お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』第8話 ちょっとした感想

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伝統:回ればなんとかなる

 

 


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仲間ならこう言うんだ。また会おうぜ、アブト!今回の『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』は、大宮支部の再始動回。シンたちシンカリオンの運転士を含む、横川支部の大部分のメンバーがそこへ異動し、さらに前作に登場したキャラたちも続々再登場。より強固な体制となって、現れた巨大怪物体に挑むさまが描かれていました。

 

お話の内容は前半と後半で大きく分かれており、前半は今まで明かされていなかったアブトの家族関係等の解明に時間が割かれ、後半でいよいよ大宮支部が登場する形に。「シンとアブトがしばらく離れ離れになるかもしれない」という状況を生かして、残りの設定や謎をあらかた明かすというのは、効率的なお話づくりだと感じますが、ちょっとくどい感じもあったかな…。

 

なお、前回(第7話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、アブトが大宮支部行きを取りやめたことに、納得がいかないシン。彼は再び横川にある彼の家を訪れ、直接その理由を訊きだそうとします。ところが、当の本人は外出中で不在。シンはアブトと出会った時のことを思い出しながら、思い当たるところを探し回り、ようやくアブトを発見。しかし、そんなシンの心配をよそに、アブトはなぜか再び鬼ごっこを始めるのでした。今回は、シンが横川に向かうところからお話がスタート。アブトと会って話をすべく、彼の家を訪れたシンですが、アブトは外出中で不在でした。この直前、アブトの家でシラユキ(アブトの母)とゴイチが話し合うシーンが存在。彼女たちの会話の内容から、アブトの父もまた、シンカリオンZの開発に関わっていたようであることが判明します。その後入る家族写真のカットでは、わざと父親の顔が伏される形に。う~ん、怪しい!そういえば、前作もシンカリオン開発者の1人(イサブロウ/イザ)が失踪してて、それが物語の謎の1つになってたよね…。こうしたシーンの後、お話はアブトを探し回るシンの描写へ。アブトとの出会いを回想しながら彼が探し回る中、ようやくアブトを発見するのでした。アブトがいたのは、旧丸山変電所。まさに、シンとアブトの関係の始まりの地ともいえる場所でした。

 

アブトとの鬼ごっこに全力で挑むシンでしたが、やはり追いつくことは至難の業。しかし、アブトが突然立ち止まったことで、なんとか彼を捕まえます。こうして、ようやく彼から大宮へ行かない事情を訊きだせることになったシン。シラユキのこと、自分が新たに見た夢のこと、そしてシンカリオン開発の経緯―などなど、諸々のことをアブトの口から知ることになります。これらを踏まえたシンは、再会を約束し、アブトの大宮行き取りやめに納得して横川を去るのでした。Aパート後半は、ひたすらアブトに関わる情報の解明・公開が中心。この時点では、アブトが大宮に来ずしばらくシンと離れ離れになる可能性が高かったので(実際はミスリード、いい機会だというのよくわかりますが、メチャクチャ情報量が多く一気にアブトに語らせていたため、ちょっと説明臭い感じも否めませんでしたね。でもまあ、これは仕方ないでしょう。そんなアブトの口から今回主に明かされたのは、大宮に行かない理由とシンカリオン開発の経緯、そして旧丸山変電所に現れた宇宙人の正体、アブトの名前の由来の4つ。彼が大宮に行かない理由は、シラユキのことを思ったことと、自分が見た夢の謎を解明するため。シンカリオン開発に彼が深くかかわっているのは、父親が失踪して以降その設計図等が頭の中に浮かぶようになったから。旧丸山変電所に現れた宇宙人の正体は自分で、屋根の上にいたところをたまたま人に撮られたから。アブトの名前の由来は、やはり碓氷峠を走っていたアプト式機関車からでした。アブトが大宮に行かない理由は、至極全うなもの。そりゃ、お母さんのこと心配だもんねぇ。ちなみに、このシーンではこれでもかというほど意味深に、アブトが夢で見た「黒いシンカリオン似のロボット」の姿が登場。ああ、これ中盤で新たなブラックシンカリオンとして出てくるパターンだな…!

