初登場でデザスト撃破の輝かしい戦績
わかった！もう一度勝負しよう。俺がメギドを倒せるか、飛羽真がアヴァロンを見つけるか！今回の『仮面ライダーセイバー（聖刃）』は、新たなるライダー：仮面ライダー剣斬／緋道蓮の初登場回。その活躍だけでなく、飛羽真のピンチ（火炎剣烈火の封印）や倫太郎の挫折なども描き、三者三様のドラマが同時並行で進められるという、中身の濃い一編になっていました。
制作側としては、蓮は「生意気だけど実力もあるいいヤツ」キャラを狙っているのかもしれませんが、今回だけ観ると、ただただ生意気でウザいキャラという印象。でもまあ、今回がまだ初登場回ですからね。今後このまま変わらないのか、それとも戦いを経て心身共に成長していくのか…。後者であってほしいと思うけど、どうなんだろう。
なお、前回（第5章）の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
ワンダーライドブックの力の謎を求め、ノーザンベースにやってきた飛羽真。賢人と再会する彼の前に、リベラシオンから突然蓮が現れます。ところがこの蓮、なかなかの生意気っぷりで、飛羽真もたじたじ。やがて2人は、こぶた3兄弟のワンダーライドブックをめぐって勝負することになり、これには飛羽真が半ば強引に勝利。その後のピラニアメギドとの戦闘で、飛羽真＝セイバーはその力を存分に使いますが、直後現れたストリウスにより、火炎剣烈火を封印されてしまうのでした。今回の早い段階から、蓮／剣斬が登場。出てくるやいなや生意気さ全開で飛羽真を「下っ端」呼ばわりするうえ、ろくに賢人や大秦寺の話も聞かずに行動し、挙句の果てには飛羽真とワンダーライドブックをかけて勝負を始めてしまいます。「力こそ絶対正義」と信じて疑わず、さらにリベラシオンの修行を潜り抜けてきたこともあってか、メチャクチャ調子に乗ってる蓮。うーん、実力はあるんだろうけど、ただただウザいだけのキャラだ…。ここでメインキャラの誰かが、蓮の戦績や実力を語って「アイツは実力は間違いなくある」とか持ち上げる描写があれば、これだけ調子に乗る理由も頷けたんだけどねぇ。飛羽真はこのような蓮にキャラ的に押され気味になりますが、こぶた3兄弟のワンダーライドブックの入手に成功。直後のVSピラニアメギド戦でその力を使い、撤退に追い込みます。しかしセイバーは、この時一般人に紛れてストリウスが近づいてきたことに気づかず、火炎剣烈火を封印されてしまうのでした。こぶた3兄弟のワンダーライドブックの能力は、もちろん童話『3匹の子豚』になぞらえたもの。でもさ、やってることは子豚よりも狼側だったよね。
戦闘不能に陥った飛羽真は、蓮と賢人にメギドの撃破を任せ、自身は火炎剣烈火の封印を解くための調査に没頭。大秦寺の存在によりそれは大きく進み、やがて彼は、不可能かと思われたアヴァロンへの道の糸口をつかみます。一方、飛羽真の願いを聞き入れた蓮そして賢人は、再びピラニアメギドと対戦。途中デザストも現れますが、蓮＝剣斬はそれをものともせずに逆に撃破。ピラニアメギドも賢人＝エスパーダにより倒され、無事市街地は解放されるのでした。「アヴァロンは剣士が絶対たどり着けない場所」と言われていた割には、主に飛羽真のひらめきと大秦寺のヌケっぷり（？）で、さくさくその答えまでたどり着くことに成功。「えらく簡単に答え見つかっちゃったなぁ」と感じましたが、それでも不思議とだれずに観られたのは、大秦寺のキャラがよく立っていたからでした。今までセリフがほとんどなかった彼ですが、今回は結構セリフが多く、かつ飛羽真に気づきを与えるキャラとして機能。いい味出していました。一方、蓮と賢人は、再びピラニアメギドとの戦闘へ。途中デザストも介入して混戦状態に陥りますが、2人はあまり追い込まれることなく、それぞれ敵を撃破するのでした。剣斬がデザストを初見で撃破しちゃったのは以外。公式HPの記載からして「実は完全に倒せてませんでした」展開がありそうですが、これじゃあ蓮がますます調子に乗っちゃうじゃないか…。いや、むしろ「デザストが実は生きていました」ということが、彼に気づきと成長を与えるのか？
飛羽真たちと別行動をとっていた、倫太郎と芽依。彼らは道中ズオスと遭遇し、戦闘に突入します。その最中、ズオスが因縁の相手であると知った倫太郎＝ブレイズは、戦闘にいっそう力が入りますが、その実力は遠く及ばず敗北してしまうのでした。倫太郎は、前回に引き続き飛羽真と別行動。今回は前回と違い変身→戦闘シーンがあり、この戦闘こそが、彼に大きな試練を与えます。ズオスは、先代の水の剣士を倒した相手。倫太郎は感情が高ぶりズオスに真っ向勝負を挑みますが、結果は散々なものに。この悔しさが、彼を修行の道へと進めます。ブレイズとズオスの戦闘パートでは、実際の水しぶきを使用した描写がインパクト大。これを観た時は「おおっ！」と思わずのけぞっちゃいました。
火炎剣烈火の封印を解くために、アヴァロンへ向かう飛羽真。ズオスを倒すべく、リベラシオンで修行を続ける倫太郎。ゴールに向かってもがく彼らに、新たなる試練が訪れる！さあ、彼らはこの逆境を乗り越えられるのか？
次回は火炎剣烈火が復活し、セイバーが新たな力を手に入れそう。ブレイズのパワーアップは、次々回あたりにお預けかなぁ。そして、アヴァロンに現れたカリバーは、本物か幻影か…？
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…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第27話 ちょっとした感想」に続きます。
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