お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士Vガンダム』ちょっとした感想 V-16(第46~48話)

今回は、機動戦士Vガンダム』の感想記事第16回目です。

 

今回ご紹介の3話で、とうとう最終決戦も終盤へ。V2ガンダムの強化形態の1つであるV2バスターガンダムが登場し、さらに、特に目立っていたファラやタシロと相次いで決着がつく形になりました。ファラはずっとウッソと何度も直接対決を繰り広げてきたので、その最期も割と丁寧に描かれていましたが、タシロは堕ちるところまで堕ちてあっけなく死んだなという感じでした。結局2人とも、ほぼ狂ったまま散っていったなぁ…。

 

なお、前回(第43~45話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第46話「タシロ反乱」

1994年2月18日放送

登場した敵他:ゲンガオゾ、ゲドラフ、ゾロアット、アインラッド、戦艦スクイード、戦艦アマルテア、バイク戦艦アドラステア、バイク戦艦リテシア

「女王のお力で、カガチを見抜いてください。あなたは、女王以上のことをやってはならないのです。」


STORY:戦艦ジャンヌダルクからの補給により、V2ガンダムはV2バスターガンダムへとパワーアップしましたが、敵もまたエンジェル・ハイロゥを起動させ、攻勢を強めていました。ファラのゲンガオゾに引っかかり、思うようにそこに近づけないウッソでしたが、同じ頃その中では、タシロによる反乱が発生していました!彼により捕らわれの身になった女王マリア。カガチは、彼女の奪還を図ると同時に、シャクティキールームに立ち入らせ、その代わりを務めさせようとします。タシロの真意とは、いったい何なのでしょうか?


サブタイトル通り、タシロが反乱―というよりも一種のクーデターを起こすお話。彼がカガチに思うところがあり、反撃の機会を狙っていたのは以前から描かれていました、戦局的に行動を起こすタイミングがあまりにも悪く、本当にタシロはすべてを意図してこれを起こしたのか、疑わしい感じでした。戦闘面では、V2ガンダムの強化形態:V2バスターガンダムのデビュー回でもありましたが、割とゲンガオゾに押されていたことから、そこまで強く印象には残りませんでしたね…。


戦艦ジャンヌダルクからの補給により、パーツを合体させ、機体をV2バスターガンダムへとパワーアップさせたウッソ。マーベットたちも出撃し、シュバッテン艦隊追撃のための戦力を着実に集結させつつありました。一方、タシロのもとにいたシャクティは、クロノクルとの面会を要求しそれを実現。自分の本心を伝えるもそれは却下されてしまったうえ、さらに彼を銃撃して負傷させてしまったことから、軟禁状態に処されてしまいます。序盤から登場:V2バスターガンダム。数話前に登場した、メガビーム・ライフルとスプレーポッドをV2ガンダムの両肩に装備した形態であり、見た目からして攻撃重視の武装。これにより攻撃力は跳ね上がりますが、ウッソたちの評判は芳しくありませんでした。確かにV2バスターガンダムは、攻撃力が段違いですが、モビルスーツが両手でやっと扱える武装を機体にくっつけているため、見た目からしてその機動力はかなり疑問。武装も大きいため敵の的になることは必至でもありました。ウッソたちの指摘はもっとも。機動面では、ミノフスキー・ドライブユニットのおかげで全く問題はありませんでしたが、メガビーム・ライフル(ロングレンジキャノン)はこの後ゲンガオゾとの戦いの早い段階で破壊されてるし、せめてもう少し小型化してから装備するべきだったね…。このようにウッソたちが強化を図っていた頃、ベスパ側で戦争終結のために行動していたのがシャクティ。タシロに無理を言ってクロノクルとの面会を実現しますが、交渉はすぐに決裂し、しかも思わず銃の引き金を引いたことから、彼を負傷させてしまいます。シャクティの発砲シーンは、かなり衝撃的なもの。虫も殺せなさそうな彼女が、銃を撃つなんて―!


