お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士ガンダムΖΖ』ちょっとした感想 ΖΖ-14(第40~42話)

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今回は、機動戦士ガンダムΖΖ』の感想記事第14回目です。

 

物語も40話台に突入し、その展開もいよいよ大詰めへ。今回ご紹介の3話は、どれも単発回ではなく前後のお話とのつながりが強いものばかりであり、ドラマ面でも戦闘面でも大きな動きのあるものになりました。また、劇中には『ガンダム』のMSVとして商品化されたモビルスーツなどが初めて劇中に登場。意外な形で動いている姿を見せてくれました。

 

なお、前回(第37~39話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第40話「タイガーバウムの夢」

1986年12月6日放送
登場した敵他:アッグガイ、アッガイ、ザクⅠ、プチ・モビル、エンドラⅡ

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「わかるさ。あんたら大人が起こした戦争は、皆を巻き込んでいくってことぐらい!」


STORY:避難民を降ろすため、コア3の中立コロニー:タイガーバウムに降り立った俺たち。噂には聞いてたけど、ひと昔前の中国をイメージした、風変わりなコロニーだ。ここの支配者:スタンパ・ハロイの指示に従う俺たちだったけど、どうも様子がおかしい。現地の少年:ルナンたちの話によると、女ばかり集めてハーレム作ってるって話じゃないか!連れていかれたエルたちが危ない!スタンパの屋敷にジュドーたちが潜入したけど…、なんだこれ、旧式のモビルスーツばかりだぞ?


サラサ・ラサラ姉妹ら再登場編の中編に当たる今回は、同時にコア3の24バンチコロニー:タイガーバウムを舞台としたお話の前編。その支配者スタンパがモビルスーツマニアという設定で、ズゴックゴッグ、ザクⅠ、アッガイ、アッグガイなど、『ガンダム』で登場もしくは設定されたモビルスーツが次々に登場します。お話としては、女ったらしのスタンパにひと泡吹かせてエルたちを救出しよう…というものだけど、ここからどうシリアスな展開になるんだろう?


前回、ラサラたち避難民を助けたネェル・アーガマジュドーたちは中立コロニーで彼女らを降ろすべく、コア3の24バンチにあるタイガーバウムというコロニーへ向かいます。ところが、そこは周囲に機雷がある上に、入港するや否やあらゆる武装を封印してくるなど、彼らはひどい歓迎を受けるハメになります。サラサの言葉もありしぶしぶそれに従うジュドーたちでしたが、そんな彼らを狙うルナンたち現地の少年たちの一団がありました。タイガーバウムは中立コロニーですが、過去作に登場したものからは一線を画すコロニー。名前からも明らかなとおり、全体的にひと昔前の中国(特に香港あたり、『ΖΖ』放送時はイギリス領)を意識したデザインや街づくりがなされており、軍艦の入港条件はかなり厳しく設定されていました。『Ζ』の時もそうだったけど、ちょくちょく中国をモデル・舞台としたお話って出てくるよね。制作陣の趣味なのかな。そんなこのコロニーの支配者が、スタンパ・ハロイ。彼の指示で動く兵隊たちは、ネェル・アーガマが入港した直後、あらゆる武装を封印し、ジュドーたちの行動を制限してしまいます。反発する彼らでしたが、サラサの言葉により抵抗をやめるのでした。今回のΖΖガンダムΖガンダムの登場シーンは、ここのみ。行き過ぎた武装の封印は、中立コロニーだから当たり前…と思ったけど、今回のお話を観た後に考えると、単にスタンパがジュドーたちに抵抗されるのを恐れていただけなんだろうなぁ。


