お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士Vガンダム』ちょっとした感想 V-11(第31~33話)

今回は、機動戦士Vガンダム』の感想記事第11回目です。

 

V2ガンダムを戦力に加え、大幅にパワーアップしたウッソ、そしてリガ・ミリティア。これに対するザンスカール帝国の打った手は、バイク戦艦の艦隊による、文字通り人や街、そして地球の蹂躙でした。今回ご紹介の3話より、バイク戦艦艦隊「モトラッド艦隊」が登場。ウッソの母:ミューラの話と同時並行で、その脅威が描かれていくことになります。そしてここから、さらに『V』の描写はえげつないものに…。

 

なお、前回(第28~30話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第31話「モトラッド発進」

1993年10月29日放送
登場した敵他:ゲドラフ、ゾロアット、トムリアット、ギガシィ、アインラッド、バイク戦艦アドラステア、バイク戦艦リテシア

「ダメだ!軍隊はシャクティが思っているほど、簡単じゃないんだ!」


STORY:セント・ジョセフで機体と艦の修理が大詰めを迎えていた頃、ウッソたちは、ベスパのバイク戦艦隊:モトラッド艦隊がここのどこかに潜んでいることを知ります。彼らの攻撃目標は地球。それを知ったシャクティは、攻撃をやめさせるため、クロノクルへの無謀な交渉を図るのです。しかし、そんな作戦が当然上手くいくはずもなく、ウッソはシャクティ救出のために独断で出撃。勃発した戦闘の中で、シャクティを奪還したものの、逆にミューラがカテジナの人質に取られてしまいました。しかも、旗艦のバイク戦艦アドラステアにダメージを与えるため、オリファーが特攻を仕掛けて…。


これから数話にわたって巨大な敵として立ちはだかる、モトラッド艦隊との戦いの幕開けを描くお話。ここ最近、戦闘はもちろん戦局的にも連戦連勝が続いていたウッソたちでしたが、今回はモトラッド艦隊の動きを止めることができず、しかもミューラを人質に取られオリファーが戦死するという、大きな痛手を負うことになりました。これらが起こるきっかけを作ったのが、シャクティの勝手な単独行動。彼女自身別に悪気があってやったわけではなく、むしろウッソたちのため、ひいては地球のために何かしようとした結果なのですが…、そういう悪意のない行動が、余計にやりきれなさを引き立てるんだよなぁ。


ヴィクトリーガンダムや、リーンホースJr.の修理も、いよいよ大詰め。オデロやトマーシュが訓練も兼ねてガンブラスターでその手伝いをする中、ベスパのモトラッド艦隊がこのセント・ジョセフに潜んでいるかもしれないという情報が入ります。重大な情報に震え、その対策に乗り出すマーベットたちでしたが、ここでも非戦闘員であるシャクティは蚊帳の外。前回までのミューラとのやり取り等で、モトラッド艦隊の潜伏地点を予測した彼女は、クロノクルに地球攻撃をやめるよう交渉すべく、勝手に外出してしまいます。序盤で描かれるのは、リーンホースJr.の修理のために働くオデロたちの姿。今まで生身で支援攻撃に当たることが多かった彼らですが、今回からはガンブラスターに搭乗。ウッソほどではないにしても、その操縦技術をめきめきと成長させ、オリファーやマーベットも顔をほころばせます。オデロたちがさらにリガ・ミリティアのために働けるようになるのはいいんだけど、これ要するに、ウッソ以外に実戦投入される子供たちが増えるってことなんですよね。オリファーたちも、単に「使えそうだし本人たちも希望してるから」という理由で乗せてるのでしょうが…、こんな悲しいことってないよ。このように、リーンホースJr.での様々な準備が大詰めを迎える中、もたらされた情報が、モトラッド艦隊の存在。それの地球総攻撃をやめさせるべく、また非戦闘員である自分が何かウッソたちのために役に立ちたいという思いから、彼女はクロノクルに直接交渉に行く決意をします。このシャクティの考え方は、あまりにも見通しが甘すぎて、ちょっと彼女らしくないなぁという印象。彼女の思いや理屈はよくわかるのですが、自分がそのまま出向いて、ほいほい交渉に応じてもらえると思ったのでしょうか?いくら女王マリアの娘だからって、限界があるよ…。