偵察を兼ねてシュバッテン艦隊への接近を図ったウッソたちは、交戦状態に突入。ウッソ自身はファラのゲンガオゾにマークされ、厳しい戦いを強いられますが、マーベットたちは力を合わせて攻撃を繰り出し、戦艦アマルテアなどを次々に沈めていきます。劣勢であるものの、まだ戦線を下げるほどの窮地ではないシュバッテン艦隊でしたが、タシロはここでまさかの後退を指示。それには、彼の思惑が絡んでいました。今回はタシロのクーデターがドラマの中心になることもあり、ウッソの活躍の描写は少なめ。しかも、その大半はこの辺りから始まるファラのゲンガオゾとの戦闘に終始していたため、大きく目立った活躍はありませんでした。V2バスターガンダムもすぐに武装を破壊されてるし、なんだかなぁって感じだったよね。一応その前に、単独で戦艦アマルテアを3隻くらい撃沈させてはいるけど…。そうしたウッソの奮闘の近くでは、マーベットとシュラク隊が協力して艦隊を攻撃。これを受けたタシロは、エンジェル・ハイロゥへの後退を指示しますが、その唐突さにクルーたちは驚くのでした。マーベットたちは、ヴィクトリーガンダムVガンダムヘキサで出撃。機体を特攻させることで、戦艦アマルテアを落としていきます。「特攻する!」って言うから、戦艦を落とすためとはいえ簡単に命を投げ出さないでと思いましたが、ちゃんとその寸前に脱出しコニーたちに回収されていたマーベット。よかった、死ななくて!そんな彼女たちの戦いに対し、艦隊を退く決意をしたタシロ。クーデターを企てているが故の行動でしたが、その指示にクルーのほとんどはあっけにとられます。「私は正気だよ」と言って、ムリヤリ指示を通すタシロ。そういう人に限って、正気を保ててないんだよなぁ…。


エンジェル・ハイロゥの起動が始まり、地球への影響が拡大する中、シュバッテン艦隊はそこに接舷。戦闘の真っただ中でのこの行動に、不信感を覚えるカガチでしたが、ここでタシロはその本性を現し、銃を突きつけます。そのままキールームへと立ち入った彼は、持論を展開したうえで女王マリアを拘束。シュバッテン艦隊の動きを不審に思ったクロノクルが駆け付けるも時すでに遅く、彼女はタシロに連れられて艦隊の中に消えるのでした。戦闘の最中に、自分たちの本拠地ともいえるエンジェル・ハイロゥに戻ってきたタシロ。それに当然疑問を抱くカガチでしたが、それに対するタシロの答えは、クーデターでした。完全に油断をしており、またタシロ自身も帝国の上層部の1人であるからか、護衛もつけずに彼と面会したカガチ。クーデターを予測できなかったとはいえ、部下もつれずに会ったのは、ちょっと軽率でしたね。こうした状況も味方し、割と楽にカガチを拘束したタシロは、続いてキールームに向かって女王マリアを拘束。シュバッテン艦隊の接舷を不審に思ったクロノクルとカテジナが駆け付けますが、既にタシロは自分の第一目的を達成しており、悠々とハッチへと逃亡するのでした。カガチが、自分や女王マリアを利用していることに気づいており、それに対して反旗を翻そうというのは、決して悪い発想ではないかなという感じ。でも、それに至るまで、そして女王マリアを拘束したあと、どちらの行動もお粗末なのが、彼の小物感というか、そこまでの男かという印象を受けました。野心を抱いても、それに見合う器を持ち合わせていなかった…って感じですね、タシロは。