ジュドーたちは、女性と男性でそれぞれ乗るバスを分けられ、宿舎に向かうことに。その道中、ジュドーたちの乗るバスが、何者かのプチ・モビルに襲われます。それを操作していたのは、ルナンたち。最初は驚いたもののすぐに返り討ちにしたジュドーたちは、ルナンたちの口から、このコロニーの実情を知ることになります。バスで連れていかれたエルたちを救うため互いに協力することにした彼らは、スタンパ邸への潜入作戦を立ち上げて…。ドックを抜けた後、すぐに女性と男性でグループ分けされたジュドーたち。表向きにははぐらかされていましたが、実際はスタンパが、エルたち女性クルーを自分のハーレムに招き入れるためでした。スタンパはどうしようもない女ったらしで、兵隊の胸部に隠しカメラを仕込んで、密かに女性を品定めするような男。変態である上にやることがいやらしいって、どうしようもねぇな…。ちなみに、彼は気の強い女性が好みらしく、特にハマーンが変装した避難民に強く反応。真っ先に連れてくるよう指示します。同じ頃、ジュドーたち男性陣は、バスに乗せられ宿舎へ。ところがその道中、ルナンたちの襲撃に遭います。これを返り討ちにした彼らは、スタンパのことを訊きだし、このコロニーの実態を知ることに。それを受けて、ルナンたちと協力し、スタンパ邸への潜入を試みるのでした。ルナンたちはプチ・モビルでジュドーたちを襲撃。その理由は、彼らを人質に取ってΖΖガンダムなどを入手し売り払うためでした。ルナンたちの行動も考え方も、かつてのジュドーたちと全く同じなのが面白いポイント。ジュドーたちはメチャクチャ拍子抜けしてたけど、いやいや、君たちも過去にやってたでしょ?そんなジュドーたちはルナンたちに負けるはずもなく、逆にプチ・モビルを強奪しルナンたちを拘束。スタンパのことを訊きだします。スタンパがハーレムを作ったり、住民たちから高い税金を取ったりしていることを知ったジュドーたちは、エルたちの救出を決意。ジュドーとイーノが女装し、スタンパ邸への潜入を決行します。確かにこの作戦は有効であるといえるけど、その女装のクオリティが…。


エルたちがスタンパの目的に嫌悪感を示していた頃、女装したジュドーとイーノは、スタンパ邸への潜入に成功。ハーレム志願の孤児姉妹という設定でスタンパたちのもとまで何とかたどり着きますが、イーノがギリギリ合格したのに対し、ジュドーは落第してつまみ出されるハメに。後がなくなったジュドーは、待機していたビーチャたちと連絡を取り、敷地内にあるズゴックなどのモビルスーツを使って行動を開始するのでした。エルたちが兵士に誘導される形で、スタンパ邸の内部が紹介。どうやらスタンパにはモビルスーツマニアでもあるらしく、かつての一年戦争で使用されたザクⅠ・ゴッグズゴックが展示されていました。懐かしいモビルスーツたちがこのシーンで登場。しかし、スタンパの趣味なのか、どれもおかしな状態で展示されているのが何とも言えません。なんでザクⅠが仁王像っぽいアレンジされているんだよ…。この後、エルたちはスタンパと会い、彼の目的の絶句。同じ頃、ジュドーたちは女装してスタンパ邸に潜入し、エルたちの前までたどり着きますが、イーノに対しジュドーはブサイクだとしてつまみ出されてしまうのでした。このシーンのジュドー、ちょっとかわいそうだったな。


