お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

新世紀ヒーロー誕生!『フィギュア王』No.304

今回は、5月26日に発売された『フィギュア王』No.304のレビューです。

 

「【特集】放送30周年記念 電光超人グリッドマン メモリアル」と題して、『グリッドマン』特集が組まれた本誌。この手の場合ですと、どうしても最近は『SSSS:』系統のアニメ作品と絡めて紹介されがちですが、今回はその絡め具合を最小限にとどめ、純粋に『グリッドマン』という作品にのみ迫る特集となりました。約50ページの大ボリューム、『フィギュア王』編集部もなかなかなやるじゃないか…!

 

 

 

特集誌面の構成は、グリッドマン』の作品概要と企画経緯→メインキャラクター紹介→登場怪獣紹介→放送終了後の展開説明玩具紹介キャスト&スタッフインタビューという構成。これを読めば、『グリッドマン』の内外のことがわかるという、コンパクトながらも詰め込むべき情報をギュッと詰め込んだ構成になっていました。

 

まずは、『グリッドマン』の作品概要と企画経緯・メインキャラクター紹介・登場怪獣紹介。このあたりは、2018年に発売された「エンターテインメントアーカイブ 電光超人グリッドマン」でも触れられていた内容とほぼ同じ。ざっと読んだ限りだと、「この『フィギュア王』だけにしか載ってない!」という追加情報は無いように思いました(「エンターテインメントアーカイブ〜」は、当時書店で立ち読みしただけで持ってないので、詳細な比較が出来ないけど)。

 

ただ、フィギュア王』の情報量も「エンターテインメントアーカイブ〜」に負けておらず、またそのムック自体も5年近く前の発売なので、『フィギュア王』のこれら特集も、かなりありがたく感じられましたね。というか、「エンターテインメントアーカイブ〜」の発売って2018年だったんだ。つい一昨年あたりの発売かと思ってたよ…。

 

そうそう、この特集では、当時の撮影風景のスチールも載ってて、第1話の曽我仁彦監督のものも掲載されていたなぁ。この『グリッドマン』や平成三部作&『コスモス』でも、多くの監督が活躍されましたが、村石監督や神澤監督のような有名どころ以外は、あまり研究が進んでいないように思えます。いつか、彼らにもスポットを当てる日が来ないといけないと思うんだけどなぁ…。

 

続いて、放送終了後の展開説明。ここでは、グリッドマンシグマのことはもちろん、時系列は前後しますが、制作発表記者会見の様子も掲載されていました。円谷皐社長のほか、TBSの井上P(どちらも役職は当時のもの)も当時その場に登場しており、円谷プロとTBSの気合いの入りようが窺えました。私は『グリッドマン』をリアルタイムで観た世代ではありませんが、当時の制作陣の『グリッドマン』への期待&気合いは、かなりのものだったんですね。

 

3つ目が、玩具紹介。ここでは『グリッドマン』の海外展開のことにもチラッと触れられており、「グリッドマンワールド in 北千住マルイ」で展示されていた玩具のスチールも掲載されていました。

 

グリッドマンワールド in 北千住マルイ」のレポートは↓コチラ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

グリッドマン』のDX系フィギュアを見ると、「90年代のこの手の玩具って、こんな感じだったなぁ」と懐かしく感じられます。当時は「サウンドバトラーシリーズ」等、フィギュアに音声ギミックを仕込んだ玩具が多かったのですが(流行りだったのか?)、まだ今のようにスピーカーのコンパクト化技術が進んでいなかったので、ギミックのせいで胸部が少し盛り上がり、結果劇中よりマッシブなデザインになるフィギュアが多かったんですよね。そのせいで、腕を動かしてもイマイチキマらないし…。ああ、でもそんな記憶も、今となっては懐かしいなぁ―。

 

ラストは、キャスト&スタッフインタビュー。ここでは、渋谷Pと小尾さん、そして『SSSS:』の監督である雨宮さんが登場し、対談形式で進行。雨宮監督がいる都合上、どうしても『SSSS:』系の話題が出てきますが(別に毛嫌いしてるワケじゃないよ)、それでもそれは最小限に抑えられ、あくまでも『グリッドマン』という作品にかかるインタビューがなされていました。

 

小尾さんの家がわりと厳しめだったとか、雨宮監督が『グリッドマン』を観てた頃は塾に通う小学校高学年だったとか、全然知らなかった小ネタのような情報も多かったですね。読んでいて興味深かったです。

 

このほかにも、いよいよ7月8日(土)より放送が開始される『ウルトラマンブレーザー』の速報記事も掲載。発売当時はメインキャストがあらかた紹介されたところだったので、見開き1ページ程度の特集でしたが、それでも『ブレーザー』という作品への期待感を高めてくれるものになっていました。

 

 

 

さて、この『フィギュア王』No.304は、本記事投稿時点で既にバックナンバーになってしまっていますが、各種ネット書店では、まだまだキチンと定価で販売中。『グリッドマン』という作品に興味がある方なら、持っていて損はしない、そして入手するに足る内容になっていますよ。

 

ちなみに、現在発売中の『フィギュア王』No.305は、『ウルトラマンブレーザー』の特集がメイン。「ウルトラシリーズ」ファンとして、これを見逃すワケにはいかない!…ということで、次回以降では、この『フィギュア王』No.305を取り上げることにしましょう!

 

 

 

 

 

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