
思い人の死に屈せず立ち上がる、真の失恋ナンバーワン!

番組は変わって、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』です。
嶺さん…。約束、忘れねぇから!今回は、テガソードとグーデバーンの合体形態であるテガソードホワイトバーンの初登場回。しかしドラマの比重は、その登場よりも吠とゲストキャラクター(準レギュラーというべきか)である嶺のやり取りに重きが置かれており、なかなかハードなドラマが展開されました。
いつも通りの斜め上のギャグ描写も挿入されていましたが、後半のドラマのハードさは、井上イズムが生きていたなという印象。また、嶺の死を受けて吠が立ち上がるさまも、制作側の独特なメッセージが込められているように感じられました。こうしたお話が入ると、やっぱり作品全体がピリッと引き締まりますよね。
なお、前回(第18話)の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーガヴ』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回登場したブラック大獣神に対し、とりあえず撤退することで最悪の状況を回避した吠たち。翌日吠は、ハチミツ屋のバイトをクビになったのち、かつてノーワンワールドで世話になった女性:高梨嶺と再会します。吠が彼女をテガソードの里に連れて来たことで、陸王たちは彼らの関係に興味津々になって…。前回、ブラック大獣神が登場するところで終了と気になる引きを見せた本作ですが、なんとこれは早々に撤退することであっという間に戦闘を回避。すぐに翌日へとシーンは移行し、ここから吠と嶺にかかるドラマが始まります。ここまでのドラマ展開、本編始まってからわずか1分程度。清々しいくらいの流れの切り替え方に笑ってしまいました。そんな切り替え後に始まる、吠と嶺のドラマでは、禽次郎の行動を通じて、早い段階で2人の関係が明かされることに。嶺は吠がノーワンワールド時代に世話になった女性であり、ノーワンに取り込まれないために「夢を持つな」と何度も彼に言い聞かせていた女性でした。そう、第1話から吠の回想でときどき登場する、あの女性だったんですよね。回想シーンと少し雰囲気が違ったので、言われるまで全く気付きませんでした。
真白がクオンの襲撃を受けていた頃、吠は嶺を連れて各所を回りますが、彼のことを心配してついて来た角乃たちのおせっかいのおかげで、全然落ち着いて会話が出来ずじまい。なんとか彼女らを巻いてたどり着いたのは、とある海岸でした。嶺が作ったという弁当を見せられた吠が、それに手を伸ばそうとしたとき、彼女は何かを言おうとしますが―!中盤では、吠と嶺の2人の外出に、角乃たちがつきまとい、スキあらばあれこれ手出しをしてくるさまが描写。ゴジュウジャーの面々のワチャワチャしてる様子が面白いですが、「その筋のナンバーワンになっているので、黙って見過ごせない」という、一応の理由付けがなされているのが笑えます。別に無くてもいい理由付けなのですが、あえて付加することで変に丁寧な感じにしているのが、より笑えるんですよね。こうした、和気藹々とした感じ(『ゴジュウジャー』的に)でドラマが進むかと思いきや、海岸のシーンにおいて、嶺はクオンの銃撃の前に倒れることに。ここでクオンは、嶺は既にノーワンワールドで死を迎えていたこと、そして吠を闇堕ちさせるために彼女を利用したことを語ります。急転直下、一気にドラマはハードになり、今までにないくらいの卑劣さを見せるクオン。観ていて気持ちのいいドラマではありませんが、こうしたドラマ展開がなされたことで、『ゴジュウジャー』の物語がピリッと引き締まり、いい影響を与えてくれたなと感じました。そういう意味では、このドラマ展開は大変Goodでしたね。
嶺の死とクオンの卑劣なやり方を前に、怒りが爆発した角乃たちは、変身して応戦。対する吠は、彼女の身体を抱きかかえているだけでしたが、彼は決して心が折られたワケではありませんでした。悲しみを乗り越え、絶対に屈しないと宣言した吠は、ゴジュウウルフに変身しガリュード/クオンに応戦。これに押されたガリュードは、ブラック大獣神を召喚し逆転を図りますが、吠を認めた真白が協力し誕生した新たなる合体形態:テガソードホワイトバーンの前に倒されるのでした。クオンは、嶺の死により吠が精神的に参るかと思っていましたが、実際の吠は、そうした悲しみを振り切って自力で奮起。嶺の作った弁当や、真白のハチミツを平らげ、自分で気に入らないものに対し抗い続けることを豪語して戦いを挑んできます。ここでは、その吠のセリフのカッコよさに注目させられますが、その直前の食事シーンも見逃せないなという印象。一見すると滑稽なシーンに思えますが、律儀に嶺の弁当をすべて平らげるさまは、彼女の遺したものをすべて受け止め、戦いに身を投じようとする吠の強い意志が感じられました。真白のハチミツを飲み干すさまも、「ハチミツを舐める」と「ナメんじゃねぇ!」をかけたギャグかもしれませんが、同時に一度自分をバカにしてきた相手のものをふんだくって見せつけるさまを通して、(行儀がいいとは言えませんが)彼の力強さも感じられましたね。今回のおかげで、吠のキャラとしての魅力がだいぶ深まりましたよ。そんな吠の変身したゴジュウウルフに押され気味になったクオンは、ブラック大獣神を召喚し巨大ロボ戦に持ち込みますが、ここでテガソードレッドにグーデバーンが協力。2体の合体したテガソードホワイトバーンの前に、ブラック大獣神は倒されます。終盤で登場、テガソードホワイトバーン!その合体経緯は珍妙なものでしたが(サブタイトルのタイトルバックが伏線になってるなんて思わないよ!)、その戦いっぷりは豪快かつ圧巻で、見ごたえがありましたね。火薬爆破を多用していたのも、良かったよなぁ。そしてラスト、薄暗いテガソードの里の中で物思いにふける吠の前に、真白が再び登場。ここでのやりとりにより、真白は本当の意味で、ゴジュウジャーの仲間(正確には仲間関係ではないけれども)になったように感じられましたね。
ギャルノーワンの攻撃に窮地に立たされるゴジュウジャーの前に現れたのは、行方不明になっているはずの角乃の妹:緒乙だった。しかも彼女は、シンケンジャーのセンタイリングを持っており、ギャルノーワンに勝つために、吠たちは彼女からギャル修行を受けることになって…!?
次回は、指輪の戦士としてシンケンジャーがピックアップされるお話に。シンケンレッドがギャルというのは、個人的にはそこまで違和感はないのですが、それよりも、緒乙が普通に帰って来ているのが気になります。果たして彼女は、本当に本物の緒乙なのでしょうか?
bongore-asterisk.hatenablog.jp
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitter & Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!