お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガヴ』第41話 ちょっとした感想

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地獄から蘇った因縁の相手に打ち勝てるか!?

 

 

 

今回の『仮面ライダーガヴ』は、ストマック社(ジャルダック家)がついに大規模な攻勢を開始し、水面下に進むそれにショウマたちが気付き立ち向かう一編に。駄菓子屋の店主とショウマの意外な関係、そして死んだはずの酸賀博士がビターガヴ マーブルブレイクッキーフォームとなって立ちはだかる等、ストーリーが大きく動くことになりました。

 

ジャルダック家の企みは、大規模ながら人々の気づかぬうちに忍び寄るという恐怖感を覚えるものであり、駄菓子屋の店主とショウマの関係も、「何かしらただの店主と客の関係では終わらないんだろうな」とは思っていたものの、「こう来たか!」と驚かされるものに。なんだか、「仮面ライダーシリーズ」が本来持っているホラー感が、しっかりと再現されているように感じました。

 

なお、前回(第40話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回グロッタを倒したことで、すっかりなりを潜めたかに見えたストマック社。しかし実際はそうではなく、ボッカの企みとニエルブの悪魔の実験の前触れにしか過ぎませんでした。ある日、街で奇行に走る人々を目の当たりにしたショウマとラキアは、幸果とともにこの事件にストマック社が絡んでいると睨み、黒ずくめの男の正体を追い始めます。序盤から中盤にかけては、ヒトプレスの効率的な収集のために、人間界を人間牧場にしようとするボッカの策略と、それが水面下で進みつつあることに気づき調査を開始するショウマたちのさまが描写。ボッカの構想自体は壮大である一方、そのやり口が割と巧妙であることに、なかなかのホラー感と、「仮面ライダーシリーズ」が本来持つエッセンスを感じました。この一連の流れで視聴者の受けるゾクゾク感が、ボッカをただならぬ敵と印象付けているのが面白いんですよね~。ニエルブの実験により、人々が催眠にかけられて操られるさまも、あえてラキアの遭遇した「石を食べる」というどう考えてもおかしい行動を見せずに、まず「扉をひたすら開閉する」や「立ち座りを繰り返す」といった、ギリギリ現実世界に存在してもおかしくない奇行から描写していたのも、視聴者の興味を惹きつけ、さらに現実にニエルブの脅威が迫っているということを実感させてくれていてGoodでした。このような不可思議な事件に対し、調査を開始するのがショウマたち。幸果のネットからの情報収集能力も使い、敵(黒ずくめの男)の行動範囲を絞り込んでいたのは、実際に視聴者も謎解きをしているような感覚に陥らせてくれていて、興味深く観ることが出来ました。

 

ショウマの母:みちるの調査を進める絆斗がたどり着いたのは、ショウマが行きつけにしている駄菓子屋。そこで、店主の男性から話を聞くことが出来た彼は、駄菓子屋の店主とみちるの意外な関係を知ります。驚愕の真実を前に、絆斗の心は揺れ動いて―。中盤まで、絆斗のみ別行動。彼は以前よりみちるの情報を追っていましたが、今回ついに、彼女につながる有力な情報をつかむことになります。ここ数話ほぼ毎回登場し、レギュラーキャラになっていた駄菓子屋の店主は、井上優といい、みちるの兄。ショウマから見ると叔父にあたる人物でした。優はみちるが20年以上見つからないことをずっと気に病んでおり、絆斗の聞き取りにも積極的に協力。そしてこれを通して、絆斗自身は、優の妹こそショウマの母であるみちるだと確信する一方で、これをショウマに伝えるかどうか悩みます。ここで興味深いのは、ショウマと絆斗の立場が、ショウマが絆斗の母:早恵の死の真相を知ったときに対して逆転していること。絆斗は今回知った事実を、ショウマに伝えるかどうかが、次回以降のドラマで重要になってきそうに感じます。彼のことだから、その優しさゆえ伝えないという選択もしそうだけど、そうなると、いざ真実を知ったときの反動が大きいから、ここは素直にショウマに伝えたほうがいいんですよね。でも、どう伝えるかは難しいよね―。

 

黒ずくめの男を目撃し、追いかけたショウマとラキアは、そこでニエルブに遭遇。黒ずくめの男の正体を知らされ、さらに彼はビターガヴ マーブルブレイクッキーフォームとなって襲いかかってきます。絆斗も合流し、ショウマたちは変身し必死に応戦しますが、ビターガヴの催眠能力の前に、ヴァレン フラッペカスタム/絆斗が操られてしまい―!終盤では、黒ずくめの男が正体を現し、ビターガヴに変身。変身者は酸賀博士であり、彼はニエルブに改造されて傀儡に成り下がっていました。OPにおけるキャストクレジットのおかげで、この展開はなんとなく予想出来ましたが、いざドドンと見せられると、衝撃と同時に皮肉だなぁと感じましたね。そして、ニエルブのマッドサイエンティストさも、改めて感じられました。そんな酸賀博士の変身したビターガヴは、以前のベイク等よりかは圧倒的に強く、ガヴ マスターモードの力で何とか応戦できるほど。おまけに催眠能力も有しており、ヴァレン フラッペカスタムがその毒牙にかかってしまいます。終盤の戦闘では、ガヴ マスターモードの、CG合成も意欲的に使ったダイナミックな構図が印象的。対するヴァレン フラッペカスタムは、ニエルブとビターガヴに抱えられて投げ飛ばされるという描写もあったものの、最後までビターガヴの催眠攻撃に抗い続ける等、彼らしい見せ場をしっかりと作ってくれました。さあ、ヴァレン フラッペカスタムは、ビターガヴの催眠攻撃から復活できるのか?そして、優のことをショウマに伝えられるのか?次回へ続く―!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

操られた絆斗を抑え込んだショウマとラキアは、ビターガヴへの応戦方法の検討を開始した。しかし、ニエルブたちまた行動を開始し、ショウマたちはその対応に追われることになる。そんな中現れる絆斗!彼は操られたままなのか、それとも―!?

 

次回は、今回の後編にあたるお話。酸賀博士の変身するビターガヴとの戦闘もそうですが、絆斗がこの逆境からいかに自力で立ち上がるかも、ドラマの大きな要素になってきそうです。ビターガヴを倒すのは、ヴァレン フラッペカスタムになるのかなぁ。

 

…というワケで、記事は「『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』第19話 ちょっとした感想」に続きます。

 

 

 

 

 

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