ジュドーズゴック、ルナンがゴッグに乗って、エルたちの救出作戦を開始。ゴッグはすぐ戦線離脱してしまいますが、ズゴックはスタンパ邸の警備の攻撃を突破し、エルたちの救出に成功。現れたアッグガイやザクⅠも倒します。後は脱出するだけというところにまでこぎつけますが、今度はハマーンの乗ったアッガイが登場。彼女とのやり取りに苦しむジュドーでしたが、スタンパ邸の警備の増援が来たのに乗じてその場を脱出。ネェル・アーガマに戻るのでした。ズゴックゴッグは『ΖΖ』の時点では骨董品級のモビルスーツですが、スタンパ邸にあったものは内部が最新パーツに換装済み。このため、ジュドーはそれほど抵抗なく操縦することができていました。ゴッグもルナン搭乗機として登場したけど、いかんせんルナンが操縦に慣れていないせいで、すぐ退場しちゃったのは残念だったな(仕方ない面があるのはよくわかるけど)。ルナン撤退後実質1人で戦うことになったジュドーは、ザクⅠやアッグガイと応戦。これらを撃破しますが、その後現れたハマーンアッガイに対しては、とどめを刺すことができませんでした。ガンダム』のMSVとして設定されたアッグガイが、映像初登場。ヒートロッド攻撃を繰り出していましたが、すぐ返り討ちに遭っていました。アッグガイ、プラモを初めて見た時から思ってたけど、なかなかキモいデザインしているよね。そんなアッグガイにも勝利したジュドーが、今回の戦いで勝てなかったのが、ハマーンアッガイ。彼女の誘いに真っ向から抵抗する彼でしたが、生身の彼女を直接攻撃することはできませんでした。やはり、人間に直接手を下すことができないジュドー。これが彼のいいところでもあるんだけどなぁ…。

 

 

 

第41話「ラサラの命」

1986年12月13日放送
登場した敵他:ズゴック、ゾゴック、アッグガイ、ザクタンクリゲルグ、エンドラⅡ

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「サラサさん…、ジュドーの好きにさせてやってよ!」


STORY:スタンパ邸からネェル・アーガマに戻ってきた俺たちだけど、締め付けは厳しくなるうえに、仲間内の雰囲気も最悪。そんな中、ハマーンを止めるため、サラサ・ラサラ・モンドが密かに街へ繰り出したんだけど、スタンパの襲撃に遭った!この戦いでラサラが死に、怒りに燃えるジュドーは、ハマーンを倒すためスタンパ邸に殴り込む。モビルスーツが入り乱れる激しい戦い。モンドのガンダムMk-Ⅱが、スタンパのズゴックめがけて突撃した!ラサラの弔い合戦だ!


サラサ・ラサラ姉妹と光族の人々のゲスト出演回の完結編。ラサラの死亡というショッキングな出来事を受け、ジュドーが、そしてモンドが激しい怒りを燃やし、ハマーンそしてスタンパに戦いを挑むさまが描かれます。前回以上に『ガンダム』およびそのMSVとして設定されたモビルスーツが多数登場。終盤の戦闘シーンはなかなかハデなものになっていましたね。


前回、スタンパ邸から何とか脱出してきたジュドーたち。しかし、避難民の中に紛れていたハマーンがその姿をくらましたことをきっかけに、彼らの仲はじょじょにギクシャクしていきます。そのハマーンを“救う”ために、サラサは単独で彼女を探し出すために行動を開始。それを知ったラサラとモンドも同行します。同じ頃、当のハマーンはスタンパと結託しようとしていました。Aパート前半では、ハマーンの存在をきっかけにして言い争いをするジュドーたちと、それを見て、この事態の根源であるハマーンを自分たちなりに救おうとするサラサの姿が描写。これらの展開は、この後の市街地戦の描写のために必要なものなのですが、いささかジュドーたちの言い争いが唐突すぎる感じがします。ジュドーハマーンニュータイプどうしとして共鳴しあっているのは、既にだいぶ前からネェル・アーガマのクルーたちに知れ渡ってるんだから、今更ジュドーハマーンがつながってるのをどうこう言い争うのはおかしい気がするんだよね…。そして、この様子を見て危機感を覚えたのがサラサ。ハマーンこそが諸悪の根源である一方、彼女の中にある悲しみに気づいていたサラサは、単独でハマーン接触し、彼女を救おうと決断します。気持ちはわかるけど、ちょっと無謀すぎるサラサの行動。自分たちは既にスタンパに目をつけられてるんだから、街に繰り出せばすぐ襲われるって予想つくのにねぇ。まあ、こういうムチャなところが、ある意味彼女らしいですけどね。


