お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第12話 ちょっとした感想

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回りくどいが意外に素直な狭間の王様、それがスパイダークモノス!

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

だから俺は、全てを統べて手を取り合う!チキューの常識・掟・偏見・差別・思い込み―全てを俺が書き換える!今回は、ジェラミーが初めてスパイダークモノスへと変身を遂げるお話。それと同時に、彼の素性やその秘密がある程度明かされ、キャラとしての魅力がいっそう深まった一編となりました。

 

変身したのがジェラミーのみであり、変身態の登場も終盤のみという、ドラマに注力した大胆な構成は、もっと注目されるべきところ。チビッ子たちはもしかすると退屈だったかもしれませんが、大人の我々からすると、「そういえばまだ変身してなかったな」と、戦闘パートを思わず忘れてしまうくらいの濃密っぷりでした。ジェラミー、いいキャラしてるよなぁ。あとは、これが最終回まで維持できるかどうかだけど…。

 

なお、前回(第11話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ギラたちの前に颯爽と登場した、謎の男:ジェラミー。彼は、キングオージャーの伝説につき自分が執筆したと豪語する一方で、なかなか核心を語ろうとしません。しびれを切らし、またギラ誘拐等の罪もあることから、ゴッカンに強制連行したリタでしたが、裁判の場でもジェラミーは相変わらずで…。今回も、序盤からジェラミー節が炸裂。ギラたちに囲まれても全く自分のスタンスを崩さず、リタに連行され裁判にかけられても、やはりその口ぶりと言い回しは全く変わりませんでした。ジェラミーは決して嘘をついているわけではないのですが、文筆家らしい言い回しにやたらこだわるしゃべり方や、演じる池田匡志さんのやや高めのボイスも相まって、イヤミはないのにどことなく人を小バカにしているような、しかしながら聡明さを感じる(インテリなんだろうなと思わせてくれる)、独特なキャラクターになっているのがGoodです。刺さらない人にとっては不愉快なので、キャラクター性に対する印象は二分されそうですが、私は割とこうしたキャラ付けは好きですね。そんな彼が語るのは、キングオージャーの物語は自分自身が執筆したという、普通であれば信じがたい事実。リタなんか真っ先に否定してたけど、まあこれが普通の反応だよね。

 

カグラギが、ラクレスとの話の場を持っていた頃。ンコソパの雷おこしことウソ発見器にかけた結果、ジェラミーの言っていることは真実だろうと、信じざるを得なくなったギラたち。続いてヒメノがイシャバーナに拉致し、ゴッドスコーピオンのシュゴッドソウルを奪還しようとしますが、やはりジェラミーの態度は全く変わりませんでした。やがてバグナラクの攻撃が始まり、「ちょうどいい」機会として、進んで応戦するジェラミー。ギラたちの発言を気にも留めていませんでしたが、ある一言が彼の表情を一変させます。ジェラミーのインパクトの陰に隠れてしまった感がありますが、カグラギにスズメという妹がおり、どうやらラクレスの支配下にあるらしいということが発覚。単純にラクレスがトウフに何らかの利用価値を見出し、人質に取っている説が真っ先に考えられますが、同時に、チキューにおけるシュゴッダムとその他の国の関係は、日本史で言う江戸時代の幕府と藩の関係のようなものではないか…という説も考えられます。はてさて、真実はいったいどちらなのでしょうか。このように、カグラギが別行動を撮っている頃、相変わらずギラたちはジェラミーに振り回されっぱなし。ほかのメンバーを出し抜いたつもりがバレバレだったヒメノも、同じようになってしまいます。なかなか本心を見せないジェラミーでしたが、「敵」という言葉にはかなり敏感であり、それを耳にした途端表情を一変させます。ここでの表情変化は、ドラマしっかりと引き締めてくれていてGoodでした。

 

ギラたちがなかなか行間を読んでくれないことから、とうとう言いたいことをド直球で話したジェラミー。彼の主張は、キングオージャーには消された6人目の戦士がいたこと、そして、自身は人間とバグナラクの混血児であるということでした。事情を理解したギラたちは、彼への批判をやめ、歩み寄りの立場を見せますが、そこへ今度はデズナラク8世が出現。彼が人間への徹底抗戦を主張したことから、ジェラミーはやむを得ずスパイダークモノスへと変身し、彼を排除するのでした。終盤でようやく、ジェラミーがストレートにその主張と自分の出生の秘密を披露。言いたいことはシンプルであるうえ、その主張もまともであったことから、意外に素直なヤツであるということが判明します。「文筆家であるがゆえに、直球な表現が嫌いだから使わない」というのは、なかなか面白い設定。ですが、これを多用しすぎると本当にただ回りくどいだけになっちゃうので、今後その塩梅には注意していってもらいたいところですね。そんなジェラミーは、人間と全く分かりあおうとしないデズナラク8世に対して、スパイダークモノスへと変身し応戦。前回に続き、他のメンバーの助けを一切借りずに退けます。ラストでようやく登場、スパイダークモノス。クモの特性をしっかり取り入れた戦い方が、強く印象に残りました。若干スパイダーマンっぽさもあったけど、やっぱり…狙ってるよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェラミーの目的と主張を理解したギラたち。しかし、彼らもまたバグナラクとの戦いを止めることができず、それがジェラミーを失望させる。その末に、ジェラミー/スパイダークモノスが降臨させたのは、禁断の守護神だった―!

 

次回は、スパイダークモノスのシュゴッド:ゴッドタランチュラ/タランチュラナイトが初登場。キングオージャーともぶつかることになりそうです。現行戦士と追加戦士が戦うというのは、決して珍しい展開ではありませんが、今回双方が歩み寄りを見せただけに、そこからどうやって一転して対立という構図に持ち込むのか?注目したいところですね。

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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