自力で潜伏地点と思われる工事現場にたどり着いたシャクティは、わざとレストランで目立つ行動をとり、計画通り秘密警察によって拘束され、モトラッド艦隊の下へ連れていかれることに。宇宙空間に出て艦隊と合流しようとしたときに、ようやくウッソがV2ガンダムのコア・ファイターに乗って駆け付けます。シャクティの行動理由を聞き、それが無謀すぎることを知った彼は、彼女の意志に反して攻撃を加え、シャクティをめぐる戦闘が勃発します。ミューラの発言をもとにたどり着いたのが、セント・ジョセフからほど近い、峡谷エリアにある工事現場。直接守衛に言っても聞いてもらえる可能性は低く、また本当にベスパとは関係ないただの工事現場である可能性もあったため、彼女は傍のレストランへ行き、わざとベスパのことを訊いて回ります。このようにして秘密警察をおびき出すというのはいい作戦。シャクティもなかなか考えましたね。まあ、前提となる大元の作戦がガバガバだけど!そんなシャクティは、秘密警察に拘束されモトラッド艦隊に連れていかれそうになりますが、その道中でウッソとミューラの乗るコア・ファイターが到着。ウッソは直接シャクティの考えを聞きますが、あまりにも無謀すぎたため、彼女の意志に反して攻撃を加え、奪還を図ります。ウッソにわかってもらうため、クロノクルと交渉する等、自分の意志をペラペラとしゃべりまくるシャクティ。いや、この時点で全てバラしちゃったら意味ないよね…。


モトラッド艦隊は、既に発進まで秒読み段階。そしてアインラッドに乗ったゲドラフ、ゾロアットやトムリアットまでもが出撃し、シャクティの保護とコア・ファイターの撃墜を狙います。これに対し、オリファーのV2ガンダムやマーベットのVガンダムヘキサ、そしてシュラク隊のガンイージがウッソに加勢。彼らにモビルスーツ戦を任せたウッソは、引き続きシャクティを追いますが、今度はカテジナの乗るゲドラフと遭遇。また、戦闘のスキを突いてシャクティを直接救出したミューラは、態勢を崩して月面に放り出されてしまい、シャクティの代わりにカテジナに拘束されてしまいます。モトラッド艦隊がじょじょに発進し始め、またシャクティ回収と艦隊護衛のために大量のモビルスーツが出撃したことから、シャクティをめぐる戦いはモビルスーツ戦へと発展。対するウッソの武装はコア・ファイターのみであったため、加勢してきたオリファーのV2ガンダムやマーベットのVガンダムヘキサ、そしてシュラク隊のガンイージが戦闘の中心になります。ここでの戦闘シーンでは、オリファーたちの雄姿が描かれたほか、敵モビルスーツの中には懐かしいトムリアットの姿が。君、確かに大気圏外でも活動できるけど(第15話参照)、まだ第一線で使用されてたんだね。このようなオリファーたちの援護を受け、ウッソはシャクティ救出に注力。ミューラが自ら秘密警察の懐に飛び込み、シャクティを奪還しますが、カテジナのゲドラフが接近し、2人は月面に投げ出されることに。それを目にしたカテジナは、2人を人質に取ろうとしますが、ウッソの追撃もありミューラだけ捕縛して走り去ります。シャクティは奪還できたものの、ミューラが今度は人質に。戦局が二転三転し、さらにドラマとしても全く無理のない展開になっているのが、面白さを加速させます。


ミューラを救出するため、カテジナを追撃するウッソ。途中オリファーと合流してハンガーのブーツを分けてもらい、V2ガンダムとなります。一方のオリファーは、コア・ファイターだけとなり、そのまま戦艦アドラステアに特攻。艦に大きなダメージを与えますが、地球侵攻を阻止するまでには至りませんでした。そして、とうとうモトラッド艦隊はすべて離陸。シャクティの助言もあり、ミューラを人質に取られていることから、これ以上の追撃は厳しいと判断したウッソは、リーンホースJr.に帰投しますが、そこでオリファーの死を知り悲しみに暮れるのでした。カテジナを追撃するため、ウッソはV2ガンダムへと合体。コア・ファイターのみとなったオリファーが何をするのかと思いきや、それは特攻でした。地球侵攻を阻止したい気持ちはわかるけど、いくらなんでもここで特攻までやる必要はないんじゃないか…と思いましたが、この後クロノクルが「戦闘機に特攻されたら、艦が大ダメージを受ける」と言っていること、またあの巨大なバイク戦艦アドラステアのタイヤの1つを完全に破壊していることから、特攻自体はある程度有効な攻撃手段だったことが窺えます。なるほど、オリファーはワンチャンスにかけたんだね…。しかし、それでもモトラッド艦隊は止まらず、ついに地球に向けて航行を開始。ミューラが人質に取られているため、ウッソはこれ以上の追撃ができず、さらに帰投後オリファーの死を知ることになります。シュラク隊を支え、ウッソたちの心を支えてきたオリファーの死は、彼らにとっては計り知れないほど大きなショック。あのマーベットが涙を流して悲しみ、震えていることからも、そのことがよくわかりましたね。

