お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

夏休み特別展「新幹線変形ロボ シンカリオン×京都鉄道博物館2019」の休日

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今回は、7月20日から本日(9月10日)まで開催されている、京都鉄道博物館のイベント「夏休み特別展「新幹線変形ロボ シンカリオン×京都鉄道博物館2019」」のレビューです。

 

昨年に引き続き、特別展示室で開催されることになった『シンカリオン』関連イベント。現時点で放送終了から3か月近くが経っており、さすがに本放送中に比べれば勢いが落ちたかな…と思っていましたが、私が訪れた9月6日は、平日の日中にもかかわらずある程度の数の親子連れでにぎわっていました。雑誌連載が続いていることもあるのか、まだまだ『シンカリオン』の人気はあるようですね。

 

なお、昨年の「『シンカリオン』特別展」の様子は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

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展示自体は作り直されていますが、その大まかな内容は昨年開催された『シンカリオン』特別展とほぼ同じ。当時まだ劇中登場したてor未登場だったギン・ジョウ・タカトラ・タツミ(N700Aのぞみの運転士になった後)がキャラクター一覧に追加され、シンカリオンE5はやぶさ MkⅡが主人公機として大きく掲示されていました。

 

展示だけでなく順路もほぼ昨年の展示と同じだったのですが、若干去年の展示よりも規模がコンパクトになった印象。おそらくこれは、展示が縮小されたのではなく、メイン展示として設置されていたARを利用した「ARチェンジ!シンカリオン!」のための機材が場所をとっていたからだと思われます。

 

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そして、今年12月公開予定の映画に関する情報もちらっと展示。映画に登場する新機体ALFA-Xのイラストの他、館内のCMでは特典付き前売券の発売が告知されていました。この前売券、10月上旬から発売されるとのこと。ということは、この時期までには上映館の情報等も併せて解禁されるということなのでしょうね。続報を待て!

 

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シンカリオン』の展示を見学した後は、他の展示もぶらぶら見学。4年連続でこの時期に訪れているので、さすがに一般展示は少々見飽きた感がありますが、今回は今まで訪れた中で一番ガラガラだったので、悠々と展示を見ることができました。

 

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今年開業した梅小路京都西駅もチェックしてきましたよ。しかし、ここに来るまでに京都から嵯峨野線1駅乗る人って、そんなにいるのかな…(嵯峨野線は15分に1本ヘッドでホーム位置も少し離れているので、京都駅からなら歩いて博物館まで向かった方が早いことも多い)?

 

 

 

早いもので、劇場版『シンカリオン』の公開まで、あと3か月ちょっと。今回のこの展示を見て、俄然劇場版への期待度&興味が高まりました。

 

10月以降になれば、前売券情報以外にも、何か色々と情報解禁されるのかなぁ。楽しみだ!

 

 

 

 

 

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『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第25話 ちょっとした感想

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1つの事故が招いた、小さな反抗

 

 

 

番組は変わって、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』です。

 

♪ドロドロに!\ドドロ/ 踊ろう!\ドドロ/ 久しぶりの金子脚本回となった今回。次回予告ではダンス動画を利用したクレオンの悪だくみと、ちょっとギャグテイストのお話になるのかと思っていましたが、実際の内容は、クレオンのミス(というより事故)をきっかけにマイナソーが誕生してしまい、それが事件を引き起こすという、ちょっと変わった趣向のお話になっていました。

 

ゲスト出演者であるひょっこりはんの出番は少なめでしたが、お話における彼の存在感は絶大。それが彼の芸によるものではなく、脚本及びその演出によってそれが生み出されているのが非常に面白く感じましたね。いやぁ、今回は『リュウソウジャー』の中でも、トップクラスの出来と言えるお話だったんじゃないかなぁ。

 

なお、同日放送の『仮面ライダーゼロワン』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

ういの新しい動画のために、「ケボーン!リュウソウジャー」のダンスを練習するコウたち。ところがイマイチ練習はうまくいかず、彼らはケンカになってしまいます。同じ頃、街ではクレオンが投稿したと思われるダンス動画が大流行。しかし、この動画を観た人に次々と異変が起き始めていました。マイナソーと遭遇したトワとバンバでしたが…。冒頭、「ケボーン!リュウソウジャー」のダンスの練習シーンが挿入。初っ端からこうした描写があったので、後半でクレオンとダンス対決でもするライトなノリのギャグ回になるのかなと思いましたが…、実際は後述する通り、その予想の上を行く深い展開のお話となりました。コウたちがこのようにダンスの練習をする一方で、世間の注目を集めていたのはクレオンのダンス動画。彼はドルン兵とともに踊るさまを動画投稿していましたが、その裏にはマイナソーの姿が隠されていました。今回のマイナソーは、インターネット上に潜むタイプのもの。動画を再生した者から魂を奪い取り、それをワイズルーに転送する役割を持っていました。この厄介な能力のおかげで、バンバたちは一度マイナソーを倒したと錯覚してしまうハメになるのでした。

 

バンバたちは実際にはマイナソーを倒せておらず、被害は拡大する一方。ういやオト、そしてコウたちまでもがその罠にはまってしまいます。なんとか先行して復活したコウたちは、リュウソウルの力で動画の発信元を特定。そこにいたのは、ダンス動画を投稿するアニキンという男性と、彼の家でくつろいでいたクレオンでした。ひょっこりはんは、結果的にマイナソーを生み出すことになってしまった動画投稿者:アニキンとして登場。しかし、彼は今までの人々のように、苦しんだりするそぶりを見せません。それもそのはず、実はクレオンには、このマイナソーを育てる気がないからでした。この中盤におけるアニキンとコウたちの会話パートこそ、今回のお話の重要ポイント。わずか1分くらいの回想と彼らのやり取りにより、「アニキンとクレオンは仲良し」・「クレオンがマイナソーを生み出してしまったのは事故」・「アニキンからマイナソーを生んでしまったことをクレオンは悔やんでいる」ということが一気にわかる形になっています。しかもこの一連のことを、直接登場人物にセリフで言わせるのではなく、全て演技で表現している。これですよ、これ。この演出が素晴らしいんです。

