お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士ガンダムΖΖ』ちょっとした感想 ΖΖ-5(第13~15話)

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今回は、機動戦士ガンダムΖΖ』の感想記事第5回目です。

 

物語は2クール目に突入。それに伴い、じょじょにストーリーも動き始め、ジュドーたちにもリィナが行方不明になるなどといった試練が降りかかることになります。こうした試練や逆境に、彼らがどう立ち向かうのか。その成長を含めたドラマ展開も、ひとつの見どころになっていきます。

 

なお、前回(第10~12話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第13話「妹よ!」

1986年5月31日放送
登場した敵他:エンドラ、R・ジャジャガザD

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「ΖΖなんて怖くない…。怖いのは、格下げだけだ!」


STORY:リィナを助けるためにはやるジュドーだけど、そんなことをブライトとルーが許してくれるはずもない。食堂に閉じ込められちゃったけど、リィナを助けるためなら、俺たち手を貸すぜ。ビーチャとモンドの動きが気になる中、ようやくジュドーとエルがΖΖガンダムガンダムMk-Ⅱで出たけど、そこにはR・ジャジャガザDが待ち受けていた!しかも、ガザDのゴットンは、リィナを人質に卑怯な戦法をとりやがる。どうするジュドー


前回グレミーの人質になったリィナを救出するため、ジュドーたちが奮闘するお話。しかしそれは、彼らの思うような結果にはならず、ジュドー自身が初めて戦いの中で挫折を経験することになりました。モビルスーツ面では、『Ζ』最終回以来久々にガンダムMk-Ⅱやネモが登場。これには興奮しましたね~。そして、ジュドーを終始アシストし続けていたエルの活躍とその能力も、目を瞠るものがありました。


ラビアンローズにようやく接触し、修理を受ける戦艦アーガマ。その中でジュドーは、リィナがエンドラに連れ去られてしまったことにより、その奪還にはやっていました。ジュドーの行動を危惧したブライトは、ビーチャたちに彼の監視を命じますが、ビーチャたちはΖΖガンダムをエンドラに売り飛ばすために行動を開始。エルとイーノはジュドーに協力するなど、誰一人実際にブライトの命令を聞く者はいませんでした。ようやくラビアンローズに合流することができた戦艦アーガマ。いやぁ、まさかこんなに時間がかかるとは思わなかったなぁ。『Ζ』の頃はけっこうサクッと接触してたからさ…。そんなラビアンローズで修理を行い始めたことで、ようやくひと段落つくブライト。しかし、彼の悩みの種が消えたわけではありませんでした。ジュドーの勝手な行動を危惧したブライトは、ビーチャたちに彼の監視を依頼。しかし、誰一人その命令に従うものはいないのでした。ブライトが命令したものの、そんなことを簡単には聞かないビーチャたち。ビーチャとモンドは今度はΖΖガンダムを売り飛ばす計画を立て、エルとイーノはジュドーに全面協力する選択を取ります。ジュドーの今回の行動において、重要な役割を果たしていたのがエル。彼女は最初こそブライトの命令に従おうとしましたが、ジュドーのリィナに対する思いの強さを前に方針転換。自らもガンダムMk-Ⅱを使って一緒に助けに行こうとすら言い出します。やっていることはムチャクチャだけど、(正しいかどうかは別として)自分なりの信念を持ちそれに従った行動をするエル。彼女は『ΖΖ』初登場のレギュラーメンバーの中でも、特に信頼できる人物ですね。


