心から結集するシュゴッドたち！
番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。
え、クワゴンシュゴッドソウル無いの？なんで！？今回は、3号ロボであるキングコーカサスカブトのデビュー回前編。コーカサスカブト城の秘密が明かされたほか、シュゴッドたちの意思にスポットが当てられており、興味深い一編となっていました。
1話の中でこなすべき要素が多く、ややすっ飛ばし気味ながらも、カグラギの語りやギラの行動で可能な限り描写を圧縮し何とかまとめ上げていたなという印象。また終盤の戦闘シーンで、イラガジームをシュゴッドたちが合体せずに合体攻撃で打ち破っていたのは、ちょっと思ってもみない展開でした。なんかこの勢いだと、キングコーカサスカブトなくともダイゴーグ倒せそうな勢いだったけど…さすがにそれはムリか。
なお、前回（第21話）の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
現れたダイゴーグに、果敢に立ち向かわんとするキングクワガタオージャー／ギラたち。ところが、ダイゴーグは三大守護神のシュゴッドソウルを飲み込み、超巨大化してシュゴッダムを破壊せんと迫ります。何とかキングオージャーに合体し応戦しようとするキングオージャーでしたが、トンボオージャー／ヤンマたちの意見に反して、キングクワガタオージャーは、ダイゴーグからの攻撃からの撤退を選択。これによりシュゴッダム内の街1つが吹き飛ぶ結果を招いてしまいます。今回は前回からの続きであるため、ダイゴーグとの戦闘からスタート。オージャクラウンとオージャランスの力を手に入れているキングオージャー側が有利かと思われましたが、ダイゴーグがシュゴッドソウルを飲み込み巨大化するという荒業を見せたことで、戦局はダイゴーグの優勢で進んでいきます。序盤の展開はスピーディーであり、かつ「なぜキングオージャーが敗北してしまうのか」という理由付けがキチンとなされているのがGood。「エクストリームキングオージャーになれないのは、三大守護神のシュゴッドソウルをダイゴーグが飲み込んだから」・「キングクワガタオージャーがわざわざ仲間たちの意見と違う行動をとったのは、シュゴッドたちの思いを感じ取ったから」と、わずかな時間の間にシンプルかつ端的な理由付けをすることで、ギラたちが窮地に陥る展開に全く違和感なく突入させることができていましたね。ダイゴーグに対して突然シュゴッドたちがビビり始めたのは…、三大守護神のシュゴッドソウルが飲み込まれたと知ったからなのかな？
ヤンマがギラのことを責める一方、この前の決闘裁判のときにつかんだコーカサスカブト城の秘密を洗いざらいしゃべり、ギラがオージャランスを使うことで、コーカサスカブト城の秘密を解放できるのではないかと進言します。言われた通り実行するギラでしたが、イラガジームの襲撃もあり失敗。イラガジームの攻撃にはヤンマたちが応戦し、彼らはギラにコーカサスオオカブト城へ戻るよう言いますが、ギラはそれに反し、ゴッドクワガタのもとへと走るのでした。中盤では、カグラギの語りと、スズメのアシストで、コーカサスカブト城の秘密が一気に明かされることに。キングコーカサスカブトに変形できることを除けば、このパートでその秘密のほぼすべてが語られたと言ってもいいでしょう。本来、こうした展開はギラたち主人公が探り当てていく流れが順当なのでしょうが、ここでカグラギのキャラとしての特性を上手く使い、そうした描写をすべて圧縮しているのは、巧みだなと感じましたね。ちなみに、今回もキャストクレジットのあったラクレスは、ここでのスズメの回想シーンで登場。明らかに演技っぽいせりふ回しに、素直に回答しているラクレス、実はいい人なんじゃ…。そして、こうした展開ののち、イラガジームの襲撃が開始。シュゴッドハンターの名にふさわしい攻撃的なデザインはカッコよく、今回だけで退場させるには惜しい敵だなと思いました。
ゴッドクワガタのもとへ走り、説得して奮起させたギラ。時同じくして、ヤンマは各種ゴッドたちが動かない理由を見抜き、ギラのことを示しながら、自ら行動をすることを促します。その結果、ゴッドクワガタたちシュゴッドは、自ら戦うことを選択。イラガジームを撃破するに至りますが、ダイゴーグの危機がまだ去ったわけではありませんでした。終盤では、ギラとヤンマが、シュゴッドたちを奮起させる役割として、重要な立ち回りを見せることに。両者ともにシュゴッドたちの意思に着目し、彼らを自らの意思で戦わせようとするさまは、面白いアプローチだなと感じました。欲を言えば、ヤンマがシュゴッドに対する考えを、単なる機械→意思を持つ仲間に変える過程をもっと丁寧に描いていれば、なお面白いドラマになったかな。それでも、終盤のこの展開は、興味深く観ることができました。そうしたドラマを経て、自ら立ち向かう意思を示したシュゴッドたちは、キングクワガタオージャーの指揮のもと、合体光線を放ちイラガジームを撃破！しかし、まだダイゴーグの脅威は去ったわけではありません。ギラたちはこの危機にどう立ち向かうのか？次回に続く―！
コーカサスカブト城最大の秘密。それは、城自体が変形し巨大ロボ：キングコーカサスカブトになることだった。しかし、ギラがオージャランスを刺してもなお、コーカサスカブト城は動こうとしない。ギラたちに足りないものは何なのか？このままシュゴッダムは、ダイゴーグの前に滅んでしまうのか！？
次回、いよいよキングコーカサスカブトが立ち上がる！ドラマ展開的に、ダイゴーグの次回での退場は必至だろうなぁ。あ、あと、『ギーツ』と違って『キングオージャー』は来週も放送があるから、注意が必要だぞ！
さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。
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