街に繰り出したサラサ・ラサラ・モンドの3人は、すぐにスタンパ配下の男たちに遭遇。何とか逃げおおせますが、今度はスタンパ自らが操縦するズゴックの襲撃に遭います。子の襲撃により、ラサラはモンドをかばって瀕死の重傷を負うことに。ズゴックは駆け付けたジュドーとルナンの機転で追い払われますが、ラサラはモンドの腕の中でこと切れてしまうのでしたジュドーたちの中では最も小柄なモンドですが、今回は屈強なスタンパ配下の男をタックルで吹っ飛ばしたりなど、なかなかの身体能力を披露。あれ?もしかして、モンドってそこそこ腕っぷしが強いのか…?しかし、そんな彼の力をもってしても、スタンパ操るズゴックの前には手も足も出ない状況。逃げ惑うしかない中、ラサラはモンドをかばって倒れてしまいます。ジュドーとルナンが駆けつけてズゴックを追い払いますが、ラサラの命を救うことはできませんでした。ラサラは、ズゴックの踏みつぶし攻撃からモンドをかばって死亡。でも、劇中の描写見ても、踏みつぶされるどころか瓦礫に当たる描写すら見当たらなかったぞ。いつの間にそんなにダメージ食らってたんだ…?ラサラの死に直面し号泣するモンドの一方で、駆け付けたジュドーとルナンはズゴックに応戦。港湾作業用のクレーンを駆使し、追い払うことに成功するのでした。クレーンでモノアイなどを潰され、撤退を余儀なくさせられたスタンパのズゴック。このシーンでのジュドーの機転はGoodでした。


ラサラの死を知り、ハマーン激しい怒りを燃やすジュドー。彼は自らの感覚を頼りに、スタンパ邸へ直行します。そして、そこでハマーンと対峙。自分側に引き入れようとする彼女に対し、ジュドーは真っ向からそれを拒否。その最中、スタンパがハマーンに反旗を翻してジュドーに攻撃を仕掛け、さらにイリアの乗るゲルググまで現れ、モビルスーツ戦が開始されることになるのでした。すべてはハマーンが悪いとし、怒りの矛先を彼女に向けるジュドー。いや、確かにハマーンは敵だけどさ、ラサラが死んだことに関してはスタンパに怒りをぶつけるべきなのでは?そんなジュドーは、スタンパ邸に直行しハマーンと対峙。彼女の要求をはねのけますが、その時スタンパの邪魔が入ります。さらにハマーンを探しに来たイリアのリゲルグが現れたことに乗じて、ハマーンはその場から逃亡。ジュドーは彼女を追いかけようとしますが、スタンパとその部下たちの銃撃、さらには繰り出されたモビルスーツ舞台の前に、それをあきらめざるを得なくなるのでした。スタンパが繰り出したモビルスーツは、前回も登場したアッグガイの他、ゾゴックやザクタンクといった『ガンダム』のMSV。ザクタンクは割と映ってる時間長かったけど、ゾゴックはほとんど映ってなかったなぁ。