一度はΖΖガンダムで強行出撃しようとするも、ルーたちに見つかり食堂に閉じ込められてしまうことジュドー。しかし、エルたちの協力により、脱出に成功します。一方、エンドラへと連れていかれてしまったリィナは、グレミーの手により礼儀作法を学んでいる最中。しかし、彼女はそんな中でも戦艦アーガマへの帰還をあきらめてはいませんでした。トイレでひそひそ話をしていたジュドーとエルは、その姿をブライトに見られたものの掃除をしているふりをして切り抜けることに成功。そのままΖΖガンダムを奪取しようとしますが、ルーの行動により失敗に終わります。トイレの個室にノーマルスーツを隠していたジュドー。これを目撃しブライトが少し笑うシーンがあるので、てっきり彼はジュドーの作戦に気づいているのかなと思いましたが、のちの彼の慌てっぷりから見るに、純粋に誰かがトイレに入っていたと思い込んでいたっぽい。なんだぁ、ちょっと残念だなぁ。ジュドーはそのノーマルスーツを着て一度はΖΖガンダム奪取しようとするも、失敗。監視付きで食堂に閉じ込められてしまいますが、エルやシンタとクムの協力で脱出します。クムが作ったシチューをわざと焦がし、火災が起きたように見せかけてジュドーを脱出させたエルたち。こんな古典的な手法で脱出できちゃうとはねぇ。まあ、戦艦内での火災は一大事だからね…。一方その頃、エンドラではリィナがグレミーとともに食事中。リィナ自身はグレミーが礼儀作法にうるさいため窮屈そうにしていましたが、人質としては破格ともいえる待遇を受けていました。


食堂から抜け出したジュドーは、ΖΖガンダムへ直行。しかし、今回はルーだけでなくアストナージまでもが止めに入り、搭乗に苦労します。しかし、このスキにエルがガンダムMk-Ⅱに搭乗し、さらにイーノがハッチの開放したため、何とか出撃に成功します。しかし彼は、ΖΖガンダム内にビーチャとモンドも乗り込んでいたことを知りませんでした。一方、エンドラのキャラとゴットンは、戦艦アーガマの奇襲作戦を展開。キャラの情緒不安定っぷりに振り回されるゴットンですが、なんとかついていくのでした。ジュドーΖΖガンダムに乗り込もうとするだろうと踏んで、彼の脱走を知った後、ハッチで待機していたルーたち。しかし、ジュドーにあまりにも気を取られていたため、エルのガンダムMk-Ⅱへの搭乗に全く気付いていませんでした。『Ζ』最終回以来、久々にガンダムMk-Ⅱが再登場。でも、それがまさかこんな形になるとはねぇ。エルはマニュアルを見ながらガンダムMk-Ⅱを動かし、最初こそ不慣れだったもののじょじょにものにすることに成功。ジュドーが何とか乗り込んだΖΖガンダムを引っ張り上げる形で、ムリヤリ宇宙へ出撃していきます。最初はマニュアル片手でないとまともに動かせず、戦艦アーガマどころかラビアンローズをぶっ壊す勢いだったエル。しかし、宇宙空間に出ると無重力も相まってか、かなり操縦慣れしていきます。この後のキャラたちとの接触時点では、一通り操縦できるようにまで腕を上げていたエル。彼女ももう少し訓練を積めば、立派に前線に出れるパイロットになれそうですね。


キャラのR・ジャジャとゴットンのガザDは、偶然ジュドーΖΖガンダムとエルのガンダムMk-Ⅱに遭遇。対戦艦アーガマ用に使う予定だった蜘蛛の巣爆弾を発動しますが、ΖΖガンダムの攻撃と偶然が重なり、それは全く効果が出ず失敗に終わります。しかし、無線通信でジュドーがリィナの兄であることを知ったゴットンは。グレミーに彼女を連れ出すよう指示し、ジュドーを脅迫。ジュドーは手を出せないうえに、ビーチャとモンドが合体を強制解除してしまったことにより態勢を崩してしまい、さらにはそれを突かれたことでコア・ベースが大破。リィナを取り戻せなかっただけでなく、ビーチャたちのコアファイターがエンドラに引っ掛かってそのまま連れ去られてしまうという、最悪の結果を招いてしまいます。今回の戦闘シーンは短め。蜘蛛の巣爆弾の方ではキャラたちが半ば自滅した形でしたが、その後のリィナを利用した人質戦法では、ゴットンが上手いことジュドーの心理を利用していました。エンドラ側にとって、ゴットンの今回の頑張りはなかなかのもの。しかし、キャラは一切それを見ていないとして評価しようとしませんでした。かわいそうなゴットン…。一方のジュドーは、今回完全にゴットンたちにやられ、さらには目的を1つも達成できず、初めて戦いの中で挫折を経験する展開に。ここからリィナたちを、どうやって取り戻すんだろう…。

 

 

 

