誕生！キングクワガタオージャー！！
番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。
民のためなら、世の理をも超越する。それが王だ！今回は、パワーアップアイテムであるオージャクラウンとオージャランス、そしてそれらを使って変身できるキングクワガタオージャー&キングオオクワガタオージャー、さらにその力で実現できる合体：エクストリームキングオージャーの初登場回。夏映画や夏休みシーズンの販促に向けて、新アイテムがモリモリ登場するお話になりました。
そんなアイテムや要素出まくりの一方で、それらがキチンとお話に落とし込まれており、「販促のために出しているな」という感じをほとんど出していなかったのがGood。カグラギがあまりにも策略家すぎるようにも思えましたが、ギラがオージャクラウン&オージャランスを入手する流れとしては、まあ面白い展開だったのではないかと感じました。さて、アイテムを失い、シュゴッダムも失いかけているラクレスは、どうなるのか―。
なお、前回（第17話）の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、ヤンマを救うべく、その姿を大衆の前に再びさらしたギラ。クワガタオージャーとなって立ち向かう彼に対し、オオクワガタオージャー／ラクレスは、オージャクラウンとオージャランスを引っ張り出し、キングオオクワガタオージャーへと変身。クワガタオージャーを返り討ちにしてしまいます。ジェラミーのアシストで何とかその場を脱したギラは、オージャクラウンから幼少期の記憶を思い出すのでした。オージャクラウンとオージャランスは、オオクワガタオージャー側の武器として、序盤の早い段階で登場。次回予告の時点で、オオクワガタオージャーも使うのだろうなということは予測できていましたが、こんなにも早く出てくるとまでは思ってもみませんでした。そして、それらを使って変身したキングオオクワガタオージャのパワーは凄まじく、クワガタオージャーをあっという間に窮地に追い込んだほか、前回あれだけの暴れっぷりを見せたダイゴーグをもすぐに沈黙させてしまうほど。ジェラミーのアシストがなければ、ギラはこの場で倒されていたであろう有様でした。オージャクラウンとオージャランスに初登場補正がかかっているとはいえ、ダイゴーグが割とストレートに押さえ込まれるのは、ちょっとビックリ。もしかして、ダイゴーグの登場期間って、そんなに長くない予定なのか？
ギラがオージャクラウンに関する記憶を思い出し、ラクレスとの決戦に向けてカグラギへ最後の通信をしていた頃。当のカグラギは、コーカサスカブト城に侵入。その目的は、キングオージャーZEROを動かすカギにもなっている、オージャクラウンとオージャランスを見つけ出すことでしたが、すんでのところでドゥーガたちに見つかってしまいます。彼が大ピンチのときに現れたのは、スズメ。彼女はラクレスの婚約者候補という権限を使って、カグラギを跪かせますが、その行動の意味は、ただ単に彼を辱めるため…というわけではありませんでした。中盤は、ギラがラクレスとの思い出を語ったのち、カグラギ側の描写が中心に。いつもの調子の彼が描かれていた一方で、スズメも現れてひと芝居打ったことで、その暗躍っぷり（？）に変化がつけられていたのがGoodでしたね。そんなスズメが、カグラギにわざわざカブトムシのマネをして辱めたのは、窮地に立たされた彼の立場を救うだけでなく、オージャランスの隠し場所を発見させるため。今回はちゃんと気づいたからよかったけど、カグラギが隠し場所を発見できなかったら、どうするつもりだったんだろう？まあ、細かいことはいいか！
イシャバーナがバグナラクに襲撃され、対応に追われるクワガタオージャーたち。そこへオオクワガタオージャーがキングオージャーZEROに乗って現れ、いよいよクワガタオージャーの乗るキングオージャーを倒そうとします。クワガタオージャーは、一度はその力に跳ね飛ばされてしまうものの、密かキングオージャーZEROのコクピットに乗っており、オージャクラウンとオージャランスを強奪したカグラギの手により、それらを入手してキングクワガタオージャーへと変身。エクストリームキングオージャーを降臨させ、今度は逆にオオクワガタオージャーを撤退に追い込みます。初めて明確にギラに敗れたラクレスが、シュゴッダムに戻ってみると…。終盤では、カグラギが本性を現してオオクワガタオージャーに反旗を翻し、ここからクワガタオージャー側が反撃するさまが描写。キングクワガタオージャーやエクストリームキングオージャーも登場し、オオクワガタオージャーを返り討ちにして、勝利することができました。エクストリームキングオージャーの大活躍に目が行きがちな終盤ですが、やはりここは、ギラとラクレスのやりとりにも注目したいところ。ギラがラクレスの今の惨状を嘆きたくなるのはわかるけど、彼が語っているのは理想論すぎるんですよね。きっとラクレスも、かつては理想に燃えていたんだろうけど、様々なしがらみの中で歪んでしまったんだろうなぁ。こうして、敗北を喫しボロボロになったラクレスが、シュゴッダムに戻ると、なんとそこは既にバグナラクに制圧されてしまっている状況。ラクレスは、自身の帰る場所すら失いかけていました。今までずっと攻撃を仕掛けてきたバグナラクですが、一国を制圧してしまうのは今回が初。今まさに、チキューに「巨大な危機が迫っている」状況ですね。これを打破できるのは、そう―ギラたちキングオージャーだけだ！
シュゴッダムはバグナラクの手に落ちた。今まさに、このチキューに、巨大な危機が迫っている。国境を越えて手を取り合うことを決意した6人の王たちは、今ここに、バグナラクに対抗する組織を結成した。その名は…「王様戦隊キングオージャー」！
次回はいよいよ、本当の意味でのキングオージャー結成回か。映画の番宣の都合で次回予告が短縮されていたぶん、どんなドラマ展開が待っているのか、楽しみで仕方ありません。そして、ラクレスはどうなっちゃうのかな…。
さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。
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