お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第40話 ちょっとした感想

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今回唯一の清涼剤:2大戦士の共演

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

信じがたい事実を話そう。ギラは…宇蠱王ダクデド様が生み出した生物だ!物語もいよいよ40話台に突入し、最終回に向けて大きなドラマ展開が始まる時期。今回はキングキョウリュウレッドが再登場したほか、ギラがダクデドによる人工生命体だったということが判明し(こちらについては真偽不明)、ギラが未だかつてない窮地に立たされるさまが描かれました。

 

お話が最終的に目指している展開や、やりたいことはわかるのですが、それに至るまでの過程も、ラクレス等の敵側の語る論理もハチャメチャで、ハッキリ言って意味不明というのが正直なところ。これが不条理ギャグが主体の作品ならそれでいいのですが、いかんせん制作側がストーリー重視の作品だと思いこんで作っているので、非常にタチが悪いです。ここから巻き返すには相当な努力が必要だけど、あと数話でその水準まで戻せるかと言われると、正直…。

 

なお、前回(第39話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーガッチャード』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ンコソパ奪還に成功したギラたち。しかし、オージャカリバーの隠しコマンド使用の代償は想像以上に大きく、全員満身創痍の有様でした。そんな中、シュゴッダムのドゥーガから緊急連絡が入り、奇跡的に素早い回復を見せたギラが加勢のため出撃。しかし、彼単独の力でも、サナギムの大群を相手にするのには限界がありました。そんな中現れた、あの頼もしい仲間とは…!序盤では、満身創痍のギラたちが登場。イシャバーナに担ぎ込まれてすぐに治療を受けなければならないほどであり、ギラ以外は回復にかなり時間を要していました。前回のオージャカリバーの隠しコマンドのせいっていうのは明らかなんだけど、前回の時点で全員がこれっぽっちも苦しそうな様子を見せていなかったので、いざ今回見せられても、「そう…」という感想しかわかないなという感じ。まあ、アドレナリンが出て興奮状態で、戦ってるときは身体の不調を感じなかったから…という可能性も十分ありえますけどね。そんな中で、サナギムにシュゴッダムが襲撃され、ドゥーガより緊急通信が入電。回復していたギラが出撃しますが、1人で相手をするにも限界があり、もうダメかと思われたそのとき、プリンス/キングキョウリュウレッドが現れ、ともに戦いサナギムの大群を退けます。キングキョウリュウレッドはここで登場。このまま数話にわたって協力してくれるのかなと思いきや、あっという間に地球へとんぼ返りしていきました。多分、彼らの地球も未だ戦い続けてるからなんだろうけど…、本当、一瞬だけの登場だったなぁ。

 

一度イシャバーナに戻ったのち、再びシュゴッダムに帰ってきたギラ。そこで彼が目の当たりにしたのは、シュゴッダム国民へその姿を晒したラクレスと、ダグデドによる、ギラに関する衝撃的な演説でした。これによりシュゴッダム国民の信頼を一気に失ったギラは、さらにダグデドに操られて、レジェンドキングオージャーを召喚するハメとなり―。中盤で、ギラが再びシュゴッダムに戻り、その際ダグデドとラクレスの演説を目の当たりにする描写こそ、今回のクライマックス。ギラは人間ではなくダグデドの作った人工生命体であり、人類の敵を倒すべく下賜された兵器であることが判明します。ギラに強い衝撃と、ドラマに大きな揺さぶりを起こす要素。事前告知の際に「驚くべき真実」ということで、散々煽り倒していたのがこれなのでしょうが、あまりにもそれに付随する論理や考え方が稚拙過ぎて、ギラを追い詰めた気になっているダグデドとラクレス、ひいてはバックの制作陣に苛立ちすら覚えました。ギラがダグデドの人工生命体だったとして、ラクレスが「ヤツはその人類にすら刃を向けた!」と言いますが、それはもうどちらかと言えばハスティー家の育て方の問題。また、もしダグデドがハナから人類も倒すためにギラを下賜していたのなら、「それはダグデドがそもそも悪いヤツじゃん」という話になります。そもそも、本当にギラがダグデドによる人工生命体なのかどうかというのも怪しいところ。ダグデドは、ギラを操ることでそれを証明した気になっていましたが、「いくら「おツブちゃんたちの遊びに付き合うため」とはいえ、なんでシュゴッダム以外の全王国を奪還されてもなお、その力を使わなかったのか?」という話になりますし、ダグデドクラスの敵であれば、自分が生み出した人工生命体でなくとも、一時的にギラを操ることくらい出来そうな感じなんですよね。なんでこの程度の論理と描写で、制作陣は視聴者に「どうだまいったか!」とドヤれるのか理解に苦しみます。もう、子供向け番組だからとかそんなレベルじゃないですよ。

 

ギラですらその心が折れそうになったとき、レジェンドキングオージャーの侵攻が突然停止。それは、ダグデドに操られていたシュゴッドたちの、最後の抵抗でした。これを受けて奮起したギラたちは、今一度立ち上がることを決意して―!終盤では、操られたギラにより召喚される形で、久しぶりにレジェンドキングオージャーが登場。シュゴッダムを蹂躙しますが、途中まだ残っていたシュゴッドたちの意思が、すんでのところで侵攻を止めさせます。ドラマ展開自体は、シュゴッドの頑張りを感じられる良いシーンなのですが、中盤であれだけ操られて普通に破壊しまくっていたところからのこの描写だと、シュゴッドたちの意思の覚醒があまりにも都合良すぎるなという印象。せめて、中盤でギラがシュゴッドたちを見たことをヤンマたちに報告する際、「操られているみたいだったけど、同時に苦しそうにも見えた」等のセリフで、「どうやらシュゴッドたちも完全にダグデドの手に落ちたワケではなさそうだ」ということをにおわせておくべきでしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラクレスは、ダグデドから「暴虐」の二つ名を拝受し、宇蠱五道化の一員として、ギラの前に立ちはだかる。再び1対1で戦うこととなった2人の、対決の行方やいかに!?

 

次回は、ギラとラクレスの一騎討ちが描かれることになりそう。ロケ地やそのシチュエーションから、過去の1対1の戦いのときのことを意識しているのは明らかなんだけど、既にもうこれ同じ場所で2回やってるから、次回でやるにしても「またやるの?」って感想しかわかないんだよなぁ…。

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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