第14話「幻のコロニー(前)」

1986年6月7日放送
登場した敵他:エンドラ、R・ジャジャガザCガザD

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「あの巨神を操る者こそ…、ムーン・ムーンの救世主だ!」


STORY:ラビアンローズで修理を受けながら航行していると、どこからか俺たちを呼ぶ声がする。その発信源は、コロニー開発時代に造られたきり放置された、光族という集団が住む幻のコロニー:ムーン・ムーンだった。彼らに言われた通り入港したまでは良かったけど、いきなりΖΖガンダムを壊せって言われるわ、アクシズの連中と出くわすわ、もうさんざんだ。しかも、ジュドーが何者かに連れ去れれて、コロニーにはガザC・D部隊が!一体どうなってるんだぁ?


コロニー開発の中で放置され、その間に独自の文化や風習を築いたという光族、そして彼らの住むムーン・ムーンを舞台にしたお話。もともと1つ1つのお話がダイレクトに次につながっていくことが多い「ガンダムシリーズ」のお話ですが、明確に前後編と銘打たれているのが非常に珍しいですね。そんなお話の内容は、ちょっと「これ前後編にするほどの内容なのか?」と思えなくもないような展開が連続。悪くはないけど、うーん…。


ラビアンローズで修理を受けながら、航行を続ける戦艦アーガマ。その中でブライトたちは、ある空域に差し掛かった際、正体不明の通信を受信します。トーレスやイーノの解析で、隕石に偽装した旧型コロニーが発信源であることを知った彼らは、その通信に従い、戦艦アーガマのみを切り離してコロニー内へ。ところが入るや否やコロニーの住民たちはいきなり戦艦アーガマに侵入し、ΖΖガンダムΖガンダムを危険な巨神として、破壊しようとします。そんな彼らに対し、ジュドーとエルがとった行動は…。今回と次回の舞台となるムーン・ムーンは、人類が宇宙開発をはじめコロニー建設を始めた時に造られたというものの1つ。その後宇宙はコロニー開発や戦争により波乱の時代を迎えますが、ムーン・ムーン周辺は時代の波から取り残され、やがて独自の文化・生活を形成していました。ムーン・ムーンの特徴は「忘れ去られた“幻のコロニー”」ですが、個人的にはまずこの設定にちょっと無理があるんじゃないかなぁとも思います。だって、コロニーって一個人がほいほい造れるものじゃないし、それだけのものを建設しておいて「皆その存在を忘れました」って、古代ならまだしもこの宇宙開発時代にそんなことありえるんですかね?まあとにかく、ムーン・ムーンは先述した事情から、誰もがおぼろげにしか知らない幻のコロニー。彼らに従う方針を取ったブライトは、その通信のままコロニー内に着艦しますが、いきなりムーン・ムーンの戦士部隊が侵入。ΖΖガンダムΖガンダムを巨神と恐れる彼らは、特に恐ろしいとされる戦車を破壊しようとします。これに対しジュドーたちは、ΖΖガンダムを分離変形させ、わざとバラバラにしたように見せかけるのでした。ΖΖガンダムのコア・ブロック・システムが、予想もしなかったような形で役立つことに。戦士部隊に気づかれないように、ブライトたちがひと芝居打っているのが笑えます。


なんとか信頼を得、ムーン・ムーン内への立ち入りを許可されたブライトたち。しかし、ジュドーはその途中でラサラ・ムーンに連れ去られ、さらにムーン・ムーンの神官たちの要求を知ったブライトはそれを拒否。両者の間に溝が生じてしまいます。その後、連れ去られたジュドーはラサらと行動を共にしますが、その道中でキャラを目撃。実はムーン・ムーンにはエンドラが先行して入港していたのでした。戦艦アーガマよりも先に、ムーン・ムーンに入港していたキャラたち。その理由は、新造艦を取りに行ったグレミーを待つための時間調整であり、戦略的な事情はほとんどありませんでした。ゴットンたちからの様子からして、ほぼキャラの興味本位でムーン・ムーンに入港したらしい。マシュマーに負けず、キャラもなかなか気まぐれな指揮官だなぁ…。そのことを戦艦アーガマ側でいち早く知ったのが、ラサラに連れ去られていたジュドー。偶然彼は街中にいるキャラを目撃。彼女もまた救世主候補であると察知したラサラは、彼女をジュドーと同じく連れ去るよう指示するのでした。ラサラはムーン・ムーンの教えを広めるための救世主の候補を次々と誘拐。その理由は、この直後明かされることになります。


