着くのか！？
次回は、制作発表記者会見で特徴的な姿を見せていたデルタンダルの登場回。そして、後半戦の開幕回にふさわしい、地球防衛隊の謎に切り込むドラマが展開されそうです。『ブレーザー』後半戦も、やっぱり見逃せないぞ！
空を切り裂く巨影を、捉えることはできるか―！？
bongore-asterisk.hatenablog.jp
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