今回より断続的に、先日2月4日(日)から翌5日(月)に敢行した、群馬県の撮り鉄&観光旅行記事を投稿していきます。
以前の記事(下記リンク参照)で記載したような経緯で、約2週間前くらいからその行程を練っていた、群馬県の旅。さすがに1泊2日の行程では限度があるので、今回は、その中でも、電車の走る地方私鉄である「上毛電気鉄道」と「上信電気鉄道」を中心に巡ることとしました。本当はわたらせ渓谷鐵道にも立ち寄りたかったんだけど、そこまで寄り道しているほどの余裕はなかったよ…。
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しかし実際は、行程2日目の5日の早い段階で負傷してしまったため、上信電鉄は巡れずに終わってしまうことに。それでも1日目の上毛電鉄のほうは、無事行程を終えることができていたので、そのレポートをお送りします。
※なお今回は、Part.1ということで、行程前半を取り上げます。
※今回掲載の画像は、サイズ変更のほか、一部画像では諸々の加工を行っています。また、立ち入りが許可された安全なエリアから撮影していることを申し添えます。
①特急りょうもう(7:40浅草→9:00足利市)
東武鉄道の浅草駅に到着し、上毛電鉄方面を目指すためにまず乗車したのは、浅草から館林・太田を経て赤城へ向かう、特急りょうもう。車両自体は以前撮影したことがありますが、乗車するのはこれが初となりました。
特急りょうもうを撮影したときの記事は↓コチラ!
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乗車したのは200型車両。足回りはかつてのデラックスロマンスカー:1720系を一部流用しているという、機器によっては半世紀以上前のものが使用されていることで有名なもので、「乗り心地ってどうなんだろう…」と思って乗りましたが、思ったより快適に過ごすことができました。
ちなみに、座席とその配列はこんな感じ。特急車両としてはやや硬めに感じましたが、そこまで気になるほどではありませんでした。
しっかし、初めて浅草から東武鉄道の特急に乗りましたが、りょうもうくらいの長編成(20m級6両)になると、ホームめいいっぱいに停まるんですね。あまりにもギチギチ過ぎて、先頭車両の撮影はあきらめました。冒頭の画像が浅草と違う風景(足利市駅ホーム)なのは、そうした事情です。
②両毛線(9:46足利→10:01桐生)
特急りょうもうは、上毛電鉄と接続する赤城まで行きますが、館林を出るとこまめに停車するほか、太田を通ってから赤城へ向かうというやや遠回りルートをとるため、あえて足利市で下車。ここから、市内散策ののちJRに乗換えて桐生へ向かい、そこから上毛電鉄の東の起点:西桐生を目指すこととしました。
足利駅で待っていると、やって来たのは211系(ただし、上の画像は小山方面のもの)。かつて東海道線を力走していたこの車両が、この路線で余生を過ごしていることは知っていましたが、前面種別幕がLED化されているのには驚きました。
そして、この電車に15分ほど揺られていると、2面4線の桐生に到着。接続待ちでわ鐵のわ89-310形気動車が停車しており、これを撮影出来たのはラッキーでした。しかもよく見ると、両毛線とわ鐵で、駅名標のテイストに微妙な変化がつけられているんですね。
③西桐生駅
JRの桐生駅を北に出て、大通りを歩くこと5分。到着するのは、上毛電鉄の東の起点(2回目):西桐生駅です。
中央前橋駅とは違い、開業当初の駅舎が現存。小田急の向ヶ丘遊園駅で見られるあの大ぶりなマンサード屋根の駅舎が、ターミナルの風格を漂わせてくれています。
中に入ると、右側に待合室、左側にラッチのある有人改札口が。昭和中期にはどこの地方でも見られたような、懐かしい、そして風格のある情景がそこにあります。
そんな西桐生駅は、1面2線の構造。ホームには、既に700型電車が停まっています。ではここでフリーきっぷを購入し、いよいよ上毛電鉄の旅をしていくことにしましょう!
④富士山下駅
西桐生から電車に揺られて、2駅先。最初に下車したのは、富士山下駅です。
皆が知っている富士山を冠している駅ですが、こちらはもちろんその富士山ではなく、駅前にある富士山(ふじやま)を指しているもの。西桐生方から渡良瀬川を渡ってすぐのところにある駅であり、長大な単線ガーター橋を渡る車両を捉えることができます。
そして、それを狙って撮影してしたのが、上の画像群。来た車両はジュエルピンクとロイヤルブルーという、グリーンのガーター橋によく映えるカラーのものでした。
架線柱の間隔がある程度離れているため、被らずに撮影することが出来たのですが、やはりネックになるのが、手前にあるケーブル。写真を撮っている側にのみ張られているものなのですが、張られていない反対側はとても一般人が立ち入れないエリアになっているので、こればかりは回避のしようがありませんでした。でも、上毛電鉄の中で最長の橋梁を、電車が頑張って渡っている姿は、やっぱりカッコいいなぁ!
また、駅周辺で撮るとこんな感じ。棒線駅のシンプルな構造に、2両編成の電車がよく合います。駅自体が直線上にあることから、編成全体をスパッと捉えられるのもGoodですね。
⑤赤城駅
富士山下で撮影を終えたのち、少し先にある大通り沿いの食堂で昼食。そこからさらに8分ほど歩くと天王宿駅があり、そこから再び上毛電鉄に乗車して向かったのは、赤城駅です。
赤城駅は、①でも述べたとおり、東武鉄道と接続している駅。ですが、それに対する上毛電鉄のダイヤは、完全に中央前橋方面に接続するダイヤが組まれており、西桐生方面に向かいたい場合はかなり不便なダイヤになります。赤城乗換えをわざと避けたのは、そうした事情もありました。
そんな赤城駅は、改札口が東武鉄道と上毛電鉄で共通しており、後者が基本的にそれを管理。そのため、上毛電鉄の駅および車両はもちろん、東武鉄道の車両も撮ることができます。このときは、各停の東小泉ゆきや、特急りょうもうの浅草ゆきも捉えることに成功。次の中央前橋ゆきが来るまでの間でしたが、約30分間でかなり楽しむことができました。
そして、上毛電鉄側はこんな感じ。若干日差しが強めではありましたが、悪くない構図で撮影出来たと言えるのではないでしょうか。
東武鉄道に比べると、上毛電鉄ホームはかなり短いのですが、それでも東武のそれに負けないくらいの風格を持っていましたね。東武が普通列車に限れば1時間に1本しか無いのに対して、上毛電鉄は30分に1本、しかも上下線が来るという、東武に比べて高頻度ダイヤになっているのが、その理由かなぁ。
ちなみに、赤城駅の改札口付近はこんな感じ。東武と上毛電鉄でそれぞれ自動券売機がある他、特急りょうもう号の専用窓口があり、おそらく手動でしょうが、各列車の特急券発売状況が表示されていました。こういうところで、赤城駅は両線のターミナルであると同時に、この地域おける東京方面への玄関口になっているのだなぁと感じさせられましたね。なんだか、とても感慨深く思えました。
さて、上毛電鉄の旅はまだまだ続きますが、今回はここまで。次回以降(2/19以降を予定)は後半戦を取り上げて行きますよ。
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それにしても、群馬県は思ったよりかなり寒かったですね。からっ風のことは知識では知っていましたが、想像以上に身体に来ます。一応、雪がある程度降る寒い地方に赴任していた経験もあるのですが、それとはまた違った寒さであるように感じましたね。
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