今回は、6月3日に発売された、「ウルトラアクションフィギュア ゼットン」のご紹介です。
怪獣系フィギュアについても、ここ最近拡充が目覚ましい「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」。『ウルトラマンブレーザー』放送開始直前である6月は、『ウルトラマン』から相次いで怪獣がチョイスされることになり、その第1弾として発売されたのが、このゼットンでした。今のところ『ブレーザー』への登場予定もないのに、なぜこのタイミングでの商品化なんだ…?
なお、ゼットンと因縁深い、ウルトラマンとウルトラマンジャックの各ウルトラアクションフィギュアのレビューは↓コチラです。
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パッケージから取り出すと、こんな感じ。パッケージ画像に使用されているスーツは、近年の作品で登場しているものですが、フィギュア自体がモデルにしているのは、『マン』最終回で登場したオリジナルのもの。造形も塗装もくっきりしており、シンプルながら力強さと鮮烈なインパクトを感じる、秀逸なものになっています。
造形面は、ほぼ文句なしと言っていいほどの素晴らしい完成度。臀部の甲羅のような造形物の反り具合が、若干オーバーすぎるんじゃないかと思いましたが、それ以外はもう完璧。ディスプレイフィギュアとしての活用にも十分耐えられるほどのクオリティーです。いや~、ボーイズトイフィギュアでこれだけの出来のものを投入してくるとは、バンダイもなかなかやるなぁと衝撃を受けました。
塗装面は、もともとゼットン自体が細かいカラーリングをしていないことから、結果的に目につく個所はほぼすべて塗装されている形に。成型色として使用されているブラックがつや消しのものになっており、それが重厚感を醸し出しています。バルタン星人やジャグラス ジャグラーは、比較的テカテカの通常塗料を使っていましたから、これは大きな進歩ですね。
可動域については、かつてご紹介した「 特空機2号 ウインダム」とほぼ同一。両手の指が可動しないことを除けば、ウルトラマン系統のそれと同程度の可動箇所と範囲を誇ります。
ゼットンはそのデザイン上、両腕を上にあげる動作が、肩部分の造形により大きく制限されてしまうのですが、その影響をできるだけ少なくするために、肩部分の関節をあえて可動域の広いジョイントを使用。これにより、腕がグリグリ動いてくれます。
そして、このようなゼットンをあれこれ動かしてみると、こんな感じ。その可動域の広さと、それによるポージングの多様性を感じていただけると思います。
一部、「ゼットンはネタでもこんなポーズしてないよ」というのもありますが、これは、思ったより動くゼットンに、私が興奮してしまった結果。それだけ、このフィギュアは“可能性”を秘めてるんですよ。いやぁ、スゲェ遊びがいがあるなぁ。
なお、このゼットンには、同じウルトラアクションフィギュアのウルトラマン等で使用できる、スペシウム光線や八つ裂き光輪のエフェクトが付属。ゼットンとともに遊ぶことが可能です。
ウルトラマンの中でも代表的な技だから…ということでの、この2つのチョイスなんだろうけど、よく考えてみるとこれら、どちらもVSゼットン戦で真正面から破られてる技でもあるんですよね。もし、バンダイ側がそこまでわかってて付属させてるとしたら―いやはや、なんかもう「よくやるよなぁ」って感じですね。
想像を遥かに超える、素晴らしい完成度を誇っていたゼットン。冗談抜きで、今後の「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」のさらなる発展を予感させるクオリティーであり、この調子で『ブレーザー』系のキャラも、どんどんウルトラアクションフィギュア化してほしいなと感じました。
でも、その前に発売されたのが、ゴモラのウルトラアクションフィギュア。というワケで次回以降では、「ウルトラアクションフィギュア ゴモラ」を取り上げることにしましょう!
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