お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンアーク』第1話 ちょっとした感想

想像力を解き放て!(バリヤーを割ってぶっ刺す)

 

 

 

いつかお礼を言わないとですね。“ウルトラマンアーク”に。いよいよスタートしました、『ウルトラマンアーク』。第1話となる今回は、『ブレーザー』に比べると、見た目や雰囲気等パッと目につくところは「ニュージェネレーションヒーローズ」作品らしさが戻ってきたと感じる一方で、ドラマ展開や細かい描写等に、『ブレーザー』並みの挑戦と新奇性が感じられ、「ウルトラシリーズ」の新時代を切り拓くにふさわしいものになっていました。

 

ドラマ面では極力説明くささを押さえて、戦闘シーン含む特撮描写も、こだわりが炸裂しているもののカメラアングルにこだわりすぎて目まぐるしいということがなく、どちらの面からでもスカッとスパッと観ることが出来るのがいい感じ。今後ドラマがどう転んでいくのかは未知数ですが、こうした快活な作風で駆け抜けてくれるとGoodですね。

 

なお、前回放送の直前スペシャルの感想記事は、↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

作品のつかみとなり、かつウルトラマンとの主人公の出会い等が描かれることの多い、「ウルトラシリーズ」の第1話。今回の『アーク』も、一体化型ウルトラマンであることから、そのような展開になるのかなと思いきや、なんとユウマが既にアークへの変身能力を得ており、その事情をあえて一切描かないという大胆な展開になりました。そしてそのぶん、怪獣シャゴンの出現にドラマを割いており、「なぜその怪獣が巨大化して現れたのか」を丁寧に描写しているのも注目ポイント。『アーク』のドラマは、ただ快活なだけでなく、ちゃんと設定や説明すべきところをキッチリ描写していくスタイルであろうことに、好感が持てました。第2話以降のお話も、本当に楽しみだ!

 

怪獣出現災害:K-DAYから16年。怪獣出現頻度が増加し、同時に謎の巨人が現れては倒していくという現象が発生していた星元市で、飛世ユウマは今日もSKIPに出勤していました。ところが、ギリギリ滑り込むと、AIロボのユピー曰く、所長の伴ヒロシや先輩の夏目リンは、モノホーンの調査に向かったあと。遅れて合流したかれは、その中に生体反応を検知します。中から飛び出してきたのは…。今回は、アバンでいきなり怪獣と戦っているアークが登場。その中には、第3話で登場予定のモノゲロスの姿もありました。アークの登場が3ヶ月くらい前からと劇中で言われていることから、このアークとモノゲロスの戦闘が、K-DAY発生時ではないことは明らか。ということは、再来週放送予定の第3話は、時間軸を過去に戻して、ユウマとアークの邂逅を描くお話になるのでしょうか?そんな本作の主人公であるユウマは、遅刻しそうになりながらもSKIP星元市分署へと出勤するのが、初登場シーン。人が良さそうでどこかおっちょこちょいな雰囲気が感じられましたが、モノホーンの調査でいち早く機器を操作して追加調査を行っていることから、知識もあるし仕事もキッチリ出来るキャラという設定になっているのがGoodでした。『アーク』の作風であれば、ただ底抜けに明るいキャラという設定の仕方も出来たでしょうが、それに妥協していないのがいいですよね。

 