ラサラの隠れ家にやってきたジュドーとキャラは、彼女からその目的について聞かされることに。ジュドーはこの機会を利用し、キャラに対しリィナを返すよう強く求めると、彼女は意外にもそれを快諾します。ところがその直後、ガザC・D部隊がムーン・ムーンに出現。それは、キャラが行方不明になったことと戦艦アーガマの侵入を知ったゴットンが出撃させたものでした。しかもそのうちの1機には、リィナが括り付けられており…。ラサラが救世主の誘拐という、ムーン・ムーンの風潮に逆らったことをしていた理由。それは、ムーン・ムーンがその教えを宇宙に広めようとする行動に危機感を覚えていたからでした。ムーン・ムーンの人々は、次なる一歩として布教活動を行うことを決め、そのための戦艦と救世主を探していたところ。しかし、ラサラは今の宇宙が戦争の時代であり、そんな迂闊なことをしてはムーン・ムーンの平和すらも脅かされると考えていました。ラサラの行動はともかく、考えていることは非常にまとも。この危険な時代に、ムーン・ムーンみたいな悠長な考え方や思想が広まるとは思えないし、第一どこかの勢力に上手いこと利用されるのがオチでしょうからね。そんな彼女の話を聞いていたジュドーでしたが、隣にキャラがいたことから、彼女にリィナの返還を要求。これをキャラは、意外にあっさりと承諾します。ところがその直後、ガザC・D部隊がムーン・ムーンに上陸。そのうちの1機にはリィナが括り付けられており、ジュドーは驚愕します。キャラはそのような卑怯なことをやめさせるために、ガザCを呼び止め乗り込みますが、案の定性格が変わってしまった上に、コアファイターたちも飛んできたことで、事態はさらにややこしい方向へと向かってしまいます。リィナの人質作戦を考え付いたのは、ゴットン。ここ数話、彼の軍人としての狡猾さがリアルに描かれるようになってきた気がします。


アクシズに寝返っていたビーチャは、R・ジャジャに乗って何とか手柄を立てようとするも、偶然キャラの前に着陸してしまったことにより、彼女にパイロットを交代。これでさらに勢いづいたキャラは、リィナ救出のことも忘れて暴れ始めてしまいます。R・ジャジャを止めるため、ジュドーコアファイターに乗り込んだ後ΖΖガンダムへ合体。R・ジャジャを倒しますが、リィナの救出はかないませんでした。戦闘終結後、神殿に救世主として招かれたジュドーは、そこでラサラと瓜二つの女性サラサ・ムーンと出会います。前回エンドラとともに行方不明になったビーチャとモンドは、アクシズの見習い隊員として活動中。意外になじんでいました。エンドラの乗組員たちって、敵の割に妙に寛容だな。しかし、そんな彼らの活動はお構いなしと言わんばかりに、キャラはR・ジャジャに乗り換えヒートアップ。これを止めるため、ジュドーΖΖガンダムへの合体を決意します。ΖΖガンダムは、R・ジャジャを撃破。神殿を守りきり、ムーン・ムーンの人々から救世主とその巨神としてあがめられるのでした。R・ジャジャは今回で大破。これによりキャラは正気を取り戻しますが、リィナを救えなかったことを本当に悔やんでいました。なんだ、リィナを返そうって話自体は、本当だったのね。こうして戦いが終わり、ジュドーたちは神官たちの指導者と直接会うことに。そこに座っていたのは、ラサラと瓜二つの女性:サラサでした。このまま戦艦アーガマ、そしてエンドラはどうなってしまうのか?次回へ続く―!

