お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマントリガー』第24話 ちょっとした感想

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勇者王伝説が始まりそうな、ケンゴ出生の秘密

 

 

 

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僕わかったんだ。僕は…光の化身だって。今回の『ウルトラマントリガー』は、ラスボスであるメガロゾーアとの決戦回前編。第一形態との死闘と傷ついたケンゴ、そこからの彼の過去の判明と、再び戦うべく立ち上がるさまが描かれていました。

 

ベースとなる『ティガ』の終盤とは逆の立場となる、「主人公(ケンゴ)は光であっても人である」という考えを提示したのは、非常に面白い試み。しかし、いかんせん描写がややすっ飛ばし気味で、それを理解するのに少し時間がかかりました。なんだろう、せっかくやろうとしていることは面白いのに、表現が追い付いてないよ…。

 

なお、前回(第23話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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メガロゾーアとの戦い、そしてケンゴ出生の秘密が明かされた、最終回前編にふさわしい内容が盛り込まれていた今回。意外にも、トリガーの完全敗北などといった「どうあがいても絶望的」な描写はほとんどなく、危機的状況下でもなんとか踏ん張ろうとする、ケンゴらメインキャラクターの姿が印象に残りました。ずーっと希望が消えていないように感じる作劇も、坂本監督演出の1つの特徴と言えるのかなぁ。

 

前回、エタニティコアへの扉が開かれてしまったことで誕生してしまったメガロゾーア。何とかナースデッセイ号で現地まで向かい、ユナの救出に成功したアキトたちでしたが、既にメガロゾーア(第一形態)は大暴れ状態。ケンゴはトリガーに変身して立ち向かいますが、あらゆる技が全く通用しない相手に、大苦戦を強いられます。やがて意識を取り戻したユナは、ユザレの行動や記憶を思い出し自らを犠牲にしようとしますが、それを止めたのは…。前半で描かれるのは、メガロゾーア(第一形態)の脅威。詳細は後述しますが、キックやパンチを食らわせようが、サークルアームズの3形態全てを使って攻撃を叩き込もうがびくともせず、逆に反撃を食らってトリガーは窮地に立たされます。「自分よりも大きな敵に対して、ベーシックな攻撃を加えるも全く効果がない」というのは、『ティガ』におけるVSガタノゾーア戦の初戦と同じ。どこまで意識しているのかはわかりませんが、こういったところも『ティガ』オマージュなのかなぁと感じました。そんなトリガーを見かねて、またカルミラのせいとはいえエタニティコアへの扉を開いてしまったことに責任を感じ、自らを犠牲にメガロゾーア(第一形態)を抑え込もうとするユナ。彼女の捨て身の行動をやめさせたのは、アキトでした。ずっとユナと苦楽を共にしてきたアキトが、ここで颯爽と駆けつけるドラマ展開はGood。でもさ、アキトってこの直前、メガロゾーア(第一形態)の攻撃を食らって吹っ飛ばされてるんだよね。特に何もダメージを受けず、パッと出てきてドドンと行動してくれたもんだから、拍子抜けしちゃったよ。

 

ナースデッセイ号の支援攻撃、そしてトリガーダーク/イグニスの加勢により持ち直したトリガーは、グリッダートリガーエタニティへとチェンジ。ダブル必殺技でメガロゾーアを撃破しますが、完全に倒しきることができず力尽き、撤退を余儀なくされます。医務室で昏睡状態に陥るケンゴをユナが見守る中、彼の意識は、火星にいる母レイナのもとにありました。どうここから盛り返すんだと心配になるくらい追い詰められていたトリガーですが、ナースデッセイ号とトリガーダークが好アシストを見せたことで、最後の力を振り絞って反撃開始。完全に倒すことはできなかったものの、メガロゾーア(第一形態)を撃破してみせます。通常の演出だと、倒す前にグリッタートリガーエタニティが力尽きそうなものですが、今回はしっかりと、彼そしてトリガーダークにより、メガロゾーア(第一形態)が一時的に撃破される描写が挿入。上でも少し触れましたが、ここで絶望ではなく希望を感じさせる描写を入れてくるのが、坂本監督らしい演出といえるのでしょうか。そんな戦いを経て、ダメージの蓄積のあまり昏睡状態に陥るケンゴ。彼の意識は火星へ飛んでおり、久しぶりのレイナとの会話で、自分の出生の秘密を知るのでした。中盤から後半にかけての、ケンゴとレイナのやり取りこそ、今回のクライマックスその1。ケンゴが自分は「光の化身なんだ」と気づいた一方、それでも人であると説くレイナのやり取りは、『ティガ』におけるティガとダイゴの関係性とは逆の考え方をしているのがとても面白いです。それはいいんだけどさ、絵面的に観ると、ケンゴがいきなり火星にワープして、それをレイナが普通に受け入れて突拍子もない会話をしている構図なんだよね。せっかく興味深いことしてるのに、なんかこう、残念だなぁ…。