 

 

 

第32話「ドッゴーラ激進」

1993年11月5日放送
登場した敵他:ドッゴーラ、ゲドラフ、アインラッド、バイク戦艦アドラステア、バイク戦艦リテシア、戦艦シノーペ、ドック艦メリリン

「オデロとトマーシュは、オリファーさんが遺していってくれたパイロットなんですよ。2人が、オリファーさんの代わりに、オリファーさんのやることをやったんですよ。」


STORY:宇宙に出たリーンホースJr.は、バイク戦艦アドラステアが、不自然にある地点で長期間待機している情報をキャッチします。修理中で動けないことから、奇襲のチャンスとしてウッソやマーベットたち、そしてオデロやトマーシュまでもが出撃しますが、クロノクルは、新型モビルアーマードッゴーラを用意して待ち構えていたのです。慣れない戦闘に苦しむオデロとトマーシュ、重圧に押しつぶされそうになるマーベット。ウッソたちはあらゆる逆境に耐えながらも、ドッゴーラやゲドラフの部隊に立ち向かっていきます。そしてこの戦闘を通して、マーベットは、仲間たちの優しさを再認識するのです。


ドッゴーラとの戦いと、モトラッド艦隊が地球に降り立つまでの間を描いたお話。マーベット・オデロ・トマーシュが、戦闘において感じた様々なことに苦しむ様子が濃密に描かれますが、それを通じて各々が成長し、また終盤ではクルーたちの優しさが描かれるなど、どこか温かさと力強さを感じるお話でもありましたね。もちろん、彼女たちに負けじとウッソも活躍。初めて目にするドッゴーラを相手にしつつ、戦闘中気を失ったオデロを救出し、ドッゴーラを直接撃破するなど、しっかりと結果を残してくれていました。


セント・ジョセフから離脱し、モトラッド艦隊を追うリーンホースJr.。オデロとトマーシュがガンブラスターモビルスーツ戦の訓練に励む中、艦のレーダーが、バイク戦艦アドラステアがある地点に長期間待機している情報をキャッチします。その理由は、前回オリファーによって破壊されたタイヤの修理のため、ドック艦メリリンにいたためでした。マーベットがこれに乗じて奇襲を強く提案していたのと同じ頃、バイク戦艦アドラステアの中では、クロノクルがドッゴーラを初めて目にしていました。序盤では、オデロたちが訓練に励む様子が描写。ウッソがスムーズに着地していたのに対し、オデロは飛び降りてくるかのように乱暴に着地。トマーシュに至っては態勢を維持できず、そのまま格納庫に突っ込むようにして着陸します。このシーンをはじめ、今回はちょくちょくギャグっぽい描写が連続。重苦しくなりそうなドラマの雰囲気を、少し緩和してくれていました。しかし、トマーシュがオデロよりも現状ガンブラスターの操縦が下手だとはなぁ。以前見せた、ゾロアットの華麗な操縦はどこへ行ってしまったんだ…?そんな訓練の最中、リーンホースJr.はバイク戦艦アドラステアの存在をキャッチ。敵が動く気配を見せないため、マーベットは奇襲を強く提案しますが、そこに考えが至っていないクロノクルではありませんでした。バイク戦艦アドラステアは、確かに修理のため動けない状態。しかしクロノクルは、敵の襲撃を見据え、また新型機のテストも兼ねて、ドッゴーラを出撃させます。ドッゴーラは、まるで竜のようなデザインのモビルアーマー。高機動性とモビルアーマー特有の攻撃力の高さを兼ね備えており、弱点になりそうなその巨大な身体は、ロケット鉛筆のように損傷個所を切り離せばOKという、トリッキーなシステムを備えていました。ピピニーデンはやたらこの切り離しシステムを自慢してたけど、「それなら、ハナから敵に狙われないように機体を小型化した方がいいのでは?」と考えるのは、素人的発想なのかなぁ?そんなドッゴーラに負けないくらいインパクトを誇っていたのは、パイロットのブロッホ。紫色のモヒカンという特徴的な見た目をしていた彼は、徹底的な男尊女卑の考え方で、出撃していきます。


