タイクーンブジンソードの行き着く先とは―?
桜井景和が本物になるための、生贄となれ!今回の『仮面ライダーギーツ』は、引き続きタイクーンブジンソード/景和が大暴れし、そして大智のたくらみがほぼ叩き潰されるお話に。ツムリも、完全ではありませんが創世の女神の力を覚醒させられてしまい、状況は着々と景和の思い通りとなっていきました。
英寿の登場シーンは最低限であり、基本的に景和がお話を回していく形に。撮影当時は、劇場版の撮影も並行して行っていたからであろう措置でしょうが、英寿がほとんど出てこないことの違和感がほぼ0だったのは、ナイスな構成でした。景和はもう後戻り出来ない一歩手前まで来てるけど、ここから本当に英寿たちと再び合流するのかなぁ?
なお、前回(第41話)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、バッファ/道長を完全に追い詰めた、タイクーンブジンソード。しかし、彼は道長にその場でトドメを刺そうとはせず、立ち去ってツムリの監禁場所へと向かいます。完全にケケラたちと結託した景和は、ツムリを新たな創世の女神にしようと画策していて―。序盤では、前回の終盤に展開されたタイクーンブジンソードVSバッファの顛末が描写。その気になれば、すぐに倒せるはずの景和でしたが、沙羅の受けた苦しみを味わわせるために、わざと道長を生かします。今後の展開のために、道長をここで退場させるワケにはいかないというのはよく承知してるのですが、それでも…「なんでこうツメの甘いことをしちゃうかなぁ!」って、ツッコミたくなるよなぁ。そんな景和が、続いて姿を現したのは、ツムリの監禁場所。彼は、完全にジットたちと結託しており、彼女が創世の女神へと覚醒するのを待ち望んでいました。ジットたちは、まずツムリが覚醒することを優先課題としているからか、景和の願いにはあまり興味なさげ。彼の願う「デザイアグランプリの犠牲者が復活する世界」って、考えによっちゃあジットたちにとっても危険だと思うけど、それはいいのか?それとも、願いが完全に叶う前に景和を始末するつもりなのか?
パラサイトゲームによる混乱は続き、大智のもとに集う市民たちも出現。そこに攻撃を仕掛けるバッファでしたが、逆にベロバとケケラからの返り討ちに遭ってしまいます。同じ頃、ツムリが強制的に創世の女神にならんとしていたとき、祢音の前に現れたのは景和。その場に英寿も現れますが、景和は彼らのアドバイスを無視し、大智のところへ潜入するのでした。中盤より、大智側の様子も描写。パラサイトゲームの混乱により、自分にすがってきた市民たちに対し、大智は彼らすらも利用してやろうとします。大智のもとに集った市民たちは新興宗教じみており、『リバイス』のデッドマンズを想起させるものに。前作と似たような描写が出てくるとはねぇ。このような大智の行動に対し、果敢に立ち向かったのが道長。バッファに変身して戦おうとしますが、現れたベロバとケケラたちの前に、ほとんど反撃できずにやられてしまいます。ベロバとケケラの怪人態(厳密に言うと、仮面ライダーの発展形と言うべきなのか?)である、プレミアムベロバ&プレミアムケケラが、ここで登場。バッファに対して圧倒的な強さを見せてくれました。これに対し、バッファが使用したバックルは、コマンドツインバックル。本当、ベロバの言うとおり久々に見たなぁ。そうそう、ケケラがバッファを挑発する際に「悲しみを隠すために仮面を被るのが仮面ライダー」という旨の発言をしてたけど、このセリフというかこの概念を、ここで出してほしくなかったなぁ…(制作側としては、「『仮面ライダー』そのもののオマージュをやってやったぜ!」ってつもりなんだろうけど)。
大智のもとへ潜入した景和は、すぐに正体を明かしてしまい、やがて三葉虫ジャマト/大智との戦いにもつれ込むことに。しかし、タイクーンブジンソードの力をもってすれば、三葉虫ジャマトは敵ではありませんでした。完全にトドメを刺そうとしたところを、ギーツ マークⅨ/英寿に妨害されたタイクーンブジンソードは、その場を立ち去り再びツムリの監禁場所へ。完全ではないものの、創世の女神となった彼女に、景和が願ったものとは―!終盤では、タイクーンブジンソードとら大智の変身した三葉虫ジャマトのバトルが展開。数話前で、(ギーツ マークⅨの力もあったとはいえ)通常のタイクーンにすら若干押されていた三葉虫ジャマトが、タイクーンブジンソードに勝てるはずがなく、あっという間に勝負がついてしまいます。ギーツ マークⅨ/英寿のお陰で、景和は人殺しの業を回避したものの、大智を生き延びさせることになったけど、大智はまた厄介なことしてこないのかな。こうして、三葉虫ジャマトとの戦いを終えた景和は、再びツムリのもとへ。不完全ながら創世の女神となった彼女に、景和は「デザイアグランプリの犠牲者が復活する世界」を願い、世界が作り変えられていきます。ラストで、景和の願いが初めて叶う(叶えられてしまう)形に。景和はこのあとどうするつもりなのでしょうか。ところで、ツムリが創世の女神にさせられそうになったとき、拳銃突きつけられて押さえつけられてたけど、ニラムのときといいこれといい、『ギーツ』の世界での最強武器がある意味で拳銃なの、なんか笑えますね(状況は笑えるものじゃないけど)。
ツムリの持つ創世の女神の力で、景和の望むものに世界が作り変えられてしまった。「デザイアグランプリの犠牲者が復活する世界」は、なぜか荒んでいる。そんな中現れる、謎の仮面ライダー:ギャーゴの正体とは!?
次回は、新ライダーであるギャーゴの初登場回。次回予告を観ると、変身者は光聖なのかなと思えますが…はてさて。
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…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第18話 ちょっとした感想」に続きます。
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