お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマントリガー』第23話 ちょっとした感想

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ヒロインにも容赦ない坂本監督の大爆破

 

 

 

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それが、お前の求めていた強さなのか?誰かを守りたいと思う気持ち、それが強さだと気づいたんじゃないのか!?今回の『ウルトラマントリガー』は、ダーゴンとの決着回にして、彼の退場回。カルミラの呪術に操られ暴れまわりながらも、ギリギリまで自我を失いきらず散っていったダーゴンの武人としての最期と、それすらをも利用して闇の力を増幅させ、エタニティコアへの道を開いたカルミラの姿が描かれました。

 

お話の中でこなすべきことが、今までに比べて少なかったことから、驚くほどサクサクお話が進行。特撮パートも迫力満点でしたし、最終章の幕開けにふさわしい一編に仕上がっていました。なんだよ、いろんな意味で…やればできるじゃん!

 

なお、前回(第22話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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上述の通り、ダーゴンの退場回であり、終盤にメガロゾーア(第一形態)が登場することから、最終章への幕開けも兼ねていた今回のお話。今回から最終回まで、メインライターのハヤシナオキさんが脚本を担当し、今までのお話がアレだったので不安がありましたが、今回はテンポよく楽しんで観ることができました。今までの担当回は、物語のターニングポイントになるものばかりだったし、きっと今回みたいなノリとテンポが、ハヤシ脚本の持つ本来の味なのでしょうね。

 

前回、ヒュドラムに謀られたカルミラとダーゴン。ダーゴンがその術を解いた時、カルミラは既にヒュドラムを始末した後であり、それを察した彼は、彼女との決別を宣言します。しかし、カルミラはそれを良しとせず、ダーゴンを洗脳。操られた彼は、下校途中のアキトやユナが歩くソラフネシティを襲撃しますが、トリガーとの戦闘とアキトたちの説得により、正気を取り戻すのでした。本編時間序盤の8分ほどで、ダーゴンの洗脳→市街地蹂躙&トリガーとの戦闘→正気を取り戻し人間大化を一気に描写。時間のうち半分くらいは戦闘シーンに費やしていることから、実質4~5分で前半のドラマパートをまとめ上げていることになり、このテンポの良さは驚異的だなと感じました。そして、暴れまわるダーゴンに対しては、ケンゴ・ユナ・アキトがそれぞれの持てる力をフル活用して連携プレーで戦っているのが、これまた素晴らしいスピーディーさを生み出していてGood。ユナの力をGUTS-SELECTの皆が既に知っているからこそできる芸当でしたね。一般市民に目撃されてないかどうかの不安は残るけど…。

 

正気に戻ったダーゴンは、改めて人間の強さを知り、ケンゴたちの言葉に応じるも、トリガーとの決着を希望。それを受け入れたケンゴたちは、夕暮れの荒野に集結し、ケンゴ自身はトリガー→グリッタートリガーエタニティへ変身。決闘が始まります。最初こそ順当な戦いが展開されていたものの、カルミラの介入によりダーゴンは再び暴走。彼の攻撃にユナはさらされることになり、グリッタートリガーエタニティはカルミラの妨害を受け、なかなかユナの救出に向かえないでいました。武人である同時に、闇の三巨人の一人として、トリガーに決闘を申し込むダーゴン。ケンゴもそれを受け入れ、最初こそ正々堂々の1対1の勝負が繰り広げられますが、カルミラの登場によりそれはぶち壊しになり、グリッタートリガーエタニティたちは一気にピンチに陥ります。ダーゴンに対して、いきなりトリガーがグリッタートリガーエタニティに変身したので、「おいおいそれは最初から飛ばしすぎだろ」と思って観ていたら、それ以上の強さを見せたのがカルミラ。いつものごとく背後からの首絞め攻撃を行ったほか、ローキックやソバットなど、尋常じゃないくらい強烈な攻撃を仕掛けてきます。カルミラは以前から強かったけど、ここまでグリッタートリガーエタニティを追い詰めるとはなぁ。メガロゾーアにならなくても、トリガーといい勝負できた気がするぞ。

 