 

アニキンのパソコンの中にマイナソーがいることを知ったコウたちは、コスモラプターの力を使ってそれを叩くことを決断。コウが変身したリュウソウレッドは、キシリュウオーコスモラプターとなってネット世界に潜入。中にいたマイナソーを撃退します。一方の残るメンバーたちは、クレオンを追跡。いつも通り彼とワイズルーを発見し、ドルン兵たちと戦闘になりますが、クレオンの様子はどこかおかしいのでした。ネット世界にいるマイナソーも、キシリュウオーコスモラプターの前にはもはや敵にすらならない状態。発見された後は、ほとんど抵抗する間もなくあっという間に倒されてしまいます。せっかくネット上に潜伏するって特性を持ってたのに、後半の戦闘ではあんまり行かせてなかったなぁ。まあ、相手があんな簡単にネット世界に侵入してくるなんて予想もできないか…。リュウソウレッドがこうして戦っていた頃、クレオンを追跡し、彼らの企みを暴いたのはメルトたち。ワイズルーは彼らが戦う中サラッと今回の目的を語りますが、それはクレオンの行動を変えさせるきっかけになります。ワイズルーの言葉に憤慨し、逆に動画配信を止め、マイナソーを倒すことに貢献することになったクレオン。彼がこのような行動に出たのは、純粋にアニキンと楽しんで作った動画をワイズルーからけなされたからなのですが、この一連のことを中盤と同じく演技だけで表現しているのが素晴らしいですね。こう、視聴者に“感じ取らせる”形になっているのがいいのです。

 

 

 

カナロが出会った関西訛りのある男性:ナダ。彼は実はリュウソウ族であり、マスターレッドたちとかかわりを持つ存在だった。そんな中、マイナソーの影響によりコウが暴走してしまい…。

 

次回から、児童誌でその登場が明かされていた新キャラクター:ナダが登場。さらに、コウたちが再びガイソーグと戦うことになります。7人目の騎士であるナダ。彼の正体はガイソーグなのか、それとも…?

 

 

 

 

 

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『仮面ライダーゼロワン』第2話 ちょっとした感想

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セキュリティをパワーで突破した2号ライダー

 

 

 

輝け!社長なのに、新入シャイーン!!早くも第2話を迎えた『仮面ライダーゼロワン』。今回は2号ライダーである仮面ライダーバルカンの登場がメインとなるお話でしたが、そのデビューのみにとどまらず、マギア2体の登場によるゼロワンとバルカンの戦い方の対比、バイクアクションなど、見どころ盛りだくさんでしたね。

 

銃使いのライダーであるバルカンですが、その初変身は、イメージとは真逆のプログライズキーをまさかの力技で解除したうえでの変身に。てっきり、唯阿が諌のことを認めて変身させるって形になると思ってたのになぁ…。これは予想してなかったよ。

 

 

 

前回、ゼロワンに変身したことで、飛電インテリジェンス2代目社長になることになってしまった或人。本社の社長室に何とか入りますが、そんな彼にいきなり物騒な来訪者:唯阿と諌が現れます。彼らとの対応に或人が押され気味になっていた頃、滅亡迅雷.netにより暴走させられたマギアが、飛電インテリジェンスに乗り込んできて…。2代目社長となった或人の(実質的な)初仕事は、A.I.M.S.の唯阿たちへの対応。社長になったばかりで右も左もわからない彼でしたが、イズに助けられながらなんとか彼らと話し合います。或人との話の最中、唯阿はきちんと座って話を聞いていましたが、諌は足を組んでかなりデカい態度に。おいおい、一応公的機関の職員なんだからさ、ヒューマギア嫌いでもそこは大人な対応しようぜ…。こうした或人たちの話が続く中、それをぶち壊すかのように乱入してきたのがクエネオマギア。唯阿たちは必死で抵抗するもピンチに陥りますが、或人が変身したゼロワンにより、なんとかその場を乗り切ります。飛電インテリジェンス内での、唯阿と諌のアクションは必見。マギアの攻撃のよけ方、反撃の仕方等、迫力あるアクションを見せてくれていました。諌を守るためにわざと唯阿が彼の背中を蹴り飛ばしたのには、特に驚かされたなぁ。

 

戦闘終了後、A.I.M.S.の攻撃を受けるも、社長室に戻ってきた或人。副社長の福添から厳しい指摘を受けますが、そんな中で諌に呼び出されます。諌の、ヒューマギアに対する偏見の根源を知った或人。その時再びヒューマギア暴走の報せを受け、或人は駆け付けます。そこにいたのは―!諌がヒューマギアを殺人兵器だとにらんでいたのは、或人も遭遇したヒューマギアの事件のせい。同じ事件に遭遇した2人が、一方はヒューマギアに対して好意的な考え方を持つようになり、もう一方は否定的な考え方を持つようになった―。なるほど、面白い対比になっています。ヒューマギアの大量暴走、いったいこれを引き起こした犯人は誰なんだろうなぁ。このような諌の考え方に反論しようとした或人でしたが、そこにまた別のヒューマギア暴走の報せが。現場に駆け付けた彼が目にしたのは、序盤に彼自身を守ってくれた警備員型ヒューマギア:マモルの変わり果てた姿でした。前回に引き続き、人間と心を通わせたヒューマギアが狙われるという形に。今回は前回にプラスして、その心を持つきっかけになったのが或人であることが、その悲しさをさらに引き立ててくれています。

 

ゼロワンに変身した或人は、意を決してマモル=エカルマギアをライズホッパーで追跡。コンテナターミナルに追い込んでライジングカバンストラッシュで撃破します。一方、再び現れたクエネオマギアに苦戦していたA.I.M.S.でしたが、その中で諌がなんとバルカンへと変身。初戦闘のため時間はかかりましたが、単独でクエネオマギアを撃破するのでした。2号ライダーバルカン、ここで登場。唯阿が許可しなければ開かないはずのプログライズキーを自身の腕力でこじ開けて変身するという、なかなかダイナミックな初変身をしてくれました。前半でゼロワンの戦闘をやっていたため後半はバルカンの活躍が中心になるのかと思いましたが、ゼロワンとバルカンの戦闘を同時並行で描くという形をとってきたのは、嬉しいサプライズでしたね。ゼロワンはバイクアクション(ライズホッパー)で魅せ、バルカンは銃撃で魅せてくれる。いや、今回の終盤の一連の戦闘シーンは、本当に素晴らしい出来でした。第3話以降も、あれくらいバイク使ってくれると嬉しいんだけどなぁ~。

 

 

 

寿司職人ヒューマギアを売り込むも、からっきしな或人たち。その中で出会った唯阿の新たなる一面を知る彼らだったが、またも滅亡迅雷.netによるヒューマギア暴走事件が発生して…?

