お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士Vガンダム』ちょっとした感想 V-10(第28~30話)

今回は、機動戦士Vガンダム』の感想記事第10回目です。

 

ついに、ついにこのときが来た!今回ご紹介する3話のうち、真ん中にあたる第29話は、『V』後半の主人公機となるV2ガンダムの初登場回。これが登場したことにより、リガ・ミリティアの戦力は大幅に増強され、今まで以上の攻勢を見せてくれることになります。しかしその一方で、ストーリーはさらに重く、そして複雑な内容へと深化。V2ガンダムでエンタメ感を出す分、ストーリー面で釣り合いを取ってるのかなと感じました。

 

なお、前回(第25~27話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第28話「大脱走

1993年10月8日放送
登場した敵他:ゲドラフ、ゾロアット、ギガシィ、バイク戦艦アドラステア、アインラッド

「僕の生涯のパートナーは、君(マーベット)だけだよ。愛してるよ。」


STORY:ズガン艦隊に大ダメージを与えたリーンホースJr.でしたが、戦力は極限まで消耗。そのため、捕虜になることを承知で、サイド2のマケドニアコロニーへ入港しました。捕虜としての扱いを受けるウッソたちでしたが、その状況と、オリファーとマーベットの結婚式を利用し、脱走の機会をうかがうのです。その夜、脱走作戦を敢行することになった彼らでしたが、なぜかマケドニアコロニーを勢力圏に置いているベスパが、ゲドラフとアインラッドで攻撃してきたのです!三つ巴の戦いとなり、戦局は混沌を極め、ウッソはやがて、カテジナたちに捕まってしまって…。


『V』の中でも特に奇抜な形をし、同時に作品を代表するメカニックとなる、バイク戦艦モトラッド系およびモビルスーツ用機動タイヤ兵器アインラッド、そしてそれに乗るゲドラフの初登場回。お話自体は割とライトな感覚で作られており、絵コンテ担当が「勇者シリーズ」でもその腕を振るった杉島邦久さんであったことからか、どことなく「勇者」っぽさを感じる演出も垣間見える一編になりました。そして特筆すべきは、オリファーとマーベットのゴールイン。ウッソがヤキモチ焼くのはわからないでもないけど…、ちょっと感情表現がヘタクソかなぁ。


100%成功したわけではないものの、ズガン艦隊に大ダメージを与え、ベスパの勢力を大きく削いだリーンホースJr.。しかし、激戦経たその機体のダメージは深刻であり、無事サイド2を脱出できるかどうかも危うい状況でした。そこでウッソたちは、ザンスカール帝国の勢力圏にあるマケドニアコロニーに入港。わざと捕虜として拘束され機体も鹵獲されることで、マケドニア軍による衣食住の提供と装備一式の修理を期待します。ウッソたちの思惑通りに事は進行し、彼らは脱走のために次の一手を考えるのでした。今回は前回から時系列が少し飛んでおり、描写しきれていない部分はナレーションでフォロー。前回の次回予告で、「ズガン艦隊を倒したウッソたちが、何でのこのこ捕虜になるんだ?」とその経緯が全く想像できませんでしたが、ちゃんと補完されていました。ここで注目したいのは、彼らは捕虜になっているものの、それにはしっかり自分たちなりの目論見があり、それを達成するためわざとやっているということが、早い段階で視聴者目線では明かされている点。こうすることで、その後のウッソたちの行動がどういう意味を持つのかを考えながら観ることができ、お話の面白さが加速していきます。捕虜になれば国際法上最低限の保護はしてもらえるし、使える武器はきっと修理して転用するという発想になる=敵軍にタダで修理してもらえる…なるほど、よく考えたものですね。


