お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーギーツ』第29話 ちょっとした感想

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怒り爆発のレーザーブースト!

 

 

 

ナーゴの気持ちを踏みにじったお前を、絶対に許さない!今回の『仮面ライダーギーツ』は、ジャマトグランプリ第3戦の開幕編であると同時に、祢音の秘密が暴かれるお話の前編。数話前から疑われていた、「祢音は創世の女神が作り出した人間説」が確定的なものとなり、オーディエンスたちに精神的に追い詰められる彼女の姿が描かれました。

 

祢音を精神的に追い詰めるドラマをカセとして、彼女の成長を描こうとしているのは興味深いところ。また、彼女の秘密の解明をよりドラマチックなものにするために、変則的な構成がとられていた点も、注目させられました。でも、そこまでいい感じに段階的にやってたのに、最後のオーディエンスの批判が的外れだった気がするのは、残念だったなぁ。

 

なお、前回(第28話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

4月1日は、祢音の誕生日。しかし、当の祢音は、喜びと悲しみが入り混じった不思議な感じ。その理由は、この日は自分が誘拐犯に誘拐された日でもあったからでした。そうしたことを知らない景和は、英寿を連れ出してプレゼント探しに出かけますが、その道中でジャマトグランプリ第3戦「闘牛ゲーム」に巻き込まれ、善戦虚しく捕らわれの身になってしまうのでした。序盤では、景和と英寿の様子が描写。特に、後半ずっと捕らわれの身になって出番が激減するからか、景和の活躍が多めに描写されていました。英寿の秘密(輪廻転生を繰り返している)ということを知っても、全く気にせず今まで通り接したり、なんとしてもジャマトグランプリに勝つため、不利な状況下でも戦い続ける彼は、まさにヒーローの鑑。以前からその姿・心意気ともにカッコよく見えるときが散見される彼でしたが、今回もメチャクチャカッコよく見えました。ドラマ展開の都合とはいえ、最終的に負けちゃうのは、仕方ないのはわかってるけど、残念だったなぁ。

 

ベロバから挑戦状をたたきつけられ、キューンと遭遇しながら、厳しい戦いを覚悟する祢音。誰もが祢音のみを案じる中で、英寿は一人独自に、祢音の遭遇した誘拐事件のことを嗅ぎまわっていました。時同じくして、祢音の父である光聖が不可解な行動をとっており、キューンがそれを理解しきれなかった一方、英寿は何かをつかみ取りつつありました。中盤から、祢音の出番が増加。しかし、彼女はどちらかといえば受け身の立場(戦いに備えて集中するため、それまでは自分から動かない)であるため、そのぶん英寿とキューンが動き回り、彼らの出番を作り出しているのも興味深いところです。とうとうキューンは、自分が祢音のスポンサーであることがバレちゃったけど、面と向かっての振る舞いは相変わらずだったね…。

 

いよいよ迎えた戦いのとき。ベロバがワナを仕込んでいることを察した英寿は、自ら祢音の代わりに戦いに出向き、古代魚ジャマトをあぶりだして追い詰めますが、ベロバは自身の持っている祢音の情報公開を強行。これにより、祢音の秘密が全オーディエンスに知れ渡ることになります。怒りに震えてレーザーブーストの力でジャマトを攻撃しまくるギーツ/英寿の一方、一歩遅れてその事実を知った祢音は、ショックに打ちひしがれるのでした。終盤で、祢音の秘密が解明。彼女は鞍馬家の本当の一人娘ではなく、光聖の願いを受けて創世の女神に作られた人間であり、本当の彼の一人娘であるあかりは、祢音の記憶にもある誘拐事件の際死亡していました。『エグゼイド』のときといい今回といい、「まあこういう展開が待ってるんだろうな」というドラマを仰々しい演出で見せようとする高橋脚本ですが、『エグゼイド』のときに比べると違和感は減り、なかなか面白い構成にしていたなという印象。祢音に試練を与えるドラマ展開もGoodですが、ここでのオーディエンスたちの非難が、的外れであるような気がしました。オーディエンスの中で目立った声が、「祢音はデザイアグランプリへの参加資格がない」というものですが、彼女はもともと光聖の手引で参加させられていること、またデザイアグランプリのルールの中に、現状「人外は参加できない」というものはない(そもそもそんなこと想定してないんだろうけど)こと、そして本当の一人娘であるあかりがデザイアグランプリに参加してたワケではない(あかりに代わって祢音が参加しているという形なら、この非難は成立する)ことから、この非難は完全に的外れなんですよね。非難を受けて祢音が追い詰められる構図を作りたいのなら、シンプルに 「お前はバケモノだ!」でみたいな非難で良かったんじゃないかなぁ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか戦いを潜り抜けた英寿だったが、祢音は自身の正体を知り、また家族からも突き放されたことから、とても戦える状況ではなかった。そんな中でも容赦なく迫る、ジャマトグランプリへのカウントダウン。果たして祢音は、再び仮面ライダーナーゴとして立ち上がれるのか!?

 

次回は、今回の後編にあたるお話。次回予告の時点で、キューンと共闘するナーゴの姿が描かれているので、最終的に彼女は試練を乗り越え立ち上がることになるのでしょうが、その過程に注目したいですね。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第5話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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