寄生怪獣ウーズを追ったユウマは、鍾乳洞に潜むシャゴンを発見。襲われそうになったところを、防衛隊から派遣されてきたという青年:石堂シュウに救われます。いったん分署に戻ったユウマたちは、お互い自己紹介をしつつ、ウーズとシャゴンのことを分析。そして最悪の事態が予測されると判明したとき、ユーのカメラから巨大化したシャゴンが地上に出てこようとするさまを捉えていました。中盤から、シュウもストーリーに大きく介入。その雰囲気や立ち位置から、放送開始前は「時折ユウマたちとぶつかるようなエリートキャラなのかな」と思っていましたが、フタを開けてみたら、下手をすれば現状『アーク』の中で最もテンションの高低が激しく、そして印象に残りやすいキャラになっていました。最初観せられたとき、「シュウってこんな感じなの…」と衝撃を受けましたが、同時にある種の安心感を覚えました。SKIPと防衛隊との繋ぎ役でもある彼もまたこうしたキャラであるということは、『アーク』の物語が過度に暗くなることはないでしょう。そんなシュウのキャラの濃さに目が行きがちになるこの中盤のシーンですが、「なぜウーズが現れたのか」・「シャゴンはどんな特性なのか」・「シャゴンはなぜ巨大化する危険性があるのか」・「巨大化したシャゴンはなぜその地区を襲うのか」―、これらのことが全て、ユウマたちの分析による推測と議論の結果として、全て描写されている点は、大いに評価すべきと言えるでしょう。あまりにも矢継ぎ早に情報を出してくるため、いささか説明くささは拭えていませんでしたが、スルーされがちな細かい怪獣等の生態をキチンとつまびらかにしていっているのは、かなり興味深いものがありましたね。

 

現場に向かったユウマたちは、攻撃を防衛隊に任せて、市民の避難誘導に尽力。しかし、シャゴンの体内で繁殖したウーズが襲ってきて、シュウは昏倒。追い詰められたユウマにも危機が迫ります。そのときユウマの背後に現れたのは、あの謎の巨人。ユウマはアークアライザーを召喚してその巨人へと変身し、アークファイナライズでシャゴンもろともウーズを撃破します。後半では、シャゴンの暴れっぷりと、応戦するアークの勇姿が描写。特撮描写の詳細については次項に譲るとして、ここではSKIPの活躍にも注目させられました。SKIPは確かに防衛隊ではなく、その防衛隊とも一枚岩の関係ではないようですが、避難誘導に当たるという非常時の役割をしっかり持っているほか、ウーズに応戦出来るだけの携行武器を所有していることが描かれ、今までの「ニュージェネレーションヒーローズ」作品に登場した非防衛隊組織よりも、さらに実戦的に、そしてこうした怪獣出現現場にいてもおかしくないチームとして描写されているのが、素晴らしいなと感じました。こうすることで、SKIPが調査以外の場所でもしっかりと活躍出来る根拠付けになってるんですよね。

 

事件解決後、シュウが口走った「ウルトラマンアーク」の名称が、正式に謎の巨人の名前になったことを知るユウマたち。シュウのことを思い出していると、出勤してきたヒロシが、防衛隊からの出向者を受け入れたことで、SKIPのメンバーが1人増える旨報告してきます。彼が連れてきたのは…!ラストでは、ウルトラマンアークの命名根拠と、シュウが正式にユウマたちのもとに出向してくるさまが描写。シュウがアークをそう名付けたのは、飛び去る際に描かれた、美しい光の円弧(アーク)からの発想でした。想像力をテーマにしている作品なのに、なんで名前を直接そういった要素と関係ないものにしたんだろうと疑問だったのですが、このシーンでなんとなく腑に落ちましたね。ユウマたちの未来に、アークの描く円弧の先に待ち受けているものは何なのか?これから約9ヶ月間(作られるであろう映画含む)、『アーク』の物語をしっかりと見届けたいですね。

 

 

 

◎特撮面

怪獣シャゴンだけでなく、寄生怪獣ウーズまでもが登場する等、第1話にふさわしい気合いの入りっぷりだった、今回の特撮パート。アークとシャゴンの戦闘シーンも、『ブレーザー』のVSデルタンダル戦の撮影で培われた、長回し撮影に見えるような撮り方を駆使して、どこか懐かしさを感じると同時に新しい、見ごたえのある特撮パートになっていました。アークのいい意味で洗練されていないファイトスタイルも、これはこれでアリですね。

 