女王マリアを手中に収めたタシロは、再び持論を展開。新たなザンスカール帝国を作ると豪語する彼でしたが、女王マリアはそれに疑義を持っていました。一方、ウッソとファラの戦いは長期戦になり、いつの間にか戦いの場はエンジェル・ハイロゥの深部へ。それの動きが止まっていることに気づく彼でしたが、ファラの猛攻の最中それを確かめることができず、やがてビームメイスがV2バスターガンダムを狙って―!新たなザンスカール帝国を作るんだと言って、シュバッテン艦隊に女王マリアを連れ込んだタシロ。でも冷静になってほしい。前にはリガ・ミリティア、後ろにはクロノクルたちがいる状況下で、まずここからどう脱出するんだ?本気で彼女を使って成り上がりを計画しているのなら、エンジェル・ハイロゥ内で籠城した方が、まだ作戦としてありだったんじゃないかなぁ。こうした行き当たりばったり感も、タシロが正気を失っているということの表れなのでしょうね。このようなことがエンジェル・ハイロゥで起こっていることを詳しく知れずに、依然ファラと戦い続けていたのがウッソ。新たな武器:ビームメイスの攻撃に圧倒され、窮地に立たされます。武装を失い、実質的にV2ガンダムと大差ない状態になったV2バスターガンダムに、勝機はあるのか!?

 

 

 

第47話「女たちの戦場」

1994年2月25日放送

登場した敵他:ゲンガオゾ、リグ・シャッコー、ゲドラフ、ゾロアット、アインラッド、戦艦スクイード、戦艦アマルテア、戦艦シノーペ、バイク戦艦アドラステア、バイク戦艦リテシア

「1つの命の中に、2つの命があるというのか…?なぜだ!」


STORY:カガチが、シャクティを利用してエンジェル・ハイロゥの力を強める中、ウッソとファラの戦いは、依然一進一退の攻防が続いていました。ウッソはあらゆる手段を駆使しますが、むしろ追い詰められていくばかり…。そんな彼を救い、シュバッテン艦隊へ導いたのは、マーベットや女王マリアといった、女性たちの活躍とその意志でした。体勢を立て直し、味方の援護を受けて進撃する彼らの一方で、タシロもまた、その意志を察知していました。それはやがて、女王マリアへの疑念という狂気へと変わっていくのです。


第40話からずっとウッソたちを苦しめてきた、ファラとの決着回。それに強く影響したのは、マーベットをはじめとする、ウッソを取り巻く大人の女性たちの意志でした。今回のお話でかなりクローズアップされていたのが、女性と子供という存在。「ガンダムシリーズ」終盤特有の、哲学的な話がかなり盛り込まれ、超能力バトルのようなものに突入していきますが、このお話が何を伝えようとしているのか、そしてタシロやファラたち敵の“大人”に欠けていて、ウッソたち“子供”が何を持っていたのか。それぞれについて、なんとなくわかる気がしましたね。


シュバッテン艦隊を守りにつかせ、自分の乗る旗艦だけを月へ動かそうとするタシロ。その動きを半ば偶然察知した戦艦ジャンヌダルクは、追撃を開始します。同じ頃、ファラのゲンガオゾと戦うウッソのV2ガンダムは、V2バスターガンダムとしての武装をすべて破壊されて大ピンチ。そんな彼を救うため、マーベットは、ビーム・スマートガンを携えて、彼の応援に向かおうとしていました。今までなんだかんだでほぼ無敗&機体損傷もほぼなしという感じで戦いを潜り抜けてきたV2ガンダムですが、ファラのゲンガオゾの攻撃の前に大苦戦。ブーツを囮にして気をそらす作戦も通用せず、逆に機動力が低下して余計にピンチに陥ります。初期のヴィクトリーガンダムを想起させる戦法を見せたウッソ。この状況下でこの戦い方はかなりリスクがありますが(実際通用せず反撃されている)、それだけ彼が追いつめられていたということなのでしょうね。そんなウッソを救うべく、出撃したのがマーベット。彼女が取り出したのは、かつてウッソがヴィクトリーガンダムの時に使用していた、ビーム・スマートガンでした。ビーム・スマートガンが久しぶりに登場。まだ残っていたんですね。