オリファーとマーベットがついに結婚することになり、ウッソがかなりヤキモチを焼く中、式は慎ましながらも盛大に開催。実はこれも、ウッソたちが脱走するための作戦の1つでした。このままお祭りムードを夜まで引きずり、スキを突いて脱走するはずでしたが、同じ頃クロノクルたちベスパとマケドニア軍の間での交渉が決裂。力ずくでもシャクティを取り戻そうとするベスパは、今まで協力関係にあったはずのマケドニアコロニーに対し、試験運用を兼ねたゲドラフ&アインラッド部隊を出撃させます。捕虜収容所の監視兵の目をそらすために開いたのが、オリファーとマーベットの結婚式。お互い付き合ってすでに数年が経過しているようですが、マーベットの方はこのタイミングで結婚する気はなかったらしく、最初こそ戸惑っていたものの、じょじょに本気になっていきます。オリファーとは2年も付き合ってたらしいけど、そうなると2人の出会いの経緯が気になるよねぇ。リガ・ミリティア内で偶然出会ったことなんかが、キッカケだったりするのかなぁ?そんなオリファーとマーベットの結婚式は、収容所内での挙式のため質素だったものの、リーンホースJr.のメンバーほぼ全員が出迎えてくれた盛大なものに。ここでの2人は、本当に幸せいっぱいそうでした。その分、ウッソがまるで元カノでも取られたと言わんばかりに嫉妬に狂ってたけどね…。ウッソたちがこのようなことをしている頃、マケドニアへのリーンホースJr.入稿の情報を知ったクロノクルらベスパは、マケドニア軍に船員たちと艦の引き渡しを要求。しかしこれを真っ向から拒否されたため、彼らはゲドラフとアインラッドによるマケドニア総攻撃に打って出ます。ズガン艦隊のピンチを救ったなどの功績により、先輩であるピピニーデンよりも偉くなったクロノクル。ピピニーデンは礼儀正しく振舞ってたけど、絶対腹に一物抱えてるな、こりゃ…。


ウッソたちが行動を起こす前に、マケドニア軍内では空襲警報が流れ警戒態勢に。それは、ゲドラフとアインラッドの接近を知らせるものでした。アインラッドの機動性とゲドラフの攻撃力の前に、マケドニア軍が成す術もなくやられていく中、ウッソたちは着実に脱走ルートを確保。その後、非戦闘員は優先してリーンホースJr.へと向かい、ウッソなどのパイロットたちは、広場で鹵獲されていたVダッシュガンダムVダッシュガンダムヘキサを奪還、ベスパとマケドニア軍の陽動にあたります。しかし、後者についてはアインラッドの攻撃でほぼ壊滅状態であるため、実質的には前者に対してだけの戦闘になるのでした。Bパートより、マケドニアを舞台にした激しい戦闘が展開。特に活躍が目立ったのが、今回デビューとなったゲドラフ、そしてそれが乗るアインラッドでした。「一輪車のタイヤの中に小型で寸詰まりなデザインのモビルスーツが乗っている」という、奇妙を超えて奇天烈な見た目をしているゲドラフ&アインラッド。「こんなので戦えるの?」と思いながら観ていましたが、その形態やタイヤの分割能力、機動力を生かした多種多様な攻撃を繰り出しており、ここまで汎用性が高いのかと驚かされました。アインラッドは見た目通りタイヤですが、停止すれば縦型に分割し、その隙間からゲドラフが攻撃することが可能。また、見た目からして完全に手薄になる左右側面は、ビームシールドで保護されており、これを利用して、身体を90度傾けて円盤状に飛行し高速で敵を追撃することが可能。そしてタイヤ自体も、地上では移動能力の他建物を踏みつぶすだけの力があり、また上空ではタイヤの回転攻撃により敵に大ダメージを与えることができるものでした。スゲェ、スゲェよアインラッド!これだけ使い方のバリエーションが富んでいて、しかも動きやすいと来たら、そりゃベスパも嬉々として増備しますよね。最初はドゥカーとかの妙なこだわりから始まったバイク系メカだけど、ここまでくると、なぜベスパがバイク系メカに注力したかがわかる気がしました。


