今回は、今年(2024年)2月23日に発売された、「S.H.Figuarts 仮面ライダーガッチャード スチームホッパー」のご紹介です。
毎年恒例である、本放送中の現行仮面ライダーのフィギュアーツ化が、今年も実現。ガッチャードの基本的フォームであるスチームホッパーが、一切の妥協なく商品化されました。交換用手首や付属パーツの量から見て、価格が約7000円超はちょいと高いのではないかなとも思っていましたが、実際に触ってみると、その価値は十分あるなと感じられるフィギュアになっていました。
なお、ボーイズトイ版のガッチャードのフィギュアである「装着変新 仮面ライダーガッチャード」のレビューは↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
パッケージから取り出すと、こんな感じ。ウルトラシリーズ系のフィギュアーツ以上に、スーツアクターの体形がフィギュアに反映されており、本当にスーツがそのままフィギュア化されたような仕上がりになっています。
造形については、ガッチャードの細かな造形を本当によく反映できているなという印象。スチームホッパーは見た目以上にトゲトゲしているというのは、「装着変新」の時点で感じていましたが、玩具安全基準の制約を受けないフィギュアーツでは、よりそれを痛感しました。正直、触ってるときは指に刺さりそうだったよ。手袋してたから問題なかったけどね(理由は後述)。
塗装については、ほぼ塗装省略も乱れもなくキッチリ塗装。スチームホッパーの大部分を占める爽やかなメタリックブルーのアーマーは、メッキ加工で表現されており、ベルトについてもシール等ではなく直接印刷で再現されています。
いくら主役のフィギュアーツとはいえ、メッキ加工が採用されるなんて珍しいんじゃないでしょうか?これのせいで、指で触ると指紋がつくことから、大切に扱いたければ手袋をして触る必要があるのが難点ですが、そうしたマイナス面をカバーしてあり余るほどの重厚感がありますね。
可動箇所とその範囲は、ウルトラシリーズ系のフィギュアーツのものと同程度。ガッチャードは両肩や両太もものアーマーが関節ギリギリにまで迫っているため、多少は可動域の制限を受けますが、引き出し関節を仕込むことで、それを最大限リカバリーしています。
そして、各種ポーズを取らせると、こんな感じ。ガッチャードが劇中でしているポーズの大部分は、すんなりと再現可能であり、首もとのマフラーも動かすことで、さらにフィギュアそのものに表情をつけられるのがGoodです。
脚が太めの造形であるため、多少無理なポージングをさせても、重心を調整すれば自立してくれるのが面白いところ。脚が太くなったのは、中に入る永徳さんの体形に合わせているだけですが、それがいい効果を付加してくれています。
武器としては、ガッチャージガンが付属。持たせるための手首も付属しているため、これによりポージングの幅が広がります。プラスチックで成型したものをただ塗装するのではなく、ちゃんとクリアパーツを重ねることでより実物に近づけているのがGoodです。
劇中スーツとほぼ同等の高クオリティーを誇っていたと言える、「S.H.Figuarts 仮面ライダーガッチャード スチームホッパー」。これで遊んだことで、俄然『ガッチャード』という作品が好きになりました。
でも、メッキ加工は考えものだなぁ。確かに重厚感抜群&劇中スーツを的確に再現という面ではGoodだけど、遊びにくいんですよね。かといって、それっぽい成形色でまとめられちゃっても、それはそれで悲しいし…。
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