お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第30話 ちょっとした感想

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最後の宇蠱五道化は陰湿そうな強敵!

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

命をもてあそぶ者に…慈悲はない!今回は、宇蠱五道化最後の1人:静謐のグローディの初登場回。それを演じるのは天野浩成さんであり、またまた『ブレイド』のギャレンが、敵組織の幹部役で東映特撮に帰ってくるという形になりました。

 

本作序盤から引っ張ってきた「神の怒り」事件に関する謎も、今回をもってひと通り解明。ですが、以前のお話から断続的に犯人に関するにおわせがあったので(もちろん、犯人が静謐のグローディであると明言されていたワケではありませんが)、いざ全ての謎が解き明かされたとき、思ったほどの爽快感と驚きがなかったのは、少しもったいないなと感じました。言い換えれば、それだけ以前からキチンと視聴者側にもヒントが提示されていたと言え、丁寧なお話づくりと言えるのですが…。なんだか、ねぇ?

 

なお、前回(第29話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

ゴッカンのブローチ修理終了の報せを受け、イシャバーナのヒメノのもとを訪れたリタ。これを機会に、ヒメノから自分の右目のことについて訊かれますが、母カーラスからの言い付けを守り、それには口を閉ざして話を逸らします。同じ頃、密かにジェラミーのもとを訪れていたギラの前に、行き倒れかけていた男性が担ぎ込まれて…。序盤では、ヒメノとリタの1対1でのやり取りが描写。2人きりになるのは今回が初めてではないはずですが、リタはなぜか動揺しまくりでした。この直前に右目のことを訊かれたことを加味しても、あまりにも動揺し過ぎなリタ。話の話題に唐突にもっふんを出して、それになった瞬間早口で饒舌になったところを見ると、リタって典型的なひと昔前のオタクみたいな性質…なのかなぁ?このようなやり取りをリタたちがやっている頃、謎の男性を介抱していたのが、ギラとジェラミー。この男こそ、今回のお話を引っ掻き回す存在でした。

 

カーラスが突然イシャバーナに現れ、冷気で街を攻撃。国を守るために変身するヒメノに対し、目の前のことが信じられなかったリタは、あえて変身せずに生身で真っ向からぶつかり、なんとかカーラスを止めます。ところが、カーラスは既に数日前に死んでいたらしいという不思議な検死結果が。そこへ今度は、ギラとジェラミーにより行き倒れの男性が担ぎ込まれますが、その顔を見てヒメノは絶句。この男こそ、「神の怒り」事件の犯人かつ、宇蠱五道化最後の1人である静謐のグローディでした。ケロッとした顔で立ち上がった彼は、カーラスにかかる一連のことを語り始めます。死んだカーラスを操っていたのは、ずっと彼女に封印されていたはずの静謐のグローディ。カメジムがシロンを騙して復活させていました。明言されていないけど、静謐のグローディが復活する直前、カメジムの前に倒れた男性はシロンだよなぁ。宇蠱五道化のせいで、リタは一気に天涯孤独になっちゃったということか…。そんな静謐のグローディは、ボソボソとしゃべる陰湿そうな男性であり、やたら死にこだわる奇妙なヤツ。死体を動かすことはできるも操るにまでは至らないらしく、またヒメノたちから致命傷になりうる攻撃を受けても、ピンピンしていました。静謐のグローディのねっとりとした不気味さは、天野さんの演技も相まってよく表現されていてGood。「死を求めているのになかなか死ねない」というのは、やっぱり本人も気づかない内に既に死んでいるからじゃないかなぁ?でも、それだとひねりがなさすぎるか…。

 

リタの父シロンも母カーラスを殺した、「神の怒り」事件の犯人が目の前にいる―。怒りに燃えるリタたちは変身し、静謐のグローディに立ち向かいます、しかし、その強さはハンパなく、ほとんど手も足も出ずじまい。そこに続いて現れたのは、なんと2000年前に死んだはずのジェラミーの母:ネフィラでした。終盤では、静謐のグローディに対し怒りに燃えるギラたちの戦いが披露。中でも、彼を封印すべく、速やかにその身を呈してカーラスと同じ行動をとろうとしたリタと、その彼女を止めるヒメノの2人が、強く印象に残りました。構図的には最高なんだけど、もっふんを絡めたせいで、シリアスをやりたいのかギャグをやりたいのかあいまいになってとっ散らかってしまった感も否めないのが、ちょっと残念なところ。ハード調になりすぎた雰囲気を緩和すべく、わざと挿入したんだろなとも思えますが、ここは雰囲気を崩さずそのまま硬派に(もっふんの描写を挟まず、ダイレクトにヒメノがリタを抱きかかえる描写で)行ってほしかったですね。このように、各々奮闘するギラたちですが、静謐のグローディを倒すには全然及ばすじまい。そんな中で唐突に介入してきたのが、ネフィラでした。ここでネフィラが登場するなんて、私を含む視聴者の誰もが予想していなかったことでしょう。彼女が復活したのは、静謐のグローディの力の影響か?それとも別の何かの力の作用か?またしても謎を残して、『キングオージャー』は次回に続く―。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現れたネフィラは、ジェラミーにつきまとい、それがギラたちの絆にヒビを入れる。瓦解寸前のキングオージャーは、崩壊寸前のシュゴッダムを救うことが出来るのか?そして、ジェラミーがとるのは、ネフィラかそれともギラたちか?

 

次回は、再びジェラミーに関わるお話。ネフィラが巨大化することから、久々に巨大ロボ戦もありそうです。ネフィラもまた、静謐のグローディの力でよみがえった死体なのかなぁ?でも、いくらバグナラクとはいえ、2000年も死体が腐らずに残っているものなのか…?

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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