 

 

第15話「幻のコロニー(後)」

1986年6月14日放送
登場した敵他:エンドラ、ミンドラ、バウ、ガザC

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「何も知らないムーン・ムーンの人々を、宇宙戦争の犠牲者にしてよいのですか?」


STORY:ジュドーがサラサに反発したことで、俺たちゃ救世主から一転反逆者。あー、ついてないねぇ。でも、そんなことでくじける俺たちじゃない。途中合流したラサラとともに、ΖΖガンダムの奪還とご神体キャトルの起動を試みる。この作戦は2つとも成功。さあ、一気にエンドラを攻めるぜ!しかしそんな時、グレミーの乗る新型モビルスーツ:バウが現れた。そして、明かされる、ムーン・ムーンの布教運動の真実。この物騒な世の中で、それはないぜ神官さん!


ムーン・ムーンを舞台にしたお話の後編。前回とは打って変わって展開が二転三転し、さらにジュドーたちの怒涛の反撃、そしてアクシズ側の新型モビルスーツ:バウの登場など、見ているものを飽きさせない展開が連続し、ある程度楽しんで観ることができました。今回のお話で重要な役割を担っていたのは、ラサラとモンドでしたね。そしてラストでは、ムーン・ムーンの人々が布教にこだわっていた理由も解明。それはとても単純なものでしたが、彼らにとっては切実な理由だったんだろうな…と感じました。


前回、サラサと対面したジュドー。しかし彼は、彼女や神官たちが何を言ってもラサラと別人であることが信じられず、それをきっかけに救世主から一転、反逆者となって牢屋に閉じ込められそうになります。しかし、そうやすやすとやられる彼らではなく、必死に戦って神殿から脱出。ブライトはとルーは負傷したエマリーを介抱したため捕らわれてしまいますが、ジュドーたちは逃げ延びることに成功。さらにラサラやモンドと合流し、反撃のための策を練るのでした。ラサラとサラサは瓜二つなので、ジュドーが戸惑うのも無理はないですが、あれだけ周りやその本人自身から「自分はラサラではない」って言ってるんだから、さすがに何かに感づいてもいいんじゃないかと思います。そんなジュドーは、ラサラが催眠術に欠けられているのだと思い込み、サラサの頬をぴしゃり。これがサラサや神官の怒りにふれ、ジュドーたちは一転して救世主から反逆者になってしまいます。ブライトたちが逃げきれずに牢屋に入れられてしまった一方で、ジュドーたちは脱出に成功。ラサラやモンドと合流し、ブライトたちの救出とΖΖガンダムの奪還、そしてムーン・ムーンの布教の阻止のため行動を開始するのでした。前回であったことをきっかけに、ラサラと行動を共にするようになったモンド。全く、調子がいいんだから…。


ラサラの先導により、放棄された地下鉄の線路からブライトたちのいる地下牢への通路へ向かったジュドーたち。収監前に間に合った彼らは、ブライトたちを救出、併せてキャラを捕虜として拘束します。その後ジュドーたちは、二手に分かれて次の行動へ。ジュドー・エル・イーノはΖΖガンダムの奪還、ラサラとモンドはご神体であるキャトルの復旧に向かうのでした。ラサラはムーン・ムーンの構造を熟知しており、地下牢への通路に向かうため、ジュドーたちを別の地下ルートへ先導。そこは放棄されたリニア地下鉄の跡でした。当初は徒歩で現地に向かう予定でしたが、列車を見つけたモンドがそれを復旧させることに成功。ジュドーたちは列車に乗り、ブライト救出へと向かいます。ほとんど自然に還りそうな状態になっていながらも、実は残っていた文明の跡。この他にも、ご神体キャトルの正体が、約50年前に放棄された作業用モビルスーツであることが明かされることなどから、ムーン・ムーンの人々は、約50年前に何かの事情があって文明の利器一切を捨てたんだろうなということが推測できます。約50年前に何があったんだろう?キャトルは動かなくなってしまったから放棄されたといわれてたけど、その当時であれば復旧もできたはずだろうし…。それはさておき、ジュドーたちはこの地下鉄ルートを使って地下牢への通路に到着。警備兵たちを倒してブライトたちを解放し、併せて捕まっていたキャラをそのまま捕虜として捕縛します。それをブライトらに任せたジュドーたちは、次にΖΖガンダムの奪還とキャトルの復旧を目指すのでした。


