お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』第9話 ちょっとした感想

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鉄道への興味には勝てないアブト

 

 

 


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本来、人々の生活に密着していたのは、在来線のはず。列車の最高峰が新幹線という見解には、同意できない!今回の『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』は、九州を舞台とした、ヤマカサ&800つばめの登場回前編。ヤマカサの性格や800つばめ、そしてZ合体形態である800ソニックがそれぞれ披露されました。

 

今回は、現時点の『Z』の中で一番鉄分が高めなお話になっており、中盤におけるアブトとヤマカサの在来線談義は、個人的には今回の一番の見どころ。その一方で、次回まで話を繋ぐためか、少し無理してシンとヤマカサを対立させているような気がしました。ヤマカサの科学性&効率性重視な性格はよく分かるけど、シーンによってシンに優しかったり、逆に異常に冷たかったりと、落差が激しかったな…。

 

なお、前回(第8話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回の終盤、西鉄太宰府線太宰府駅に出現した巨大怪物体。それを撃破したのは、門司支部に改めて配置された、800つばめでした。その機体と運転士に強い興味を抱いたシンたちは、一路新幹線で門司へ。そこで、鷹匠の一面を持つ運転士:中洲ヤマカサと、門司支部を管理する小倉指令長と出会うのでした。今回は後半で800ソニックの活躍を描くため、ここでは800つばめの活躍を重点的に描写。単体での武器は、前作アローからクナイへと変更されており(800ソニックになった時にアロー使うけど)、それを的確に投げることで敵を翻弄していました。ヤマカサ曰く、パンタグラフクナイは「実に効率的な武器」らしい。えー、パンタグラフアローの方が、効率的だと思うけどなぁ…。そんな800つばめ、そして運転士であるヤマカサに興味を持ったシンたち。Zコード探しも兼ねて現地に向かった彼らは、ヤマカサ、そして小倉指令長と出会うのでした。ここでヤマカサの鷹匠の一面が描写され、「小6なのにこんな特技持ってるのか!」と驚かされましたが、それ以上にビックリしたのが、小倉指令長の再登場。前作でもレイの登場時等に併せて登場し、あの博多弁丸出しで豪快な姿は、本作でも健在でした。これは本当にサプライズ再登場だったなぁ。これを見せられると、ますます出水指令長やフタバさんが今どうしているのか、気になるな…。

 

ヤマカサと少しギクシャクしながらも、ソニックに乗って彼の家に向かうシンたち。ところが、途中アブトとヤマカサの在来線談義が白熱したおかげで、博多南線に乗るなどの寄り道をすることになり、遠回りをしてようやく現地に到着します。Aパート前半は、ザイライナーとしても登場する883系ソニックを舞台に、九州地方のJR線を走る列車の紹介が中心。なかなか凝っている作画や、鉄道のことに興味津々な登場人物など、前作の地方遠征回を彷彿とさせる展開になっていました。アブトとヤマカサのこだわりがぶつかるシーンは、普通の人ならイマイチピンとこないかもしれませんが、鉄道ファンである私にとっては、アブトの「在来線の方が重要」という意見には大賛成。また、883系ソニックについての解説もGoodでした。883系ソニック、私が子供の頃からずーっと現役で走ってるんだよね。一時期はイエローを使ったハデなカラーリングになった時期もあるけど、やっぱりソニックにはブルーが一番お似合いです。ちなみに、今回のアブトはいつになく鉄道談義に熱を入れており、Zコード探しそっちのけで博多南線にいきなり乗車するなど、おちゃめな一面が見られます。なんか今回のアブト、前作のハヤトみたいだったな…。

 

ヤマカサの家で、彼の様々な一面を知ったのち、今度は太宰府へ向かったシンたち。広大な太宰府政庁跡周辺を探すため、ヤマカサの提案で、彼の鷹:アルバートにスマットをつかませ、上空からZコードを探すという作戦をとります。作戦は実行されたものの、ヤマカサのやり方に納得できないシンは、反発しようとしたその時、巨大怪物体が出現するのでした。ヤマカサの家では、彼の家族趣味・趣向が紹介。彼の家はおきゅうと屋を経営しており、彼自身は次期社長としてその将来を約束されていました。お金持ちで将来安泰にも関わらず、それにかまけず自己研鑽に努めるヤマカサの姿はGood。それはいいけど、極めた特技のほとんどが、イマイチおきゅうと屋の経営と関係ないような気が…?その後、太宰府へ向かったシンたちは、Zコード探しを開始。効率性重視でスマットを乱暴に扱うヤマカサに対し、シンは反感を覚えますが、その時巨大怪物体が出現するのでした。アルバートにスマットをつかませ、上空からZコードを探すというのは、なかなか強引なやり方。せめてドローンとかにすればよかったのに…(そっちの問題か?)。

 

巨大怪物体と対峙するE5はやぶさたちでしたが、敵の攻撃を吸収する能力の他、功を焦るシンのせいで連携もとれず苦戦。火炎攻撃に囲まれ、絶体絶命のピンチに陥ります。そんな時、アブトがZコードをついに探し当て、ザイライナー883ソニックが緊急出動。Z合体して強化した800つばめ改め800ソニックは敵を撃破しますが、これによりシンとヤマカサの溝はさらに深まっていくのでした。終盤で登場、800ソニック!ザイライナー883ソニック登場時の圧倒的安心感と、その後の飛行能力を存分に生かした大空中戦は、800ソニックの初登場回にふさわしいシチュエーションでしたね。こうして敵を撃破したヤマカサでしたが、シンとの溝はさらに深まることに。感性が真逆の2人がどうなるか気になる中、次回へ続くとなり今回は終わります。シンとヤマカサの対立を描きたいのはわかりますが、そのわりには、シンの妖怪談義をヤマカサが真っ向から否定して関係性が少し悪くなった直後、883系ソニックの車内やヤマカサの家では2人とも仲良くしたりそれほど争ってる印象もなかったし、なんだか2人の関係が安定していません。どちらかといえば、最初の妖怪談義のシーンでは、ヤマカサがシンのことを「なんだコイツ」と感じる程度にとどめて、じょじょに対立が生まれていく構成の方がよかったんじゃないかなぁ。

 

 

 

 

 

 


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深まっていく、シンとヤマカサの対立…。そんな中、再び巨大怪物体が出現する。2人はお互いに歩み寄り、連携をとりながら、巨大怪物体を撃破することができるのだろうか!?

 

次回は今回の後編にあたるお話。次回予告映像には、ザイライナー883ソニックとZ合体したE5ソニックの姿があります。劇中でも別のザイライナーとのZ合体やってくれるだなんて、激アツだなこれ!

 

さあ、第10話の感想記事は↓コチラだゼーット!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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