ダーゴンはユナを手にかけようとするも、わずかに残っていた自我がそれを制止。そして最後は、彼女やアキトに、自分を倒すよう懇願します。それを受け入れたアキトは、開発したウルトラマンリブットキーを使い、ナースデッセイ号バトルモードで真っ向から勝負を挑み撃破。ダーゴンは最後の最後で再び自我を取り戻し、散っていくのでした。一方のグリッタートリガーエタニティは、カルミラに追い詰められた末、変身解除に追いつめられることに。ケンゴは目の前でユナをさらわれてしまい、カルミラは彼女を利用してエタニティコアへの扉を開き、メガロゾーア(第一形態)へと姿を変えるのでした。カルミラに洗脳されていたダーゴンですが、前半で一時的に正気を取り戻していたように、まだ完全に自我を乗っ取られたわけではない様子。その、彼の中に残された最後の自我が、アキトたちに決断させ戦闘終結へと導きます。自らを倒すようアキトたちに願い、そしてナースデッセイ号バトルモードの前に散っていくダーゴンのそのさまは、まさに武人。闇の三巨人として生まれてこなければ、きっと心強い味方になってくれたことだろうになぁ―。

 

 

 

◎特撮面

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前半から後半にかけて、まさに戦闘の連続となった今回。前半では市街地のセットを生かしたミニチュア特撮が、後半では荒野という舞台設定を生かしたダイナミックなアクションを楽しむことができました。坂本監督のアクション描写は、個人的に巨大感が薄れてしまうという大きなマイナスポイントがあるように感じていましたが、今回はそれを、面白い形で違和感なく仕上げていたのには唸らされましたね。

 

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ソラフネシティに出現したダーゴンは、狂ったように市街地を破壊。下校途中だったアキトとユナはそのまま避難民の誘導にあたり、出撃したケンゴは彼らと合流、トリガーに変身して挑みます。そして激戦の末、ダーゴンは正気を取り戻すのでした。前半の市街地での戦闘シーンは、流れるような戦い方の連続で、そこにミニチュア特撮を組み込んでいるのがポイント。ダーゴンに投げられながらパワータイプへのチェンジ、大通りを転がりながらの百貨店へのダイブなど、度肝を抜く描写が連続しました。坂本監督のアクションは、スピーディーであることからイマイチ巨大感の演出にマッチしない印象を持っていましたが、今回はそうした巨大感の演出はあえて排除していたのが面白いところ。なるほど、こういう形で来たかと膝を打ちましたね。

 

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トリガーとの決闘を申し込み、全力で挑んでくるダーゴン。しかしそれを、カルミラの介入がメチャクチャにしてしまいます。再び暴走してしまったダーゴンは、グリッタートリガーエタニティを吹っ飛ばしたのちユナを執拗に攻撃。彼女を救おうとするグリッタートリガーエタニティは、カルミラからの攻撃に苦しめられます。中盤以降展開される戦闘は、舞台設定が荒野であることから、ミニチュア特撮よりもアクションを重視。特に、カルミラの攻撃はかなりアクロバティック&凶悪でびっくりしました。それに対してローキックで足元をすくうグリッタートリガーエタニティも、なかなかやるよなぁ。男女関係なく豪快なアクションを繰り広げていて、面白かったです。

 

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わずかに残る自我で、アキトたちに自分を倒すよう求めたダーゴン。それを受けて意を決したアキトは、ナースデッセイ号バトルモードでダーゴンを攻撃。ウルトラマンリブットキーの力で彼を打ち破ります。一方のグリッタートリガーエタニティは、カルミラに追い詰められた末ユナの誘拐を許してしまい、それはメガロゾーア(第一形態)の誕生につながってしまうのでした。ダーゴンとの決着をつけたのは、トリガーではなくGUTS-SELECT。アキトの開発したウルトラマンリブットキーが、勝利を導きます。ここでトリガーに倒させず、あえてアキトに倒させるような構成にしたのは面白いところ。またこれにより、闇の三巨人たちはそれぞれ違う相手に倒される形になったことがほぼ確定しているヒュドラム→トリガーダーク、ダーゴン→GUTS-SELECT、カルミラ→おそらくトリガー)のも、ストーリー展開として興味深いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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カルミラ改めメガロゾーア(第一形態)は、その強大な力で市街地を蹂躙。また、それに比例して、ナースデッセイ号を、そして世界を闇が覆っていく。トリガーとトリガーダークは、打ち勝つことができるのだろうか?

 

次回はいよいよ、最終決戦の前編。メガロゾーア(第一形態)とのバトルが描かれます。トリガーダーク/イグニスは、ヒュドラムとの決戦を終えて宇宙に帰ったと思ったけど、まだ地球に残っていたんですね。

 

↓第24話も、スマイルスマイル!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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