お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第10話 ちょっとした感想

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レスキューポリスシリーズみのある戦闘シーン

 

 

 

あれが…ネットでウワサの仮面ライダー今回の『仮面ライダーガッチャード』は、京都を舞台にした宝太郎の修学旅行回後編。新フォームであるゴルドメカニッカーやヒーケスローズが相次いで登場したほか、1つあたりのドラマ展開がスピーディーでサクサク進み、やや慌ただしかったもののしっかりと押さえるべきところは押さえていた、安定した面白さを誇る一編であると感じました。

 

ドラマ展開そのものはかなりシンプルでストレートなものでしたが、そうした構成、そして散りばめられたセリフから、「ああ、やっぱり『ガッチャード』は本気で純粋な子供向け番組をやろうとしているんだな」と改めて認識し、そして好感が持てました。徹底的にこういうスタンスで行くスタイル、私はむしろ大歓迎ですね。

 

なお、前回(第9話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ジャングルマルガムを追い詰めたガッチャード/宝太郎。しかし、スチームホッパーの力では今一歩及ばず、決定打を出せずにいましたが、ゴルドダッシュとメカニカニの組合せで誕生したゴルドメカニッカーの力で撃破に成功します。直後、聖と別れて傷心の加治木が宝太郎たちのところに飛び込んできますが、その頃当の本人は、唯一の肉親である兄:剣と会っていて…。今回の目玉と言える、新フォーム:ゴルドメカニッカーの登場ですが、そのシーンは想像以上に早く挿入。ジャングルマルガムに対して決定打を出せていなかったガッチャードは、アシストに駆け付けたゴルドダッシュと、持っていたメカニカニのカードを組み合わせてそれに変身。ジャングルマルガムのツタ攻撃を軽々と回避し、かかと落としを食らわせて勝利していました。ゴルドメカニッカーは、防御力が高い分鈍重そうな見た目をしていますが、ゴルドダッシュの力のおかげか、なかなかすばしっこい動きを見せて、ジャングルマルガムを翻弄。その後あっという間に撃破に成功しています。本放送時は、「こんな早いタイミングで、ゴルドメカニッカーの活躍をこれだけ見せていいのか?」と戸惑いましたが、ちゃんとドラマ面でも戦闘面でも、さらに大きな見どころを用意してくれていましたね。

 

ミナトの情報網等で、西京極刑務所からもう1人脱獄してマルガム化している可能性があること、それが聖の兄である剣であることを突き止めた宝太郎たち。しかし、彼らが剣のもとにたどり着いたとき、既に剣はバッテリーマルガムと化しており、聖を殺さんとしていました。電撃と火に囲まれた極限状況下で、ダウンしかけるガッチャードでしたが、蓮華たちのアシストで変身したヒーケスローズの力で逆転勝利に成功。ライデンジをケミーカードに戻そうとするガッチャードでしたが…。剣は犯罪者とはいえ聖の前では優しいお兄ちゃんなのかな…と思いきや、『ガッチャード』における他のマルガム化した人間と同じく、人間のクズといった描き方に。ここもそれで押し切っちゃうのかと思ったけど、同時になんか吹っ切れた感じがして逆に良いとも感じました。そんな剣が変身したのが、バッテリーマルガム。電撃を駆使して攻撃し、廃墟内にあったガソリン缶を引火させたため火災を巻き起こし、ガッチャードを苦しめますが、蓮華たちのアシストで変身したヒーケスローズにより倒されます。このヒーケスローズとバッテリーマルガムとの戦いは、かつての「レスキューポリスシリーズ」と往年の東映特撮をミックスさせたような雰囲気になっていたのがGoodな感じ。あからさまにガソリン缶が置いてあって、それのせいで火災が発生するだなんて、まさに「レスキューポリスシリーズ」のテンプレですよね。また、加治木がギャラリーとして、本気で「頑張れ仮面ライダー!」と応援していたのも、グッと来たなぁ。

 

ライデンジは聖の恨みの力を感じ取り、彼女と一体化して再びバッテリーマルガム化。その力は剣のとき以上であり、またガッチャードは聖らの心をも救おうとしていたことから、ゴルドメカニッカーで防戦一方を強いられ、限界が近づきます。そのとき、加治木が駆け込んできて聖に訴えかけたことで、彼女の心変わりを生むことに成功。ここでガッチャードは、必殺技を決めて勝利をおさめます。剣から分離したライデンジは、今度は聖に憑りついてバッテリーマルガム化。一度勝利しているガッチャードは、その気になればヒーケスローズ、あるいはゴルドメカニッカーに変身してすぐ倒すこともできたはずですが、あえてそうしませんでした。聖の心も救いたいことから、すぐに倒すという選択肢を取らなかったガッチャード。非効率的と言えばそうなのですが、ガッチャード自身の強い思いを感じて、いい展開だったなと思います。それにしても「人の心も救う」って、なんかまた「レスキューポリスシリーズ」みがあることやってるなぁ…。そんなガッチャードの思いをよそに、暴れまくるバッテリーマルガムでしたが、加治木の強い訴えによりついに心に変化をもたらすことができ、それがキッカケで、最後はゴルドメカニッカーにより撃破。加治木の出番をしっかり作っていたのには、これまたグッときましたね。

 

錬金術師の掟に則り、ケミーにかかる記憶を消去された加治木と聖。彼らのラブロマンスはこのまま引き裂かれておしまいかと思われましたが、渡月橋を歩いていた際、縁は再び奇跡を呼んで―。記憶を消されたはずの加治木と聖ですが、まさかの渡月橋で偶然再会し、しかも同じように雑誌をキッカケに仲が深まっていくという、希望を感じさせるラストシーンで今回は終了。ここまでキッチリ描いていること自体秀逸ですし、爽やかな幕切れとなっていたのがGoodでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錬金アカデミーにやってきた、調査官の釘宮。錬金アカデミーの中に冥黒の三姉妹のスパイが潜んでいるとにらむ彼だったが、その前に彼は、宝太郎の仮面ライダーとしての戦い方を非難する。宝太郎は引き続きガッチャードとして戦い続けることが出来るのか!?

 

次回は、本宮泰風さんをゲストに迎えた一編。公式サイト等からの取り上げ方を見るに、次回も1話完結っぽくなさそうであり、また釘宮というキャラも単なるゲストキャラには留まらなさそうです。こういうタイプのキャラは、いざ味方になるとかなり心強いタイプが多いけど…はてさてどうなるかな。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第36話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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