剣のつばぜり合いは、真実を暴くのか！？
番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。
俺様は邪悪の王！卑怯・卑劣・最低…そして、敗北を知らぬ者だ！今回は、前回の次回予告でもアピールされていた通り、ギラとラクレスの決闘裁判回。ギラは結局表向きには決闘に負けてしまいますが、実際にはヤンマたちの尽力により救出されており（もちろん、そうするのはここの思惑のためなのですが）、ちょっと戦隊らしさが出てきたなと感じました。
二転三転するキャラの行動やドラマ展開は面白く、今回も最後までダレずに観ることができましたが、ギラの虚勢の張り方と、カグラギの八方美人で本心の読めない感じは、ちょっと食傷気味になってきたなと言う印象。各々その属性を持っているのは別にいいのですが、こう、毎回のごとく観せられると、ちょっとね…。1クールが終わるまでには、いったん何らかのひと区切りはつけてほしいなぁ。
なお、前回（第7話）の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
カグラギの提案とリタの監督下のもとで、決闘裁判を行うことになった、ギラとラクレス。戦うことになる本人たちどうしは、特に不安なく戦いへの闘志を燃やしていましたが、各陣営の取り巻く人々の中には、不安を抱く人々もいました。ギラを倒させまいと考えるヒメノは、彼を殺させないために作戦を立案。同じ頃、バグナラク側では、ゲロウジームが暗躍を始めていて…。決闘裁判開始前では、決闘する本人たちはあまりそのことを心配しておらず（ギラは多少不安がっているようにも見えるが、内心どう思っているかは深く描かれていない）、むしろ周りの人々が、何かあるんじゃないかと心配してあれこれ動く形に。ラクレス側ではドゥーガが、ギラ側ではリタが、その役割を担っていました。リタが、決闘裁判を回避するためにギラに手を差し伸べるのって、ちょっと意外。でも、彼女の言っている論理に特に矛盾はない（感情を優先しているように見えない）ので、純粋に裁判官としてアドバイスしただけだったのかな。このような決闘裁判を前にして、一番ギラを死なせないようにとあれこれ策を打とうとしていたのがヒメノ。もちろん、ギラを純粋に心配しているというよりかは、彼の能力欲しさにやっているような節はありましたが、メンバー4人の中で一番動き回っていました。このあたりは、ヒメノよりもヤンマの方が動きそうな気がしたんだけどねぇ。
とうとう始まった、ギラとラクレスの決闘裁判。両者変身して戦いますが、戦局はオオクワガタオージャー／ラクレスの優勢で進みます。それでも虚勢を張り続け、クワガタオージャー／ギラは一切引き下がることなく応戦。その間、ヒメノたちは作戦に基づいた行動を遂行していきますが、どうも足並みがそろわず、なかなか想定通りに進まず…。中盤より、決闘裁判がスタート。やる気だけはみなぎっているクワガタオージャーですが、オオクワガタオージャーには戦闘スキルではかなわず、終始劣勢を強いられます。ギラがやる気満々で虚勢を張っているのは彼らしいんだけど、ここまで何度もくどく描写しなくてもいいんじゃないかな。もう少し描写を減らしても十分視聴者にはその思いは伝わるし、こうされると、なんかクワガタオージャーが「口だけデカいが実力が伴っていないヤツ」に見えてきちゃうんだよなぁ（実際そうではあるんだけど）。そんなクワガタオージャーを助けるべく、水面下で動き続けていたヒメノたち。しかし、リタは作戦をろくに聞いていないわ、カグラギは別の思惑があるようで勝手に動くわで、なかなか当初の予定通りには進みません。ここで輪を乱したのは、やはりカグラギ。まあ彼らしいと言えばそうであり、彼なりに作戦があるのだろうということもわかるのですが、こう毎回毎回こうしたものを観せられると、さすがにおなかいっぱいです。カグラギのこうした属性は、キャラとして十分ありだと思うので、一度メンバー全員にその本性がバレて、他のメンバーもその気質を了承する…って展開が欲しいかなぁ。そうしないと、いつまでたっても他の皆が、ずーっとカグラギに振り回されっぱなしになっちゃうんですよね。
1人別行動をとるカグラギが何かに気づいていた頃、クワガタオージャーはいよいよ大ピンチに。そこへバグナラクの介入もあったことで、彼は立場的にも追い込まれた挙句、オオクワガタオージャーの攻撃にやられ、崖下へと転落します。しかし、ヒメノたちのおかげでなんとか一命をとりとめることに成功。一方、そんなことを知らないラクレスは、キングオージャーを召喚しようとしますが、現れたのはゴッドホッパーであり…。終盤では、うすうす勘付いていたのか、それともたまたまなのか、クワガタオージャーが鋭い指摘をし、オオクワガタオージャーを精神的に攻撃するように。ただし、それでも実力差を埋めることはできず、結局やられて崖下に転落していきます。ここでのクワガタオージャーの巻き返しは、今回のクライマックスですが、そのノリ的に、一連のセリフが意図して出たものなのか、それとも偶然口から出まかせで出たものなのか、どちらかわかりにくいのが、ちょっともったいないなぁと感じました。前者であれば、クワガタオージャーの株が上がるんだけどねぇ。そんなこんなで決闘裁判は終わり、オオクワガタオージャーがキングオージャーを召喚しようとすると、現れたのはゴッドホッパー。いつの間に三大守護神・最後の1体は復活していたのか？そして、ギラの運命は？次回へ続く―！
4人の王たちに救われたギラ。しかし、4人がそうした行動に出た理由は、彼を利用するためだった。今ここで、死んだことになっているギラの争奪戦が始まる！そして、ギラが死んでいないことに、ラクレスもうすうす気づき始めて…？
次回は、各王国によるギラの争奪戦が展開される模様。次回予告から察するに、次回だけで全て完結するようには思えませんね。こりゃ、お話の完結はGW最終日の次々回まで持ち越しかな。
さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。
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