モノホーンの調査にあたっていたユウマたちが遭遇したのは、ウーズ。果敢にもそれを追跡し、ユーの協力を得たユウマは、鍾乳洞を探し当てるも、運悪くそこでシャゴンに遭遇してしまいます。襲撃されて大ピンチの彼を救ったのは、シュウでした。ウーズは合成によりその生態が表現されていましたが、静止状態でもその生々しさがよく描かれており、かつすばしっこい動きをさせることで、合成の粗を感じにくくさせているのが面白いところ。また、シャゴンによる襲撃シーンも、上手くスーツと合成を使い分けて表現しているのが、リアリティーを高めてくれていました。今回は、「細かいところでも合成をちょくちょく挟んでいるなぁ」というような印象を受けましたね。

 

炭酸カルシウムを食い漁り、さらにウーズが体内で繁殖したことから、シャゴンは50m級の大怪獣に成長。防衛隊が出動するも押され気味になってしまい、ユウマも襲い来るウーズに対処するも、戦闘機の墜落にシュウが巻き込まれてしまい、ピンチに陥ります。そんなときに、背後に現れたのがアーク。ユウマは、彼が再び力を貸してくれることを確信し、アークアライザーで変身を遂げます。シャゴンが市街地で暴れまわるシーンは、ミニチュア特撮の比率を多めにしつつも、大胆な表現ではCG合成を使用。それぞれ良い面がしっかりと出ており、「ああ、巨大特撮を観てるな!」と実感できる特撮パートになっていました。今回のシャゴンの暴れっぷりは、メチャクチャハデというわけではないのですが、1つ1つの描写が丁寧で、それをどんどん挿入してきてくれているから、満足度も高いしかつ全くダレずに観ることができるんですよね。例えば坂本監督演出のような、ここぞとばかりに超巨大爆発をやってのけるのもインパクトがありますが、今回の辻本監督演出のような特撮の画づくりも、魅力的だなと感じます。

 

登場したアークは、シャゴンとの接近戦を展開。力押しの相手の前に劣勢を強いられますが、「想像力を解き放」つことで反撃を開始。アークギガバリヤーを駆使して、相手の攻撃を抑え込みながら的確に反撃し、ひるませたところでアークファイナライズでフィニッシュ。直後、シャゴンの体内で成長していたウーズの母体が出てきますが、これはアークアイソードで一刀両断するのでした。冒頭でも触れましたが、アークの戦闘は決して洗練されておらず、かなり手探りで戦っている感じのファイトスタイル。でも、それが人間臭さと「アーク=ユウマなんだな」ということを感じさせてくれていて、なかなか面白い構図だなと思いました。アークの動き方を見てたら、なんとなく「次はこういう攻撃をしたいんだろうな」ということがわかってくるんですよね。そんなアークの戦闘は、長回し風の撮り方になっており、ビルの室内越しのシーンに迫力を感じた一方、ビル破壊シーンはあえて接写せずに比較的遠目から映す等していたのが、特に印象に残りましたね。そして、押されていたアークも、最後はキッチリ、アークファイナライズとアークアイソードのコンボを披露。アークファイナライズでシャゴンを倒しちゃったので、「アークアイソードは次回以降で登場かな」と思っていたら、ウーズ撃破に使ってくるとは脱帽でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市内の建設現場で発見された、謎の遺跡。地元の少年:ハヤトの言によると、それは1200年前に出現したこの森の主にかかわるものらしい。ユウマとシュウがコンビで調査を開始するが、とうとう怪獣リオドが出現してしまった!アーク/ユウマは、リオドにどう立ち向かうのか!?

 

次回は、スーツ改造によって作られた新規怪獣:リオドの登場回。その出自的に、一概に悪いと言えるヤツでもなさそうですが、アークはどうやって決着をつけるのかな。やっぱりここでも、「想像力」がモノを言うのか!?

 

 

↓次回も走れ、ユウマ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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