 

次回は3号ライダー:仮面ライダーバルキリーが登場。ゲスト出演者が渡辺哲さんと内野謙太さんって…、どちらも複数の特撮作品経験者じゃないか!

 

…というワケで、記事は「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第25話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『ウルトラマンタイガ』第10話 ちょっとした感想

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♪凶悪怪獣 倒すため 帰ってきたぞ 帰ってきたぞ

 

 

 

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美しかった。ああいうのを、本当の“夕映え”っていうんだろうな―。ナックル星人×ブラックキングというオリジナルコンビが復活した、今回の『ウルトラマンタイガ』。ゲストキャラクターは最少人数に抑えられ、その分ナックル星人オデッサ=小田のドラマに時間が割かれており、彼の悲哀がよく表現されていました。

 

ナックル星人オデッサを演じたのは、『ネクサス』の和倉隊長などでおなじみの石橋保さん。宇宙人役は今回で二度目(一度目は『ベリ銀』)となる彼ですが、「ウルトラマン」の発音は、『ネクサス』の和倉隊長の時そのままでしたね~。

 

なお、前回(第9話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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ナックル星人オデッサとヒロユキの掛け合いが中心となり、他のメンバーの登場は最低限に抑えられていた今回のお話。100%とは言い切れませんが、短いドラマパートの中でオデッサの登場→彼の抱える背景→悲壮な彼の決意までを描き切っていましたね。それにしても、やっぱりどちらかと言えばダークなお話だったよねぇ、今回も。

 

仕事で失敗をし、カナたちから責められてしまうヒロユキ。夕方公園のベンチで考えにふけっていた彼のもとにやってきたのは、小田という男性でした。彼と知り合いだったヒロユキは、今日も彼と二言三言会話することに。しかし、彼自身には誰にも言えないとんでもない秘密がありました。アバンタイトルで、割とキツめにカナから怒られるヒロユキ。なんでも、依頼人の店の窓ガラスを割ってしまったらしい。修理費用がかなりかさんだことから、窓ガラスを大量に割ったか、かなり大きいもの1枚を割ってしまったんでしょうね。いったい何があったんだろう、気になる…。そんなこともあり落ち込んでいるヒロユキを励ましてくれたのが、小田。夕陽に魅せられた絵描きである彼ですが、その真の正体は、ナックル星人オデッサでした。運の悪いことに、彼は自身の住処で霧崎にブラックキングを育成していることがバレてしまい…。小田の正体がナックル星人であることは早い段階で判明。この前後のシーンでの霧崎との会話は、オデッサがかつて『帰ってきたウルトラマン』でジャックと戦った最初のナックル星人ではないかと錯覚させるような構成になっていました。結局、オデッサがジャックを一度は倒したあのナックル星人と同一人物かどうかは不明のままに終わりますが、今回の後半の彼の語りから察するに、おそらく別人なんでしょうね。まあ、『帰マン』のナックル星人はウルトラ投げを食らって倒されているから、「実は生きていた」展開はないってことはわかってるんだけど…。

 

市役所からの依頼を受け、翌朝小田の住処である廃工場に突入したヒロユキたち。そこで彼は、トレギアの登場と小田の正体を目撃してしまいます。市街地に現れたトレギア、そしてブラックキングに応戦するため、ヒロユキは変身。何とかブラックキングを倒しますが…。ブラックキングとの戦闘は、中盤の早い段階で挿入。今回はVSトレギア&ブラックキング戦、そして後述のVSナックル星人オデッサ戦の2回戦闘があり、それに合わせて2回ミニチュアセットが組まれています。前後編でもない単発回で2種類ものミニチュアセットが組まれるなんて、ニュージェネレーションヒーローズ作品では珍しいケースですね。そんな戦闘シーンの1発目であるVSトレギア&ブラックキング戦は、最初はトレギアに苦戦していたものの、タイガがタイタスにバトンタッチしたことで形勢逆転。トレギアを取り逃がしますがブラックキングを撃滅します。強い、強すぎるぜタイタス!そして地味に、今回のお話でブラックキングが卵生であることが判明しましたね。

 

ブラックキングの戦いを見て、かつて戦士だった頃の自分を思い出したオデッサ。彼はヒロユキに自分の素性を話したうえで、挑戦状をたたきつけてきます。彼の決意を受け、夕陽をバックにして対峙するタイガ。この戦いは、最終的にはフォトンアースのオーラムストリウムによって決着がつくのでした。今回は先述した通り戦闘シーンが2回にわたって挿入される関係で、1度目の割とガッツリめの戦闘が終わった後もドラマパートがしばらく続くという展開に。ここで一気に、オデッサの背景やそれに対するヒロユキの感情・思いを描いており、これが終盤のオデッサとの戦いの悲しさを盛り上げていきます。オデッサを中心に語らせるのはいいけど、戦闘中にまでモノローグとしてオデッサに語らせるのは、ちょっとくどすぎる印象も受けたかなぁ。戦闘中にテレパシーで交信しあいながら戦うというスタイルにしたら(ウルトラシリーズではおなじみのシーン)、もっと面白くなったかもしれませんね。オデッサの決意、そして彼の人柄を知っているヒロユキは、戦闘中ずっと迷い続けますが、最終的にはタイガの助言もあり意を決してフォトンアースのオーラムストリウムで勝利。しかし、そこに勝利の喜びはありませんでした。ヒロユキが悲しむ一方で、してやったりと言わんばかりに高笑いして見せる霧崎。なんかまるで全部自分の筋書き通りでしたみたいな感じにふるまっていましたが、今回の彼、ブラックキングを出現させてオデッサをけしかけたくらいしかやってないよね…。

