お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第1話 ちょっとした感想

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民を守るために立ち上がるのが、真の王様だ!

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

子供たちを犠牲にすることが、正義と言うのなら…俺は、全員をブッ潰す悪になってやる!始まりました『キングオージャー』。奇抜な見た目や徹底的なファンタジー感から、どうなるか個人的にかなり心配な作品でしたが、その第1話は、演技・演出にもなかなかのこだわりが感じられた、見ごたえのある一編になっていました。

 

CG合成をふんだんに使用し、チキューのファンタジー感を演出しているのはGood。キチンと世界観を作り込んでおり、変に浮いたような違和感は全くありませんでした。最終回までこの感じを維持出来たら、かなり化ける作品になるぞ、この『キングオージャー』は!

 

なお、前作(『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン最終話(終))の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

チキューに残る、バグナラク復活の伝説。その年を迎えたある日、始まりの国:シュゴッダムには、チキューに存在する他の4つの国から、王たちが一同に会し、同盟を結ぼうとしていました。同じ頃、シュゴッダムの孤児院で暮らすギラは、いつもと変わらぬ日常を過ごしていて…。序盤から、チキューの各王国や、縦横無尽に動く無数のデミシュゴッド(シュゴッドに酷似した一般型メカ)が、CGを利用してのびのびと描写。これに合わせて、ヤンマ・ガスト等4人の王たちの様子も描写され、彼ら各々の性格がチラッとわかるようになっています。CGの多用で、予算を心配する声がありますが、個人的にはそこまででもないかなぁという印象。CGに全振りしている分、ロケ地の確保費用を大幅に削減出来ているので(今回登場するのは、ギラの孤児院くらい。それ以外は、東映の撮影所内等にグリーンバックを張って撮っていると思われる)、意外にトントンか、ちょっとお金がかかってるくらいなのではないでしょうか。そして、この次に描写されるのが、ギラと、彼のいる孤児院の様子。王様ごっこに巻き込んだフリをして、徴税吏員を追い払ってしまうあたり、彼はある意味頭の良い人間であることが窺えます。

 

同盟の調印式の中で、ヤンマが異を唱えた直後、バグナラクの復活と侵攻が開始。人々を守るため、ヒメノ・ラン、リタ・カニスカ、カグラギ・ディボウスキは戦いに身を投じますが、ヤンマがなぜか変身できない一方で、ラクレスは全く動こうとしませんでした。混乱の最中、城に突入したギラは、そこでラクレスのどす黒い真意を知ることになり、それを受けて取った行動は―!中盤から、物語がさらに進展。ヤンマの不和、バグナラクの侵攻、そしてラクレスの真意等が次々に描写として挿入され、全く飽きることなく、そのストーリーに視聴者を引き込んでくれていました。ヤンマが多少引っ掻き回した感がありましたが、その行動にもキチンと根拠があり、またそれ以外のメンバーも「民を守るために戦う」という点では一致しており、スパッと戦闘に参加していることから、それほど「ん?」と感じることはありませんでした。ヤンマもなんだかんだで戦う意志は示してるし、そんなに反感は抱かなかったなぁ。そして、このあと展開される、ギラとラクレスのやり取りこそ、今回最大の見どころ。ここでは、ラクレスの衝撃的な発言に対し、絶望するギラの感情を、セリフではなく、目を潤ませる表情変化で表現していたのが、Very Goodでした。酒井さんの演技が光り輝いていた瞬間。第1話の時点で、これだけの演技ができていたのは、素晴らしいと言えるでしょう。まあ、ラクレスの城に、なんで一市民のギラが侵入出来たのかは、気になるところだったけど…。

 

ギラのムチャな行動に、なぜかオージャカリバーとクワガタシュゴッドが反応し、彼はクワガタオージャーへと変身。あっという間にシュゴッドたちをキングオージャーへと合体させ、初変身とは思えぬ戦いっぷりで、ダンジームを退けます。ほかの王と並んで、街を守ったギラでしたが、それは彼の逃亡生活と、「いつか王様になる男」としての物語の始まりを意味していました。終盤では、ギラが変身したクワガタオージャーの、目覚ましい活躍が描写。その戦いっぷりは、他のメンバーに引けを取らない、いやそれ以上のものでした。ギラがスッとクワガタオージャーに変身出来た理由は、絶対彼の出生に秘密があるんだろうなぁ。キングオージャーのロボ戦も、ミニチュア特撮を組み合わせてダイナミックに描写されていましたが、クワガタオージャーだけでも合体できてしまったのが、ちょっと気になるところ。最終的には5人全員で動かすことになるんだろうけど(第2話次回予告では、トンボオージャーと動かしているシーンがある)、「なぜ5人で動かしたほうがいいのか」という理由がほしいところですね。まあ、これはおいおい明かされるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

ラクレスに代わってクワガタオージャーとなったギラは、故郷であるシュゴッダムから追われる身となってしまった。そんな彼を救ったのは、ヤンマだった…。

 

次回は、ギラとヤンマが主役のお話になると同時に、ヤンマがトンボオージャーに初変身を遂げる回。このぶんだと、次々回以降しばらくは、ギラがキングオージャーとの各メンバーと順々に関わり、そして仲間になっていくさまが描かれるのでしょう。はてさて、ギラは残るメンバー4人と、ちゃんと仲良く出来るのだろうか…(皆、悪いヤツではなさそうですけどね)。

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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