戦闘の最中、ウッソはマリアの声を察知。そのことに勘づいたファラは攻勢を強めますが、ここでマーベットが駆け付けます。ビーム・スマートガンによる援護射撃は失敗したものの、その攻撃、そしてマーベットの中に宿る命に気づいたファラは、思わず攻撃の手を緩めてしまい、大きなスキができることに。これを見逃すウッソではなく、マーベットが分離したヴィクトリーガンダムのハンガーとブーツをフル活用し、最終的にV2ガンダムビームサーベルを突き立て、勝利を収めるのでした。Aパート後半におけるウッソとファラの決戦は、もはや超能力バトル状態。ウッソは女王マリアの意志を感じ取って反撃を開始し、遅れてそれを感じ取ったファラは、ウッソがそれに気を取られていることに激昂。しかし、直後現れたマーベットに今度は自分が気を取られ、それによりスキが生まれてウッソに撃破される形になります。眼前に稲妻が走り、相手の意志を感じ取るというのは、『ガンダム』のころから観られたニュータイプの特性。ウッソも、完全にニュータイプとして覚醒した…ということなのかな?そんなウッソは、マーベットからハンガーとブーツをもらったのを機に、それをヴィクトリーガンダムのパーツに変形させ、振り回す形で通常あり得ない距離からゲンガオゾを攻撃するという荒業を披露。ここでファラはどんどん追い詰められ、さらにあらゆるものの持つ輝きに気づき、最期を迎えるのでした。マーベットの中に命の輝き(=赤ちゃん)を感じ取って以降、モビルスーツ、そして自分のこだわってきたギロチンなど、ものの持つ“輝き”に気づいていくファラ。もう少しそれに早く気づいていれば、彼女はこんな最期を迎えることはなかった…のでしょうか。


戦艦アマルテアの残骸から、使えそうな武装を奪ったウッソは、マーベットをホワイトアークに帰してシュバッテン艦隊に向けて出撃。ホワイトアーク、そしてリーンホースJr.と戦艦ジャンヌダルクもそれを追いかけます。やがて、ホワイトアークの周りでガンブラスターに乗っていたオデロやトマーシュも女王マリアの声を聴き、ウッソと同じく、それに導かれるようにシュバッテン艦隊を追撃するのでした。女王マリアの祈りそして呼び声は、多くの子供たちに伝わり、オデロやトマーシュたちもそれを感知。さらにウッソがV2ガンダムでシュバッテン艦隊に向かったことを知り、自分たちもホワイトアークを引っ張る形でそれを追います。Bパートにおけるオデロたちリガ・ミリティア側は、ファラを打ち破ったこともあり、勢いづいている様子。BGMも相まって、久しぶりに彼らの快進撃を観ることができました。ここ最近は追い詰められてばかりだったからなぁ。犠牲がゼロではなかったものの、サブ含めた主要キャラクターが今のところ全員生存しているのも、いいですよね。


自分の艦隊が想像以上に早く押されていることに、焦りを抑えきれなくなったタシロ。不可解な気を感じた彼は、それが別室で監禁している女王マリアからのものだと確信します。彼女を艦橋に連れてきて、銃を突き付けてまでそれをやめさせようとするタシロでしたが、女王マリアは、決してその祈りをやめようとしませんでした。ウッソたちからかなり遅れて、タシロも女王マリアの気を察知。ウッソたちの追撃を防ぐには、彼女のそれをやめさせるのが一番ですが、彼女はその命令を聞こうとはせず、自分の指示に従わない彼女に対し、タシロはだんだんと狂気を見せ始めます。鬼の形相で女王マリアを見つめ、自分の思い通りに動かそうとするタシロ。そのせいで見当違いな行動や指示も連発しており、自滅の道に進んでいるなぁという感じがします。女王マリアもそれに気づいており、そのことを彼に指摘しますが、聞き入れてもらえませんでした。ここで絶対に見逃せないのが、彼女がそうした小さい野心を持つ者として、自分の弟であるクロノクルの名前も挙げている点。クロノクルが、戦争を通じて悪い方向に変わっていきつつあることを、彼女も認識していたんですね。しかし、その思いもまた、彼に届いていないと―。

