『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』第20話ちょっとした感想 - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

ガバガバすぎる人物認識機能

シャショット、君はお寿司におけるワサビだ！今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、最近ちょっと出番が少なめだったシャショットをメインに取り上げた回。シャショットが闇堕ちということで深刻なお話になるかと思いましたが、わりとギャグ回的なノリもあった単発回でしたね

上田アズサも第14話以来久々に長めの登場。竹達さんが本格復帰したから出番も増えたのでしょうか。そういえば、関係あるのかないのかわからないけど、アズサが出番多い時はスザクが敵として出てくることが多いような…？

自分の装備をアップグレードしてもらい、ご満悦のシャショット。ところがハヤトたちはそのことには目もくれず、シンカリオンの整備場へと向かってしまいます。彼らと入れ替わる形でやってきたアズサから受けた一言で、シャショットはどんどん落ち込むハメになり…。今回からシャショットの装備がグレードアップ。AIの中に人物認識装置が組み込まれ、背中には高速移動用の翼：ウイングパンタグラファーDXを選択してつけられるようになりました。後者の装備がどういうことに役立つのかわからないけど、とにかくパワーアップしたシャショット。でも、君が真っ先につけてもらわなきゃいけないのは、GPSを利用したマップ機能だろお(第3話参照)！？シャショットの喜びとは逆に、チョコの最後の1個を誰が食べるかでもめるハヤトたち。公平にじゃんけんで決めようとしますが、そのチョコはアズサが食べてしまいます。おまけにアズサはシャショットにキツいことを言ってしまい…。アズサも超進化研究所内では自分が浮いていることに気づいていた様子。そのことをシャショットに話しますが、そのうち話題はシャショットの存在意義へと移っていきます。「シャショットってなんのためにいるの？」という、彼自身にとっては衝撃的な質問。そりゃ傷つくよなぁ

出水指令長に訊いても満足な回答を得られなかったシャショットは、とうとう家出してしまうことに。河川敷で落ち込む彼は、やがて敵エージェントであるスザクと接触します。その頃、シャショットの家出を知ったハヤトたちは必死に捜索するのでした。出水指令長に自分自身の存在意義を問うたシャショット。その回答として彼から返ってきた回答は、シャショットの持つ機能の定型的な紹介と、奇妙なたとえ話でした。出水指令長曰く、ハヤト・シャショット・E5はやぶさの関係性はお寿司に例えられるとのこと。ハヤトはネタ、E5はやぶさがシャリならば、シャショットはその2つをつなぐワサビいや本ワサビということでした。言いたいことはわかるけど、全然フォローになってない。もう少しなにかマシな例えはなかったのか…？すっかり傷心のシャショットは、鉄道博物館の前に置き手紙を残して家出。やがて河川敷にたどり着いた彼はスザクと接触し、スキをつかれて彼らが作ったと思われるSincaを挿入されてしまいます。河川敷まで向かう際、バスを使って移動するシャショット。ええ、これじゃ正体バレちゃうし、そもそもバスにはどうやって乗ったんだ！？その後の河川敷のシーンでは、シャショットが初めてスザクと遭遇。彼女の言うことにまんまと乗せられてしまいます。シャショットを罠にハメる作戦とはいえ、敵エージェントなのにかなりいいことを言うスザク。もしかして案外いい人なのか？そしてシャショットの人物認識機能、意外にガバガバなんだね…

シャショットのGPS機能が復活し、位置を特定した超進化研究所。シャショットも戻り事件解決となりましたが、ハヤトだけはわずかながら彼に違和感を覚えます。そんな時に巨大怪物体出現！単体で出撃するE5はやぶさでしたが、シャショットが異常をきたしたためメチャクチャな動きをすることに！？フタバさんによると、GPS機能が復活したシャショットは、時速40kmで飛行し超進化研究所に戻ってきたとのこと。「正体バレるんじゃないか？」というツッコミはさておき、この異常行動の時点で、ハヤトたち以外もシャショットについて何かあったと疑うべきでしたね。スザクによって仕込まれたSincaを挿入されたシャショットは暴走。ハヤトとの連携が壊れたためインターロックができずE5はやぶさが起動しなくなったどころか、ハヤトの指示を一切受け付けずE5はやぶさを暴走させ、巨大怪物体とともに捕縛フィールドを破壊しようとしてしまいます。ハヤトとシャショットの会話を通じて、シャショットは何かに操られており、そして彼の心は傷ついていたことを知る出水指令長。その際シャショットに搭載されたAIのことについて語ります。シャショットのAIはまだ未熟であり、人間でいうと思春期の子供のような状態とのこと。シャショットのAIって、『ジェイデッカー』の超AIみたいなものなんですかね

応援に駆け付けたN700Aのぞみにも手をかけようとするシャショット。出水指令長はやむをえずE5はやぶさの破壊命令を出しますが、シャショットの行動にハヤトとアズサがブチギレ。彼らの言葉でシャショットが勝機を取り戻したことで、E5はやぶさの機能が復活。最後はグランクロスで撃破するのでした。シャショットに対して久しぶりにブチギレたハヤト。彼はシャショットが勝手な行動をすることで、「俺たちの夢が壊れる」と発言します。今までシャショットともに歩んできたハヤト。2人でともに進化し、その先へ向かうことこそ彼らの“夢”ということですね―。そういえば、確かに回想通り最初に「相棒」という発言をしたのはシャショットだったなぁ。その後、ハヤトに続く形でアズサもブチギレ。彼女が言いたいことはわかるんだけど、原因を作り出した本人なのに、そういうことが言える立場なのかな…。スザクのたくらみを乗り越え、戻ってきたシャショット。またもアズサが危なげな発言をしますが、シャショットの顔は明るいのでした