戦艦ミンドラに乗ったグレミーが、新型モビルスーツ:バウを携えてエンドラへ向かう中、ΖΖガンダムを発見したジュドーたち。エルとイーノが囮となって兵士を引き付けている間に、ジュドーが単身櫓をよじ登っていきます。途中兵士たちの抵抗に遭いながらも、なんとかコクピットに乗り込むことに成功。これを見たゴットンはガザC部隊を出撃させますが、ΖΖガンダムの敵ではなく、またモンドの手により復旧したキャトルも現れ加勢するのでした。ムーン・ムーンの人々はΖΖガンダムをバラすといったものの、当然そのやり方がわからないため、エンドラ側に寝返っていたビーチャ主導でそれを始めることに。しかし、ここでジュドーたちが妨害に入り、苦労して彼らはΖΖガンダムを取り戻します。ΖΖガンダムは木の櫓に囲われており、周囲を敵兵士が固めている状況。まずエルとイーノが投石で兵士たちを引き付け、次にジュドーが櫓に直接よじ登り、コクピットへと向かいます。途中兵士から石やら槍やらを投げられるジュドーですが、それを巧みにかわし、また槍で敵を威嚇して振り落としていくのでした。ΖΖガンダムの奪還シーンは、ジュドーたちに振り回されるビーチャと敵兵士たちの姿がコミカル。あんな木造の櫓に一世によじ登ったら、倒壊するだなんて誰でも予想付くだろうに…。一方のモンドは、ラサラとともにキャトルに搭乗。奇跡的に太陽電池が生きていたことから、何度もコクピット部分の修理を行った末、ようやく起動に成功します。その力は、ガザCをものともしないほどでした。キャトルの動力源である太陽電池が生きていたことから、キャトルは(手間がかかるとはいえ)修理をきちんと行えば動く代物であったことが判明。ということは、これ50年前も十分修理できたってことだよね。ということは、その時ムーン・ムーンの人々は、やっぱり意図的にこのキャトルを放棄したんだろうなぁ。なんで彼らが文明を捨てる生活を選択したのか、やっぱり気になるなぁ…。


ΖΖガンダムは破竹の勢いで攻め立て、港にいたエンドラを爆撃することにも成功。そのままリィナを救出しようとしますが、それはグレミーのバウの手で阻止されてしまいます。リィナを救出できなかったものの、こうして戦闘は終結。最後の最後でムーン・ムーンが布教活動にこだわる理由を知ったジュドーたちは、彼らの彼らなりの発展を祈り、コロニーを後にするのでした。ΖΖガンダムにとってガザCなど敵ではなく、次々にダブル・ビームライフルで破壊。港に逃げ込んだそれもハッチが閉じる前に攻撃したことで大破し、それがエンドラに激突したことでエンドラは大ダメージを負います。このままいけばΖΖガンダムの勝利は間違いなし…と思われましたが、そこに現れたのがグレミーのバウ。彼はリィナを一足先に救出してコクピットに乗せ、そのままΖΖガンダムと戦った後、ミンドラへ撤退していきます。今回初登場、バウ。オレンジ色のとげとげしい機体に、漢字の「𪚢(バウ、音読み)」があしらわれているのがカッコいいです。そんなバウは、ΖΖガンダムに負けない戦いを披露。活躍時間が短かったとはいえ、しっかりとそのインパクトを残してくれましたね。そのグレミー撤退をきっかけに、エンドラも撤退したことで、戦闘は終結。最後の最後で、ジュドーたちはムーン・ムーンの人々が布教活動にこだわった理由を知ります。ムーン・ムーンの布教活動は、サラサが言い始めたことであり、そのサラサを扇動していたのが神官。彼がこのような行動に出たのは、単純にムーン・ムーンでの生活に限界を感じ、外の世界を見てみたかったからでした。驚くほど単純な理由!…と一蹴してしまいそうになりますが、長年このコロニーで窮屈な自給自足生活をしてきた彼にとっては、「外に出る」ということは悲願だったのでしょう。彼の行動は肯定されるべきものではありませんが、その気持ちはわかるなぁと感じました。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第16話から第18話をご紹介予定です。『ガンダムΖΖ』。俺はいつ…リィナに会える?

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ガンプラ Pick Up!

ガンダムΖΖ』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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