 

 

 

◎特撮面

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中盤にブラックキングとの戦闘、そして後半にナックル星人オデッサの戦闘と、繰り返しになりますが、純粋な単発回としては珍しい2種類のミニチュアセットが組まれた今回の特撮パート。ブラックキング出現シーンや夕陽の表現など、見逃せない点もけっこうあったなと感じましたね。

 

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トレギアが市街地に出現!ヒロユキはタイガに変身して挑みますが、やはりフォトナース変身前では押され気味。その時ブラックキングまでもが出現し、タイガをピンチに追い込んでいきます。このシーンで一番注目したいのが、ブラックキングの登場シーン(画像4枚目)。小田=オデッサの住処である廃工場をブチ破って登場するのですが、工場破壊シーンをまずミニチュア破壊で表現し、そこからブラックキングが出てくるシーンは実景の合成により表現。2つのシーンをつなげることで、「ブラックキングが工場の中から出てきた」ように見える形になっています。第2話のキングゲスラ登場シーンとは、また違った形のこの表現。こうした怪獣の登場シーンに様々な工夫が見られるのが、『タイガ』の興味深いところです。

 

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劣勢になるタイガに代わって、タイタスが参戦。持ち前の筋肉でブラックキングの攻撃を全く寄せ付けず、逆にねじ伏せてみせ、最終的にはエレクトロバスターで撃破してしまいます。久しぶりに登場した感のあるタイタス。フォトンアースが登場したばかりということもあって、「ちょっとは苦戦するのかな」と思ってましたが、むしろフォトンアースいらないんじゃないかと錯覚しちゃうくらいのダイナミックな活躍をしてくれました。そうだよなぁ、だってこの人、フォトンアースよりも腕力面で上回ってるからなぁ…。

 

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ブラックキングの戦いをきっかけに、戦士としての本能が目覚めてしまったオデッサ。彼は自ら選択できたはずの平穏な生活を捨て、タイガとの一騎打ちに臨みます。その結末は―。終盤の戦いで印象に残るのは、やはりドドンと中央に配されたこの夕陽。ミニチュア破壊が少なかった分(オデッサがビルを蹴飛ばしたくらい)、この夕陽の演出にかなり力が入れられていましたね。タイガはフォトンアースとなってオデッサに勝ちますが、戦闘中は彼の動きを封じるためにナイトファングレッドを初使用。なかなかえげつない攻撃だったぞ、あれ…。

 

 

 

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ヒロユキたちの前に現れたのは、謎の魔法使いの少女とゼラン星人。彼らの企みは一体何か?混乱渦巻く市街地で、地下から出てきたのは…、なんとあの地底怪獣パゴスだった!

 

次回は『ウルトラQ』よりパゴスが登場!ゲスト出演者の中には、『平成セブン』でおなじみ、鵜川薫さんもおられます。これはもう、観るっきゃないぞ!


そんな第11話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-13(第38~40話)

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今回は、勇者王ガオガイガー』の感想記事第13回目です。

 

風龍・雷龍が仲間入りし、パワーアップしたGGG。しかし、まるでそんな彼らを試すかのように、かつてのVS機界四天王戦の時並みの危機が訪れます。今回から物語は機界最強7原種との戦いがスタート。終盤までGGGを苦しめるZX-07腕原種も登場します。

 

 

 

 

Number.38「暗黒の大決戦」

1997年11月1日放送
登場した敵他:ZX-06頭脳原種
これが勝利の鍵だ!:クライマー1

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「信じています。必ず、必ず再会できる日を。いつか、星の海で…。」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!実態化したZX-06は、ESウインドウを開いてアステロイドベルトより小惑星群を召喚。これを撃退すべく、我らが最強勇者ロボ軍団は、宇宙用装備を取り付けて敵に立ち向かう。SPパックで宇宙を駆ける超竜神・撃龍神、チューンナップされたステルスガオーⅡと合体して出撃するスターガオガイガー!真の力に目覚めた護の協力もあってZX-06を倒すことに成功したGGGだったが、ZX-06は最後にとんでもない置き土産を残していた!迫る大型小惑星。捨て身の戦法でこれに立ち向かうのは―!


GGG初の本格的な宇宙戦ということもあって、宇宙用装備が大量に新登場する今回のお話。それらをもとにスターガオガイガーたちが原種の攻撃を打ち砕いていくという、宇宙を舞台にダイナミックに活躍する彼らの姿が楽しめます。しかし、まさか最後の最後で超竜神が一時退場しちゃうとはなぁ。


前回、カザフスタンが打ち上げたロケットに寄生していたZX-06。それは宇宙に飛び出たとたん原種としての正体を現し、ESウインドウを開きます。その中から出てきたのは、大量の小惑星群。原種の目的に気づいたGGGは、整備中のガオガイガーの除いた全ロボたちに、宇宙装備を取り付けて出撃を指示。宇宙空間での戦闘が始まります。今回の原種の目的は、かつての恐竜絶滅の時のように地球に小惑星を落下させ、人類を弱体化させたのちゾンダー化しようというもの。以前から感じていたことですが、原種たちが出てくるようになってから、攻撃や作戦のスケールがかなりデカくなりましたね。そして、ちょっと回りくどい感じもする…。そんな原種の攻撃を見過ごすGGGではなく、まずはその小惑星群を撃破するため、マイク・サウンダース部隊が出動。その後超竜神・撃龍神がSPパックを装備して出撃し、ボルフォッグもスサノオに登場して出撃します。この小惑星群、ただ降ってくるだけなのならマイク部隊のソリタリーウェーブで一気に撃滅することが可能なのですが、ZX-06の能力により遠隔操作がなされているという厄介な特性持ち。これによりマイク部隊のほとんどは、操られた小惑星群の不意討ちを食らって戦闘になるケースが続出します。しかも、ZX-06はどこかに身を潜めており居所がつかめず。うーむ、ズルい手段を使ってくるなぁ。


