お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第20話 ちょっとした感想

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民の声援を受ける本物の王!

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

民を犠牲にし、国を名乗る、身の程知らずの雑魚が!雑魚は雑魚らしく、ひねり潰してくれるわ!!今回は、ギラとラクレスの決着回。最終的に仲間たち、そしてシュゴッダム国民の支持を受けたギラが、キングクワガタオージャーの力でオオクワガタオージャー/ラクレスを打ち破って玉座を奪うという、以前の決闘裁判回とは真逆の構図になりました。

 

ギラが優しさを見せても、結局最後まで変わらなかった、ラクレスの悪役ムーブ。しかし、「彼にも何か事情があるのではないか」ということは以前からにおわされているし、演じる矢野さんのオールアップ報告も来ていないし、ラクレスはまだまだストーリーに介入してくれそうな気がします。ラクレス、見ていて気持ちのいいキャラではないけど、今回で退場させるには惜しいキャラなんだよね。

 

なお、前回(第19話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ラクレスに決闘裁判を申し込んだギラ。しかし、それによりラクレス自身に時間的猶予を与えたことから、スズメとの結婚やそれによる大衆の目の誘導等の工作を行われ、ギラの立場はほぼ以前と同様にまで戻ってしまいます。リタの批判を受けても、ギラが動じていなかった頃、カグラギはジェラミーとともに、ある作戦を展開しようとしていました。序盤では、ラクレスとスズメの結婚と、それを受けて行動を開始するヤンマたちとカグラギのさまが描写。ヤンマの危惧どおり、カグラギとラクレスが縁戚関係となったことでカグラギがラクレスに寝返る可能性もありましたが、当のカグラギはそんな気はさらさらありませんでした。序盤のシーン時点では、私もヤンマと似たような考えを持ちましたが、このあと挿入される描写や展開を踏まえると、カグラギはやっぱりラクレスを良くは思っておらず、スズメとの結婚も完全に「やられた」という感じだったのでしょうね(カグラギが恥をしのんでジェラミーに協力を求めている等より)そう考えると、ギラがわざわざ再度の決闘裁判を持ちかけたことが、さらに厄介な要素扱いとなりますが、ギラは当初その真意を明かさずじまい。さすがのリタも、彼を前にして絶叫してしまいます。ギラの真意は、のちのシーンで判明。気持ちはわかるけど、やっぱり…事態をややこしくした感は否めないよね。

 

コーカサスオオカブト城に戻ってきたボシマールに、オージャランスの奪還を指示して、ラクレスはギラとの決闘裁判へ。両者の戦いは、オージャクラウンを持つオオクワガタオージャーが優勢かと思われましたが、クワガタオージャー/ギラが健闘。一度はラクレスを追い込み、改心の猶予を与えます。しかし、そのギラの優しさが、彼に新たなピンチを招くことになるのでした。中盤より、ギラとラクレスの決闘裁判がスタート。オージャクラウンを持ち、キングオオクワガタオージャーとなって向かってくるラクレスのほうが、戦力面では優勢のはずですが、クワガタオージャーであるギラも奮闘。なんと、一度はオージャクラウン等の力を使わずにオオクワガタオージャーを追い詰めて見せます。ここでのアクションは、クワガタオージャーが実に巧みな立ち回りをしており、前回の決闘裁判から明らかにギラの戦い方が上達していることがガツンとわかる形に。彼の成長をひしひしと感じることができました。そんなギラは、ラクレスにトドメを刺せるところまで追い詰めますが、彼に国民への謝罪と改心を要求。ギラのこの決闘裁判にかかる真意は、幼い頃のラクレスが言っていたような王様に戻ってほしかったからでした。ギラの思いはよくわかりますが、その優しさこそが、彼の弱さ(同時に、良さでもあるのですが)。ラクレスに反撃されてしまいますが、ここでラクレスは、決闘裁判のさまが中継されていることを忘れて本音をぶち撒けてしまい、ゴローゲをはじめとするシュゴッダム国民から一気に顰蹙を買うことになります。

 

ジェラミーたちの戦闘のどさくさに紛れて、オージャランスを奪い、ラクレスのもとに駆けつけたボシマール。そのランスは偽物でしたが、それ以上の驚くべき事実が明らかになります。悲しみを覚えながらも、後には退けない状況であるラクレスは、決闘裁判を続行。しかし、民を道具と考えている本性がバレ、さらにカグラギの介入でオージャクラウンとオージャランスを手にしたキングクワガタオージャーの前に、オオクワガタオージャーは全く歯が立たず、返り討ちに遭って崖下へと転落していくのでした。終盤では、どさくさ紛れの棚ぼたでオージャランスを入手したボシマールが、決闘裁判に乱入。そのオージャランスは、ジェラミーの作ったフェイクでした…ということまでは予想できていましたが、ボシマールの正体がカメジムであり、本物のボシマールはかなり前に殺されているとは思ってもみませんでした。確かに、以前からシュゴッダム内部の情報がデズナラク側に漏れているようだという話はありましたが、そのスパイがボシマールだったとはね…。ドゥーガに比べて出番が少なかったのも、カメジムが1人2役をやっていたからということであれば、なるほど合点がいきます。上手いこと考えましたね~。その事実を前にして、さすがに動揺を隠しきれなかったラクレス。しかし、決闘裁判をやめるわけにはいかず、ギラに戦いを挑みます。ですが、ラクレスの態度を見て態度を翻した国民たち、そしてカグラギの手によりオージャクラウンとオージャランスを入手したギラに/キングクワガタオージャーに勝てるはずがなく、必殺技を食らって崖下へ転落していくのでした。ラストの戦闘シーンは、火薬爆破モリモリのドハデなアクションに目が行きますが、ここに至るまでのラクレスの憐れさも、しっかりと注目しておきたいところ。身から出た錆と言えばそれまでなのかもしれませんが、彼にははかなさを感じたなぁ―。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れてギラは、シュゴッダムの新たなる国王となった。国王としての彼の初仕事は、ジェラミーを除く4人の王たちとの得意分野4番勝負と、失職状態になっていたドゥーガの就職活動の手助けだった!?

 

物語もひと段落したからか、次回は肩の力を抜いて観れそうな単発回になりそう。そう言えば、『キングオージャー』はこうした戦隊らしい単発回が今までなかったことから、どんな展開になるのか楽しみです。あんまり悪ノリしなきゃいいけどね…。

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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