お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン最終話(終) ちょっとした感想

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全員揃った、一世一代の大名乗り!

 

 

 

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番組は変わって、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』です。

 

“縁”ができたな―。1年間様々な話題を呼んだ『ドンブラザーズ』の物語も、今回でとうとう最終回。「これで本当にまとめきれるのか?」という不安感がありましたが、なんとかキッチリまとめあげ、最後は本当に大団円にしてくれていました。

 

タロウにスポットを当て、演出重視のドラマになっていたため、グッと来る描写が散見。ソノシ・ソノゴ・ソノロクが割とあっさり退場しちゃったり、よく考えるとあんまり解決してない問題もあったりということもありましたが、やるべきことはしっかりとこなしていたため、観ている間はそこまで「ん?」と感じることはありませんでした。いやはや、よく完結したよ、このドラマ…。

 

なお、前回(ドン49話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

職場でなじみの人の記憶が思い出せなくなったことをキッカケに、はるかたち初期メンバー4人に、ドンブラザーズになったことについて訊いてまわるタロウ。その様子に、明らかに、違和感を覚えたはるかたちは、介人を問いただし、驚くべき事実を知ります。どんどん記憶が薄れていくタロウを救う手段はなくて―。序盤では、自らの記憶をたどるかのように、はるかたちに会うタロウの姿が描写。ここで興味深いのが、なんだかんだで皆ドンブラザーズになったことを後悔しておらず、タロウとの出会いをプラスに捉えているということです。特に注目したいのが、翼とつよし。どちらもドンブラザーズとしての戦いを通して、結果的に大切なものを失うことになりますが(つよしは夏美とゴールイン出来そうだけど)、それでもドンブラザーズとしての日々を後悔していないというのがGoodでしたね。つよしの、「突き詰めれば自分の欲望のためだけど、誰かのために戦い続けたい」という思いは、これ以上ない落としどころとしてVery Good。彼もなんだかんだで、ヒーローになれる素質を持ってたんですね。そうしたシーンを経て、続いて明かされるのが、タロウの記憶喪失の秘密。そこには、ドンブラザーズとしての戦いが終わりつつあることに関係がありました。このシーンをとおして、ゼンカイザーブラックの誕生経緯がにおわされているのが面白いところ。ここにいる介人が、戦いを終え記憶を消された『ゼンカイジャー』の介人なのか、それともナビゲーター役の本当によく似た別人なのか―、どちらともとれる描写なのが良かったですね。

 

ソノイの提案をキッカケに、いつもの屋台でおでんを囲むことにしたはるかたち。ソノイの補助もあって、タロウの会話は続きますが、とうとうタロウはソノイのことすら思い出せなくなっていました。そんな中、屋台に突然突き刺さるソノニの矢。水面下でソノナ・ソノヤの襲撃が始まっていたことを知ったソノイは現場へ向かい、はるかたちもドンブラザーズの仲間として、彼に加勢します。中盤では、いつもの屋台でおでんを囲む、タロウ&ソノイたちの姿が。ここおよびその直前の富永さん(ソノイ)の演技が素晴らしく、その口調と目線で、どんどん記憶を失っていくタロウに対する悲しみをしっかりと表現できていましたね。屋台のおでんだけで、ここまで感動的なシーンを作れるのには脱帽。これら一連のシーンについては、さすが井上御大という感じでしたね。こうしたソノイたちのやり取りの裏でソノナとソノヤの襲撃は着々と進行しており、既にソノシ・ソノゴ・ソノロクは消滅。ソノニとソノザも追い詰められていました。驚くほどあっけなく退場していった、ソノシたち3人。もうちょっと粘ってほしかったな…。

 

記憶をほとんど失い、1人どんぶらに戻ったタロウ。しかし、マスター経由でもらったはるかの作品『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』を読み、今までのことを思い出します。そして、ドンモモタロウに変身して現場に駆けつけ、オニシスター/はるかたちとともに名乗りを敢行。最後にモモタロ斬を決めて、ソノナとソノヤを倒しますが、ドンモモタロウの姿もそこには無くて…?後半で、ようやくソノナ・ソノヤとの決戦へ。ここでは、タロウにスポットを当ててドラマ作りがなされており、失われていた記憶を、はるかのマンガを通じて部分的に取り戻し、立ち上がるさまがGoodでした。特に、マンガの最終ページに出てくるドンモモタロウの姿において、セリフが空欄にされているというのが、「演出を考えた制作陣、よくわかってるな!」という感じ。これを経て、ドンモモタロウがいつもの名乗りをすることで、「いつもの彼が戻ってきた!」と印象づけることに成功しているんですよね。いやぁ、あっ晴れですわ!

 

数ヶ月後、それぞれの未来を歩み始めていたドンブラザーズのメンバーたちは、はるかのマンガ家としてのデビューイベントに参列(冗談社社長に井上御大が!)。はるかはその後も、マンガ家としての、ソノザと二人三脚の日々が待っていました。そして、ある日届く配達物。それを届けに来たのは―!ラスト数分では、ドンブラザーズの各メンバーのその後が描写。皆、戦いを通じて色んな経験をしてきましたが、各々それなりに明るい未来へと進んでいる(翼は相変わらず追われる身ですが)のが、希望を感じさせました。そして最後は、はるかが生まれ変わったタロウと出会うことでエンド。このラストは、ちょっぴり悲しさを感じさせるものの、同時に大きな希望を感じさせるものになっていると感じます。タロウは記憶を失った。しかし今ここに生きており、はるかと縁が出来た。今度ははるかたち側が、進んでタロウとの縁を作り上げていく番なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5つの国に分かれた青い星:チキューに残る、人類滅亡の予言。来るかもしれない敵に備えて、各国の王が一同に会し、戦いの準備を始めていた。そして、時同じくして、王を目指す青年ギラがいた―。

 

次回より、新たなる「スーパー戦隊シリーズ」の『王様戦隊キングオージャー』がスタート。その異質な設定をキチンと捌ききれるのか、かなり不安なところがありますが、同時に楽しみでもあります。とにかく、来週始まる第1話を観てみることにしましょう。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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