駆け付けた超竜神・撃龍神そしてボルフォッグは、マイク部隊に代わって小惑星群の破壊を開始。途中スサノオが戦闘不能になるもジェイアークが加勢したことにより、何とか持ちこたえ続けます。一方、オービットベースでは護がZX-06の居場所を察知。ついにチューンナップが終わったステルスガオーⅡと合体したガオガイガー改めスターガオガイガーは、ゴルディオンハンマーと新装備:ガトリングドライバーをひっさげて出撃します。小惑星群1個1個の破壊は簡単とはいえ、その数が異常なため、範囲攻撃タイプの攻撃を持っていない超竜神と撃龍神は、少しずつ劣勢に。スサノオから範囲攻撃により援護していたボルフォッグでしたが、スサノオ自体が小惑星群の攻撃を受けたことにより戦闘不能になってしまいます。今回はスサノオ内部からの援護に徹していたボルフォッグ。ビッグボルフォッグになってメルティングサイレンを使う手もあったと思うけど、スサノオからの攻撃の方がより広範囲を攻撃できるので却下になったのかなぁ。超竜神たちが小惑星群を食い止めている頃、護がZX-06を発見したことで、スターガオガイガーが出撃。向かってくる小惑星群をガトリングドライバーで無効化しながら接近していきます。一気に宇宙装備に換装した、ガオガイガー改めスターガオガイガー。しかし劇中では「ガオガイガーの対宇宙用装備」という位置づけだからか、詳細な装備の解説どころか「スターガオガイガー」という名称すら出てくることはありませんでした。新合体や新装備をあえてアピールしないなんて、新鮮ですね。


スターガオガイガーは、ZX-06への接近に成功。途中、精神攻撃を食らい幻覚を見たり現実と夢の世界の区別がつかなくなったりしてしまいますが、何とかその危機を脱出。ガトリングドライバーとゴルディオンハンマーのコンボでZX-06を撃破。抜き出された原種核も、護によって浄解されるのでした。ZX-06は「頭脳原種」であるからか、脳に対する攻撃も得意な様子。凱に対してZX-01~03の幻覚を見せたり、命や獅子王博士の登場する夢を見せたりなど、主に精神面の攻撃を仕掛けてきます。しかし、そんな攻撃も凱の精神力と夢の中に出てきた謎の女性の力によって脱出。逆にゴルディオンハンマーで返り討ちにします。数話前から意味深に登場するこの女性。その正体が何なのかはまだまだ言及されません。かなり引っ張るなぁ。そして、今回初めて護は原種核の浄解に成功。やっぱり、前回カインを通じて記憶等を取り戻したからなんでしょうね。


ZX-06も倒され、小惑星群も超竜神たちの手によって撃滅。しかし、ESウインドウが閉じようとする際、直径10kmレベルの大型小惑星が出てこようとします。スターガオガイガーは現場まで間に合わず、さらに今の自分たちの武装では低太刀打ちできないことを知った超竜神は、エネルギー補給船クライマー1を利用して大型小惑星に突撃。ESウインドウの方へ大型小惑星を押し戻しますが、超竜神もESウインドウの消失に巻き込まれてしまうのでした。これを持って一時退場することになる超竜神。彼が消えてしまったとき、それを悔やむ撃龍神の姿が印象に残ります。スターガオガイガーたちと通信が途切れる際、再会できる日を願いながら「いつか星の海で…」と言い残す超竜神EDテーマのタイトルを言い残して行くとは…。

 

 

 

Number.39「機界最強7原種」

1997年11月8日放送
登場した敵他:ZX-07腕原種・ZX-08爪原種・ZX-09耳原種・ZX-10瞳原種・ZX-11腸原種・ZX-12 肋骨原種・ZX-13肝臓原種
これが勝利の鍵だ!:ムカムカ

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「“あきらめるな”…、そう言いたいのか?」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ついに、原種の中でも強大な力を持つ、機界最強7原種が活動を開始。彼らは世界各地の艦船を分子レベルにまで分解して取り込み、攻撃の準備を進めていた。その分解に華ちゃんたちも巻き込まれ、護が救えなかったことを後悔する中、7原種たちはオービットベースに侵入。3方向に分かれ、勇者ロボたちの分解や作業員たちの洗脳、さらにはゾンダークリスタルの奪還を図り攻撃を開始した!凱や加勢したソルダートJの抵抗もむなしく、オービットベースはとうとう7原種の手に堕ちることに―!


機界最強7原種登場、オービットベース陥落!今回は、初登場した7原種たちによってオービットベースにいるGGGの面々が追い詰められていく描写がその中心。ガオガイガーの出番もなく、最強勇者ロボ軍団たちの活躍も最低限でした。終盤に凱とソルダートJが共闘するアツいシーンもあったけど、やっぱり全体的には絶望感が漂うお話でしたね。


横須賀で開催されていた秋祭りにやって来た、華ちゃんたち。あやめが中心となって停泊している艦船の内部を見学する中、突然艦船が紫の光に覆われるという現象が発生。中にいた華ちゃんたちもろとも原子レベルにまで分解され行方不明になってしまいます。この事件の犯人は、活動を開始した機界最強7原種と呼ばれる7体の原種でした。今まで登場した原種は単独もしくは機械等に融合していましたが、今回の7体は初めて人間と融合。融合した人間の姿をとどめながら、活動を開始します。最強と言われている彼らが人間の姿を取っており、今までの原種の“得体のしれない感じ”が幾分薄れているので、なんだか一気にボス級の強キャラという感じがしてきましたね。これがもし今までのような姿だったら、「最強」って言われてもイマイチピンとこなかっただろうなぁ。活動を開始した彼らは、世界各地にある7隻の艦船を同時に消失させるというとんでもない力を披露。全く痕跡を残していなかったため、GGGの調査も行き詰ってしまいます。唯一の手掛かりらしい手掛かりは、護が察知した原種の気配。そこまでわかっていたのに華ちゃんたちを救えなかったことを、護は悔やみます。悔やむ護を諭すのがボルフォッグ。先の超竜神が行方不明になったことも踏まえて語る彼の姿が、とても印象に残りました。