ゲドラフ1機に捕捉されたVダッシュガンダムは、そのまま市街地を通過してリーンホースJr.から遠ざけることに成功。しかし、向かった先はトンネルが手動開閉の隔壁になっていたり、モビルスーツが通るには狭すぎたり、そもそもマケドニア軍の修理の精度が低すぎてハンガー右腕部分が空中分解を起こしたりと、散々なハプニングが連続。やむを得ずハンガーやブーツを捨ててまで敵の目を攪乱しますが、それでもゲドラフの追撃をかわし切れず、とうとう捕まってしまいます。別の機に乗っているルペ・シノから即刻殺害の命令が出ますが、ウッソを拘束したゲドラフは、なかなか行動せずじまい。ウッソはその様子から、パイロットがカテジナであることを見抜きます。終盤でようやくVダッシュガンダムの戦闘シーンが挿入されますが、今回はほとんどいいところなし。ゲドラフもアインラッドも初めて見るモビルスーツ&メカであるため、容易に攻撃することができず、また陽動のために逃げ込んだ先も障害だらけであり、結局武装を散々失ってベスパの捕虜になるという結果に終わってしまいます。またまたベスパに捕まってしまうことになってしまったウッソ。彼の運命はどうなるのか?次回へ続く―!

 

 

 

第29話「新しいスーツV2」

1993年10月15日放送
登場した敵他:ゲドラフ、アインラッド、バイク戦艦アドラステア、戦艦アマルテア

「新しいモビルスーツ、借ります!ヴィクトリーガンダムの、タイプ2か!」

 

STORY:リーンホースJr.がマケドニアコロニーから脱出できた一方で、ウッソは、ルペ・シノ隊に捕まってしまいました。マケドニア軍の基地に連れてこられた彼は、そこで、ニュータイプの子供という存在に固執するルペ・シノから、恐ろしい拷問を受けることになるのです。しかし、ただ黙ってやられているウッソではなく、全裸のまま逃走し、コア・ファイターを奪還して脱出。ゲドラフとアインラッドの部隊に追われて大ピンチに陥りますが、そこに頼もしい援軍が駆け付けました。青い機体に、輝く金色のVの文字。あれこそが、ヴィクトリーガンダム・タイプ2:V2ガンダムなのです!


ついに出た!V2ガンダム!!今回は、「ガンダムシリーズ」を通して有数の人気を誇り、さらに強さとしてもトップクラスの実力を誇る、『V』後半の主役機:V2ガンダムのデビュー回。前半はなかなか登場せず、ルペ・シノによる拷問とウッソの逃避行の描写がその中心となりましたが、その分後半でババンと登場し、目覚ましい活躍を見せてくれました。ミノフスキー・ドライブでアインラッドを消し炭にし、ビームサーベルであっという間にゲドラフの腕を真っ二つ。そしてとどめは、ビームライフルでコア・ファイターごと撃破!その姿は、本当にカッコよかったですね。


モビルスーツパイロットを除く、ゴメスらリーンホースJr.のメンバーたちは、なんとか艦の下へと到着。激しい銃撃戦を潜り抜けながら、艦に張り付き、脱出まであと一息というところまで迫ります。そこへ、オリファーたちの乗るVダッシュガンダムヘキサの部隊が到着。「モビルスーツを直接破壊すればドックが丸ごと吹っ飛ぶ」ということを盾にして、リーンホースJr.で隔壁をぶち破ってコロニーからの脱出に成功します。ルペ・シノ配下のアジス・バギの乗るゲドラフとアインラッドも駆け付けましたが、あと一歩遅く、リーンホースJr.を追撃することはできませんでした。前回のウッソたちの陽動等もあってか、ゴメスたちは誰一人犠牲を出さずにリーンホースJr.に到達。そこで直接銃を撃ちあう白兵戦に突入しますが、オリファーたちが合流したこともあり、楽ではなかったものの艦の完全奪還に成功。ビームシールドを利用して隔壁を破壊し、アジスのゲドラフが乗っていたアインラッドを破壊しながら宇宙に出ます。ゴメスたちとマケドニア軍の戦いが中心となるAパート前半ですが、ゴメスたちが強いということもそうですが、それ以上にマケドニア軍の練度が低かった印象。前回でもその片鱗が出ていましたが、隊全体としてあまり統率が取れておらず、モビルスーツが現れたらすぐ強硬策に出ようとするなど(狭いドック内でモビルスーツを破壊できるわけがない)、冷静な判断にも欠けている感じ。これじゃあ、ゴメスたちを止められるわけないよねぇ。そんなマケドニア軍は、以降もルペ・シノに弱みを握られるなど散々。なんかいいところなしだったね。