奇襲作戦は実行に移されることになり、ウッソのV2ガンダムとシュラク隊のガンブラスターが先行して出撃。続いて、マーベットのVダッシュガンダムヘキサとオデロ&トマーシュのガンブラスターが出撃します。意気揚々と出撃してきたウッソたちでしたが、クロノクルはそのことを察知しており、宙域にはブロッホの乗るドッゴーラと、カテジナ率いるゲドラフ隊が待機中。ウッソたちはその中に飛び込むハメになり、バイク戦艦アドラステアの奇襲どころか、相手の用意していたモビルスーツ部隊との交戦に引き付けられ、劣勢を強いられます。奇襲しようと思っていざ出撃してみると、すぐドッゴーラやゲドラフ隊と遭遇。このため、ウッソたちは早い段階で作戦が失敗に終わったことを悟り、遭遇してしまった敵の排除に、追われることになります。最初から劣勢を強いられることになるウッソたちでしたが、ウッソ自体は割とスムーズに戦闘を継続。さすがに初めて目にするドッゴーラには手間取りますが、すぐに「頭を叩けばいい」ということに気づき、それを狙い続けます。ここら辺の素早さは、さすがウッソというべきか。ドッゴーラのロケット鉛筆みたいなシステムにも全然動じてなかったし、適応力高いよなぁ。その一方で、戦闘の足を引っ張りまくっていたのがオデロとトマーシュ。機体を安定させるのがやっとで、ほとんど相手に攻撃することはできていませんでした。まあ、本来であれば今回の戦闘は奇襲作戦で、「敵の攻撃がほとんどないだろう」という前提だったから、こうした本格的な戦闘になるとろくに動けなくなるのは…仕方ないよね。


ウッソやシュラク隊が独自の判断で動く一方、場慣れしていないオデロやトマーシュは、ヒヤリとする行動を連発。そのたびにマーベットがフォローに回り、着実に敵を撃破していきますが、彼女はいつの間にか、自分がオデロたちを盾にしながら戦っているのではないかという思いに駆られます。その後、オデロは誤ってドック艦メリリンの中に入ってしまい、頭を強く打って昏倒。窮地に立たされますが、これはウッソによって救われ、その後ウッソはドッゴーラに真正面から立ち向かい、見事撃破してみせるのでした。隊を率いる者として、そして大人として、オデロとトマーシュの徹底的なバックアップに回るマーベット。オーバーハングキャノンで敵ゲドラフのビームを相殺し、ビームライフルで本体をぶち抜くなどという荒業を連発しますが、その中で彼女は、じょじょに罪悪感にさいなまれるようになっていきます。オデロたちの後方から支援する形が連続したことから、「オデロたちを盾にしている」と思い込むようになってしまったマーベット。さすがにちょっとそれは考えすぎだよなぁ。そんなバックアップの連続で、窮地を切り抜けたオデロでしたが、今度は誤ってドック艦メリリンに侵入。昏倒してしまいますがウッソに救われ、ここから彼らの反撃が始まります。痙攣して危機に陥ったオデロでしたが、ウッソの応急措置により復活。この時、ドック艦メリリンのクルーたちが、V2ガンダムなどを鹵獲しようとあれこれ工作していましたが、特に影響はありませんでしたね。これが桶谷脚本とかだったら、絶対バックパックあたりが爆発して戦死or大ピンチとかいう演出が入ってくるよ…。こうした過程を踏まえて、ウッソとオデロ、そしてトマーシュは再び戦場へ。ここから彼らの反撃が始まり、ウッソはV2ガンダムドッゴーラを撃破。オデロとトマーシュは、偶然が重なったとはいえマーベットを逆に援護しながらカウンター攻撃を連発し、敵を着実に追い詰めていきます。一気にオデロたちの動きがよくなり、ビームシールドを的確使った攻撃が、最大の注目ポイント。これなら確かに、もう少し訓練すれば立派な戦闘要員になりそうだなぁ。


