お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーセイバー(聖刃)』第38章 ちょっとした感想

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交わる十本の剣!仮面ライダークロスセイバー!!

 

 

 

人の未来が、この世界を、未来を創るんだ!今回の『仮面ライダーセイバー』は、セイバーのTV本編における最終フォームであろうクロスセイバーの初登場回。その強さが存分に披露されたほか、数話前から飛羽真たちを手こずらせていたバハトの退場回にもなりました。

 

剣士たちの心が1つになる過程は、「これでいいのかなぁ」って思うところはたくさんあるけど、それにより誕生したクロスセイバーの設定そして能力は、なかなか見どころ多めな印象。最終フォームの聖剣に、作品タイトルでもある「聖刃(セイバー)」の名を挿入し、さらに破壊だけでなく創造の能力も持つという設定は、かなり魅力的なものだなと感じました。様々な面で思った以上にクロスセイバーのことが練りこまれていて、興味深かったですね。

 

なお、前回(第37章)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

賢人の作戦を阻止したことで、彼の命を救った一方、マスターロゴスの行動を許してしまった飛羽真。苦しい状況に追い込まれる彼でしたが、仲間たちの厚いフォローにより、再び賢人と向き合うことにします。そんな賢人は、最初こそ世界を救うために自分が犠牲にならなければならないと考えていたものの、飛羽真、そして父隼人の言葉を受けて、その考えを改めるのでした。前半では、飛羽真の力強い思いと、それに心揺り動かされる賢人の描写が中心。冒頭でこそちょっと揺らいだ時もあったけど、今回の飛羽真は、終始ほぼ自分の信念に基づいて動いており、なかなか頼もしい印象を受けました。それは全然いいことなんだけど、この段階で賢人に「俺を信じろ」と何回も言っているものの、その根拠がかなり薄い―というかほとんどないのが、なんとも言えない感じです。いや、飛羽真のアツい思いはわかるけどさ、こう…これでよかったのか!?そんな賢人は、飛羽真の言葉を受けてもなお迷い続けますが、その迷いを断ち切り、背中を押されるきっかけとなったのが、父隼人の言葉。彼は再び飛羽真を信じることにし、彼らに遅れてマスターロゴスとの戦いの地へ向かいます。隼人が久しぶりに登場。賢人をずっと見守ってきたという設定で、彼の脳内に現れました。CM開けてからいきなり賢人の回想からスタートしてたから、ちょっと一瞬何が起こったのか混乱しちゃったな…。

 

飛羽真が賢人のもとに向かっている間、倫太郎たちは街中に現れたマスターロゴス/ソロモンと交戦中。遅れてようやく飛羽真が駆けつけますが、それに合わせるかのようにバハト/ファルシオンも現れます。その力の前に、一度は変身解除まで追い込まれた飛羽真でしたが、自分の強い信念と仲間たちの思いを受け、それを1つにして渾身の一太刀を放つことに成功。バハトはその一撃が決定打となり、消滅するのでした。中盤では、飛羽真/セイバーとバハトの一騎討ちがメイン。バハトをクロスセイバーの力で倒すのではなく、その前段階である「仲間たちの思いを結集させた力」で撃破したのは、ちょっと意外でした。主人公らしさを際立たせる狙いもあってか、このあたりの飛羽真のセリフは、かなり凛々しく感じるものが多め。多すぎてちょっとわざとらしい感じもしちゃって、ちょっと笑っちゃいましたね。そんな飛羽真は、その「仲間たちの思いを結集させた力」を火炎剣烈火に集め、変身せずにそのままバハトへ剣を一振り!その一撃が、バハトを倒す必殺攻撃となるのでした。バハトは悪役側なので、飛羽真たちに追い詰められるの当然なのですが、このあたりのシーンの彼は、ちょっとかわいそうな印象。まあ、ある意味ずっと拗ねらせていたとはいえ、得てしまった能力に1000年間苦しまされ続けてきたのに、それを「人の力のせいにしてきただけだ!」みたいな感じでポッと出の若者(飛羽真)に全否定されちゃったんだから、そりゃあ誰だってブチッできちゃうよね。

 

バハトを失ったソロモンでしたが、特に動揺せず行動を続行。剣士たちのこともナメてかかっていましたが、彼の想像以上に、飛羽真たちの結束は固くなっていました。やがて、火炎剣烈火の他すべての聖剣の力が1つになり、刃王剣十聖刃(はおうけんクロスセイバー)が誕生。それを使った飛羽真は、仮面ライダークロスセイバーへと変身し、ソロモンの撤退を許してしまったものの、その強大な力で彼の野望を一時的に阻止するのでした。ここでついに登場、仮面ライダークロスセイバー!なんか、剣士たちの思いが1つになっているのかなっていないのかよくわからない状況(特に、神代兄妹たちの行動がブレブレな印象)で誕生したこの聖剣ですが、その設定や能力は、上述した通り非常に興味深く魅力的なものに仕上がっていました。群青色のような鮮やかなブルーは、昼も夜もよく映えるし、雑誌バレとかで観た以上にカッコよさ前回な感じでGoodでしたね。そんなクロスセイバーは、初登場ということもあり、並々ならぬ強さを披露。各聖剣の力を召喚して敵を一掃し、ソロモンを撤退へと追い込みますが、決定的な一打を与えることはできませんでした。聖剣の力を召喚しまくり、「もうあいつ一人だけでいいんじゃないかな」状態の無双っぷりを見せたクロスセイバー。でも、これだけの力をもってしても、ソロモンを逃すのか…。ストーリーの都合上仕方ないのはわかるんだけど、やっぱりなんかモヤモヤしちゃうよね。

 

 

 

 

 

少しずつ、そして着実に飛羽真たちに押されている感のあるマスターロゴス。しかし、彼は依然として落ち着いており、世界の破滅を企んでいた。彼の放つ次なる一手は何か?クロスセイバーの強さが、再び発揮される!

 

クロスセイバーが登場したものの、戦局は大きくは変わらず、次回もマスターロゴスとの戦いが描かれそう。剣士たちの思いが試され、そしてワンダーコンボが復活するって…、どんな展開になるんだろう?

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『機界戦隊ゼンカイジャー』第14カイ ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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