カテジナのゲドラフに拘束されていたウッソは、偶然とルペ・シノの意向が重なって、彼女の管理下に置かれることに。基地に連れてこられた彼を待っていたのは、なんと風呂で身体を洗われながら事情聴取を受けるという、斜め上の拷問でした。こんなものにいつまでも付き合っていられるウッソではなく、パンツとシャツを取って脱走。途中パンツが脱げてほぼ全裸の状態になりますが、オデロたちが放ったフランダースとハロの協力もあり、コア・ファイターに乗って宇宙へと脱出します。コア・ファイターのハッチが開き、偶然身体がルペ・シノの方に飛んでしまったため、彼女の下で管理されることになったウッソ。アジスの暴力から守り、さらに風呂に入れてくれることになった彼女ですが、その風呂で待っていたのは、予想だにしなかった恐ろしい拷問でした。前回の次回予告で言われていた「恐ろしい拷問」とは、このこと。その全貌は、ルペ・シノと一緒に泡風呂に入り、もみくちゃにされながら事情聴取を受けるというものでした。まあ確かに、ある意味恐ろしい拷問だわな…。ちなみにこのシーンでは、ウッソはほぼずーっとルペ・シノのおっぱいをわしづかみ状態。「乳首を映さないためのコンプラ的配慮かな」と思いきや、この後の脱走シーンでガッツリそれが映っていたので、そういうわけではないらしい。ということは、意図的に触ってた…ってこと?そんな拷問の中でも、脱走をあきらめていなかったウッソは、スキを見てほぼ全裸で脱走。なんとかコア・ファイターの下へとたどり着き、コロニーから脱出しますが、限界寸前の機体に反撃するだけの余力はありませんでした。前回の戦闘であれだけ被弾し損傷しているため、コア・ファイターは大破寸前。しかもパイロットであるウッソ自身はすっぽんぽんなんだから、そりゃ戦ってる余裕ないよなぁ。


コア・ファイターで脱出したウッソでしたが、機体は先の戦闘で激しく損傷しており、おまけに空気漏れも起こしていたことから、応急修理をしながら逃げ切るのが精いっぱい。そんな彼の窮地に、駆け付けたのが、トマーシュたちの乗る小型戦闘艇:ホワイトアークでした。彼らの協力もあって、ウッソは何とか無事それに乗り込むことに成功。手錠を外し、ノーマルスーツに着替えた彼は、ホワイトアークが運んできた新しいモビルスーツV2ガンダムに搭乗します。ウッソのピンチに駆け付けたのが、アイネイアースを月面に届け、そこからの帰還途中だったトマーシュたちのホワイトアーク。そこには、月面で開発された新たなモビルスーツV2ガンダムも搭載されていました。ウッソを救出し、V2ガンダムに乗せるための、トマーシュたちの奮闘が始まります。ウッソは全裸であり、コア・ファイター内には予備のノーマルスーツもなく、またホワイトアークは戦闘艇の延長であるため、ドッキングデッキもなし。そのため、ウッソを乗り込ませるため、ハロのシャボン玉を利用した作戦が敢行されます。ハロのシャボン玉は、今までそれに映像を投影するなどの用途に利用されてきましたが、濃度を濃くして大きくすれば、宇宙空間の圧力や人が入れるだけの大きさ・重さに耐えることが可能。これを利用して、ウッソは何とかホワイトアークに乗り込みます。現場ではエリシャとマルチナが待機しており、戻ってきたウッソを保護しますが、全裸で帰ってきた彼に驚愕するのでした。すっぽんぽんで何も隠さずに帰ってきたウッソ。下半身に思わず注目してしまう彼女たちが、何とも言えない…。