 

 

 

第48話「消える命 咲く命」

1994年3月4日放送

登場した敵他:リグ・シャッコー、ゾロアット、戦艦スクイード、戦艦アマルテア、バイク戦艦アドラステア、バイク戦艦リテシア

「あなたに代わる人はいくらでもいます!でも…シャクティのお母さんは、あなたしかいないんですよ!」


STORY:女王マリアに導かれ、ウッソのV2ガンダムは、とうとうタシロの旗艦シュバッテンにたどり着きました。何とか彼女を救おうとするウッソでしたが、あろうことかタシロは、彼女を射殺してしまうのです。怒りに任せてタシロを打ち破るものの、戦いを、そして男である自分の意味を見失うウッソは、マーベットの中に宿る新しい命に、希望と使命を見出しました。そしていよいよ、リガ・ミリティア地球連邦軍による、ベスパ残存艦隊への攻撃が開始されます―!


最終決戦であるため、ここ最近は激戦の連続だった『V』。しかし今回は、ひと段落して少しホッとできるようなお話が展開されました。女王マリアが死亡しタシロはウッソの手で撃破、彼女の死によりクロノクルまでもが野心を表面化させるなど、戦局は決して落ち着いている状況ではありませんが、ウッソたちが感じた新しい命、そして出撃前にハロでボール遊びに興じるその姿は、彼らの純粋さ、ひいては“命”のかがやきへの賛歌を描いているように感じましたね。


前回、ファラのゲンガオゾを打ち破ったウッソのV2ガンダム。彼はそのままシュバッテン艦隊を追撃し、どんどんタシロのもとへと迫っていきます。ウッソがシュバッテンに向かって一直線で進むことに、意味を感じ取った戦艦ジャンヌダルクも、ホワイトアークに続いて、シュバッテンを避ける形で追撃。そんな、自分に一目散に向かってくる敵を前にして、だんだんとタシロは狂気をはらんでいくのでした。Aパート全体で最も強く印象に残るのが、タシロの狂気。敵が、他の艦を無視して自分の艦だけを目指して突っ込んでくるということに対し、恐怖を覚えるのは、まあわからないでもない構図。本来ならば、ここで艦隊を立て直して味方の兵力を集め応戦すべきところでしょうが、タシロはやみくもに自艦の対空砲火だけに頼ったり、それがムリであればファラのゲンガオゾを呼び寄せようとしたりするなど、とてもまともではない指示を連発します。ここで重要なのが、後者。もし、タシロがファラの戦死を知らなければ、こうした行動もありえなくはありませんが、前回の時点で彼は、その戦死の事実をはっきりと認識しているはずなんですよね。なのに助けを求めるというのは、彼が錯乱状態に陥っていることの表れでしょう。女王マリアが、「生きている者が、死んだ者に助けを乞うてはいけません!」と言うのも、よくわかります。


