信頼の積み重ねが生む最高のコンビネーション!
仲間と力を合わせて、同じ夢を見たいんだよ!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、りんねと前回の後編にして完結編にあたるお話。りんねが自力で困難と逆境を乗り越え、静奈とも和解し、無事ロミオとジュリエットの演劇も成功するという、なかなかのハッピーエンドになりました。
ドラマ上こなすことが非常に多かったですが、テンポよくこなし、そのうえでりんねの成長や静奈の心情変化もキチンと描かれていてGood。終盤の戦闘シーンにおけるマジェードの活躍も、目を瞠るものがありました。でもこれ、尺の関係で色々とカットされたシーンとか描写がありそうだったなぁ。ディレクターズカット版とかもしあれば、ぜひ観てみたいぞ!
なお、前回(第30話)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、マンモスマルガムの攻撃の前に、窮地に立たされたりんねたち。プラチナガッチャード/宝太郎は必死に呼びかけるも、アトロポスの精神攻撃を前に、りんねの心は折れそうになっていました。しかし、ここでミナトが颯爽と駆けつけ、状況を的確に伝えつつりんねを激励。これにより、立ち上がる力を取り戻したりんねは、マジェード ムーンケルベロスへと変身し、ザ・サンのカードの力でプラチナガッチャードを救出し、ともにマンモスマルガムを撃破するのでした。前回は気になるところで終わった、マンモスマルガムとの戦闘。今回も序盤は、アトロポスの精神攻撃に苦しむりんねの姿が描かれましたが、それを救ったのはミナトでした。ここでは、りんねの立ち上がりはもちろんのこと、素晴らしいアシストを見せそれに貢献したミナトの活躍も、絶対に見逃せないポイント。「本当に静奈は死んだかもしれない」という絶望的な状況下で颯爽と登場し、すぐに静奈の無事を伝えたうえで、りんねに大切なことを思い出させるそのさまは、本当に宝太郎たちの先生という感じでGoodでした。ミナトもカッコよかったし、その後のマジェード ムーンケルベロスの吹っ切れた戦いっぷりも見応えがあって、もう序盤だけで大満足の出来でしたね。いや〜、本当に素晴らしかったよ。このAパートだけでお腹いっぱいって感じでした。
翌日、静奈が学校を休んだことから、マンモスマルガムとの一件も踏まえ、ジュリエットとしてその代役を買って出たりんね。ところが、稽古中無理を押して静奈が現れ、彼女の嫉妬から状況がこじれてしまいます。しかし、宝太郎の説得により静奈も心を開き、彼女とりんねは和解。これで再び稽古に戻れるかと思いきや、アトロポスがクラーケンマルガムを率いて襲撃してきます。中盤では、一時的にこじれていくも、その後和解するりんねと静奈の人間関係が描写。最初、あまりにも静奈が極端な反応を見せるため、「もしかしてクラーケンマルガムの変装か何かか?」と錯覚しましたが、実際はそんなことはありませんでした。おそらく、このあたりは本来であればもっとドラマがあって、それを尺に合わせて圧縮したため、こんな感じになっちゃったんでしょうね。そんな静奈でしたが、宝太郎の説得で気を持ち直し、自分の過去を告白。りんねもそのことを素直に聞いたことで、2人の関係は復調します。静奈の家は、両親の離婚等何かしらの様々なゴタゴタがあったようですが、それを「色々あった」の一言でざっくりまとめつつも、視聴者に「複雑な事情があったんだろうなぁ」と感じさせているのが見事。また、描写は前後しますが、宝太郎が自分の夢(ガッチャ)として、「静奈含めた仲間全員で演劇を成功させたい」と語っているのもグッときました。宝太郎のこの感じは、一歩間違えると「ガッチャガッチャ言うだけのうるさいヤツ」になりかねないのですが、そうしたしつこさや厭味ったらしさを感じないのが、宝太郎のいいところ。今まで、そのセリフだけでなく、行動でその思いを実現してきたことの賜物と言えるでしょう。
スパナがヴァルバラドに変身して応戦するも、幻影攻撃に翻弄されてダウン。バトンタッチされる形で、宝太郎とりんねが変身し挑みますが、やはり幻影攻撃に悩まされます。ここでマジェード/りんねは、ガッチャード/宝太郎に自らを攻撃させる荒業を提案。必殺技を真っ向から食らったマジェードはダウンしてしまいますが、それはケミーカードの能力で生み出された複製であり、最後はプラチナガッチャードとマジェードのダブルライダーキックが、クラーケンマルガムを打ち破るのでした。終盤では、クラーケンマルガムと激戦を繰り広げる、ガッチャードとマジェードの姿が描写。幻影攻撃を打ち破るキッカケになったのは、マジェードの捨て身の戦法でした。マジェードは、ガッチャードに自分を攻撃させて、相手に同士討ちしたと思い込ませて自分たちを解放させるという荒業を披露。前回の次回予告で挿入されていた、マジェードの倒れるシーンは、ここのものでした。ここでは、マジェードの大胆さと同時に、彼女のガッチャードに対する厚い信頼が感じられてGood。吹っ切れつつも自分の信念をしっかりと押し通しており、彼女のさらなる成長を感じました。誰もがマジェードは再起不能になったと思った直後に、ガッチャードの背後に颯爽と駆けつける彼女の姿は、素晴らしかったですね。そしてトドメは、ダブルライダーキック!もうマジェードも、十分な強さを誇る仮面ライダーですね。
懸案事項だったロミオとジュリエットは、結局りんねがそのまま代役を務めることで本番は終了。無事演劇部も廃部を乗り越えて万々歳でしたが、宝太郎を取り巻く環境は、少しずつ変化が起き始めていました。今回のラストでは、駆け足気味に、ロミオとジュリエットの演劇の様子、ラケシスに渡される量産型ヴァルバラッシャー、冥黒の王らしき新たな敵の姿が、それぞれ立て続けに描写。もう尺がないのでナレーションだけに留められるのかと思いきや、キッチリ挿入してきたのには、ビックリさせられると同時に嬉しく感じましたね。演劇部も部員が集まって良かったですよね。宝太郎は入らないんかい!って、ちょっと思っちゃったけど…。
あらゆる怒りと憎しみに駆られ、宝太郎に襲いかかってくるクロトー。しかしそこに、新たなる敵が現れ、2人は異空間へ転送されてしまった!この空間を抜け出すため、宝太郎とクロトーは手を取り合う…のか?
次回は、宝太郎とクロトーという意外な組み合わせで展開されるお話になりそう。“異空間”という設定も気になるところです。仮面ライダーレジェンドをそのまま出しちゃうと、かなり本編のドラマに干渉しちゃうから、この異空間設定を活用してポッと出すつもりなのかな?
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…というワケで、記事は「『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ7 ちょっとした感想」に続きます。
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