V2ガンダムに搭乗したウッソは、ミノフスキー・ドライブの出力を上げながら、超高速で戦闘宙域へと接近。あっという間にルペ・シノのゲドラフとアインラッドを行動不能にし、カテジナ機にはビームサーベルで斬りかかって右腕を落とし、撤退に追い込みます。残るアジスのゲドラフは、大破したコア・ファイターをわざと使い、それごとビームライフルで撃破して勝利。こうしてV2ガンダムのデビュー戦は、かなりスピーディーに終結するのでした。着替えて態勢を整えたウッソは、いよいよV2ガンダムに搭乗。その出力の大きさに驚きますが、基本的な操作性能やコクピット構造はほとんどヴィクトリーガンダムと同じであり、全く違和感を持たずにゲドラフ&アインラッド部隊へと立ち向かっていきます。ただでさえスペック的に強いV2ガンダムですが、今回は初登場補正もかかり、驚異的ともいえる強さを発揮。前回あれだけ苦戦したゲドラフやアインラッドをバッサバッサと倒し、あっという間にルペ・シノたちを撤退に追い込みます。ここではV2ガンダムの大活躍に目が行きがちですが、ウッソが今まで使ってきたコア・ファイターを、アジスもろとも撃破しているもポイント。そういえば、今までハンガーやブーツは何度も大破しては新しいものを取り替えてきたけど、コア・ファイターは一度も取り替えたことなかったんですよね。


リーンホースJr.に無事帰還したウッソたち。皆ウッソの無事を喜び、そして新たな戦力であるV2ガンダムにも歓迎ムードが漂う中、ウッソはこのV2ガンダムの開発者が母:ミューラ・ミゲルだということを知り、むしろ怒りに駆られていました。そんな彼にシャクティは優しく接します。V2ガンダムを造ったのは、ウッソの母ミューラ。こうしてウッソとV2ガンダムの因縁を作り出しているのが面白いですし、さらにその理由付けとして、「リガ・ミリティアレジスタンスなのでお互いの素性やプライベートを全く知らなかったから」といているのが巧みでGoodです。これを受けてウッソは、悪気はなかったとはいえミューラの存在を隠していたレオニードたちに憤慨。その怒りを抑え込んだのが、シャクティでした。V2ガンダムはウッソとミューラを結びつけるモビルスーツだと説くシャクティ。とても深い言葉ですし、その感覚は理解できるけど、一方で「ヴィクトリーガンダムより怖くなさそう」って感想はちょっとなんだかなぁ。だってこのV2ガンダム、出力的にはヴィクトリーガンダムを超えるバケモノ機体なんだよ?

 

シャクティ「私、ヴィクトリーって機械は怖いけど、このロボットは好きになれそうよ。だって、ウッソとお母さんをつなげたもの。人と人を結びつけるモビルスーツなら、私…好きよ。」

 

 

 

第30話「母のガンダム

1993年10月22日放送
登場した敵他:ゲドラフ、ゾロアット、アインラッド、バイク戦艦アドラステア、バイク戦艦リテシア

「あなた(ウッソ)を生む前の夜、何だろうねぇ、白い…フワッとしたものが現れて、新しい子:ニュータイプを授けるって夢を見たのよ。」


STORY:月面都市:セント・ジョセフでの修理のため、再び迫るルペ・シノ隊を蹴散らして月面に迫るウッソたち。先行してセント・ジョセフへ向かうことになった彼らは、偶然その道中で、秘密警察に追われる女性を発見しました。直感的に彼女を助けることにしたウッソたちが、その顔を確認すると、なんと彼の母:ミューラだったのです!思わぬ再会に感情がこみ上げてくるウッソは、その夜、自分が今まで経験してきたモビルスーツ戦のことを、語ったのです―。