 

横川を出て、今度は大宮にやって来たシン。大宮駅の構造に迷いながらも、彼は何とか大宮支部のある鉄道博物館にたどり着きます。そこで待っていたのは、ハナビやタイジュ、カスミといった、横川支部で見慣れたメンバーたちと、かつて前作で大宮支部所属として活躍した先輩職員たち。体制を盤石にし新たなスタートを切るシンたちでしたが、それを試すかのように、田端駅付近に新たな巨大怪物体が出現するのでした。後半から、いよいよサブタイトル通り舞台は大宮へ。たどり着いたシンを待っていたのは、見慣れた仲間たちと、そして前作においてキトラルザスと戦い抜いてきた先輩職員たちでした。前回の次回予告でダイヤの再登場は確定していましたが、この他にもミドリやヒビキ、ミノリといったメンバーが再登場。しかも単発ゲストではなく、再度大宮支部へ所属し、今後もレギュラーとして登場してくれることになりました。前作のキャラ登場は、素直にうれしい。でも、ここまで再登場してくれると、逆に今回出てこなかった出水指令長・フタバ・アカギが今どうしているのかが気になります。制作上の都合はいろいろあるのでしょうが、皆立派に成長していつか再登場してほしい…よなぁ!こうして新たな体制で再スタートを切った大宮支部でしたが、そんな中さっそく巨大怪物体が出現。シン・ハナビ・タイジュは初めて3人一斉出撃を果たします。今回の巨大怪物体は、渋滞が起こる田端の街で、濃霧を発生させながら出現。なんだか状況的に、『ウルトラセブン』のクレージーゴンでも出てくるのかと思ったよ。

 

か捕縛フィールドへと到着したE5はやぶさたちでしたが、濃霧のため視界ゼロ。そんな中敵=オンボノヤスカモの襲撃を受け、彼らは武器を失ったり同士討ちをさせられたりと、苦戦を強いられます。ピンチの彼らを助けたのが、その方針を変え、大宮にやって来たアブト。彼の助言をもとに、力を合わせて濃霧を払ったE5はやぶさたちは、反撃を開始。最後はE5はやぶさのエキスカリバーで勝利を収めるのでした。今回の巨大怪物体:オンボノヤスカモのメイン能力は、濃霧の発生と触手攻撃。1つ1つの能力は決して強そうには見えませんが、それぞれを組み合わせて攻撃を仕掛けることで、E5はやぶさたちを苦しめていました。「視界が全くない」ことへの対処法のシーンで、シンたちそれぞれの性格が表れているのがポイント。「とりあえずブッ放せば当たるだろ」の勢いでVVVFブラスターを乱射しちゃうハナビ、私は好きですよ。このようにオンボノヤスカモに苦戦させられるE5はやぶさたちでしたが、駆け付けたアブトの助言で一気に形勢逆転。オンボノヤスカモ自体はそれほど強い巨大怪物体ではないため、E5はやぶさの通常技であるエキスカリバーで撃破されました。シラユキの勧めもあり、大宮行きを決意したアブト。これでメインの4人がそろいましたね。よかったよかった。そんなアブトがした助言は、3体で力を合わせて濃霧を払えというもの。これを受けたE5はやぶさたちは、E7かがやきを中心に全員で大きく回転し、その濃霧を払うのでした。「ウルトラシリーズ」では伝統ともいえる「回ればなんとかなる戦法」、『Z』でも有効だったのか…!!

 

 

 

 

 

 


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福岡:太宰府に現れた巨大怪物体。それに立ち向かうのは、新たなシンカリオンとその運転士。白いボディに真っ赤なラインで飛び立つ姿―、そう、ベースとなっているのは九州新幹線800系つばめだ!

 

次回は、本作4機目のシンカリオンとなる800つばめが登場!E6こまちが登場した時と同じく、1話の中でZ合体までしてしまうようですね。まあ、シンたちも博多へ行くみたいだし、お話としては前後編の前編みたいな感じになるのかな。

 

さあ、第9話の感想記事は↓コチラだゼーット!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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