お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

創造性のかたまり。『フィギュア王』No.317

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今回は、6月28日に発売された『フィギュア王』No.317のレビューです。

 

「【特集】今ここに集う!ウルトラ3大特集号」と題して、「ウルトラシリーズ」をクローズアップした特集記事が掲載された本雑誌。Ultraman: Rising』や真骨彫ウルトラマンガイアの話題もホットですが、やはり最も注目すべきは、いよいよ今週末土曜日より始まる『ウルトラマンアーク』の特集記事でしょう。辻本監督やメインキャスト、そしてバンダイの玩具開発担当である關さんへのインタビューが豊富で、『アーク』への期待度がかなり高まってきましたね。

 

なお、昨年『ウルトラマンブレーザー』放送開始直前に特集が組まれた際の、『フィギュア王』No.305のレビューは↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

『アーク』にかかる誌面の構成は、まず『アーク』の初期設定と第1〜4話の簡単な紹介、続いて辻本監督へのインタビュー&スーツ等のデザインコンセプト紹介→キャストインタビュー→玩具開発インタビューと続いていました。

 

冒頭の『アーク』の初期設定と第1〜4話の簡単な紹介については、他媒体でも公開されている初期情報に、劇中スチールや解説をプラスアルファで加えたもの。第3話に登場するモノゲロス→ディゲロスは、ある意味『アーク』の世界における因縁の怪獣であり、第1話からその存在がにおわされると聞いて、その活躍にかなり期待が高まりました。しかし、そうした怪獣を第3話時点で出しちゃうなんて、なかなか大胆だなぁ。『アーク』の今後のドラマには、これを超えるさらなる驚きが待っているのでしょうか。

 

続いて、辻本監督へのインタビュー。ここでは、彼の作品に対するこだわりと合わせて、アークや登場怪獣たちのデザインにかかる補足情報なども多分に含まれており、『アーク』のキャラクタービジュアルそして作品の世界観がどのようにして作られてきたのかを、窺い知ることができました。

 

辻本監督曰く、SKIPは「ウルトラシリーズ」版SRIをイメージして作っているとのこと。よくよく記載されている設定を読んでみると、防衛隊まではいかないものの、SSPやE.G.I.S.以上にハイテクで大掛かりな装備を持っているため、なかなかの活躍を観せてくれそうな予感がしました。正直、今回久しぶりに防衛隊のないウルトラマンと聞いて、その点はガッカリしてたんだけど、この記事を通して、SKIPの活躍に胸が高まってきましたね。

 

また、アークのデザインコンセプトについても見逃せないポイントが多め。アークの顔は、やはり頭部の装飾が最も特徴的ですが、次点で目立つのが、その目と、下に配されたブラックのライン。てっきり覗き穴なのかなと思いきや、あれは目の電飾の発光による眩しさを押さえるための、スーツアクター向けの装飾だったものを、わざと目立つようにしてデザインに落とし込んだのだというから、これはかなり驚きです。しかも今回の目の部分の電飾は、奥にに設置して前方を照らすのではなく、目の上に設置して下に向かって照らすという方式とのこと。これにより、従来とは光り方の異なる独特な光を表現しているとのことですが、これが劇中にどう生かされるのか、興味がわきますね。

 

3つ目に、キャストインタビュー。ユウマ役の戸塚さんをはじめとするメインキャスト全員のインタビューが掲載されており、各々この作品に賭ける熱意が感じられました。

 

各キャストの話からも、『アーク』は決してダークではなく、夢や想像力を感じられる作品になっているということが窺えるのがGood。どんな形でユウマ/アークの想像力が解き放たれ、そして視聴者に夢や希望を与えてくれるのか、期待ですね。

 

そしてラストは、バンダイの本作の玩具開発担当である關さんへのインタビュー。彼のインタビューを通して、『アーク』の玩具にこめられたコンセプト等を窺い知ることができ、「なぜこのような武器or装備が出てくることになったのか」ということがよくわかりました。

 

中でも個人的に印象に残ったのが、アークのメイン武器がアークアイソードである理由と、タイプチェンジが上半身のみのアーマーチェンジ形式である理由。前者は中国等にてウルトラマンを模した剣系玩具が絶大な人気を誇っているため、後者は「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」の売れ行きが好調であり、かつ劇中スーツに負担をかけない形で、出来るだけスーツを新造せずにタイプチェンジを実現するためでした。

 

前者については、確かに中国限定で劇中に登場していない(登場しそうにもない)トンデモデザインの剣系玩具が公式にどんどん発売されていることを思い出すと、なるほどなと納得。また後者については、ウルトラアクションフィギュアが売れているということに、素直に嬉しくなりました。モノゲロス→ディゲロスも、当初はウルトラアクションフィギュアとして売り出す構想だったらしいし、このシリーズの発展はまだまだ続いてくれそうですね。

 

 

 

さて、この『フィギュア王』No.317は、全国の書店で発売中。Amazon等では一時的にAmazonの在庫が切れて価格が高騰しているようですが、一般書店のほうで売り切れているのはほとんど見かけたことがないので、入手するなら店頭で購入したほうが確実かつ安いと思います。

 

そして、上でも述べたとおり、いよいよ今週末より『ウルトラマンアーク』が放送開始!11年目のスタートを切るニュージェネレーションヒーローズの系譜を、リアルタイムで見届けることにしましょう!

 

 

 

 

 

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