お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第42話 ちょっとした感想

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兄弟で2017年間の因縁に決着をつける時!

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

痛みを知るのは初めてか?逃げるなよ…全生命が受けた痛み!こちらも年内放送最後の回となった今回は、ダグデドへ反旗を翻すべく、ずっと策を練り続けてきたラクレスの、真意と一連の作戦が一気に明かされる一編に。そして、それを踏まえて和解したギラが、ともにダグデドを打ち破るさまが描かれていました。

 

間違いなく本作のターニングポイントとなるお話ですが、やむを得ないとはいえ、ラクレスのモノローグ偏重になってしまっていたのは、もったいないなという印象。そして、ダグデドは今回ようやく倒されましたが、多分まだ倒せてないんだろうなぁという感をぷんぷん残していました。ラクレスの語りで次々と過去のシーンにおけるラクレスの真意が明かされていくのは爽快だったけど、若干無理も目立ってたかな。

 

なお、前回(第41話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、突然ダグデドに反旗を翻し、ギラにともに戦うよう促してきたラクレス。ギラは戸惑いながらもともに変身し、ダグデドに立ち向かいます。相変わらずの強さを誇りながらも、感じたことのない“痛み”に苦しむダグデドと戦いながら、オオクワガタオージャー/ラクレスは、17年前から始めたダグデドへの反逆の作戦の一部始終を語り始めるのでした。今回は、前回の続きからのスタートであるため、アバンタイトル時点から最後まで、ほぼずっと戦闘しっぱなし。そのため、ラクレスの過去や作戦、そしてその真意は、戦いの中でラクレスが回想する形で描かれていきました。ラクレスの計画は、17年前の神の怒り事件の最中から既にスタート。父であるコーカサス・ハスティーを消され、崩れゆくシュゴッダムを目の当たりにし、ダグデドから屈辱を受けた若き日のラクレスは、いくら他人から悪に思われ、そして時間がかかろうとも、ダグデドを必ず倒すことを心に誓っていました。神の怒り事件の時点で、既に父コーカサスが消されていたことが判明。尺の都合や中の人(中村獅童さん)の事情もあるのでしょうが、少しでいいので、コーカサスがダグデドに反旗を翻そうとしていた等のことが触れられていれば、よりラクレスの反逆がドラマチックなものになったのではないかと思いました。ラクレスより前の先代ハスティー家当主たちも、ダグデドを倒そうと多かれ少なかれ思ったはずですからね。(そうではないだろうことは十分察せますが)ラクレスがハスティー家で初めてダグデドに反逆しようとしたとも捉えられる形になっていたのは、ちょっともったいなかったですね。

 

ギラとラクレスが共闘し始めたことを知り、ヤンマたち連絡を取るカグラギ。怒り心頭のヤンマたちは、各自シュゴッダムへ向かっていましたが、そこでカグラギもまた、ラクレスの真意、そして自分とスズメが見聞きしたことを語ります。これを通じて、ヤンマたちはラクレスが単なる悪の王ではないことを知るのでした。中盤を中心に、かなり長い時間をかけて、神の怒り事件のあとから現在に至るまでのラクレスの真意、そして作戦にかかる行動が徹底的に描写。多少カグラギの語りも交えていたものの、基本的にはラクレスのモノローグと過去のお話のシーン流用でまとめられていました。今回は、ダグデドの戦闘シーンにかなり力が入れられている一方で、それ以外のシーンでは、割と過去のお話からのシーンの抜粋が多め。こうすることで、新撮パートを減らし、予算削減を行っているのでしょう。でも、まさか巨大ロボ戦の販促ノルマまで、シーン抜粋でまとめてしまうとはね…。ちなみにこの回想シーン、「なるほど、そういう意図があったのか!」と驚かされる場面も多い一方で、ラクレスがかなり運やなりゆきに任せて立ち回り、なんとか上手くやってきたという場面も多かった印象。ラクレスの臨機応変さがずば抜けていたと言えますが、実際は今までのドラマとの整合性を取るための、やむを得ない措置だったのでしょう。「ボシマールの正体バレ(カメジムだった)が全くの偶然で、それを見たためにギラに負けることにした」って、なかなかバクチだよね。

 

ほぼ互角に戦いながらも、なかなかダグデドに対して決定打が出せなかったクワガタオージャー。ダグデドの攻撃に倒れそうになりますが、オオクワガタオージャーの捨て身の防戦によりスキが生まれ、ダグデドの力の宿ったオージャカリバーを振るいますダグデドは弾き返そうとするも、最終的には押し負けて爆炎の中に消えて消滅。直後ヤンマたちが駆けつけ、瀕死のラクレスを救うため、各々の力と技術を結集せんとしていました。終盤、ラクレスの回想終了後は、クワガタオージャーとオオクワガタオージャーの共闘がたっぷり描写。ダグデドを倒すカギとなったのは、オージャクラウンランス等ではなく、やはりダグデドに力を宿されたオージャカリバーZEROでした。ダグデドを打ち破る際、クワガタオージャーに蝶の翅のようなエフェクトがつくのが印象的。夕方という時間帯設定の都合で、赤みがかった背景と若干同化してしまっていましたが、青空をバックにしていれば、きっと目に映える美しいCG合成になっていたことでしょう。こうして、ダグデドを打ち破った(倒したかどうかは不明)ギラたちでしたが、ラクレスは瀕死の重傷を負っていて大ピンチ。しかし、ここでようやくヤンマたちが到着し、各国の技術を結集してラクレスの命を救わんと、行動を起こそうとしていました。今回ヤンマたちの変身シーンはありませんでしたが、見せ場はちゃんと確保。ンコソパは技術大国だけど、人工臓器の開発とかもやってるんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダグデドを倒し、その真意を語ったラクレス。しかし、いくらダグデドを倒すためだったとはいえ、犯した罪は消えることはない。リタの裁判にかけられることになったラクレスは、まだ語っていなかった人類絶望の歴史を語り始めた!だがその裏で、ギラたちの身体に奇妙なことが起きていて…?

 

こちらも年末年始特番による放送休止を挟んんで、2週間後となる次回は、今回では明かされなかったチキューの歴史がまだまだ明かされることになりそう。ダグデド亡き今、その事実を明確に知っているのはダグデドくらいですから、今回同様彼がとにかく語る形になるのでしょうか。うーん、そうしたドラマ構成にするしかないというのはよくわかるんだけど…。

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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