今回の戦いでの自分の戦い方に、ショックを受けるマーベット。そんな彼女の思いを、ウッソは優しく受け止め、そしてリーンホースJr.のクルーたちは温かく迎え入れてくれました。その後、艦上でオリファーの散骨が行われ、マーベットはクルーたちの優しさを実感。また、ウッソたちは、メンタルがやられているマーベットを鼓舞するために、彼女のVガンダムヘキサにある改良を加えていました。終盤の展開は、まさに優しさと温かさあふれる展開の連続。マーベットの思いを全く責めることなくウッソが受け止めたほか、クルー全員でオリファーの散骨をし、さらに彼女を元気づけるため、Vガンダムヘキサのヘッドパーツを改良し、ヴィクトリーガンダムへと改造します。「主人公が新型機に乗り換えたので、旧型機は別のメンバーが使用する」というのは『Ζ』以降定番の展開ですが、そこに深いドラマ性を付加したのが、今回の良いところでした。しかも、展開として全く違和感がないのがGood。そして何より、ウッソたちのマーベットを思う気持ちが感じられる、とても深いシーンでした。


トマーシュ「やっぱり小隊長は、ツノ付きヴィクトリーだね。」
オデロ「そうだな。マーベットさんにはこれに乗ってもらって、自信つけてもらわなくっちゃ!」
ウッソ「そうか、自信だよね。生きていくための―。」

 

 

 

第33話「海に住む人々」

1993年11月12日放送
登場した敵他:ドッゴーラ、ゲドラフ、アインラッド、バイク戦艦アドラステア、バイク戦艦リテシア

「私は、ザンスカールが目指しているものを見たいのよ。オールドタイプの古い人たちが作った世界が、変わっていくのを!」「なんで、ギロチンを使うような人たちと!」


STORY:大気圏すれすれでのカテジナたちとの戦闘を経て、リーンホースJr.は、ついに地球へとやってきました。そこで寄港した海中都市アンダーフックで、補給と修理を受けますが、なんとそこはマリア主義者たちのはびこる、親ザンスカール帝国の街だったのです。単独の行動の結果それを突き止めたウッソでしたが、そのせいでシャクティは誘拐され、さらにアンダーフックもろともドッゴーラで攻撃を受けます。初めてとなる水中戦で、V2ガンダムに勝機はあるのでしょうか?


戦いの部隊が再び地球へと移り、寄港した海中都市アンダーフックの持つ真実と、その後の水中でのドッゴーラとの激闘が描かれるお話。今までは、シャクティの単独行動により彼女自身が危機に陥り、それをウッソが救うというパターンが多かったですが、今回は逆にウッソの単独行動のせいでシャクティが危機に陥り、しかも奪還できぬままお話が終わるという、通常とは逆パターンになっているのが興味深いです。それにしてもウッソ、大気圏すれすれでも水中でも、すぐに戦いの場に適応しすぎだよなぁ…。


大気圏突入を目前に控えたモトラッド艦隊は、なおも追撃を続けるリーンホースJr.を感知。大気圏突入という危険ながら最もスキが生まれる瞬間を突くため、カテジナたちがゲドラフで出撃します。これに対して、ウッソたちはV2ガンダムなどで出撃。今まで見せたことがないゲドラフのタイヤ攻撃に苦しみながらも、敵を排除した一方、すっかりマリア主義に染まり自分の知る女性ではなくなってしまったカテジナに、ウッソはいろいろな意味で震えるのでした。大気圏突入は、「ガンダムシリーズ」にてこれまで何度もターニングポイントの1つとして登場するイベント。その重力にひかれて散るもの、生きたまま突入できるのかというスリルがよく描かれてきましたが、『V』になるとかなり技術も進歩したからか、そういった面のことはあまり描かれていませんでした。まあ、『ガンダム』のころから70年以上経ってるもんね。そりゃ技術もかなり進んでるはずだよなぁ。このように、そうした大気圏突入にかかるドラマがあまり描かれていない分、その付近での戦闘に描写が集中。今までアインラッドに乗りながら攻撃を繰り出してきたゲドラフですが、今回はタイヤを片方飛ばしてフラフープのようにして相手を拘束したり、アインラッドそのものを投げ縄の要領で飛ばして攻撃するなど、かなりトリッキーな戦法を見せてくれました。タイヤを使った戦法で、これだけバリエーションがあるのは驚き。これだけ汎用性高けりゃ、そりゃベスパはさらにタイヤつきモビルスーツの開発進めるよね…。