 

意識を取り戻したケンゴが司令室に戻ると、メガロゾーアが第二形態に進化して町を蹂躙しており、ケンゴの名を連呼している状態。それに違和感を覚えたテッシンたちは、その疑問をぶつけ、ケンゴはついに自分の秘密―トリガーの正体であることを明かします。直後現れたイグニスも、シズマ会長とのやり取りを経て協力を約束。ケンゴと彼は現場へ急行して変身し、メガロゾーア(第二形態)と対峙するのでした。テッシンらから訊かれ、とうとう自分の正体を話すケンゴ。『ティガ』の場合、レナとイルマ隊長を除き、ダイゴから直接ではなくレナの叫びからその正体を知っていたことから、『トリガー』の正体バレシーンはそれとは逆の展開になりました。これも『ティガ』を意識してやってるのかなぁ。それとも偶然?そんなケンゴの告白を経たあと、今度はイグニスとシズマ会長の会話が挿入。同じこの地球外に生きていた者どうしの、テンポよくかつ信念を感じるやり取りはグッとくるものがありましたね。そしてラストは、ケンゴとイグニスが同時変身して、メガロゾーア(第二形態)と対峙。さあ、最終決戦だ―!

 

 

 

◎特撮面

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ラスボスであるメガロゾーアとの戦いを描くことから、今回は特撮面の気合もかなり入っていた印象。前半の舞台設定が超古代遺跡付近の荒野であったことから、ミニチュア破壊よりもアクション演出に重きが置かれていましたね。この傾向だと、多分次回はかなりミニチュア破壊やってくれるんじゃないかなぁ。なにしろ、舞台が市街地だからね!

 

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現れたメガロゾーア(第一形態)に対し、果敢に挑むトリガー。しかし、パンチやキックどころか、サークルアームズの攻撃すら全く通用せず、ほぼ打つ手がない状態で長期戦を強いられます。そんな彼を最初に救ったのが、ナースデッセイ号のナースキャノンでした。序盤からトリガーによる戦闘シーンが挿入。攻撃を加えた時による細かいエフェクトや、逆に食らった際のハデな爆発が、トリガーの激闘、そして追い詰められていくさまを演出してくれていました。これだけでも十分メガロゾーア(第一形態)の強さはよくわかったけど、欲を言えば、トリガーにこの時点で、パワータイプとスカイタイプにチェンジしてもらいたかったかなぁ。せっかくサークルアームズの各形態も使用してるし、どうせ次回はマルチタイプとグリッタートリガーエタニティの活躍が中心になるんだから、ここで見せ場が欲しかったかな。

 

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ナースデッセイ号の支援攻撃、そしてトリガーダークの加勢により持ち直したトリガーは、グリッタートリガーエタニティにチェンジして反撃開始。トリガーダークとの連携攻撃をいくつも見せ、なんとメガロゾーア(第一形態)を撃破してみせます。しかし、実際は倒されておらず、メガロゾーア(第一形態)は再生。力尽きたグリッタートリガーエタニティは消滅し、トリガーダークも撤退を余儀なくされるのでした。メガロゾーア(第一形態)との第一戦後半では、トリガーダークも登場。2人でガンガン攻めるので、「なんかこの段階で倒しちゃいそう勢いだな」と思いながら観ていましたが、まさか本当に撃破するとは思ってもみませんでしたね。爆発エフェクトもハデだったし、これで決着ついたのかと一瞬思っちゃったよ。

 

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メガロゾーアは第二形態へと進化し、市街地を侵攻。人々を、地球を守るため、ケンゴとイグニスはトリガー&トリガーダークとなって立ち上がります。果たして、勝負の行方は―。メガロゾーア(第二形態)との戦いの舞台は市街地。怪獣デザイン自体は明らかにガタノゾーアを意識しているので、さほど驚きはなかったのですが、そのメガロゾーアが市街地を侵攻するさまは、かなり新鮮味がありました。ガタノゾーアタイプの怪獣が地上に現れると、こんな感じになるんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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エタニティコアの暴走に比例して、力を強めるメガロゾーア。トリガーたちの力では、地球の消滅を防ぐことはできないのか?死んだはずのダーゴンやヒュドラムが、ナースデッセイ号を襲撃する中、それでもケンゴたちは夢見る未来に向かって希望を捨てなかった。さあ、これが最後の戦いだ!

 

次回はいよいよ最終回。戦闘シーン豊富な回になりそうであると同時に、最後の最後までギリギリの奮闘が続きそうなお話になりそうな予感がします。そして、今夏放送開始されるであろう『ウルトラマンデッカー』とのつながりは、示唆されるのかなぁ?

 

↓第25話(終)も、スマイルスマイル!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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