7原種たちは、それぞれ分解した艦船と融合した突如としてオービットベースの前に出現。彼らの攻撃を何とかはじき返したGGGでしたが、それは彼らの侵攻の始まりにすぎませんでした。わずかなスキをついてオービットベースに侵入した7原種たちは、3方向に分かれて侵攻を開始。GGGはじょじょに追い詰められていきます。7原種たちの攻撃を、一度はプロテクトシェードではじき返したオービットベース。以前も原種の攻撃を防ぐことに成功しており、今回の戦いで改めてその有用性を証明してみせました。そういえば、最近ガオガイガーはプロテクトシェード使ってないなぁ。もっと戦闘中に効果的に使用すればいいのに。7原種たちの一斉攻撃はオービットベースへの侵入経路を調査するための行動でしかなく、ZX-10瞳原種によって発見されたわずか0.02mmの隙間から、ZX-11腸原種を除く6原種たちが侵入。オービットベース内で攻撃を開始し、対応に当たったスタッフたちは、ZX-09耳原種の力でどんどん洗脳されていきます。7原種たちの攻撃方法として興味深いのが、自分の能力で相手に攻撃を仕掛けるのはもちろん、その能力で仲間をフォローしながらさらに自分たちが戦いやすくなるようにしている点。さすが機界最強7原種と言うべきか、そのパワーだけでなく戦い方についても、今までの原種とは全く違いますね。恐ろしい…。


6原種たちがどんどん侵攻を続ける中、ついに凱も出撃。ZX-07腕原種の前に立ちはだかりますが、あっという間に宇宙空間の彼方に放り出されてしまいます。宇宙空間で漂い続け、凱の生命維持装置も危険な状態にまで陥りますが、そこに以前から現れている謎の女性が出現。彼女の表情から、あきらめずに立ち向かう勇気を取り戻した凱は、自力でオービットベースへの期間に成功します。同じ頃、激と最強勇者ロボ軍団は、ZX-12 肋骨原種らと対峙。彼らの前に激たちの攻撃は通じず、ピンチに陥っていました。出撃した凱はZX-07腕原種との戦いに挑みますが、攻撃を受けてあっという間にオービットベースを超えて宇宙空間の彼方へ。ZX-07腕原種の強さがよくわかる描写ですが、凱があまりにも吹っ飛びすぎていたので、ちょっと笑っちゃいました。宇宙空間を漂い、あきらめかけていた凱。そんな彼を再び奮起させたのが、以前から現れている謎の女性でした。今回はその謎の女性が複数人いることが判明。それぞれ表情が違い、それがさらに凱の中で疑問を生みます。この女性の正体が誰なのかはまだまだ明かされない。うーん、引っ張りますなぁ(名前自体はこのブログでもすでに出ていますけどね)。凱がそのような状態に陥っていた頃、激と最強勇者ロボ軍団はZX-12 肋骨原種らと戦いを繰り広げますが、全く通用せず窮地に立たされます。ボルフォッグのシルバームーンすらも軽々と原子分解し、最強勇者ロボ軍団のことについては何もかも知っていると豪語する原種たち。過去に散っていったゾンダーロボや原種たちから、データなどを吸収していたのでしょうか。


オービットベースに帰還した凱は、再びZX-07腕原種と戦うことに。劣勢になるも何とか粘り続ける中、突然ソルダートJが登場。機界最強7原種との因縁を語りながら参戦します。凱も負けじと戦闘を再開。凱とソルダートJの共闘が始まります。しかしその一方で、ZX-08爪原種たちはついにメインオーダールームへと侵入。大河長官たちまでもが彼らの手に堕ち、オービットベースはとうとう機界最強7原種の前に陥落するのでした。いいところで登場、ソルダートJ。彼はどうやら機界最強7原種と因縁があるらしく、それを彼自身が語ったことで、彼の過去が判明します。それにしてもソルダートJ、空間遷移ミサイルに乗ってオービットベースに突っ込んでくるなんて、いくらなんでもムチャクチャ過ぎないか?突然参戦してきたソルダートJを見て、改めて戦闘を再開する凱。ここで初めて、お互いが意図していなかったとはいえ、凱とソルダートJの共闘が始まります。このシーンはかなりアツいのですが、その直後、ZX-08爪原種らの手によりメインオーダールームが占拠されてしまうので、視聴者は再び絶望感を味わうことに。メンバーほぼ全員が洗脳されてしまったし、一体ここからどうやって逆転するんだ―!?

 

 

 

Number.40「星の子供たち」

1997年11月15日放送
登場した敵他:ZX-07腕原種・ZX-08爪原種・ZX-09耳原種・ZX-10瞳原種・ZX-11腸原種・ZX-12 肋骨原種・ZX-13肝臓原種
これが勝利の鍵だ!:イザナギ

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「僕は…。僕は、地球人の天海護だ!!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!陥落したかに思われたオービットベース。しかし、まだ勇気は潰えてはいなかった。護と最強勇者ロボ軍団の活躍により、機界最強7原種はオービットベースから一時撤退。だが、彼らはまだオービットベースのゾンダーメタルプラント化をあきらめてはおらず、今度はその動力炉を狙ってきた!同じ頃、機界最強7原種艦隊の中で出会った護と戒道は、ZX-11腸原種からその因縁を明かされる彼ら。そして、最強勇者ロボ軍団による反撃が始まった!マイクのディスクXは、勝利を呼ぶのか!?


