裁判は揺るがないけど情緒は揺るぎまくりのリタさん
番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。
地が裂け、天が降ろうとも、このリタ・カニスカは揺るがない！今回は、キングオージャー初期メンバー最後の1人：リタ／パピヨンオージャーのメイン回。放送開始前からいろいろと言われていた彼女ですが、フタを開けてみると、想像以上にいろんな属性モリモリで、衝撃を受けました。
細かいところを観れば粗いところもありますが、今回の1話だけでリタのキャラクター性やギラが問題なく行動できるようになる理由（無罪放免となる）、そして5人がそろう理由を違和感なくまとめ切っているのは、素晴らしいところ。どいつもこいつもクセの強いキングオージャーですが、少なくともチキューを守るという意思は合致しているので、大きく仲違いすることは今後ないでしょう。問題は、心から1つになれるのはいつの日かということだな…。
なお、前回（第4話）の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
ゴッドパピヨンにより、ゴッカンに連行されたギラ。いつものごとく強がって、自分をラクレスのもとに連れていけと主張しますが、リタはそんな彼に対して冷たく、取りつく島もありませんでした。そんなギラを収監し、別の被告人の裁判を終え、自室に戻ったリタ。そんな彼女には、誰にも見せていない一面があって…。今回は、第1・2話のようにOPが省略され、さっそくリタの出番多めでドラマがスタート。ギラに対しても冷静に対処し、迫りくるサナギムをパピヨンオージャーに変身してあっという間に倒してしまう彼女は凛々しさ満点だった分、その後ひと仕事終えて自室にこもった際のギャップがハンパないものでした。ああいうクールに見えるキャラほど、見かけによらない一面があるものですが、リタの場合、実際はぬいぐるみと自分で会話しちゃうような行動がそれ。その構図のインパクトに隠れて目立っておりませんが、書類やモノで散らかりまくりの自室内も、表向きの顔である「厳格な裁判長」というイメージとは真逆なものになっています。あまりにも描写が一気に振り切りすぎており、よく考えてみると「振れ幅デカすぎだろ」と戸惑いそうになるのですが、不思議とスッと受け入れられてしまったのが驚きです。きっと、前情報で散々いろんな憶測を耳にしていたからだろうなぁ…。
ギラの裁判のため当初はモルフォーニャに任せようとしていたものの、結局自らの足で証拠固めをしていくリタ。自分の見当通りになかなか進まないそれに音を上げつつも、着実に真実へと近づいていきます。同じ頃、裁判を待つため暫定的に収監中のギラは、モルフォーニャから、このゴッカンの国民について教えられることに。少し小馬鹿にしたような口調に対し、ギラの返答は、彼女の予想していなかったものでした。モルフォーニャに一度は仕事を任せたはずなのに、なぜか結局自分で各国を回って、証拠固めをしてくリタ。一国の王としてそれはうかつすぎないかということはさておき、その姿には好感が持てました。でも、見当違いで上手くいかないと、すぐ大声出して音を上げるというのは、ちょっとキャラ属性盛りすぎかな…。こうしたリタの動きの一方で、ギラはただひたすらゴッカンの牢獄の中。モルフォーニャからこの国のことについて聞かされますが、ギラはそれを踏まえて、リタに理解を示します。国民の大多数が、リタ自身に裁かれた者たちであるため、決して支持者が多いとは言えないリタ。しかし彼女は、好き勝手に被告人たちを裁いているわけではなく、きちんと根拠に基づいて法という正義を執行し、正しさを貫き通している―。ギラの理解は正しく、そして彼の人としての頭の良さを感じさせられました。やっぱりギラ、あんた王様になる素質あると思うよ。王族に身を置いて生活していた記憶がないから、若干理想論を語ってしまうフシはあるけどね。
ついに開かれたギラの裁判。ラクレスは、ギラが有罪となり死刑判決が出ることを望んでいましたが、実際に出されたのは無罪判決。しかも、ギラがラクレスの実弟だという事実まで明かされてしまいます。分が悪くなり撤収するラクレスと入れ変わるように、今度はバグナラクのジゴクジームが出現。5王国同盟のもとに集う体となったギラたちは、いよいよ5人全員で変身し、戦いに身を投じます。そして、合体したキングオージャーでジゴクジームを撃破。これによりゴッカンは守られたかに見えましたが、彼らがジゴクジームと戦っている間に、ゴッドスコーピオンの秘宝がデズナラク8世の手にわたってしまっていました。リタがギラに対して下した判決は、無罪。その根拠は、ラクレスとギラの血縁関係が証明され、ギラもオージャカリバーを使う資格があること、また、各国の国民たちが彼に対して感謝を述べていたからでした。後者については法的根拠としてあまりにも薄すぎるんじゃないかというのはさておき、前者の展開は、正直想定していなかったもの。「何らかの形で王家とギラは繋がりがあるんだろうな」とは思いましたが、ラクレスが知っててギラを陥れようとしていたとは！となると、今度はなぜラクレスが、そうした行動をとっていたのかが気になりますね。ここら辺は、次回以降明かされるのでしょう。こうしたドラマを経て、ついに集結することになったキングオージャー5人は、出現したジゴクジームやサナギムら相手に奮闘。ゴッドスコーピオンの秘宝を奪われてしまったものの、キングオージャーでジゴクジームを倒し、ゴッカンを守り抜きます。初めて5人で動かすことになったキングオージャーですが、キャラの濃い彼らがぶつかり合っており、想像以上にワチャワチャした感じに。いやあ、ここまでくると、観てて楽しくなってくるよ。
無罪放免となり、シュゴッダムに戻ってきたギラ。奪われたゴッドスコーピオンのことが、予断を許さない状況の中で、ラクレスはギラを、自らの弟として城に招こうとしていた。間違いなく、この誘いには何か裏がある―！？
次回から、『キングオージャー』の物語がさらに動き出すことに。いい意味で全然この先のドラマ展開が読めないけど、はてさてどうなるんだろう？
さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitter & Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします！