第17話に続く、実質的な総集編第2弾。今回はウッソ側からの振り返りであり、まだV2ガンダムが登場して間もないことから、ヴィクトリーガンダムの活躍にスポットを当てて回想する構成になっていました。総集編回だからと言って、決して捨て回ではなく、ウッソとミューラの再会の他、彼女のウッソに対する思い、そしてウッソの思い出などもしっかり紹介されており、ウッソとミューラの関係を知る上では重要な一編になっていましたね。


マケドニアコロニーでの整備は不十分であり、依然ガタがきた状態のリーンホースJr.。月面にいるトマーシュの弟:カレルの協力を得て、月面都市セント・ジョセフでの修理を取り付けたゴメスたちは、一路月へ向かいます。途中、ルペ・シノ隊と再び接触しますが、ウッソのV2ガンダムの部隊の前に、すぐに蹴散らされるのでした。前回メタメタにやられたルペ・シノとカテジナの部隊が、今度はゾロアットも交えてリベンジマッチ。しかし、やはりV2ガンダムの強さの前にはほとんどかなわず、結局めぼしい一撃すら与えられずに撤退を余儀なくされます。V2ガンダムの強さがこれでもかというほど発揮された戦闘。本当、今のところベスパのモビルスーツに対しては怖いものなしって感じですね。


ゴメスたちの指示で、先行して月面に行くことになった、ウッソやシャクティそしてオデロたち。遠回りをしてセント・ジョセフの合流地点へ向かっていると、途中怪しい車に追われる1人の女性を目撃します。このタイミングで厄介ごとに巻き込まれるのはごめんだとして、オデロたちは無視を決め込みますが、ウッソの強い要望で彼女を救出する方針に変更。車の中から出てきた怪しい黒ずくめの男たち=ベスパの秘密警察たちを倒し、女性を介抱して顔を見てみると、それはウッソの母:ミューラでした。ミューラと出会ったのは、本当に偶然。ウッソたちの目の前で彼女が秘密警察に追われてなかったり、それをウッソが追いかけるよう意見したりしなければ、もう永遠に会えなかった可能性もゼロではなかったですね。ミューラを追うよう意見した際、ウッソは逃げる女性にミューラの面影を見たのかなと思ったら、全然そんなことはなかった様子。ということは、追いかけるよう言ったのはただの直感だっだのか…!そんなウッソたちは、秘密警察相手に全く引けを取らない各当選を披露。ウッソは以前も披露してたからまだしも、オデロやウォレンは、いつの間にそんなに強くなったんだ?


オデロたちの計らいもあり、ミューラと2人きりになったウッソそこで彼は、彼女から訊かれる形で、これまでのヴィクトリーガンダムでの戦いのことを語り始めます。不安を抱えながらそれでも戦い抜いてきたウッソのことを、ミューラは優しく抱き留めるのでした。Bパートをほぼ丸々使って、回想形式での総集編がスタート。ウッソの視点からの回想であるため、第17話とは違い、主に初期のヴィクトリーガンダムの戦いを中心に紹介がなされました。この回想パートで気になるのが、ミューラがウッソに対し、戦いをどう生き抜いてきたかというよりも、ヴィクトリーガンダムの挙動はどうだったかと、モビルスーツのことばかりあれこれ訊いている点。もともとモビルスーツの開発者だから、そういうのが気になるのは全然おかしくないけど…、ウッソのことを心配してないとか、そういうわけじゃないんだよね!?

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第31話から第33話をご紹介予定です。『機動戦士Vガンダム』、観てください!

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機動戦士Vガンダム』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

Vガンダム』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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