お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』第24話 ちょっとした感想

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NHKへの果敢なる挑戦

 

 


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俺も鉄道が好きだ。だが、もっと好きなものがある。それはシンカリオンだ。好きだからこそ、どんな困難も乗り越えられた!今回の『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』は、サブタイトル通り、前作からのセイリュウゲスト出演回。しかし、実際の話の中身はアブト&テオティ側のやり取りが中心であり、シンたちに気づきを与えたものの、セイリュウの活躍時間は思ったより少ない形でした。

 

テオティという種族の持つ過去、そして宇宙に潜む謎の巨大生物:デアボル―。テオティ側の事情や秘密が、多数明かされることになった今回。これ、ひょっとすると、ラストは「テオティと共闘してデアボルやアラバキを打ち破る」って展開もあり得るのかなぁ?

 

なお、前回(第23話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回のラストで、成田空港に降り立ったセイリュウ。彼はその足で大宮支部に直行し、シンたち新世代のシンカリオン運転士たちに出会います。先輩運転士の登場ということで盛り上がるシンたちに対し、セイリュウは冷静なまま。直後彼は特訓を始めると言い出しますが、それはシンたちがあまり予想していなかったものでした。帰ってきた時は、いかにも「世界各地を巡って武者修行をしてきました」感MAXで現れたセイリュウ。しかし、実際の彼がやって来たことは、世界各地の鉄道を巡り、自身の“鉄分”を高めるというものでした。なんだよ、実質ただの旅行じゃん!ハヤトのお陰ですっかり鉄道ファンになったセイリュウだけど、3年かけてここまで進化してたとはなぁ…。そんな彼が、特訓としてまず始めたのが、鉄道知識クイズ。100点満点の筆記試験を出題しますが、あまりの散々な結果にブチギレます。クイズの結果は、シンたち全員赤点以下という壊滅的な出来。でもさ、「日本全国にあるデッドセクションの駅を全て答えよ」とかって、相当難易度高いよ?

 

カンナギらテオティのもとにいたアブトは、突然召集をかけられて宇宙へ。そこで目撃したのは、ムカデのような異形の宇宙生物でした。言われるがまま、葛藤しながらも、アブトはダークシンカリオンでそれらを全て撃破。その功績が認められ、彼はテオティの1人:セツラなどにつられて、彼らの本拠地へと向かうことになり…。シンカリオン、とうとう宇宙へ!初めての宇宙戦を経験することになったダークシンカリオン=アブトが相手をすることになった敵は、デアボルと呼ばれるモンスターでした。1体だけでなく複数いるうえ、しかも定期的に宇宙で暴れまわっているらしいデアボル。その正体は現時点では一切不明ですが、誰か操っている存在がいるのでしょうか。もしいるのなら、そいつが『Z』のラスボスなのかな?アラバキとの関係も気になるし、今後の展開が楽しみです。そんなデアボルに対し、激戦の末勝利をおさめたアブト。本来ならテオティに肩入れする必要などほとんどない彼ですが(トコナミが人質にとられてるけど)、現に目の前に脅威が迫っており、そしてカンナギたちが本当にピンチに陥っていたことから、単身出撃していきます。ここでのアブトの苦悩は、大変興味深いところ。彼の迷いが、いい味を出していました。

 

セイリュウから鉄道知識のレクチャーを受けたシンたちは、続いて実戦訓練へ。しかし、武器1つ持たず挑んできたブラックシンカリオン紅の前に、ほとんど抵抗できずに敗北してしまいます。なぜ自分たちは勝てないのか―。シンたちがそう悩んだとき、セイリュウのアドバイスが、彼らに気づきを与えるのでした。セイリュウによる鉄道知識のレクチャーシーンは、明らかにNHKの『チコちゃんに叱られる』のパロディ。前作含め今までいろんなパロディをやって来ていますが、ここまで露骨なのって久々じゃないかな。しかも、『チコちゃん』の放送時間帯は、ちょうど『Z』の放送終了直後である、毎週金曜よる7:57~。「攻めすぎだろ!」って思わずツッコんじゃいました。そんなギャグ満載のあとは、かなりマジメな戦闘訓練のシーンへ。武器を敢えて持たず、ブラックシンカリオン紅の身一つでE5はやぶさたちを相手にし、その末にシンたちに重要なアドバイスを与えます。「戦いに慣れすぎた」ことがシンたちの弱点であり、「相手のことを思うこと」が重要であると説くセイリュウ。この他にも、シンカリオン愛を通じて困難を乗り越える力についても言及しており、これまた興味深いシーンになっていました。「戦いに慣れる」ことは、戦闘においては悪くないことのはずですが、それのせいで見落としているものがある―。ここでのセイリュウは、非常に先輩戦士らしさが溢れていましたね。

 

デアボルを撃破したアブトは、テオティの本拠地で、カンナギの案内のもと、彼の父にも謁見。そしてそれを通じて、テオティの歴史と目的を知ります。彼らなりに事情があることを知り、苦悩するアブト。やがてトコナミと再会する機会を与えられますが、彼の悩みの答えは出なくて―。カンナギの話を通じて、とうとう今回テオティの正体が判明。彼ら地球の先住民族でしたが、アラバキの侵攻を受けその数は大きく減少。クサビ石=ブラックストーンを使ってなんとか封印したものの、環境が変わった地球を放棄せざるを得ず、そのまま宇宙への旅に出ていた…というものでした。彼らは地球の奪還を目的としているようですが、ならばブラックストーンを破壊しているのは、アラバキを目覚めさせて人類を滅亡させるつもり…ということなのでしょうか?でもそうなると、一掃したあとのアラバキのことが問題になりますよね。彼らの行動原理には、まだまだ裏があるかもしれませんね。そんな彼らの主張を聞いて、彼らなりの事情があることを知ったアブト。これを機に、彼は自分がどっちにつくべきか悩むようになります。テオティ側のやり口は許されるものではありませんが、その主張自体はわからんでもないというもの。また、シンたちが散々言っている「対話」ができれば、共存の道もとれそうな気がします。悩むアブト、そして見えてきた和解への糸口。『Z』の物語は、今後さらに面白くなっていきそうです。

 

 

 

 

 

 


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四国に巨大怪物体出現!しかし、四国には新幹線がないことから、シンたちは現地へ向かえない。敵を前にして手も足も出ないこの戦いの突破口は…、ロックにあった!?

 

次回はハナビの主役回。今回からえらく雰囲気が変わり、「セイリュウとかテオティの話はどうなっちゃったの!?」と混乱しちゃいましたが、きっと何かサプライズが仕込まれてるのでしょう。

 

さあ、第25話の感想記事は↓コチラだゼーット!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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