お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』第15話 ちょっとした感想

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前回に続き恒例の他作品パロディ

 

 


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大きな目標ほど、その前の準備や結束があってこそ、達成することが出来るということだ。今回の『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』は、前回の後編にあたるお話。ダークシンカリオンとの戦いよりも、シンのリーダーとしての成長に重きが置かれており、終盤ダークシンカリオンの運転士がアブトだと知るも、苦悩の末立ち上がるさまが描かれていましたね。

 

今回は、ひとつひとつの展開の繋ぎ方が上手かったのが印象的。「ブラックストーンは五街道沿いにある→その起点である日本橋に行ってみよう→シンを立ち直らせるために、神田界隈で銀座線の歴史を追おう」と、無理なく個々のドラマが一つに繋がっており、違和感ゼロでした。でも、ゲンブが万世橋界隈に来た当初の理由って…、自分が行きたかっただけなんかーい!

 

なお、前回(第14話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

ダークシンカリオンとの初戦以降、シミュレーターのでの訓練に精を出すシンたち。中でもシンは、荒っぽい戦いが目立つようになり、そこには彼の焦りが隠されていました。そんな中、ヒビキがシンカリオンZに付着していた黒い欠片の解析を完了。「ブラックストーン」と名付けられたそれには、驚くべき秘密が隠されていました。ダークシンカリオンとの初戦を経て、明らかに焦りが端々に出始めるシン。前作でも、ハヤトが悩んだり焦ったりする場面はしばしばありましたが、シンの場合ちょっと早めだなぁと感じました。時期的には2クール目序盤なので、特別早いというわけではないんだけど、ハヤトはあんまり対立したり悩んだりってことが少なかったからね。そんな中、彼らにもたらされたのが、黒い欠片=ブラックストーンの秘密。ヒビキの解説のよれば、これは地底深くにあるものであり、採掘されすぎれば地球そのものが崩壊する危険性のある代物でした。当初はブラックストーンのある地点の予想がさっぱりできませんでしたが、ゲンブの推察が突破口を開きます。展開や作品自体のコンセプトの都合上、テオティたちの出現地点と新幹線の路線をダブらせなければいけませんが、そこに五街道をモチーフとして盛り込んだのはGood。この話を初めて聞いた時は、「なるほど、上手いこと考えたな!」と思わず膝を打ちました。

 

焦るシンを見かねたゲンブは、ブラックストーンの手がかりとなる五街道のことを知る意味もかねて、彼らを日本橋へ。鉄道のことや歴史のことを知らなかったシンたちは、次々と提示される情報に驚かされっぱなしでした。しかし、万世橋駅跡にやって来た時のゲンブの様子を見て、ハナビはあることに気付き…。Aパート後半からBパート中盤にかけては、日本橋や神田~新橋界隈が舞台として登場。五街道の歴史そして東京メトロ銀座線の歴史を追う展開が始まります。ゲンブはこの時、前作でも何度か見せたおじさんコスプレで登場。ファンをニヤリとさせてくれました。前回も同じこと思ったけど、前作の時はハヤトにナビゲートされる立場だった彼が、『Z』では逆にシンたちをナビゲートする立場になってるのって、アツいよね。しかも、五街道のことは独学で学んだらしいから、学習意欲が素晴らしいな…。しかし、そんなゲンブの本心は、シンたちとともにただ自分の興味を満たしたかっただけらしく、ハナビからそれを指摘されて気まずい空気に。ですが彼らは、気を取り直して再び銀座線の歴史を追い始めるのでした。いつになく鋭い指摘をするハナビ。一見するとチームの中で一番弾けててバカしそうな彼ですが、今までのお話を観てると、チームをアシストしたり気づきを与えるシーンがかなり多いんですよね。ハナビ、個人的には『Z』の中で現状一番魅力的なキャラに感じるなぁ。

 

カフェを出て、今度は万世橋界隈を歩き始めたゲンブたち一行。ゲンブを通じてシンたちはさらに銀座線の歴史を知ります。某番組形式で、順序立てて解説していくゲンブ。そこには、彼が本当にシンたちに伝えたいことが隠されていました。Bパートでは、万世橋界隈がクローズアップされることに。神田よりもどちらかといえば秋葉原御茶ノ水に近いエリアですから、見慣れた光景がたくさん出てきたのは、ちょっと嬉しかったです。ゲンブ曰く、地下鉄旧万世橋駅跡は、今のJR秋葉原駅近くの総武線高架橋・エディオンの近くとのこと。あそこはよく通るし、通気口あるなぁと思いながら見てたけど、あれが旧駅の跡ってことまでは正直知りませんでした。もっと、東京の地下鉄についても勉強しないとな…。このような銀座線にまつわる歴史や豆知識は、ゲンブが『ブラタモリ』風に解説。興味津々で参加したシンたちは、やがてゲンブの発言により、彼の真意を知ることになるのでした。シンカリオン』ではもはやおなじみの、他番組パロディ。前回に続き今回も登場してくれました。前回と違って実際の番組名をセリフ含めて出さなかったのは、やっぱり現在放送中の番組だから…なのかな?そんなやり取りを経て、ゲンブがシンに伝えたかったのは、「大きな目標ほど、その前の準備や結束があってこそ、達成することが出来るということ」。「別にわざわざ銀座線の歴史を通じていう必要ないじゃん」ってツッコミは、野暮ってもんですよ。

 

西日暮里駅付近に、ダークシンカリオン出現!ゲンブの言葉に背中を押されたシンは、ハナビやタイジュとともに、迷うことなくそれに挑んでいきます。途中、ダークシンカリオンの動きから、その運転士がアブトであることを知りますが、悩んだ末真っ向から戦うことを決意。撃破までには至りませんでしたが、ダークシンカリオン ケンタウロスモードを撤退に追い込むのでした。ダークシンカリオンは、今回京成電鉄の旧博物館動物園駅から出撃。「なんでこんなところに待機してるんだ」って思ったけど、よく考えてみれば京成の線路幅は新幹線と同じ標準軌の1435mmだから、そういう意味ではちゃんと待機できるんですよね。シンカリオンZがJR側だから、それに対するダークシンカリオンは私鉄(京成)ってことなのかな。そんなダークシンカリオンとの2戦目では、シンたちは迷うことなく応戦。途中、シンがダークシンカリオンの運転士がアブトであることに気づき、大きなショックを受けますが、最終的にはE5ヤマノテのZグランクロスで撤退に追い込みます。「アブトが敵になった」ということは、シンにとっては大きな衝撃だったはず。その気になれば、ここで今回の話を終わらせ、そこから立ち直るシンを描くのだけでまた1話作れそうですが、「ゲンブの言葉を思い出し、意を決して真っ向勝負をかける」という形にして、それほど立ち止まらせない形にしたのは英断だと感じました。ここでまたシンが悩んじゃ話が進まないし、何より今までのゲンブのアドバイスは何だったんだって感じにもなりかねないですからね。

 

 

 

 

 


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映画『シンカリオン』以降も生き延び、そして『Z』に再登場を果たしたソウギョク。その約2年の間に、一体何があったのか?そして、温泉旅行にやって来たシンたちが見た、ピンク色の新幹線の正体とは!?

 

オリンピック中継に伴う1週間の放送休止を挟んだ次回は、以前から告知されていたハローキティ新幹線登場回!なんだかソウギョクの映画『シンカリオン』と『Z』の間の物語も語られるみたいだけど…この2つの話、両立するのか!?

 

さあ、第16話の感想記事は↓コチラだゼーット!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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