武装したエルたち、そしてビーチャの乗るΖガンダムの登場により、なんとかその場を脱出したジュドー。しかし、スタンパのモビルスーツ部隊はしつこく、Ζガンダムリゲルグにかかりきりになっていることから、ジュドーたちはまたもその機転でモビルスーツと戦うハメになります。やがてスタンパのズゴックも登場しますが、これを迎え撃つのがモンドの乗るガンダムMk-Ⅱ。獅子奮迅の勢いでズゴックを追い詰めたガンダムMk-Ⅱは、ビームサーベルを突き立てて勝利。ラサラの仇討ちを果たすのでした。ルーがエルとともにジュドー救出に向かっていたため、ビーチャが代わりにΖガンダムに乗って出撃。しかし、イリアのリゲルグ相手にはほとんど立ち回れていませんでした。百式を操縦しててかなり腕上げたと思ってたんだけど、やっぱりΖガンダムの操縦は難しかったのかな。一方のジュドーたちは、アッグガイなどに対し地上からバズーカ砲などで応戦。いいところまで追い詰め、最後はリゲルグを見逃してしまったΖガンダムにより、モビルスーツ部隊は全滅するのでした。旧式モビルスーツ相手には、さすがのビーチャも苦戦せずに勝利。アッサリやられすぎてて、ちょっとかわいそうな気もしたけど、まあ仕方ないでしょう。こうして戦いは終盤を迎え、残るはスタンパのみ。彼はズゴックで襲い掛かってきますが、ここでモンドのガンダムMk-Ⅱが登場し応戦。ズゴックをどんどん追い詰め、ついに倒すのでした。強い覚悟と熱い男気を見せ、勝利をつかんだモンド。このシーンの彼は、今までで一番輝いていたように感じましたね。


スタンパを倒し、ルナンやサラサたちと別れを告げたジュドーたち。リゲルグが現れたことで、出港直後の敵の襲撃を警戒していましたが、実際に彼らが攻撃されることはありませんでした。ネェル・アーガマを先導するシーンで、ようやくΖΖガンダムが登場。敵の攻撃が全くなかったのは、リゲルグそしてエンドラⅡがネェル・アーガマ襲撃ではなく、ハマーン救出のみを目的としていたからでした。

 

 

 

第42話「コア3の少女(前)」

1986年12月20日放送
登場した敵他:ゲーマルクガズエルガズアルキュベレイMk-Ⅱ、サンドラ

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「あんたの代わりに徴用されたんだよ!子供を放り出して、反戦運動なんかやってるからさ!」


STORY:コア3の宙域に達した俺たちは、それとドッキング予定の鉱山隕石キケロに潜入した。そこで出会ったのは、ルチーナら現地で働く鉱山労働者たちと、あのキャラ・スーンだった!キャラのおかげで一度は鉱山労働者たちに誤解されちゃったけど、ルチーナのおかげでなんとか協力しあえるようになったぜ。でも、キケロにはプルツーも潜入しており、さらにキャラたちと争ってるみたいだ。ネオ・ジオンの間で、一体何があったんだ!?


鉱山隕石キケロを舞台にしたお話の前編。最近登場していなかったグレミープルツーの他、生死不明となっていたキャラが強化人間として再登場を果たし、さらにはジュドーたちがネオ・ジオンの内部分裂の兆候を知るなど、様々な要素が盛り込まれていた一編でした。ゲストキャラクターであるルチーナが、終始いい働きをしてくれているのがポイント。でもその一方で、父であるロイは、なんだか決断力のない男に見えたな…。