機界最強7原種との戦いの中編に当たる今回は、GGGが徐々に体勢を立て直していくのと同時に、護たちの因縁が判明するお話に。護をめぐる謎やゾンダーたちが口にしていた単語等の秘密がほぼすべて明かされ、ストーリー上非常に重要なお話になっていましたね。それにしても、我らがGGGの戦い方は少々ムチャクチャ。でも、これがいい!


前回、ZX-08爪原種らによって占拠されたメインオーダールーム。命までもが操られそうになりますが、そこに護とギャレオンが出現。Gストーンのフルパワーで原種たちを圧倒し、撤退に追い込みます。同じ頃、最強勇者ロボ軍団はZX-12 肋骨原種の手により原子分解の危機にありましたが、ゴルディーマーグの機転により原種たちを追い出すことに成功します。前回あれだけの危機に陥ったオービットベースでしたが、主に護とゴルディーマーグの活躍により何とか体勢を立て直すことに成功。さらに、一時的にですが原種たちのほとんどを撤退させます。護がギャレオンとともにGストーンの力を最大限に使って撤退に追い込んだのに対し、ゴルディーマーグがとった戦法は、オービットベースの壁に物理的に穴を空け、そこから原種たちを放り出すというものでした。ゴルディーマーグらしい作戦、しかしまあこんな豪快なことを本当にやるとは思わなかったよ!ちなみに、この場には激もいましたが、当然彼も巻き込まれて宇宙空間に投げ出されるハメに。しかし彼はボルフォッグによって救出され、ゴルディーマーグが空けた穴も、風龍の手によりふさがれるのでした。激に怒られるも、言い返して見せるゴルディーマーグ。ふふっ、やっぱりこういうところが彼らしいや。


凱とソルダートJは、残っていたZX-07腕原種とZX-10瞳原種と交戦中。彼らの能力に苦戦させられる中、凱は以前から現れ続けている謎の女性によりZX-10瞳原種の予知能力を破り、ソルダートJとともにZX-07腕原種に攻撃を加えることに成功。彼らを撤退に追い込みます。同じ頃、宇宙空間に浮かぶ機界最強7原種艦隊の中に華ちゃんたちの気配を察知した護は、ギャレオンとともにそこへ急行。そこにはZX-11腸原種が待ち構えていましたが、同時に戒道が加勢に現れます。凱たちの戦いの中でソルダートJとZX-07腕原種が語ったのは、かつての赤の星での戦いのこと。赤の星の戦士の生き残りとしてZX-07腕原種と戦いを繰り広げた彼は、結果相討ちに。武装が破損した状態でさまよっていた時にペンチノンと遭遇し、ピッツァとなったようです。ソルダートJとZX-07腕原種の回想での一騎打ちシーンは本当にカッコいい。これに惚れない視聴者はいないだろうというくらいの素晴らしいシーンになっていました。そんな凱たちの戦闘と同時並行で行われていたのが、護の華ちゃん救出作戦。彼は機界最強7原種艦隊の中でZX-11腸原種。その直後戒道が現れ、ZX-11腸原種により護の謎のほぼすべてが明かされます。護の正体はカインの息子であるラティオ。彼は緑の星が機界昇華される際に自身の能力でゾンダー化を免れ、ギャレオンにより脱出。今に至っていました。その護=ラティオの力をベースに開発されたのがGストーンであり、さらにそれをもとに赤の星の研究者アベルが作り出したのがJジュエル。Jジュエルは赤の星で量産され、ソルダートJらサイボーグ兵士や戒道の正体であるアルマなどに実装され、兵器化されていたのでした。ゾンダーたちがGストーンやJジュエル、そして護を恐れる理由がここで判明。こうして自分が地球人でないと判明してもなお、「僕は地球人の天海護だ!」と断言する護の姿が、強く印象に残ります。


一度はオービットベースから撤退した機界最強7原種でしたが、作戦を変更し、今度はその動力炉を利用してのゾンダーメタルプラントの生成を画策。GGGは再び彼らの侵入を許してしまいます。一方、戒道は護に華ちゃんたちの救出を任せ、自分はZX-11腸原種との戦闘へ。ZX-11腸原種が融合していた人間の正体を知り動揺しますが、何とかピンチを切り抜けます。護に華ちゃんたちを任せ、ZX-11腸原種との戦いに身を投じる戒道。ZX-11腸原種はその戦いの中で、融合した人間の素体の顔を見せます。それは戒道の養母である戒道夫人でした。戒道を動揺させるためだったのか、わざと戒道夫人と融合していたZX-11腸原種。この作戦は確かに一度戒道を惑わし、力を封じ込めますが、すぐに反撃されてしまいます。護よりも早い段階で自分の正体を知り記憶を取り戻していた戒道。それでもこのZX-11腸原種の作戦に一瞬惑わされたのは、地球そして戒道夫人への愛着があったからでした。自分自身の使命には気づいていたけども、同時にこの地球という星にも愛着を持ちつつあったんだなぁ。護が脱出する際の「地球の友だちとして助けに来る」という言葉に対して、明るく答えていた戒道にも注目させられましたね。初めて彼の笑顔を見た気がするなぁ。


動力炉を占拠されたGGGは、イザナギで最強勇者ロボ軍団ごとそこへ突っ込み、さらに動力炉自体を分離し、宇宙空間へ船上を移動させる作戦を展開。これは成功しますが、やはり機界最強7原種の圧倒的なパワーの前に、苦戦を強いられます。そんな時、マイク用の対原種用ディスクXが完成。これにより形勢は一気に逆転。再び撤退した機界最強7原種に対し、大河長官は反撃を指示します。心臓部ともいえる動力炉を破壊する勢いで最強勇者ロボ軍団を突入させ、さらにそれを丸ごと切り離してオービットベースからムリヤリ機界最強7原種を遠ざけたGGG。機界最強7原種たちからすら「ムチャクチャだ」と言われる作戦でしたが、このムチャクチャっぷりがいいんですよね~。そして、この戦いで凱たちの戦闘をかなりアシストしたのが、マイク・サウンダース13世。通常のディスクXと、完成したばかりの対原種用ディスクXを使い、ゾンダーメタルプラントを破壊し機界最強7原種をも撤退に追い込みます。今回の勝利の鍵は「イザナギ」でしたが、「マイク・サウンダース13世」でもよかったんじゃないかというくらいの活躍っぷり。彼がいなければ、GGGの反撃は難しくなっていたことでしょう。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第41話から第43話をご紹介予定です。来週もこのブログで、ファイナルフュージョン承認!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1997年放送の勇者王ガオガイガー』使用BGM「ジェイアーク~キングジェイダー」です。