シュバッテンの艦橋にたどり着いたウッソは、タシロに対し、人質に取っている女王マリアの解放を要求。これに対しタシロは、彼女を手中に収めれば手出しできまいとして、人質作戦を展開します。ところが、彼女がスキを突いてその手から離れた瞬間、あろうことかタシロは彼女を射殺。これに激昂したウッソは、艦橋ごとタシロを倒してシュバッテンを撃沈し、シュバッテン艦隊は全滅に追い込まれます。タシロと女王マリアの死を知ったクロノクルは、行動を起こそうとしますが…。タシロのいる艦橋にウッソがたどり着いたことで、久々に顔を合わせる両者。ウッソが何とかして女王マリアを助け出そうとしているのは明らかであり、そのまま人質にしておけば、少なくともシュバッテンを直接攻撃することは遅らせられていたはず。なのにタシロは、彼女に逃亡を図られただけで射殺し、自らその優位性を放棄してしまいます。ここで女王マリアを殺したのは、完全に悪手。ゲラゲラ笑いながら射殺してたし、もうタシロの精神状態はまともではなかったんでしょうね。そんな彼を、ビームサーベルの一撃で艦橋後と倒したウッソは、女王マリアの意思に従い、死体を火葬。この女王マリアとタシロの死は、ベスパ上層部の各員に伝達されますが、クロノクルは姉の死を悲しむどころか、その野心をむき出しにし始めるのでした。一度はカテジナのおかげで気を落ち着かせたものの、のちにリーンホースJr.などが行動を開始したことを知ってから、再びそれを前面に出し始めるクロノクル。「(エンジェル・ハイロゥの力を使って)カガチを腐った赤ん坊のようにしてやる!」だなんて、最初のころのクロノクルだったら絶対言わなかったセリフですよね。ああ、敵ながら純粋でまともだったあの頃に、戻ってくれよ…。


戦艦ジャンヌダルクでのブリーフィングを経て、ホワイトアークに戻ったウッソ。ファラとの戦い、そして女王マリアの死が記憶に焼き付いてしまった彼は、様々な意味で自分の存在意義を見失いかけていました。それを救ったのが、マーベットと、ウッソを取り巻く仲間たちの優しさ。マーベットのおなかの中に、新しい命を感じたウッソは、生まれてくる子を守るため、その子に戦争という社会を経験させないため、戦いを終わらせるためそれに身を投じる決意をします。マーベットが妊娠していること、また前回のファラとの戦いで勝敗を分けたのが、ファラ自身とマーベットという2人の女性であったことから、男性であり子供でもある自分に、無力感を覚え存在意義を見失い始めるウッソ。そんな彼を、仲間たちが支えます。Bパート前半では、マーベットのおなかを皆で確かめるというシーンや、オデロたちが何気なく「自分たちは戦争に染まり切ってしまった」とぼやくシーンが挿入。ウッソたち“子供”が主役となり、命のかがやきに触れたり、自分たちの純粋さを再認識したりする形になっています。ここら辺は哲学的な感じになっていますが、前回同様何を訴えようとしているのかは、なんとなく理解できる感じ。ここ最近戦闘シーンばかりだったので、こうした日常(パートに準ずる)シーンが登場することで、どこかホッとさせられもしましたね。


ズガン艦隊とモトラッド艦隊を落とし、エンジェル・ハイロゥを叩き潰すべく、リーンホースJr.や戦艦ジャンヌダルクと、その艦隊たち。しかしそこに、ホワイトアークの機影はありませんでした。その理由は、ウッソたちがハロでボール遊びをしていたため。戦局は決して楽観視できるものではないものの、彼ら子供たちの思い出作りのため、そして純粋さを微笑ましく思い、マーベットたち大人は、それを温かく見守るのでした。終盤では、リーンホースJr.が行動を開始したり、クロノクルがその野心を前面に押し出したりと、敵味方ともに緊迫した状況。そんな中で、ウッソたちは出撃前にボール遊びをしていました。傍から見れば、「いったい何やってるんだ!?」とツッコミたくなる構図ですが、ホワイトアークのメンバーたち(主にマーベットやシュラク隊)は、誰一人彼らを注意することはありませんでした。彼女たちはわかっていたんですよね。戦うことも大事だけど、同時に戦いが終わった後のことも大事であること。そしてウッソたちはまだ子供であることから、その子供らしさと純粋さを失わないことも、また大事であると―。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第49話から第51話(終)をご紹介予定です。『機動戦士Vガンダム』、観てください!

 

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