コア3の宙域に達し、潜入までもう一息のジュドーたち。彼らはそれとドッキング準備に入っていた鉱山隕石キケロに潜入し、そこの労働者に紛れることを画策します。潜入に成功したジュドーたちは、そこで働く少女ルチーナや鉱山労働者と出会い、彼らのネオ・ジオンに対する反抗心を察知。そんな時、キケロの管理者と思われる女性軍人が現れます。その正体は、かつて生死不明になった、あのキャラ・スーンでした。今回の舞台は、キケロという鉱山隕石。隕石をドッキングさせるなんてかなり突飛なように感じますが、キケロは部分的にブースターなどが取り付けられており、これを利用して航行していました。そういえば、キケロで何採掘してるのか、結局明かされなかったな。強化人間にされたキャラが指揮を執って管理してるくらいだから、何か重要な鉱物資源があるんだろうな…。そんなキケロに潜入したのが、ジュドーたち。そこで働く少女ルチーナや鉱山労働者と出会い、彼らがネオ・ジオンに反発していることを改めて知ります。やがて、ヒートアップした鉱山労働者のせいで騒ぎが勃発し、キケロを管理する軍人たちが出動。その指揮を執っていたのは、なんとキャラでした。鉱山労働者たちは徴用による強制労働を課されているものがほとんどで、当然ネオ・ジオンに対しては良い印象を持っていない者ばかり。その中でもルチーナは、父ロイが行方不明となったため代わりに徴用された少女であり、健気に鉱山労働者たちを支えていました。鉱山労働者たちの「ザビ家の時代の方がマシだった!」という叫びからもわかる、彼らの惨状。ネオ・ジオンジオン公国の復活を夢見て始まったはずなのに、人々にはそれ以下の待遇で働かせているのか…。そんな鉱山労働者たちの間で、小競り合いが勃発。その鎮圧のために出動してきたのは、強化人間と化したキャラと、彼女の配下であるランス・ギーレンとニー・ギーレンでした。20話超ぶりにキャラが再登場。生死不明となっている間に強化人間に改造されていたようですが、ジュドーを見て一瞬本来の自分を取り戻します。ジュドーに対していきなりキャラが抱き着いたもんだから、困惑するしかないランスとニー、そして鉱山労働者たち。いやいや、ランスとニーはおどおどしてる場合じゃないでしょ。そもそも、君らならジュドーの顔と名前くらい知ってるはずだから、その場で取り押さえるべきじゃあ…?


ランスとニーがキャラを落ち着かせた直後、キケロ内へのモビルスーツ接触を感知。ゲートに向かった彼女たちが遭遇したのは、プルツーと彼女の乗るキュベレイMk-Ⅱでした。ファンネルを発動し、キャラたちの動きを封じたプルツーは、自身の感覚を頼りにジュドー捜索に乗り出します。同じ頃、ジュドーたちは鉱山労働者たちと協力しようとしますが、キャラとの関係性を誤解した彼らにより、逆に拘束されてしまうハメに。ルチーナは連れていかれるジュドーたちを目の当たりにしますが、それをする鉱山労働者たちの中に、父ロイの姿を発見し驚くのでした。グレミー側のモビルスーツ接触と聞き、大慌てでハッチの方へ向かっていくキャラたち。その姿を見たジュドーたちは、ネオ・ジオンの中で何かあったのではないかと察知します。グレミーハマーンに反旗を翻しているのは、視聴者にとっては周知の事実。でもそういえば、確かにジュドーたちはそのこと全然知りませんでしたね。そんなジュドーたちを放り出して、ハッチに向かったキャラたちが遭遇したのは、プルツーキュベレイMk-Ⅱ。自身の感情が先行しジュドー探しに躍起になるプルツーは、ファンネルでキャラたちの動きを封じ、独断でキケロに侵入するのでした。キャラたちの言動から察するに、グレミーたちがハマーンに反抗しがちなことはネオ・ジオン内でも共有されているようですが、彼が本気でハマーンを裏切ろうとしてることまではバレていない様子(ハマーンには勘付かれている)。露骨な裏切り工作をしていたら、さすがにネオ・ジオンの一般兵たちも気づくでしょうから、ここら辺はグレミーのやり方がうまいのでしょうね。一方その頃、ジュドーたちは鉱山労働者たちにネオ・ジオンを倒すための協力を求めますが、ジュドーたちを人質にとればキャラたちが屈服するかもしれないと考えた彼らにより、逆に拘束されてしまうハメに。その中でルチーナは、行方不明になっていたはずの父ロイの姿を目撃するのでした。先ほどのキャラとの親密さを見ていれば、まあ過去の経緯を知らなければ、ジュドーたちが自分たちの味方だなんて信じられないのも無理はない。ゆえに鉱山労働者たちの行動もわからなくはないのですが、ここでロイが登場するのがちょっと唐突すぎます。えっ、行方不明になってたんじゃないの?ほかの鉱山労働者と同じ作業着で登場してたけど、身分隠してキケロで働いてたのかな。でも、それだったら、ルチーナと今まで一度も会ってないっていうのが、おかしな話になるけど…。