ウッソとカテジナの戦いは大気圏すれすれまで続き、やがて両者突入のため撤退。V2ガンダムがリーンホースJr.のビームバリアもあって無事突入できた一方、ゲドラフは大気圏突入の衝撃により大破し、機体を放棄せざるを得なくなります。その後、広がる海を見ながら、ウッソたちは海中都市アンダーフックへと到着。リガ・ミリティアの補給と修理が受けられると、ひと息つくゴメスたちでしたが、謎のスーツ集団にカテジナが搬送されるのを、シャクティが目撃してしまいます。どんどんザンスカール帝国の思想に染まっていくカテジナは、同時に狂気を見せるように。マリア主義は女性を中心とした社会の創造を理想の1つに掲げていますが、そこから彼女は、オールドタイプの駆逐という思想に発展させていました。旧体制の打破っていう考え方は別にいいけど、ギロチンを使うザンスカール帝国も、ある意味そうした旧体制にとらわれた古い帝国と言えなくもない気がするけど…。そんな彼女との戦闘は、大気圏突入のため強制終了。無事突入に成功したウッソは、久しぶりに帰ってきた地球と、その海を見ながら、海中都市アンダーフックの地上の港に到着します。アンダーフックは、見た目は普通の海中都市。『V』の時代になると、宇宙だけでなく海の中の開発も進んでいるんですね。


シャクティから話を聞いたウッソは、彼女の制止も聞かず強行突入。入った部屋はマリア主義者たちの巣窟となっており、カテジナの煽動によりシャクティは拉致。ウッソは何とか彼らの拘束から抜け出し、オデロたちにも事情を知らせて、走って彼女たちを追跡します。ところがその最中、モトラッド艦隊によるリーンホースJr.への攻撃が開始。アンダーフックもそれに巻き込まれてしまい、ウッソは流れ込んできた大量の海水に飲み込まれてしまいます。アンダーフックには、実はマリア主義者がはびこっており、リーンホースJr.を迎え入れた協力者:ビスタンもその1人であり、立入禁止の部屋に突入したウッソにより、その全貌が暴かれます。アンダーフックは特にザンスカール帝国とビジネスや歴史等でつながりはないみたいだけど、どうしてマリア主義がここまで広がったんだろう?電波ジャックで女王マリアの演説を聞いていたから…だけではないだろうなぁ。そんな人々のせいで、シャクティは誘拐されるハメに。ウッソは追いかけますが、アンダーフックにマリア主義者が多いことを知らないルペ・シノのドッゴーラ等の攻撃を受け、流入してきた海水にのまれます。アンダーフックのマリア主義者たちは、女王マリアを独自に信奉してるにすぎず、ルペ・シノに保護されるどころか、リーンホースJr.の修理に協力したとして攻撃を受けることに。直前までさんざんイキがってたマリア主義者たちが慌てふためくのは、ちょっと滑稽でしたね。


何とか地上に戻ってきたウッソは、オデロたちとともに出撃。ドッゴーラの潜む海中へと飛び込み、久しぶりの地球での戦闘で初めての水中戦を経験します。最初こそ戸惑っていたウッソでしたが、じょじょにその状況に適応。運動性能ではドッゴーラに劣るものの、粘り強く反撃し続けます。そして、勢いをつけて上空へと一気に飛び出し、一度ドッゴーラの攻撃を受けたものの、それをはねのけて逆にコクピットを襲撃。これによりルペ・シノは期待を放棄せざるを得なくなり、ウッソはドッゴーラを下しますが、やはりモトラッド艦隊を止めるまでには至りませんでした。終盤では、『V』初となる水中戦が挿入。ミノフスキー・ドライブユニットが大きくて水の抵抗を受けやすいため、ウッソはかなり苦戦するんじゃないかと思われましたが、そこは持ち前のセンスと今まで培ってきた技術を使って上手く適応。最終的には、ドッゴーラを地上まで誘い出し、撃破に成功しました。ガンダム』の時は、「水中ではビーム兵器の出力が大幅低下するため戦いにくい」という弱点がありましたが、『V』では「若干狙いがつけにくい」程度にまで技術が進歩。まだ戦闘に慣れていないオデロですら、ビームサーベルを使って網を切り裂くという芸当ができているので、水中で使用することに関しては、地上とほぼ同レベルになっているようですね。このように、ウッソは海中での戦いを制してドッゴーラを下しますが、モトラッド艦隊を止めることはできずじまい。この艦隊との戦闘は、まだまだ続くのか…。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第34話から第36話をご紹介予定です。『機動戦士Vガンダム』、観てください!

 

機動戦士Vガンダム』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

Vガンダム』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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