 

ソルダートJの旗艦であるジェイアーク、そしてその変形合体形態であるキングジェイダーのBGM。低い音程からだんだんと静かに盛り上がっていくさまが、ジェイアークの登場当初に持っていたミステリアスさ、そしてその船体のデカさを表現しているように感じます。

 

キングジェイダーはデザインのかっこよさもさることながら、必殺技ジェイクォースがアーチェリーモチーフになっているのがいいんですよね~。ああいうデカい系ロボの必殺技は火力全振り系になっちゃいがちですが、このジェイクォースはとにかくスタイリッシュなんですよ。

 

 

 

 

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『公募ガイド』2019年9月号

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今回は、株式会社公募ガイド社より発売されている雑誌『公募ガイド』2019年9月号のご紹介です。

 

小説やコピーライティング等、数多く存在する懸賞やコンペ。そういったものをまとめた雑誌の代表格でありかつ最も歴史を持つものが、この『公募ガイド』です。

 

私もこの雑誌の存在自体は知っていましたが、実際に購入するのは初めて。日本には様々な種類のいろんな懸賞やコンペがあることに驚かされました。こんなにあるんだなぁ…。

 

今回これを初めて購入したのは、そういう懸賞とかに興味があったから…というのもそうですが、脚本家へのインタビューとして藤平久子さんの記事が掲載されていたからでした。

 

 

 

脚本家:藤平久子―。特撮界隈では、『牙狼』や『ミラクルちゅーんず!』、『マジマジョピュアーズ!』の脚本を担当したことで知られているお人です。

 

彼女のインタビューで語られているのは、彼女の経歴や脚本家としての流儀。彼女は上記作品以外にも、一般ドラマでは『探偵が早すぎる』や『これは経費で落ちません!』など、最近話題になったドラマのサブライターとしても活躍されているとのことです。凄いなぁ、全然知らなかったよ…。

 

そして、彼女の語る流儀やポリシーから感じられるのは、本当に彼女はマジメなお方なんだなぁということ。『ミラクルちゅーんず!』や『マジマジョピュアーズ!』で、ギャグ抑え目で結構マジメ&順当な展開になる傾向が見られた彼女の担当回でしたが、あれは彼女の人柄や姿勢が出た結果だったんですね。

 

この後のページは、今回の『公募ガイド』がシナリオ特集だったので、シナリオの書き方やコツの解説がズラリ。特集の最後には、年間で定期開催されているシナリオコンクール・コンペが一覧となって掲載。脚本は小説やマンガに比べるとニッチな分野だと思っていましたが、これだけ様々なコンクールがあるということは、それだけ志望者が多いってことなんでしょうね。

 

 

 

公募ガイド』を読むことで知ることができた、懸賞・コンペの多さ、そして脚本の書き方。

 

私の社会人生活もだいぶ落ち着いてきたので、何かに挑戦するのもいい…かもしれないですね。

 

 

 

 

 

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僕たちの好きなウルトラマンティガ(スカイタイプ)

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ついに実装、ウルトラマンティガ(スカイタイプ)!今回は、ウルバト(ウルトラ怪獣 バトルブリーダーズ)に本日より追加された、ウルトラマンティガ(スカイタイプ)のクエストのレビューです。

 

時々開催される、VSウルトラ戦士とのクエスト。そのクエストに、満を持してウルトラマンティガが参戦です。公式に情報が出たのが9/2頃でしたけど、いやぁこの第一報を聞いた時は嬉しくてしょうがなかったなぁ。しかも、一番好きなスカイタイプが来てくれるとはね!

 

 

 

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通常のウルバトのクエストはノーマル・ハード・エキスパートと3種類の難易度が用意されていますが、今回の「スカイタイプ」のクエストはノーマル・ハードの2種類のみ。iOSアプリの不具合で今週のメンテナンスが遅れていた関係で、エキスパートの実装ができなかったのかな?とも思いましたが、ナヴィ(ナビゲーションキャラクター)の発言から察するに、わざと実装されてないのかなとも思いました。もしかしたら、来週のメンテ後に実装されるのかな?

 

そんなウルトラマンティガ(スカイタイプ)は、攻撃力も高めに設定されており、さらに移動範囲もかなり広めに設定されているのが特徴。1つ1つの攻撃力が半端じゃないのは他のウルトラ戦士も同じですが、移動範囲が広いのが厄介です。フィールド上に障害物が設置されているのですが、スカイタイプは難なく回り込んでくるので、最初戦った時はかなり戸惑いましたね。

 

スカイタイプは同じ速タイプと対峙した場合だと、攻撃の回避率がアップするスキルも保有私は今のチームの中に速タイプのイーヴィルティガを入れているので、戦わせた際にスカイタイプにこのスキルを発動された時は「スゲェ、イーヴィルティガだからか!?」と思わず勘違いしてしまいました。

 

 

 

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ナヴィの発言より、今後のクエストでティガとのバトルイベントがさらに追加されることがほぼ確定的に。マルチタイプとスカイタイプの他にパワータイプも出てくるようですから、おそらくそれに合わせて、ジオラマパーツショップにパワータイプの関連素材が追加されることになるのでしょう。

 

先日の公式twitterでガゾートの参戦も確定しているから、それに合わせてこちらもフィギュアが実装されるはず。そうなると、ウルバトのジオラマで「セカンド・コンタクト」や「幻の疾走」を再現することが可能になるんですよね!ああ、楽しみで仕方ないぜ!!

 

 

 

 

 

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