ジュドーたちそしてロイを追おうとするルチーナは、同じくジュドーを捜していたプルツーと遭遇。彼女とともに、ジュドーたちの捜索に乗り出します。プルツーのおかげで、ロイたちが隠れている洞穴までやってきたルチーナは、そこでロイと再会。突然の再開に驚きながらも、ジュドーたちを解放させることに成功します。同じ頃キャラたちは、ファンネル除去のためにあれこれ画策。プルツーの妨害を受けながらも脱出に成功するのでした。プルツーとルチーナの出会い。これがプルツーの心に変化をもたらします。初めて自分を軍人ではなく、1人の人間として、そして優しい人であるといわれたプルツー。これが彼女の心と行動に今後どのような影響を与えるのか、注目ですね。そんなプルツーにより、ジュドーたちのいる洞穴にたどり着いたルチーナは、拘束されている彼らとロイを発見。ロイとの再会に涙しつつ、ジュドーたちを解放させるのでした。ルチーナとロイの再会。父が娘を思う気持ちはよくわかりますが、ルチーナが登場してから、いくら何でもロイの方針がコロコロ変わりすぎです。よく他の鉱山労働者たちも、文句言わなかったな…。ジュドーたちやロイたがこうして結束を深めていく一方で、キャラたちはキュベレイMk-Ⅱのファンネルからの脱出に躍起。あと一歩のところでプルツーに勘付かれてしまったものの、何とか脱出に成功します。ファンネルから脱出できたのは、プルツーの精神波に乱れが生じたから。やはり、ルチーナの言葉が影響している―!


キャラが自分を気に入っていることから、彼女を仲間に引き込もうと提案したジュドー。彼は洞穴からの脱出後、ビーチャたちと別れて1人でキャラのもとに向かいます。ところが、強化人間として過去の自分を思い出せなくなりつつあった彼女の前に、ジュドーの説得は空振り。さらに舞台は宇宙空間へと移り、ΖΖガンダムに搭乗したジュドーは、キャラたちの乗るゲーマルクガズエルガズアルと相まみえます。この戦いはキャラたちの撤退で終了しますが、キケロのコア3へのドッキングが、刻一刻と迫っていました。きちんと説得すれば、かつての戦艦アーガマでのような感じで、キャラと仲間になれると考えていたジュドー。しかし彼女は既に強化人間に改造されており、ジュドーたちと過ごした日々を忘れかけていました。ジュドーが何度も説得を試みているのに、それを意に介そうとしないキャラの姿は、悲しいものがありました。でもさジュドー、説得の引き合いに出す戦艦アーガマ時代の記憶が、洗濯の話ばかりってどうなのよ?まあ、確かにキャラは嬉々としてやってたけどさ…。そんな中、キケロの一部に風穴があいたことで、ジュドーは一度そこから脱出。宇宙で待機していたビーチャ・イーノ・モンドと合流し、ΖΖガンダムに合体します。これに対抗すべく、キャラたちはゲーマルクガズエルガズアルで出撃。ΖΖガンダムと互角の戦いを見せますが、キャラの精神が不安定になったことで、キャラたち側が撤退したことで戦闘は終結するのでした。今回初登場の、3つのモビルスーツゲーマルクは重武装型のモビルスーツで、メガ粒子砲を複数搭載しているのが特徴的です。にもかかわらず、動きは意外に機敏。ΖΖガンダムの強力な敵として立ちはだかりそうだけど…どうなんだろ。かつてのR・ジャジャとかも、意外にアッサリやられちゃったしなぁ。一方のガズエルガズアルは、見た目からしガルバルディβの流れをくむ機体。しかし、今回目立った活躍はほとんど見られませんでした。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第43話から第45話をご紹介予定です。『ガンダムΖΖ』。俺は、強い!

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ガンプラ Pick Up!

ガンダムΖΖ』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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